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中華 状元への道

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2012年 04月 30日

ものの値段 辞書を買う

小学校三年生の息子が辞書を買ってくれと言う。
学校の授業で使うとのこと。
使うというより引き方を習うようです。

「家にあるものを持って行きなさい」というと
「広辞苑がいい!」と

なんでも、でかい辞書をもっていって学校で自慢したいからだそうです。
ランドセルに入らないとおもいますけど。

そこで家にある国語辞典をチェックしてみると
一つはこれ。

例解学習国語辞典 ドラえもん版

金田一 京助 / 小学館



もう一つは新明解国語辞典。
これは私が学生時に使っていたもの。

奥付をチェックするとなんと1982年12月印刷のもの。
おそらく中学校入学(1983)にもらったものでしょう。
つまり私は中学入学以来一度も国語辞典を買わなかったわけです。

じゃあまあこれを機会に広辞苑を買うとするかと決心。

広辞苑 第六版 (普通版)

新村 出 / 岩波書店



子供用に8400円は高い。
しかも必ず乱暴に使われるし落書きもされる。
それならいつものブックオフで。

ということでブックオフ行脚を始めました。

一番近くの店舗では第六版が4000円。
ブックオフでこの価格は高すぎ。
しかも半額という安易な価格設定が駄目。
パス。

次の店舗。
第四版が3250円。1994年物。
これはバカにしてる価格設定。
しかも表紙が少し痛んでる。
仕入れは100円とかにしてんだろうな。

本は買った時点で減価される。
本の価値=内容+装丁は原価に占める割合は半分以下といいます。
あとは書店の利益と流通費など。

ですから古本屋に売ると安くなる。
でも売ってる値段は結構高い。
売れ残りリスク代かな?

今回の目標購入価格は1500円。
ということでさらにいくつか回りついに候補が見つかりました。

第五版 800円 表紙に痛みあり。
第五版 1900円 かなりキレイ。
第四版 100円 痛みあり。

第四版は前の店舗で3250円だったのと同じ1994年もの。
まずこの店舗の良心的な価格設定を評価。

でもこの一冊しかなかったら恐らくもっと高く設定するんだろうな。
ほかに選択肢があるとかなり見劣りする。

第五版は1998年もの。
古いことは古い。
はじめの店で第六版の価格が高かった意味がやっとわかった。

どうせ汚くされるのだから安いほうを買おうかなとつつも逡巡。
キレイなほうは、本屋の発注用のしおり(スリップというらしい)も入っており
おそらく誰も使ってない。

まあその差1100円なら気持ちよさに一票ってことで
結局1900円ものをゲットしました。
目標の1500円はオーバーしましたが選択肢をたくさん示されると
ついどれかを選びたくなる。これは心理ですね。


そこでふとiPhoneを見る。
「鍵を忘れたので外で待ってます。」という妻からの恐ろしいメール。
すでに15分たっています。
折り返しメールをしようとすると
今度は着信が。

「メール見た?」
「すみません。すぐ帰ります。子供用に広辞苑買ってました。」

買い物から先に帰った私はついついブックオフ詣でをしてしまいました。
あと二冊、自分用に買ったのは内緒。

家の前でお待たせしたのは計40分。
まあ許容範囲かな?

以上

by zhuangyuan | 2012-04-30 11:20 | 言葉


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