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中華 状元への道

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2006年 07月 12日

いっちぴ、にひき

今朝、2歳半の息子を保育園に送っていく時のことのことでした。

保育園のとなりには二匹の大きなゴールデンレトリバーがいます。
遠くからその二匹を見た息子が言いました。

息子「パパ、おっきいワンワンこわいねえ」
私「怖くないよ、やさしいよ」

息子「ねえパパァ、えっとえっと、ワンワン二ついることね、二匹ってゆうんだよ」
私「おお、すごいねえ、よく知ってるねえ、お兄さんだね」

気をよくした息子は更に続けます。
上の電線を見て

「チュンチュンも二匹だね」

ここが難しいところ。

私「チュンチュンは二羽って言うんだよ」
息子「へ????」
私「二羽だよ鳥さんは」
息子「??」

大混乱であります。
まだちょっと難しいでしょうね。
とりあえず私も説明を断念しました。

すると今度は
前方から小さな犬を散歩している女性がやってきます。

「パパぁ、ワンワン二匹ってゆうんだよ」
「ん?一匹でしょ一匹。ひとつなんだから?」
「いっちぴ?ちがうよ、二匹ってゆうんだよ」

どうやら二匹の意味を取り違えているようです。
「二匹(にひき)」というのを犬そのものを指す単語だと思っているようです。
保育園の隣には常に二匹の大きな犬がいますので
「二つ」というたびに「二匹」でしょと直されていたんでしょう。

ここではっきりしたのは
中国語歴4年の私の中国語は日本語歴二年半の息子よりまだレベルが高いということです。
私は「两条狗=二匹の犬」「两只小鸟=二羽の小鳥」も区別ができますから。
中国語のややこしい量詞も覚えています。
でも実は使うときは一个、两个になってしまう。はっはっは。

でも実は私が中国語を始めたのは上の娘が二歳のころでした。
はじめはいい勝負でしたが今では娘の日本語能力が私の中国語能力をはるかに凌駕しています。息子の場合も時間の問題でしょう。

最近言葉をどんどん吸収している息子はしゃべりたくってしょうがない時です。
なんでも口に出してトライします。

ある日のことお昼に私が息子に聞きました。
「今日のお昼はケッタッキー食べよっか?」
「ちがうよ。せんたっきは食べ物じゃないよ。」
「すんまちぇん」

言葉もどんどん使って見なきゃだめですね。
大人はまず考えちゃって
売る覚えのものは口ごもってしまいます。いかんいかん。

以上

by zhuangyuan | 2006-07-12 22:04 | 言葉


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