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2016年 08月 11日

東インド会社のお嬢様が世界を切りとった


先日マーガレット・キャメロン展会に行ってきました。
青い日記帳さんのブロガー内覧会です。
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19世紀のイギリス女性写真家です。私は今回参加するまで知りませんでした。写真が世に出て間もないころにしかも女性が芸術に昇華させている。

このキャメロンさん、48歳から写真はじめて極めちゃった。そもそも写真が身近にあるっていうんだからいいご身分に決まってる。それもそのはずお父様は東インド会社勤務で、自身はカルカッタで生まれたって。日が沈まない帝国ですね。

どうらくではじめた写真に自信がついて美術館に売り込んだって。この自信のほどが半端なくてがすごい。さすがお嬢様って感じ。その手紙も展示されていました。

‘I write to ask you if you will… exhibit at the South Kensington Museum a set of Prints of my late series of Photographs that I intend should electrify you with delight and startle the world’
南ケンジントン美術館に私の最近撮った写真シリーズを飾ってくれないかしら。その作品はね貴方を喜びで痺れさせるわよ。そして世界を驚かす。


どうですこの自信?

時は明治の頃ですから写真なんてとても珍しく、はいポーズどころか、ずううっと止まっていなきゃならない時代。撮る方は箱を抱えて布かぶって。とられる方だって緊張しちゃいます。一生の記念に気合の一枚。

ポートレートも記録用として表情も硬いものがほとんどの中で
彼女の写真は、というか作品はポスターにあるように生気がみなぎってるんですよね。

彼女のスタイルは当時としては奇抜だったそうでどアップだったりボケをあえて入れたりとそれまでの杓子定規なタイプと違います。同時代の他の写真家作品表情も展示がありますので一目瞭然でした。女性を撮った作品が多いのですがどれもがなまめかしい表情をしているのです。でっかい機器で被写体がじっとしていなければならないはずなのに、このリアル感が出せるのは彼女の実力の証しといえるでしょう。ドキっとしちゃいますよ150年の時を超えて見つめられると。何かを私に訴えてくる。
宗教画だったり著名人のスナップだったり色々テーマがありましたが
私が最も気になったのはインドの写真。マドラスの民族を撮ったもの。
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宗主国の貴婦人にカメラを向けられていっさいおもねることなく人生を達観したような眼差し。植民地でのイギリス人は武力、財力で統治したわけですが、インド人のあの表情を見ると、すべての歴史上の欺瞞はお見通しといった感があります。威張っている英国紳士もさぞかし自分の浅はかさを内心で恥じたことでしょう。

他にも吟遊詩人だったりアフリカの皇太子だったり
世界を制覇していた頃のイギリスの力を感じさせるスナップも残してくれています。

インスタが世界中でもてはやされ、高校生や中学生までもが毎日写真を何枚も撮り世界で共有する。
今では当たり前のものが奇異の目で見られ、それが市民権を得ていく。スマホ時代の起源を今観ておくのも一興ですよ。


以上


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by zhuangyuan | 2016-08-11 10:36 | 文化、歴史 | Comments(0)
2013年 01月 14日

サッカーで世界とつながる

昨日、サッカー四級審判員資格認定講習なるものを受講しました。
ざっと見たところ130人程度か?
皆さん気合が入っていて、大半がトレーニングウェアでの参加。

今の少年サッカーは資格がないと試合で審判ができないだけでなく
資格者がいないとチームが試合に参加できないらしいのです。

朝9時から夕方5時ごろまでの長丁場でしたが
講師の方がすばらしく、楽しくすごせました。

おしまいのほうで、あなたがサッカーに関わる最大の動機は何ですか?
という質問があり、何人か前に立ち短いスピーチ。

子どもに教えるため、大学での授業の一環、子どもの応援ママさんが高じて、などなど。

で私は?

小学校四年ではじめましたが最初は好きじゃなかった。
弱かったし。
中学校も走ってばかり。

野球のほうが盛んだったし、友達は皆野球だった。
でも父親がサッカーにしろという。
世界のスポーツだからと。

今考えるとほんとにサッカーでよかった。
サッカーってのは世界の共通語。
ボールがあればどこでもできちゃうし。

息子にもやっぱりサッカーやらせたかった。
世界と関わるときのために。


講習でも講師の方が世界サッカーの面白いネタをたくさん話してくれました。

サッカーのルールは国際評議会で決められる。
それはFIFAではない。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドのサッカー協会とFIFAで構成されてる。
さすがサッカーの母国イギリス。
これならロングシュートは二点とかにはなりそうにない。

独裁者のいる国のサッカー選手はつらい。なんて話も。
フセイン政権当時のイラク代表は負けると拷問が待っていたとか。
ちょっとwikiをのぞいてみると恐ろしいことがいっぱい書いてありました。

サダムの息子ウダイがスポーツ大臣だったときはひどかったと。
負けると軍事施設に連行し拷問。
拷問怖さにがんばっちゃう。
ドーハの悲劇もその結果だったとか。
逆らった監督はロケット弾ぶち込まれたなんて記述も。
ほんまかいな?

チャウシェスク時代のルーマニアも強かったって。
国軍と秘密警察のチームを支援して世界クラスにしたそうです。
彼らが愛したフットボール:ニコラエ・チャウシェスク

カメルーン代表には呪術師が帯同していたって。
サッカーと黒魔術

今では黒魔術は禁止されたというが
禁止されるってことは効果があるってこと?

そういや先日WBC山本浩二監督がお参り行ってたな。
あれは大丈夫?


日本サッカーもずい分と国際化しているのですが
最近の日本の課題は手を使ったファウルが多いことだといいます。
ホールディングなど。

講師が韓国遠征に行ったとき取られたファウルの60%がこれだったと。
日本ではこれに対して甘いため世界では課題になっていると。
そこで日本では今、手を使ったファウルを厳しくとるようにしているそうです。
オレも意識して吹いちゃおう。ピピッ!

審判といえば笛、ホイッスル。
講師は笛マニアだと自称され、いろんな笛を紹介してくれました。
なんと全部で200個持ってるそうです。
想像以上。

まずは大観衆のスタジアムで吹く笛。
やたらと音がでかい。耳をつんざいた。

イギリスの笛、カナダの笛、どこどこの笛、みんな音が違う。
隣り合わせのグランドでは異なる音色の笛を使うそうです。

イギリスの笛にはコルクの玉が入っていて
唾液でコルクが湿ると心地よい音が出ると。
日本の笛はプラスチック球なので乾いた音しか出ないんですって。

家に帰って自分の古いモルテンの笛を見てみた。

コルクが入ってた。

なんだか早く吹きたくなってきた。
キックオフ。


以上
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by zhuangyuan | 2013-01-14 21:15 | 生活 | Comments(0)
2012年 10月 28日

今どきの少年サッカー

小3の息子を学校のサッカーチームに入れて、
昨日は初めての練習試合。

私も審判を手伝いました。
試合前に相手校のコーチさんより確認あり。
「今日は審判ライセンスをお持ちの方は何人いらっしゃいますか?」

小学校のサッカーはいつの間にこんなに本格的になっちゃたの?
東京都のリーグ戦だとライセンスを持つ審判が一緒でないと試合ができないとのこと。
キャプテン翼が小学生の時代とは隔世の感が。
ということで私も今度4級ライセンスを取得することになりました。

とはいえ私も小学4年から大学まではサッカーをやってきましたので
小学生の練習試合の主審くらいできるでしょとトライしました。

ボールがサイドラインを出るとお父さん副審のフラッグの指す方向が何度も変わるので
逡巡していると、「毅然として!」などと声をかけられてしまいました。
試合の流れに関係のない位置でもオフサイドもとってしまい、
「慣れてないからしょうがない」と慰められる始末。

それにしても相手チームの審判はかっこよかった。
ウェアもシューズも時計も本格的。
笛の吹き方、ジャッジのポーズも決まってた。
毅然としてる。

今は得点が入っても笛を吹かないんですね。
見ててすごく違和感がありましたが家に帰って調べてみると
今は吹かないルールになっているそうです。
細かいルールもいろいろ変わっているみたい。
もう一度勉強しないと。

肝心の試合はというと6年生が一人しかいないこちらのぼろ負け。
結果はしょうがないとしても、ちょっと元気がなさすぎる。

声が全然出てない。
抜かれても追いかけない。
バックラインの押し上げがない。
などなど。

試合中は黙っていられず、昭和風に外から声をかけ続けました。

ところがハーフタイムも試合がおわっても指導なし。
監督コーチを差し置いて、アレコレというわけにもいかず、選手に声かけするにとどめました。

ただ試合後、応援にきて、茶色い声援をおくっていた昭和育ちのお母さん軍団からは
「お父さん達が気合いを入れてあげてください」と声をかけられました。

でもそんこと言っても相手は平成のしかも20年代の子供達。
厳しく言ったらすぐやめちゃいそう。
会社の若手だって軟弱すぎてすぐ凹んじゃうんですから。
褒めながらシャキッとさせる。難しそう。

とりあえず現代のサッカー動向と指導のイロハでも学ぼうかなと
Amazonで書籍を購入。

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)

池上 正 / 小学館



サッカーを100倍楽しむための審判入門

松崎 康弘 / 講談社



サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本

西部 謙司 / 毎日コミュニケーションズ



ジュニアサッカー―小学生の練習メニュー

横浜マリノス / 池田書店



以上
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by zhuangyuan | 2012-10-28 20:09 | 生活 | Comments(6)
2012年 04月 08日

苦役列車 珍道中

先日、息子(小3)は母方の祖母(over70)と二人で、京都、大阪旅行に行きました。

一週間くらいの短い旅でしたが、へとへとになって帰ってきました。
というのも行き帰りの電車はなんと在来線。
青春18切符というやつです。

往きは9時間。
帰りは10時間。

「楽しかったか?」
「うん!でもオレ電車はもう乗りたくねえ!池袋に行くのもやだ!」

時刻表を切り取った路線図を持ち出し、駅の数を数えてくれという。
もちろんお断り。

「おりこうにしてたのか?」
「オレ、一回すねたよ。眠ってるところを乗り換えで起こされた時にね。」

一番つらかったのは、電車の中でトイレに行きたくなったことだと。

お腹がいたくて我慢できないほど行きたかったらしいのですが
ちょうどいい電車に乗れたので途中下車したくなかった祖母は
がんばりなさいと言う。

それでも耐え切れない顔をしていると
リュックから透明のビニール袋を取り出し、その中にしなさいと言ったとか。

絶対ヤダ!と断ったらしいのですが
最後にはトライするはめに。

車両のなかでズボンをおろし、中腰でふんばってがんばったものの
出るはずはなく、あきらめたとのこと。

「だってそのビニール、オレのケツより、ちっちゃいんだよ!」

車両には他の乗客は一名だけだったそうですが
その姿を思い浮かべるとかなりシュール。

結局、小田原で途中下車して、駅のトイレで用を済ませたとのこと。

「ウンチもいっぱいでたし、おしっこなんかは20秒くらいとまらなかったよ!」
とうれしそうに語る息子。

「ジイジは渋滞のときに車の中でペットボトルにおしっこしたことあるらしいよ。」と
でもそれとこれとは、レベルが違う。

まあともかくトイレでできてよかったよかった。

後日、義母にあった際、その話をきいてみた。

「さすがにビニールにするのは無理じゃないですか?」
「そんなことないわ。地震のときだって、どこでもできる訓練しておくのは大事よ。」
「はあまあ・・・」

「でも我慢させて悪かったわね。あとで調べたらあの電車にもトイレあったみたい。」

以上
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by zhuangyuan | 2012-04-08 10:23 | 生活 | Comments(2)