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中華 状元への道

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2005年 11月 22日

白求恩精神

王敏氏の「中国人の愛国心」(PHP新書)の中に愛国者のパターンというのがありました。
その中で唯一外人として登場していたのがカナダ人白求恩(Norman Bethune)です。

そんな人いたんだなどと特に気にもせず読み飛ばしていました。
ところが先日、「風水と朝鮮総督府」のところでリンクした満州国務院後の保存についての文章のなかに国務院跡は白求恩医科大学に使われたていたと出ていました。
おおこの人かと思いましたが特に気にならず。

今度は昨日「激情燃烧的岁月 」(激情が燃え盛る年月)という凄い名前のついたドラマのDVDを見ていましたらまたもや登場しました。
主人公の娘が足をくじき病院に行くのですがその病棟の中に大きく「白求恩精神」と書かれていました。

いったいどんな人なんだといことで調べますと
この方はカナダ共産党から派遣された医師で抗日戦争時に前線で多くの傷病軍人の命を救った。
そして前線において病原菌に感染し命を落とした。
毛沢東もその献身的な精神を絶賛した。 纪念白求恩

こんな文章もありましたので少し引用します。弘扬白求恩精神 做新时期合格的共产党员(白求恩精神を発揚し新時期合格の共産党員たれ)
要做新时期合格的共产党员,我们还需要向白求恩那样,做到毫不利己,专门利人,无私奉献。

白求恩来到前线后,为抢救伤员,夜以继日,不肯休息;也不顾自己年老体弱,当伤员急需用血时,他毫不犹豫伸出胳膊,说:“我的血是O型”,用自己的鲜血挽救了战士的生命。毛泽东同志亲自致电为白求恩每月增加100元津贴时,被婉言谢绝,他说:“我到这儿不是来享福的,我是来支援中国民族解放的,我要钱做什么?要想穿的好,吃的好,我不如留在加拿大”。在加拿大他月薪至少600美元,而在这里他的津贴只有1元,就是这一元,他也大多用于了伤员。

新時期合格の共産党員たるには我々は白求恩のように己を利さず、専ら人のために無私の心で献身しなくてはならない。

白求恩は前線に来たとき、傷病兵を救うため昼夜かまわず休みなく、自らの老体を顧みることなく、傷病兵が献血を必要としたとき、全く躊躇せず腕を出し言った。「私はO型だ」自らの鮮血で戦死の生命を救った。毛沢東同志が自ら電報を打ち毎月の給与を100元増加させようとしたとき婉曲に断わって言った。「私は楽しく暮らすためにここに来たのではない。中国民族の解放のために来たのだ。お金をもらって何をするというのだ。いい服を着て、いいものを食べるのなら、そのままカナダにいます。」彼はカナダでの月給は600元であったがここでは1元であった。その一元でさえも彼は多くの場合傷病兵のために使った。


神様のような人です。
小学校でも中学校でも教科書に載っているそうです。

中国ではこうした英雄が多いですね。
スローガンとかによく登場するような。雷锋とか。

日本ってそういう人いないですよね。
名前言ってすぐイメージが湧くような人。
二宮金次郎くらいでしょうか?
忠犬ハチ公もかな。
あとは赤穂浪士でしょうか。

それともGHQに全部消されちゃったかな?

以上

by zhuangyuan | 2005-11-22 21:43 | 文化、歴史


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