中華 状元への道

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2016年 03月 20日

ねえ、あなた「ロースにする?ヒレにする?」

韓国ではトンカツが人気であるとは聞いていた。
でもここまでとはね。

数年前のことですが、グルメなお客さん御一行が来日した際のこと。
食事の好みを聞くと「日本食が食べたい、特にトンカツが、という話になりちょっと意外に思いました。
トンカツが和食の代表選手にはいるのか?その日のお客さんは大満足で帰ったのですが、それ以来、韓国のトンカツが気になっておりました。

先日も後輩が有名な牛カツ店に行ったときのことを思い出します。
いくら旨いとはいえ、3時間半並んだと聞きびっくりしたのですが、行列している人の大半は韓国人観光客だとのことでさらにぶったまげたのです。そんなに好きなのか、カツ?どうやら韓国では日本に行ったら必ず食べるものとして牛カツが挙げられてるとのこと。

でもってこのたび、韓国出張を機に、晴れてトンカツ定食を食べてみました。専門店でなく複合ビルの日本食店ですけど。

まずは名称。トンカツじゃない。トンカス。돈까스。でもメニュー上のなぜかロースカツのカツはカチュ(까츠)になってる。韓国語には日本語の「ツ」をあらわす文字がない。でもそもそもは日本語のカツだってカツレツからきていて、Cutletの「T」が「ツ」になっちゃってるんですから人のこといえません。このことだけでも食文化の伝播の経緯がわかります。
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でももって、「ス」か「チュ」か問題を一緒にいた韓国の方に聞いてみましたが、どちらが正しいというわけでなく混在してるんですって。ただ街のトンカツ店をながめてみるとトンカス店と称すものが多かったのでトンカスがメジャーなんでしょうね。

メニューの写真を見る限り、日本のものとさして変わらず違和感は感じませんでしたが、
運ばれてきたロースカチュ定食を見てビックリ。カツはともかく、付け合わせが想定を超えてる。日本だとキャベツに味噌汁、ついてて漬。これでおわりですよね。
韓国トンカス定食にはキムチはともかく、ほかにもいっぱいついてました。
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うどん⁉︎  
でかいです。

シチュー⁉︎ 
ちょびっとにしてはスプーンがでかい。

タクワンは日本をイメージしてる?
ナタデココの場所はここじゃないだろ。

でもこれらは定番だそうです。
で、なにこのご飯の少なさは?
そしてデカイフライドポテトが一つ。油たっぷりで重いです。
肝心のカツは薄め、油少なめでおいしいものでした。衣はサクサクの合格点。切り方はちょっと細すぎ。

文化体験としてはじゅうぶん面白いものでした。
食後に街を車で移動しましたがナムサンタワーの近くにはトンカス屋ばかりが並ぶストリートがありました。
日本にはないですよね、近くにトンカツ店が2軒あることって。こちらは2軒どころでなくトンカスだらけ。有名店の横に便乗出店したんでしょうね。

そしてなんとその通りは若者たちが集まるデートスポットだと言うのです。
デートでトンカツ。これがソウルっ子のトレンド。

ねえダーリン❤️
ロースにする?
それともヒレ?
うどんは大盛り?

こんな甘い言葉がかわされるのです。

でもねトンカツデートは色気がないね。
しかもトンカスだしな。

以上


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by zhuangyuan | 2016-03-20 20:48 | | Comments(0)
2016年 03月 13日

世界の中心マダガスカルにはいろんな地球がつまってる

マダガスカル大使館に行ってきました。
国際芸術家センターが主催するティーパーティーに参加。

マダガスカルは私の行ってみたい国ランキングの最上位クラスにあります。でもずっとあきらめていたのです。ずいぶん前のことですが独身最後の旅はケニアでした。出発前にアフリカの事情を調べると、どこもかしこも内戦だらけ。観光どころでないのでアフリカのさらなる旅行はお預けにしました。

マダガスカルが好きな理由は、とにかくバオバブが好きなんです。何を知ってるかというと何も知らないのですが見ているだけで癒される。マイiPhoneの待受画面はバオバブの林で子供が2人遊んでる写真です。

私が好きなのを知ってる小6息子はお絵描き教室に入った年長の頃にバオバブの絵を書きました。まさにこんなところに行ってみたいのです。
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このティーパーティーを前にお気に入りのシリーズ本で予習しました。「マダガスカルを知るための62章」

伝説のゴンドワナ超大陸の中心地であったといいます。それだけでグーンと心惹かれます。世界の大陸はここから分岐して行ったのです。アフリカもインドも南米大陸も。つまり世界はここが中心だった。

そして今この島にはマダガスカル人が住んでいますが、その民族の成り立ちは、アジアだったり、アフリカだったり、ヨーロッパに中東、様々な地域のミックスだそうです。はじめにやってきたのはボルネオの漁民だといいます。いまでもマダガスカル語にはマレー語由来のものが多いといいます。そしてヨーロッパが世界をひとつにするころには植民地獲得競争や奴隷貿易の拠点にもなってゆくのです。

地殻変動で大陸が割れて離れ離れになった地域から人々が海流にのって悠久の時を経てまた集まってくる。ロマンがありますね。集まってくる理由は資源だったり、スパイスだったり、宗教だったりするのです。

ティーパーティーの前には特産であるバニラビーンズの紹介がありました。バニラは固有種ではなく旧宗主国フランスが持ち込んだのですが、もともとは中南米を起源とするもので、スペイン人コンキスタドール、コルテスがヨーロッパに持ち帰った。外来種ですがバニラにはマダガスカルの気候がぴったりだそうで、最高品質ができあがったのです。そのフレイバーが世界中で評価され、シェアは70%だとPRしていました。ひともスパイスも世界をめぐる。

会が始まると女性大使自ら美しいフランス語でマダガスカルのPRしてくれました。
マダガスカルではマダガスカル語に加えフランスも公用語。今年の秋にはフランス語圏の国々がマダガスカルに集まりフランコフォニーサミットを開くと言う。なんと80カ国以上のエントリー!!この数はビックリです。これからフランス語を勉強しようとおもっている私の大きなモチベーション向上させてくれました。
写真はフランコフォニーサミットのPR絵葉書です。
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ティーパーティーの最後のセッションはマダガスカルのおやつや料理をつまみつつバニラティーをいただく。料理は大使の旦那さまが自ら腕をふるう。
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人参のサラダをいただくと、ピリっとしたスパイスの香り。
アジアのテイストです。小皿にのったサラダのちょっとした香りに島の歴史がつまっているのです。

シェフの学校でフレンチを学んだという旦那さまと話すこともできました。スパイスのことを聞くと、マダガスカルには日本ともインドとも違ったカレーがあるといいます。

まだまだ知りたいマダガスカル。さらに好きになりました。いろんな地球がつまってる。
フランス語やって近い将来行ってこよう。
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以上


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by zhuangyuan | 2016-03-13 22:30 | 文化、歴史 | Comments(0)
2016年 02月 14日

マレーの正月料理 魚生(Yusheng)食べて財宝ガッポガッポ

魚生(yusheng)って知ってる?
またの名を捞鱼生(laoyusheng)=生魚を混ぜるの意味

マレー半島のみに伝わる中国福建由来の正月料理。といっても旧正月ですが。春節のことね。

縁起物で年末年始にみんなで集まってワイワイ食べるんです。
出張が忘年会シーズンに重なり、わたしも初めて体験しました。

「今日はChinese New Year スペシャルメニューだよ」ってことで初めの一品がこれ。
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名前のごとく生魚が主役で赤、白、緑の野菜や薬味がわきを固める。

私が食べたのは生といってもスモークサーモン。
以前は白身の刺身が多かったそうですが、ピンクのほうが華やかだとか
刺身は衛生上問題ありとかでサーモンが主流のようです。

サーブされるとみんなそろって立ち上がり長〜い箸で持って
かき混ぜるんです。高くかかげながら

ローヘイ、ローヘーイ

と掛け声あげながら、
ローヘイとは漢字で書くと捞起(まぜ始めよう)。普通語だとLaoqiと読みますが
この読みは広東語か、福建語か?

こんな感じで。


このマゼマゼもなかなか楽しいのですが
材料やら調味料のかけ方なんかに一つ一つ意味があって興味深いんです。
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私が外国人ということもあり
ウェイトレスさんがお作法ごとに普通語で説明してくれました。
めでたい成語のオンパレードで中文学習にはもってこい。

とはいいつつも全部聞き取れないし覚えきれないので帰って検索してみた。
日本語でも中国語でもなかなか見つけられない。

Wikipedia英語版の説明が一番充実してた。
ちょっと抜粋、編集、超訳します。

*まずテーブルに魚生を持ってくるときにいいます。

恭喜发财 万事如意 (Gong Xi Fa Cai) (Wan Shi Ru Yi)

いっぱいお金もうけて、すべてがうまくいきますように


*魚をサーブするときには

年年有余 (Nian Nian You Yu)

一年間ゆたかでありますように

『余」の字と魚生の「魚」が同じ音なんです。


*ライムを搾りながら

大吉大利 (Da Ji Da Li)

ラッキーで順調でありますように


*コショウをかけるのは

招财进宝 (Zhao Cai Jin Bao)

お宝きたれ!


*オイルをたらしまわす

一本万利 Yi Ben Wan Li

利益一万倍って感じかな?


*にんじん (红萝卜)

鸿运当头 (Hong Yun Dang Tou)

幸運がそこまで来てますよ!

これも鸿と紅が同じ音


*刻んだ大根の葉

青春常驻 (Qing Chun Chang Zhu)

永遠の若さ


*甘いソース

甜甜蜜蜜 (Tian Tian Mi Mi)

ラブ&スイートライフ


*最後にクリスピーをふりかける

满地黄金 (Man Di Huang Jin)

いたるところに黄金がいっぱい


どうです?

読んでるだけでも金持ちになれそうな気がしたでしょ。

私は今年、三回もこんな宴会に参加させてもらいましたので

今年はガッポガッポ間違いなし。


マレーシアやシンガポールビジネスマンというか金持ち商売人は毎夜毎夜こんな宴会を楽しみ

来る新年の繁栄を願っているんです。


シンガポールの若いオーナー社長は去年の正月にこの魚生Youshengパーティーに21回も参加したんだそうです。どうりでお金持ちなわけです。


以上







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by zhuangyuan | 2016-02-14 10:43 | | Comments(0)
2015年 12月 27日

給料がエビ!?

ベトナム出張を前にアメリカ人弁護士と会食する機会があった。彼はよくベトナムに行くそうで仕事の苦労話を聞かせてくれた。
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彼がベトナムで担当しているのはエビの不当廉売について。もう10年以上やってるらしい。米国は外国が不当な安値でアメリカ輸出を行い、国内産業に損害を与えたと認定するとアンチダンピング税をかける。不当廉売だってこと。

ベトナムは世界有数のエビ輸出国であり、アメリカは輸入大国であった。そしてアメリカの国内業者が輸出国を訴えた。

そもそも不当な安値だってことの定義はというと。まず生産コストより高く売ってるか?そして国内に売るよりアメリカ向けのほうが高く売っているか?さらには政府から不公正な援助をもらっていないか?もちろんこれはアメリカにとって不公正であるかということ。アメリカは自由貿易を掲げておいて不利な取引があるとすぐ保護貿易にはしります。

「だいたいエビの養殖のコストをどうやって分析するの?」弁護士に聞いてみた。

「これが難しいんだよね。だってね初めの頃なんて給料をエビで払ってたからね」

これはびっくり。
養殖場のおばちゃん達の家では毎日エビご飯だな。

国内向けとコストを比べるっていったって同じもの売ってるとは限らないので、コストも細かく分析しなけりゃならないって。

例えば、売るときは殻をむくコスト。足だけとるコスト、尻尾までとるコストなんて風にコストを確定してくんですって。

見渡す限りのだだっ広い養殖場で水揚げされたエビを無数のおばちゃん達がさばいてく。
そんな細かいコスト計算なんてしてないとおもいますけどね。弁護士としては形式をしっかりつくらないと裁判でたたかえない。

ちなみに一番よい品質のエビは日本向けだといいます。とにかく形や大きさそろってなければいけない。傷がついてもガクンと値段が落ちるって。不揃いキュウリみたいな扱いになっちゃうんでしょうね。日本むけだと。味は変わらないのにね。

「そもそもの疑問はアメリカでエビ養殖してる人なんてそんなたくさんいるの?」

「いい質問だ。国内業者もベトナム人なんだよ。」

ベトナム戦争当時、南ベトナムからたくさんアメリカに渡った。戦争が終わっても共産政権から逃げるひとがアメリカに定住した。そしてエビの漁をやったり、養殖したりと生計をたてていった。

そのベトナム移民が本国の輸出を訴えたというのだから歴史の皮肉はおもしろい。
夢の国で豊かにくらすはずが輸入で生活が脅かされちゃう。
でもね本国だって経済成長したいですから。

以上




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by zhuangyuan | 2015-12-27 21:19 | | Comments(0)
2015年 04月 05日

宗教いろいろ ハラルに断食、狐はコンコン

ハラルフードって知ってます?

簡単に言うとイスラムフード。
要は豚肉とお酒はダメ。

厳格に言うと家畜の捌き方だとか使用する油だとかイスラムの教えに則ったルールがいろいろあるようです。

「世界屠畜紀行」(内澤旬子)にはこんなことも。
「家畜を絶命させる時、祈りを唱えて、4本足をメッカに向けて固定して、頸動脈を切る」

先週はマレーシアの政府機関の方と一緒でした。
事前に食事はハラルにせよと要望がありました。

以前ムスリムの方への食事で失敗したことあります。
バングラデシュのお客をしゃぶしゃぶに連れてったらお通しにミニ豚カツが出てきました。
アブダビのお客さんにポテトサラダ食べさせたら見えないくらいのハムが入ってて怒られました。

今は円安もあり外国人観光客は過去最高に達してますし
先のオリンピックに向けてハラル対応レストランは増えています。

東京には選択肢がたくさん。
マレーシア料理、インド料理、和食も最近はハラル認証がでてきました。

不安だったのは工場での食事と宿泊先での食事。

工場ランチはお弁当。
仕出し弁当でハラルにしてくれと頼みましたら以外にも難なくOK。

意外と旨い。
おそらくマレーシアやインドネシアからの研修生なんかが工場地帯にも来るので用意してるんでしょうか?

夜の1日目は和食。
海鮮系。
出汁もお酒や豚は無しにしてほしいと頼むと対応可能とのこと。
みりんもダメだよね。

2日目は創業70年の焼き鳥屋。
問い合わせるとタレにお酒が入ってますと。
「じゃあ塩にしてよ。」
塩もお酒の入ったタレに漬けてから焼きます。
ハラルって難しいね。

で最後に出した結論は?
「まぁいっか。」

みんなで美味しく頂きました。
これが日本のサラリーマンが愛するジャパニーズ サテだと。

でもってホテルに帰ると新たな問題が。

もう一人のお客さんはシンガポールから見えてましたが
翌日の食事は食べないと言い出します。

何か気に障ることでもあったかな?
と思いきや、
「明日は断食の日だから」と言います。

彼は敬虔なカソリックです。

その日はGood Fridayだと。

キリストが十字架に架けられた日だそうです。
カソリック教徒はその日に断食する。

なんで処刑された日がグッドなんだろうか?
God's Fridayから来たみたい。
まあイースターで復活するんですからまあいいかな。

まあともかく断食。水だけオッケー。
でハラル弁当はキャンセル。

「状元さん、カソリックチャーチこの辺にある?お祈り行きたいな。」

その日の早朝散歩していると近くに立派な教会がありました。
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おお、偶然見つけたにしては上出来だ。
でも説明を読んでみると残念ながら東方正教会(オーソドックス)のものでした。
大正2年に建てられたと。

カソリック教会もググってみると見つかりましたが時間がとれず、
結局行くことはありませんでした。

時間があった時のために近所のオススメ観光地をフロントで聞きました。

豊川稲荷。
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宗教対決を挑むわけにはいきませんのでやめにしました。

難しいねえグローバル化。

以上








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by zhuangyuan | 2015-04-05 12:30 | | Comments(2)
2012年 08月 19日

八珍食べたい?

夏休みも残りわずか。
子供の自由研究の期限がせまっています。

小3の息子は「世界の珍しい食べ物」を調べたいとのこと。
珍味を探して絵を描いています。

世界三大珍味はキャビアとあと何?と聞かれ、
フォアグラとトリュフだと答えるも
そんなものを小学生が絵に描いたところで何も面白くはなさそう。

実際iPadで画像検索するも絵で表現できそうなものはなし。

フォアグラについてはガチョウでも描いたらと検索すると
動物愛護団体のフォアグラ用ガチョウ飼育の残虐さを宣伝しているものが多くあり興ざめ。

トリュフを探す豚もいまいち。

ちなみに日本の三大珍味は、ウニ、マツタケ、アワビだそうですがこちらも絵にならず。

そこで一つ提案。
食といえばやっぱり中国。
「中国は凄いぞ。熊の手だって食べてしまう。猿の脳みそだったあるよ。」

猿はグロすぎますが熊の掌は迫力十分。

ツバメの巣やらスッポンなんかを追加します。

そこで調子にのって中国の珍味を調べてみました。

八珍といって各時代ごと区分ごとに八つづつの珍しい食材があげられます。
海八珍、山八珍なんていって。

例えば百度で検索してみると清朝の山八珍にこんなのがありました。

驼峰、熊掌、猴脑、猩唇、象鼻、豹胎、犀尾、鹿筋

ラクダのこぶ、熊の掌、猿の脳みそ、オランウータンの唇、象の鼻、豹の胎児、犀の尻尾、鹿のスジ

さすが中国、何でも食っちゃう。
ただ猿といわずに、猿の脳みそと言うってことは猿のどんな部分も食べてみて
その上で脳みそが一番うまいって言ってるわけで、ほかの動物も皆そうだと思うとちょっと怖い。

この中で私が一番意外感を持ったのは「猩唇」(オランウータンの唇)
なんでよりによって唇なわけ?かなりグロい。

大体どうやって食うわけ?まさか刺身ってことはあるまい。
こんな説明がありました。
猩唇指的是麋鹿脸部的肉。因为晒干后,非常像猩猩的嘴唇,所以沿袭下来一直叫“猩唇”。

「猩唇は鹿の顔の肉を指します。干した後の姿がオランウータンの唇と非常に似ているので
この呼び名が踏襲されている。」

ああ良かった。鹿だった。しかも干してある。

でもこの鹿はただの鹿じゃない。
麋鹿って書いてある。

麋鹿属于鹿科,因为它头脸像马、角像鹿、颈像骆驼、尾像驴,因此又称四不像

麋鹿(milu)はシカ科に属すが頭部は馬に似て、角はシカににて、首はラクダのようで尻尾はロバの似ている
のでまたの名を四不像と呼ぶ。

全部あわせるとどれとも似ていないってことですね。


中国おそるべし。
なぞがなぞを呼ぶ。

以上
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by zhuangyuan | 2012-08-19 21:19 | 文化、歴史 | Comments(0)
2011年 01月 22日

犬を仕留めて喰らふ

先日、早朝勉強会の仲間(先輩?)に本を貸していただきました。

王様の漢方

牛 波 / 講談社



書名の通り、漢方のお話。

いつも失敗ばかりしているあやしげな社長が「中国訪問漢方ツアー」を立ち上げる。

参加したのはダイエット目的のモデルやらEDのヤクザ、性同一性障害の美男子などなど。
北京で中医の大夫にそれぞれが処方してもらい悩みを解決してゆく。

これはシリーズ化したらいくらでも面白いのが書けるんじゃないかな。
漫画もいいな。
映画にはなってるのですが漫画のほうがいろいろ想像力で書けるのでいいかも。
東京都の条例に引っかからないくらいに抑えてね。

中医である李仁がところどころでウンチクを披露してくれるのが興味深い。

こんな話もありました。

犬肉の話。

中国では犬を食べることは有名ですが
ここで出てくるのはその犬を捕まえる人の話。

その名も「坐狗人」(犬に座る男)

この言葉を百度で検索してみますと
この小説が引用したであろう文章がでてきました。

捕まえるなんて表現じゃ収まらない必殺仕事人です。

老北京的狗肉作坊(古きよき北京の犬肉割烹)

まず昼間のうちにどこの家に毛並みの良い犬がいるかを目星をつける。

然后傍晚出门,身披老羊皮袄,趁住户尚未关门,
“坐狗人”先在住户门前丢一块熟马肺,将狗引出

そして夕方、羊の皮を被ってでかける。
家の門が閉まる前に坐狗人は門の前に熟した馬の肺をほおっておき
犬をおびき出す。


馬の肺を持っていくのもいやですね。
でもなんで羊の皮を被るのか。

狗闻香前来,趁其低头吃食之际,
以右手掐狗脖子,左手按住狗后垮,都用反把,用力坐于狗腰,
狗即一声不出,腰断身亡,惨不可言

犬が匂いに誘われて出てくる。
頭をかがめて喰らおうとする正ににその時、
右手で犬の首を絞めつけ
左手で後ろ足を押さえて
反動を付けて力いっぱい犬の腰に座る
犬は吼えることもできない
腰が折れて絶命する
悲惨で言葉にならない。


ここからが更に怖い。

随后将狗的两只前爪搭在肩上,背于身后,上罩羊皮袄,拾起马肺回家,其手段迅捷为常人所不及。

その後、犬の前足をつかみ、肩に担ぎ、背負う
それを羊皮で隠し、馬の肺を拾って帰路につく
その手並みたるや迅速極まりなく常人の及ぶところではない。


そこから皮を剥いで肉と毛皮に分けて
さらには料理しちゃうんですがちょっとグロテスクなのでやめときます。

あとは原文を覗いてみてください。

解放前の中国の下層階級の間では冬の犬肉はたいそう人気があったんですって。

人様のお家で飼われてるのを仕留めるってのが恐ろしいですねえ。

以上
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by zhuangyuan | 2011-01-22 16:28 | 中国関連DVD、本 | Comments(8)
2009年 03月 14日

いっぱい食べちゃだめなんです。

今日は朝から膨満感にさいなまれております。
というのも昨日大学の友人たちとの飲みすぎ食いすぎが尾を引いています。

中華屋で夜7時から夜中の1時まで食いっぱなし。
揚州干丝がめっちゃうまくて何皿も頼んでしまいました。
12時過ぎてデザートがわりに麻婆豆腐。

食事のお供は女儿红。
カンカンにしたものをガンガン飲んで、あいだにちょっぴり茅台酒。

酒は百薬の長といいますが
中国のお酒は体にいいと信じていっぱい飲みました。
頭はすっきりしています。

実はおとといもお客さんと中華に行ってしまいまして
こちらのほうは金曜に中華屋を予約していることをすっかり忘れ
会社の近くの店に行ってしまいました。

こちらはなんと食べ放題、飲み放題、時間無制限。4200円。
そんなにいっぱい食べたいわけではありませんでしたが
費用のことを考えるのがいやだったんで選びました。

結構いけてます。
この不景気に満席。

ということで腹が張っているのですが
実はこれは健康に非常に悪い。

現代人の病気のほとんどは栄養の取りすぎによって起こるんだそうで
カロリーをコントロールしなければいけません。

こんな本を読みました。

長寿遺伝子を鍛える―カロリーリストリクションのすすめ

坪田 一男 / 新潮社



カロリーを抑えると長生きするというアンチエイジングの本です。
ラジオのゲストで著者が出演しているの聞き、衝撃を受けました。
老化は遺伝子できまる。
それを鍛えれば健康で長生きできる。
著者の目標は120歳までゴキゲンに生きる!

沖縄というと長寿日本一というイメージがありますが
最近はそうでもないらしく
男性の平均寿命は2000年の調査で4位から26位に暴落したそうです。

その理由は食生活。
かつて質素な食事を取っていたのが
アメリカ文化の影響でハンバーガーにアイスクリームとカロリー急上昇。
それで寿命が短くなったとか。

なんともおそろしい話です。

このカロリー制限自体はよく言われることで真新しいことはないのですが
それに遺伝子が関係しているといわれると俄然興味がわいてきます。

カロリーを抑えて
サーチュインと呼ばれる遺伝子のスイッチをオンにすればよい。
これを医学的に、そして人類の歴史までさかのぼって説明してくれます。

先日ひざを痛めて以来
老化がこわくなってまいりましたので
健康が気になっております。

なんていいながらいっぱい食べちゃっている今日この頃。

これからも実家に北京から弟が帰ってきており
昼食に呼ばれております。

また長寿遺伝子をいためつけてしまいそうです。

以上
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by zhuangyuan | 2009-03-14 11:13 | | Comments(2)
2009年 02月 04日

釈迦に説法

月曜日は新橋の蕎麦屋で一杯。

午後オフィスに電話がありました。
「おい状元、お前さん今日空いてんのか?」

この人生の大先輩(66歳)はたまにご一緒いたします。

このお方は貿易業務を現役でこなしておりまして
わたくしにとってはお客さんにあたります。

ただお会いしても仕事の話はほとんどいたしません。
この日は読み終わった本を頂けるとのことで誘っていただきました。

頂いたのは

テンペスト 上 若夏の巻

池上 永一 / 角川グループパブリッシング


是非読んでみたかったものです。

容疑者Xの献身 (文春文庫)

東野 圭吾 / 文藝春秋


こちらもついでに。ずいぶん若いのも読まれてます。

この方は人生に対してチョー前向き。
愚痴をいうことは一切なし。
全ての人に感謝するすばらしいお方。
料理を運んできたお姉さんには「ありがと!」「きょうのこれ最高!おいしかったよ」

ただ最近は奥様の具合が良くないため、お世話をしなければならず
家での読書の時間が激減したと嘆いておられました。

そんなことをいいつつも年上の奥さんが最近とても可愛く思えるようになったなどと
おのろけまでしてくれます。

このごろの彼の至福のときは奥様がご就寝された後と翌朝4時からの読書。
まず日記を書き、それから静かなひと時を好きな本を読んで過ごす。
贅沢な時間です。

その彼が少しまえにヒザをいためたといいます。
90キロ以上の巨漢である彼はさぞかしヒザに負担がかかるのでしょう。

私も年末にヒザをいためたことを話し
さらに先日読んだ本を紹介いたしました。
ヒザには何が良いか?

病は脚からといいますよ。
まず脚を鍛えないといけません。
などと自分は棚にあげてアドバイスなどいたしました。

すると彼はいいます。
「状元、オレは毎日運動しているんだよ。腕立てふせとかさ」
「スクワットがいいらしいですよ。」
「スクワットは80回毎日、腕立て40回、腹筋20回。それとラジオ体操。」

すごいすごすぎる。私もできない。しかも毎日とは
おなかが出ているので腹筋だけは控えめですけどとにかくすごい!

これが健康の秘訣なのです。
66歳にしてガンガン日本酒をのみ、たらふく食べる。
この日も一通りおつまみを食べたあと肉葱そばを食べてました。
私はすでに満腹でしたが、まあ旨いから食べなさいとすすめられ
肉ぬきで葱そばをたべました。
なんとせいろが二枚でてきました。

その後おひとりでカラオケを唄いに行くとはりきって別の店にむかっていきました。

大いに刺激をうけた席でした。

以上
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by zhuangyuan | 2009-02-04 21:38 | 生活 | Comments(2)
2009年 01月 30日

蒙古タンメン

昨日中国語教室の前に少し時間がありましたので
中本の蒙古タンメンを食べました。
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実は昼から決めてました。
でも池袋に中本があるのを知ったのはその日だったのです。

お客さんに向かう道すがらpodcastでラジオを聴いていましたら
未知のものを発見したという話題をしており
その中で蒙古タンメンがでてきました。

癖になって通ってるというひともいれば
あんなのが旨いとは舌が麻痺しているなんて意見もありました。
そんなのきいてましたらなんかどうしても食べたくなってきてしまいました。

私は以前板橋の本店で食べたことがあります。
夏の昼のことでした。
いつも行列ができていますが
その日は昼前ということであまり並んでいませんでした。
実は店の中に順番待ちがたくさんいたのですが
あまり待つこともなく食べられました。

その時は辛さと暑さにやられちゃって味わっている場合ではなかった。
なんかずっと汗をかいていたような気がします。
見た目もジャンクぽかったイメージが。
ラーメンにマーボかけた感じ。

今回はそれ以来のことです。
今度は冬。
けっこういけるかも。

正直言って旨かった。

辛さに旨みがあるといううたい文句どおり
いい味がしみだしてました。

濃厚なスープが麺と白菜にからみついている。
豆腐もいいねえ。

行列できるわけがわかった気がします。

少したつと汗が吹きだしてきた。

目の前にしっかり用意されている。ハコティッシュから
何枚も取り出し。汗を拭きます。

顔だけでなくあたま中の毛根からも汗がにじみでてきます。

うおーすごい。

いやーうまかった。

そんな状態で店をあとにして中国語教室の狭い個人用レッスンブースに入っていきました。

するとそこには初めて見る若い女性の先生が。

寒空から入ってきた初めて見る男が汗を噴出している。

奇妙でびびちゃったんじゃないでしょうか?

こっちもきれいな女性のまえでなんか汗をかいている自分が
恥ずかしくなり二重に汗がでてきてしまいました。
相当にんにくも効いてたし。

以上
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by zhuangyuan | 2009-01-30 21:41 | | Comments(0)