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中華 状元への道

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2011年 05月 05日

長すぎるタイ人の名前

先日タイに行きました。
出張前に紹介してもらった方とe-mailで連絡をとりあっていたのですが
名前が長すぎて覚えられない。

あえてカタカナにすれば

ポーンファジョング・ラープラタナポーン
ティーラポーン・コングスリ

どっちかがどっちかを紹介してくれたのですが
転送メールが送られてくるので
そのうちどっちとやり取りしてるのかわからなくなってしました。

そのうえ男性かと思ってたら She とか言われ更にあせる。

さらには別の人にもう一人紹介してもらい

そのお名前が サオヴァポーン・ソッピットゥヴティウォング ときたら
更に頭は混乱しわけがわからなくなった。

電話をしたくても何て呼んだらよいかわからないのでe-mailだけにしました。

現地にて、この悩みをバンコク歴25年の日本人に尋ねましたら
いいことおしえてくれました。

「ポーンが付いたら女性ですよ。チャイがついたら男性。」

これだけでも私がやり取りしてたのが全部女性だったことがわかります。

「だいたいこんな長い名前どう呼んだらいいんですか?」

「タイ人もみんな本名なんか呼びません。
みんな短いニックネームを持っていて小さいころからニックネームで呼ばれます。
私達も彼らの本名は知らずにニックネームしか知らないことが多いですよ。」

「華僑もタイ風の名前なんですか?」

「華僑は一発でわかります。苗字が長いんです。長かったら華僑。」

理由を尋ねますと
戸籍に登録する際に前に登録がある姓だとあとに何かくっつけるそうです。
そうすると後から登録する人は更に長くなる。

wikipediaにはこんな説明もありました。
なお華人の同化が進む以前においては、姓の前に潮州語の「姓」の音訳「セー」を付けこれを名字として、名前・名字の順で名乗ることが多かった(たとえばシーウイ・セーウンなど(姓黄、ウンは「黄」の潮州語なまり)と言う形)が、のちに姓を変える例が多く見られた。


こうやって長くなるんですね。
華僑を警戒し、タイ化させても判別できるようにしてるのではと。

ちなみにお会いした華僑の苗字でこんなのがありました。

パッタマボラクルチャイ(PATTAMAVORAKULCHAI)

彼のお父さんの名刺には中国名も入っていました。

姓は「方」でした。

これがそんなに長くなっちゃう。

息子さんがいってました。
「苗字が長いから T をひとつにして短くしようとおもう。」

たいして変わんないでしょ。

ちなみに苗字変えちゃう人ってけっこう多いらしいです。
昔、タイでは姓がなく、姓に対する執着がすくないとか。

以上

by zhuangyuan | 2011-05-05 20:23 | 文化、歴史


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