人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中華 状元への道

zhuangyuan.exblog.jp
ブログトップ
2013年 01月 03日

2012年ブック ベスト10

あけましておめでとうございます。

このブログもすっかり更新が滞ってしまい
開設以来初めて一ヶ月ゼロ記事にしてしまい、とうとう広告がトップにでるようになってしまいました。

2012年のことは昨年やっとかなくてはなりませんが
なんだがばたばたしており、掃除なんかも今年に入っても引き続きやっています。

本の整理はなんとか12/31に終えました。

49冊をブックオフに持っていき、
29冊は処分に。

古い本や書き込みした本は処分。
ブックオフは思い切って新しい本も持っていったおかけで
49冊中48冊に値段がつき、過去最高額4570円也。
最近は一冊5円なんて値もあるんですね。

ちなみに年末まで買取特別週間で900円分の割引券もらっちゃいました。
400円分はすぐに使っちゃいましたけど。整理にならない。

では2012年読んだ本からベスト10を選びます。
順番は読んだ順。

ちなみに読んだ本は90冊。冊数が激減しました。
なんか頭がいつもいっぱいで余裕のない一年だったような。

舟を編む

三浦 しをん / 光文社


こちらの記事参照
辞書を作るって?

ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)

田原 総一朗 / 文藝春秋



田原総一朗おそるべし。
1980年に書いたものの復刊。
国家と政治の中で、東電の巨大さを改めて感じます。
福島は歴史の必然か?

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

高野 秀行 / 集英社



今をときめくミャンマーに、
誰もが入れないときに潜入しアヘン栽培までやってしまったお話。
ミャンマーの奥地で明朝の末裔がアヘン作ってる?

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―

安冨 歩 / 明石書店


題名がうまい。広告で見て即買い。
恐ろしいほどの事務能力と邪悪な心を持つ東大学者たち?

一週間

井上 ひさし / 新潮社


こちらを参照。
まじめなことをゆかいに シベリヤ抑留

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

與那覇 潤 / 文藝春秋



中国化とはグローバル化。
漢字は世界最古にして最強のモジュール製品だって。

サクリファイス (新潮文庫)

近藤 史恵 / 新潮社


自転車レース小説。
青春、愛憎、嫉妬、サスペンス。
でも爽やか。
自転車を知らなくてもレースの醍醐味を堪能できる。

敗北を抱きしめて〈上〉―第二次大戦後の日本人

ジョン ダワー / 岩波書店


こちらを参照。
1950s 混沌と芸術

気になる部分 (白水uブックス)

岸本 佐知子 / 白水社



翻訳家の柴田元幸氏が面白い人だと著者を紹介していた。
さらに白水uブックスのエッセイが面白いと本で読んだ。
期待通りにチョー面白かった。
翻訳家の文章はわかりやすくて奥が深い。
岸本さんの翻訳も読まなくては。

ブラジル宣言 (ラテンアメリカ・シリーズ―コレクション・ブラジル)

港 千尋 / 弘文堂



骨太ブラジルガイドの翻訳。
管啓次郎氏訳。
先日「翻訳という怪物」という鼎談を聞きに行き、その中で紹介していました。

子どものころブラジルが一番行って見たい国だった。
アマゾンの探検に行きたかった。
ペレの国だし。

曽祖父はヨーロッパ視察の帰り、船を間違えたといつわり
貨物船でブラジルにわたった。
そんな逸話も憧れを強くした。

でも遠すぎて現実感がなく、いつの間にか忘れてた。
一番近づいたのはグアテマラまで行った時でした。

ブラジルの混沌雑多パワーがあふれ出してくるような文章でした。
行きたい。行きたい。

頻繁に出てくるポルトガル語も魅力的。
ひどい歴史と差別を表す言葉が邪悪なオーラを出している。

ところで国旗に書いてある文字の意味知ってます?
ORDEM E PROGRESSO  「秩序と進歩」
2012年ブック ベスト10_d0018375_21552539.png

ジョークでしょ?

ブラジルってのは触れて感じないとわからないんだろうな。

そういや次のワールドカップは...。

以上

by zhuangyuan | 2013-01-03 21:46 | 中国関連DVD、本


<< ミャンマー落武者伝説       中国コピー商品 梁山泊説 >>