語学レッスン中、昔話になり
私が一度就職浪人したことがあるとの話になりました。
学生時にバブル崩壊後の経済の変化を読みきれず
就職活動を甘くみて失敗してしまったことを説明すると
先生は言いました。
大意失荆州
なにそれ?とたずねると。
三国演義を読んでるのに知らないの?
状況を甘く見て失敗することだとのこと。
家に帰り、谚语词典で確認してみました。
蜀汉大将关羽镇守荆州,由于轻视孙权,在攻打曹操时,
被孙权钻了空子,占领了荆州。
比喻疏忽大意就会招致失败。
蜀の大将関羽は荆州を守っていましたが孫権を甘く見て
曹操を攻めるとき、孫権に不在のすきを突かれて荆州を占領された。
物事をいいかげんに見て失敗にいたること。
こういう言葉に出会うと苦労して三国演義を読んでいる意義を感じます。
ただまた言われました。
10月のHSK試験までは三国演義を読むのを中断したほうが良いと。
古文に慣れてしまうと現代文の理解に悪い影響が出るからと。
試験のための勉強ばかりではつまらないと強がりをいうものの
確かにHSKを甘く見ていると
大意失荆州
になりかねません。
以上