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2012年 11月 23日

中国コピー商品 梁山泊説

先日、朝日新聞書評欄に余華のエッセーが紹介されていました。

ほんとうの中国の話をしよう

余 華 / 河出書房新社


余華といえば

活きる 特別版 [DVD]

ハピネット・ピクチャーズ


この本はキーワードで中国を評論しようというもの。
書評にあげられていたのは「山寨」という言葉。

もともと山奥の防御用建造物をさすが、今は政府に管轄を外れたものをさす。
・・・・この言葉をかぶせればコピー版や海賊版も社会心理において合法的、合理的なものに化すという。


この紹介だけではぴんときませんでした。
ネットで検索しても「パクリ商品」などという軽い言葉しか出てこない。
もっと深みがある気がする。

そこで原文をあたってみました。「十个词汇里的中国」(10のキーワードで読む中国)
(もちろんただで。)

最近このブログが中国語学習目的であったことを忘れているようですのでちょうどいい機会でした。

中国にはケータイだったり、ブランド品だったり、DVDだったりと、
ありとあらゆる偽物、コピー品が氾濫していますが
その頭に山寨とつけるとなんだか かっこいいらしい。
偽物k-タイなら山寨手机、
コピーDVDも盗版じゃなくて山寨版。

山寨というと砦です。
腐敗した皇帝を倒すための反乱軍の砦。
水滸伝の梁山泊みたいなものです。

中国ではこの逆賊ってのが天命を得ると皇帝までのぼりつめちゃうって例が
いくらでもあるから、この砦にこもって戦う、奴らってのも、けっこうかっこいい。

毛沢東だってそんなようなものですよね。
農村から都市を包囲してゲリラ戦しかけて天下をとった。

今の中国はすっかり経済大国になっちゃって
貧富の格差が拡大して大変なことになってます。
そんな状況下で共産党と国有企業が甘い汁をすって管理しようったって
言うことなんて聞かねえよっていうのが山寨精神なんでしょう。

WTOだとか最近はTPPだとかコピー商品取りしまりとかでやかましいですが
そんなものは勝ち組が支配の構図を固定化したいだけです。
えらそうなお題目掲げたって結局は既得権益の保護ですね。

山寨たちは逞しいのです。

山寨现象是草根文化向精英文化发出的
挑战,也是民间对官方发出的挑战,弱势人群对强势人群发出的
挑战。

(山寨現象は草の根文化がエリート文化にしかけた挑戦なのだ
もしくは民間が官に対して起こした挑戦ともいえる
弱いものたちが強いものたちに向かっていっている)


かっこいいなあ。

。社会矛盾的普遍和尖锐,引发了世界观和价值观的混乱,
然后催生了山寨现象。山寨现象可以说是多种多样的社会情绪日积月累以后,
突然间释放了出来,然后不断演绎成了反权威、反主流和反垄断的闹剧似的社会革命。

(社会矛盾が普遍化し、激しくなり、世界観や価値観が混乱を来たし
山寨现象が発生してきた。山寨现象は社会の多種多様な不満が鬱積し
突然吐き出され、反権威、反主流派、反独占に立ち上がっているような
社会革命といえる。)


中国の今をときめく民営企業だってもとは違法すれすれでやってたわけです。
共産党だって思いっきり違法だった。

今はおれ達も豊かになってやるって山寨から立ち上がっているのです。

北京五輪のとき、政府は聖火ランナーを官が選抜し、走るルートも厳密に規定したそうですが
このときも山寨聖火ランナーが登場したとのこと。誰もが国を愛しているのだから、選ばれなくっても
おれ達だって権利があるんだと田舎の農民たちが立ち上がった。

村民手拿自制的简易火炬互相传递,每一个村民都有资格参加,
无须经过政府有关部门的批准。他们神情自豪,他们对祖国的热爱丝毫不亚于正版的火炬传递者

村民たちは手製の簡易聖火つなぎ、村民みんなが参加の資格をもち
政府部門の許可も必要もない。彼らは誇りにあふれた表情で、
祖国への愛は、正式な聖火ランナーに少しも劣ることはなかった。


ともすると中国人民は強力な政府に押さえつけられていると思われがちですが
民の草の根はこちらでも思うより良いずっとずっと強靭なのです。

そしていつか天下がひっくり返る。


以上
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by zhuangyuan | 2012-11-23 21:06 | 言葉 | Comments(1)
2012年 04月 15日

毒殺って どんな毒で?

ブックオフで子供にねだられ一冊購入。

魔導具事典 (Truth In Fantasy事典シリーズ)

新紀元社



古今東西、西洋、東洋を問わず魔法の道具の事典です。

オカルトに興味のない私は買ってやるつもりがありませんでしたが
ちらっとページをめくったら、惹かれてしまいました。

開いたページにあったのは
「中国の奇妙な植物」につづき、「」(チン)。

羽根に猛毒を持つ鳥。
鷲ほどの大きさをした鳥であり・・・
蝮や毒草を常食する・・・
酒に浸しておくと・・・恐るべき毒酒になる。

劉邦夫人の呂后や董卓が暗殺用に用いたとのこと。

もっともっと知りたくなってしまいます。
百度で検索。
人有饮吞鸩酒,白眼朝天,身发寒颤,忽忽不知如大醉之状,心中明白但不能语言,至眼闭即死

鸩酒を飲むと、白目をむいて震え出し、すぐに酔っ払った態で、頭は冴えているが何も言えず、
最後には目を閉じて死んでしまう


実はこの事典で探したい言葉がありました。

蠱術」(コジュツ gushu)

早朝中国語勉強会で読んでいる三毛の小説に出てきた言葉です。

この字がまず凄みがあります。
実は簡体字では虫がひとつになっちゃって蛊と書きなんか迫力不足です。

まあともかくこちらの恐ろしい術も百度百科で検索。

传说中制造毒蛊的方法,一般是将多种带有剧毒的毒虫如蛇蝎、晰蝎等放进同一器物内,
使其互相啮 食、残杀,最后剩下的唯一存活的毒虫便是蛊。

伝説中の毒蛊製造方法は、一般に多くの種類の猛毒を持った毒虫、
つまり蛇や蠍、蜥蜴などを一つの器に入れ、お互いに戦わせ共食いさせる。
最後に残った唯一の生き残り毒虫が蛊である。


造蛊者可用法术遥控蛊虫给施术对象带来各种疾病甚至将其害死。

これを造った物は魔術を用いて遠隔操作で蛊虫を施術対象者へ差し向け、
各種の疾病や死に至らしめる。


中国の黒魔術恐るべし。

ブックオフの帰りに息子にこの最後に生き残る毒虫とそれを用いる暗殺者の話をしてやりました。
かなりのインパクトがあったようで相当びびってました。

「オレ、絶対中国行きたくねえよ。それだったら北朝鮮に拉致されたほうがいいや。
だって生きて帰ってこれるでしょ。」
まあそうとは限らないけど毒殺よりはいいかな。

ところで最近世を騒がしている薄熙来の奥さんが毒殺に関与したとされるイギリス人は
果たしてどんな毒でやられたんだろうか?
そんじょそこらの毒じゃないんだろうねえ。


以上
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by zhuangyuan | 2012-04-15 21:28 | 文化、歴史 | Comments(2)
2012年 04月 01日

ニセ札天国

先日、中国駐在のお客さんがいらっしゃいました。

なんでも同僚が偽札使用でつかまったといいます。

店に買い物行った際、お札を差し出すと、受け取れないと拒否された。
どうやら偽札らしい。

そこで次に別の紙幣を出す。
それもだめ。
次もだめ。

すると店員はさすがにやばいと思ったらしく
警察に通報。
駆けつけた警官に御用となったとのこと。

偽札を発見したらすくに通報しなきゃいけないらしいのですが
めんどくさいから普段は連絡しない。
ただ何も言わずに返すだけ。
でも何枚も出されちゃしょうがない。

そのまま署に連行され一晩ぶち込まれたと。
この方も日本人駐在員だと。

日本人でよかった。
一応外国人ですから、事情を話せば許される。
これが現地人だったら一晩じゃすまないでしょう。

どうやらその方、タクシーか別の店でニセ札を何枚もつかまされたらしい。
素人には区別がつきませんから使ってしまったわけです。
それが店の人にはわかっちゃうってとこが凄い。
慣れてる証拠です。

実は以前、私も偽札をつかまされたことがあります。
50元札。
空港で買い物したら返された。

偽札って良く見るとやっぱ違うんですよね。
それに紙質も違う。
本物はそれなりにコストかけて丹精こめて作りこまれてる。

私の場合、どっかでおつりに入れられたらしい。
でも悔しいので、駄目だとわかりつつも別の都市で使っちゃいました。

そのことを話すと、いっしょに食事をしてた方がいいます。
「そんな珍しいもの使っちゃ駄目だよ。記念にとっておかないと。貴重だぞ。」

すると中国からのお客さんが言います。

「中国ではそんなに珍しくもないんですよ。
私は紙幣全種類の偽札あつめて持ってますよ。」

100元、50元、20元、10元、5元。

これにはさすがに驚いた。
ここまで日常に入り込んでいるとは!

日本だったら偽札なんていったら重犯罪。
中国でも法律上はそうなのかもしれませんが。

以上
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by zhuangyuan | 2012-04-01 21:17 | 時事 | Comments(2)
2011年 12月 18日

中国の金持ちは三蔵法師?

先進国の経済はどこもがけっぷちですのでこころでそろそろ中国にがんばってもらって
世界経済を救ってくれないかなあ。

金融引き締めやめて資金供給増やせば一発でOKなんじゃないの?
といった話をお客さんにきいてみました。

そんな簡単じゃないですよ、中国の不動産バブル崩壊はかなり深刻ですよ。って

中小企業の社長の夜逃げは頻発してるし
銀行がかね貸してくれないから闇金も氾濫してる。

今まで不動産で大もうけしてた人たちが暴落によって金返せない。
悪循環のスパイラル。

自動車販売店でこんなこともあったと。
自動車は前金で売ることもあるそうですが
その前金を集めた資金で不動産投資にまわしちゃったところがあったと。
儲かってればぜんぜん問題ないけれど、下がりだしたらさあ大変。
お客のお金をつかいこみ。
気づいた客がディーラーに殺到し暴動になったとさ。

不動産を買う人たちも基本転売目的。
借金していくつも買っちゃう。
不動産業者だってあくどい奴がいて
同じ物件を二重、三重に売っちゃってドロン。

買っちゃったほうだって値下がりした挙句にダブルブッキングされてたとなったら
借金だけ残って物件はなしで、さあ大変。

そんなときは建築途上の物件に居座って先行占有者として居ついちゃうんですって。
なんか漫画の世界。

最近は出張もなく現地動静がわからないのでどんなもんだか一冊読んでみた。

【中国版】サブプライム・ローンの恐怖 (幻冬舎新書)

石 平 / 幻冬舎



なんかちょっとやばそうね、中国経済。
資金供給も簡単じゃないみたい。
やっぱりインフレが怖い。
全国で暴動が起きる。

中国の暴動って歴史的にみてほんとに国家が転覆する。
それをみんながリアリティを持って感じてる。

天安門事件で暴れてた学生たちだって本当に天下取れると思ってた奴が何人もいたらしいし。

この本でも面白いねたが載っていた。

今の中国一般民衆たちは「水滸伝」ばりに暴政に対していたるところで暴動起こしてるって。

それだけでなく各階層が中国四大奇書を地で言っていると。

四大奇書とは

西遊記
三国演技
紅楼夢
水滸伝

「西遊記」はお金持ちたち。
三蔵が孫悟空たちを連れて天竺に経典を探しに行くみたいに、
お金もって海外に移住してしまってるって。

「三国演技」をやってるのは
地方政府と幹部たち。
来年は政権移譲の年ですから権謀術数がうごめいていることでしょう。

「紅楼夢」は高級幹部たち。
美女をはべらして酒池肉林の世界を満喫している。

そして最後に一般民衆。
そんな為政者たちの暴政に耐えかねて
いつの日かも天下を夢見て、梁山泊へ。

中国ってなんでもありそうだから迫力ありますね。

毛沢東だって長征の間、三国演義と水滸伝ばっかり読んでて天下とったんです。
長征っていうと聞こえがいいけど、実際は敗走して逃げ回ってたわけで
そんな劣勢から天下をとってしまうのです。

なんかのきっかけで流れが変わると一気にすべてが変わっちゃう。
これが中国。

こないだ読んだ「孫文」だってはじめはただの外国かぶれで
蜂起だって何回も何回も失敗してた。
でも歴史の流れにうまく乗ると一気に大総統。

経済成長を謳歌している今だって
ありえるかも。


以上
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by zhuangyuan | 2011-12-18 21:59 | 時事 | Comments(0)
2011年 09月 04日

中国ももうすぐデフレ?

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

藻谷 浩介 / 角川書店(角川グループパブリッシング)



日本は何で長いことデフレなんだろうか?
デフレデフレと騒ぎだしてずいぶんたつのに一向に直らない。
なんで?
日銀が金刷らないから?
円高だから?
競争力を失った?
ノンノン。

著者によるとそれは簡単な理屈。
生産年齢人口が減っているから。

人口動態で経済マクロの流れはほとんど説明できると。
高度成長、バブル、失われた20年。

つまり働いて消費する人が減って
働かないで金を使わない人が増えた。

でもって世間では内需拡大のために
外国人労働者を入れろだとか
日本を出てゆけだとかいろいろ言われます。

でもそんなのも意味がないといいます。
外国人入れるったって半端な数では効果がないくらい高齢化が進むから。

日本を出て他の市場を求めたってその市場もあと数年で
人口ボーナス期を過ぎて人口オーナス期(生産年齢人口がそれ以外より少ない)に入ってゆく。

じゃあどうすりゃいいのってのは本を読んでもらうとして
私が改めてびっくりしたのは中国の人口動態。

一人っ子政策ですから少子化が進むってのはわかりますが
どのくらい?

00年の統計で数字を挙げてくれています。

10-14歳の子供は1億2500万人。
それに対し
0-4歳児は6900万人。

差し引き6000万人近く。
恐ろしい減少ぶり。
経済発展→少子化に一人っ子政策が追い討ちをかける。

この世代が親になり子供を生む段になると更に劇的に減少することが予想できると。
00年統計だから2020年ころにはそういう段階を迎えるのです。

今朝の朝日新聞グローブに似たような数字が載ってます。
2010年の人口センサスの数字。

0-14歳は前回調査より6.3%減少。
生産人口年齢は2013年から減少予測。
2020年以降に急速に減少する。

既に兆候が現れていると。
それは労働力不足。
それが原因で賃金が毎年上昇。
世界不況の08,09年を除けば年10%以上上昇しているといいます。

中国は労働者であふれてるってイメージでしたが
以前からデータでは今の状況が予想できたらしい。
03年データで余剰労働力1億人といわれていたが
実はそのほとんどが40歳以上であったと。
つまり若者は不足していたと。

日本経済が不況ながらもなんとか立っているのは
輸出企業による外需取り込みによるとことが大きいですが
その一番の柱である中国も今後こころもとないとなると
やっぱエコでいくしかないのかな。
経済成長を求めない。
江戸の日本にもどるしかないのでしょうか。

一方中国の金持ちはそんな自国の状況はすっかりお見通しで
稼げるうちにせっせと蓄財して海外送金してんだろうなあ?
将来の移住に備えて。

以上
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by zhuangyuan | 2011-09-04 22:41 | 時事 | Comments(0)
2011年 08月 21日

中国新幹線やっぱりすごい

先日、右派中国通、宮崎正弘氏の講演を聞いてきました。
氏の情報力には恐れ入ります。
すべて現地でとってくる。

題して「日本は大丈夫」 補遺 中国大暴走

ただしお題とは反対に中国大暴走ってのが主題になってました。
日本はそれに比べりゃ大丈夫だそうです。

旬な話としての新幹線ネタが面白かったので備忘録として書いときます。

新幹線事故は起こるべくして起こったと。
ちょっといそいで作りすぎですって。
技術も各国のものをツギハギで統一性がない。

ほかにも危ないとこがいっぱいあるそうです。
まず土木工事がいい加減で拙速。

基礎はおろそかにして100m以上の高架橋をさっさと建ててしまうとか。
トンネルも多くてこわいんですって。
鉄道というと軍にとっても重要なので勝手につくれないそうで
そこには軍が関与するそうです。

台湾海峡に面した福建省部分は軍事上の理由でトンネルばっかりだと。
全体の40%はトンネルなんですって。
基礎のおろそかなトンネルなんておそろしい。

すでに8300kmも伸びてるそうですが
そんなに走るためには当然運転士が必要です。

その教育が間に合っていない。
というか本来は間に合わないはずなのに強引に間に合わせてしまってる。

つまり教育不足。
日本の新幹線の運転をするためには2年間研修を受けるそうですが
中国新幹線はなんと10日間で研修終了。Wow!オレもできる?

でも走る線路はまっすぐなものばかりで案外運転は容易かもなんていってました。
実際はまっすぐなとこでぶつかっちゃったんですが。

線路はできて運転もされてるけど駅舎はぜんぜん未完成だと。
しかもほとんどが新駅で市の中心から遠くはなれてなんも無いところばかり。

そのせいで乗車率は20%程度しかなかったと。
その後本数へらしても30%しかないそうです。

じゃあいったい何のためにそんなにいそいで作ってるのか?
一つは共産党90周年に間に合わせる。
間に合った。
でも事故った。

いくら党のメンツのためといっても乗客が乗らないものをつくってどうすんの?
だれのため?

そうです鉄道省のためです。
つくればつくるほど賄賂がとれる。
こりゃおいしい。

賄賂の相場はきまっているそうです。
予算の20%。
半端な金額ではありません。

でも本当なんでしょうね。
でなかったら幹部が2000億円蓄財できませんよね。
利権王国「鉄道省」にメス 汚職容疑で6人取り調べ

さっさとつくって蓄財して
その金を外国に流して国外逃亡しないと。
スイスに金があったり、アメリカに豪邸があったり。
でもあんまりがめつくていつまでも国内にいるとつかまっちゃいます。
権力の移り変わりは速いですからね。
一発の事故でも変わっちゃう。

いやあ中国はスケールがでかい。
こんなことが新幹線にとどまらずいろんな分野で起こってるんですって。
発電所、銀行不正融資、資源開発などなど。
為替や株だっていろいろあるんでしょうねえ。

いくら急速に発展しても心が休まりませんね。

胡錦濤の唱える和諧社会はまだまだのようです。
まあ現実が違うからスローガンがあるわけですけど。

以上
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by zhuangyuan | 2011-08-21 22:15 | 時事 | Comments(2)
2011年 07月 10日

語学テキストから見える 中国の裏

以前にも紹介しましたが今使ってる課本が凄い!


中国語テキストの言えない中身

ケンカみたいな中国語

「漢語口語 習慣用語教程」

中国語の口語表現を学ぶのですが
豊かな言語表現を通り過ぎて、どす黒い中国世界の闇が透けて見えるのです。

単元ごとに新出口語表現を学び、その使用例を勉強します。
先週の早朝勉強会で音読した例文はこんなものです。

こんな文章を朝っぱらから音読している図をイメージしていただけると奇妙なものですよ。
少なくとも中国ではできない。


例释
10.大做文章 Make a big deal out of something

可是,有一些人拿少数工人罢工闹事大做文章,他们的目的就是搞垮·我们。

だけど、わずかな工員がストライキを起したことをあげつらって騒ぎを起したいやつがいる。
奴らの狙いは俺達を陥れることだ。


共産党員間の権力闘争。
わずかな敵失でも見逃さない。

12.放出风儿来 Spread information

曹家的人早就放出风儿来说,他们家有亲戚在公安局工作,他们谁也不怕。

曹家の人たちは早くから自分達で噂を流していた。
「親戚が公安局にいるから誰も怖くない」って


公安。ここがバックについてりゃ何にも怖くないんです。
殺人だって無罪放免。実際に自慢してる奴がいました。

こんな事件もあたりまえ。
ネットで大流行「僕のパパは李剛だ!」

13.给(某人)颜色看看 Teach someone a lesson

他嘿嘿一笑,说“开除吴顺,就是要给他一点颜色看看,让他们知道谁厉害。”

彼は鼻で笑って言った、「呉順を除名しろ!奴に思い知らせてやれ、誰がホントに怖いかってことを」


誰がホントの権力者か。これを知らないとさあ大変。
虎の尾を踏まないように。


14.一箭之仇 Take revenge

他一上台就免去一下老杨的职,报了儿子被开除的一箭之仇,
这件事子全公司引起了不小的震动。

彼は就任するなり、老楊を首にした。息子が除名された仇を討ったのだ。
この事で会社全体がざわついた。


権力地図が変わったのです。
これから始まる粛清。
ああコワっ!


この教科書は外国人にホントの中国文化をおしえてくれます。

以上
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by zhuangyuan | 2011-07-10 18:06 | 学習 | Comments(0)
2011年 05月 14日

中国原発事情  安全第一?

今年の夏も中国では電力ショートがおこりそうだといいます。
今年は2004年にならぶ大規模なものだと。

中国も電力不足、日系企業で停電 石炭高騰、生産に支障の恐れ

毎度のことなのでさして驚きませんが
ちょっとうがった見方をすると、
中国の原子力村が裏で動いているなんてこともあるかも。

福島では大変な事故が起きているけど
経済発展を支えるためにはやっぱり原子力発電は必要ですよ。
ってなことを理解させるために電力不足をアピールすることも。

そんな折、今日の中国語教室では中国の原子力発電に関する雑誌記事を取り上げてくれました。

凤凰周刊 「中国核电站倒春寒」(中国原発に春のあらし)

現在中国では原子力発電比率はまだ低く3-5%程度だとのことですが
いままさに原発をどんどん建設中なわけです。

この記事によると現在稼動中商業用原発は6基だけ。
ただこの第12次5ヵ年計画にあたって2015年までに40基建設することになっているそうです。
2020年までには60基を超え世界第二位になる目標だと。

雑誌の地図とはちがいますが参考のため原発立地地図をリンクします。
中国核电站分布图


そんななかこんな心配が。
“如果我们对于快速扩展没有足够的认识,将危及工程质量和核电设施安全运行”

もし急速な発展に十分な認識が足りない場合
工事の品質や原発の安全な稼動に危険が及ぶ


まさにそれが心配ですよね。
急速に道路や橋をつくって、穴があいたり、崩れたり。
こんなのはそこだけで済みますけど。
原発はちょっと。

それゆえ新しい安全基準を作るだとか
安全査定のし直しだとか
建設スピードを調整するだとか
もっともな意見が出てきています。

“积极发展”的方针,有可能被“安全第一”所取代

積極発展の方針が安全第一に取って代わられるかも。

要は安全第一ではないってことね。

ともかく安全に行こうよって声が上がっているのです。

しかーし、やっぱり中国にも原子力村的な声も大きいのであります。

雑誌では核安全専門家の発言を紹介しています。

「第12次五ヵ年計画の原発発展計画を見直す必要はない」

理由は二つ。

1. 核电“十二五”规划经过了严密的科学论证,不是草率决定的,也不是某几个人拍脑袋的结果

第12次五ヵ年計画の原発計画は厳正なる科学論証を経たものであり
いい加減に決めたものでも、数人が思いつきで立てたものではない。

2.中国不同于能源需求不那么迫切的欧美国家,由于经济快速发展,
核能是目前中国能够弥补能源缺口的最有效办法。

中国はエネルギー問題がそれほど逼迫してない欧米国家とは異なり
経済が急速発展しているのであるから原子力は中国のエネルギー不足を
補う最も有効な手段である。



なんかどっかで聞いたことのなるような文句です。

もちろん経済発展は重要ですが
少しくらい遅れたって、安全第一でいきましょう。


以上
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by zhuangyuan | 2011-05-14 22:42 | 時事 | Comments(0)
2011年 04月 03日

日中マスコミ 酷さ比べ

中国のマスゴミ ジャーナリズムの挫折と目覚め (扶桑社新書)

福島 香織 / 扶桑社



元産経新聞中国駐在記者、福島香織女史。
高山正之氏をして、「彼女が記者でいる限り、産経新聞は健全だ」と言わしめた逸材。

やめちゃった産経新聞がどうなってるかはさておき
中国マスコミのあきれた現状を明らかにしてくれます。

中国において報道機関とは、あきまでも現状維持に寄与する形の宣伝が第一義の使命だといいます。

古くは文革時の
「公開の場での自己批判・つるし上げ」
「抵抗勢力排除」
「権力闘争」

共産党は笔杆子(ペン),枪杆子(銃)の二つで権力を奪取した歴史があり
マスコミによる宣伝工作は非常に重要な位置づけとされているとのこと。

まあでもこれに関してはそういうもんだと思ってみれば
それはそれで悪影響はすくないかも。

日本の大手マスコミは正義ぶって政権批判しつつも
裏でつながって大衆操作をしますからこっちのほうがややこしいかも。


最近の中国マスコミの傾向としては
けっして政府批判はしないものの権力者の腐敗を暴く人民本位の記事が増えているといいます。

ただしここは中国、これを利用し金儲けする記者があとをたたないと。

シンプルに言うと「たかり」です。

例えば炭鉱事故。
事故を起した事業主は事を大きくしたくない。

エネルギー不足の中国では大儲けできます。
安全無視して利益優先。
地方政府ともつるんでます。

そんな彼らの事故後の記者会見では、軽食や飲み物、お車代までついてくる。
どうか穏便にって。

そんなことが続くとエスカレートして自ら見返りを要求する記者もでてくる。
記事に書かれたくなかったら...

お車代に広告費なんでもありつまり口止め料です。
中国語で封口費というんですって。

甚だしきは
あまりにゆすりが酷すぎて、殺されちゃった記者もいるそうです。

ちょっとここで想像してみた。

日本の記者がこんなゆすり記者ばかりだったら?

原発事故で放射能がいっぱい漏れてたって
事業主に賄賂つかまされて報道しないなんてことも。

「もう一本足してくださいよ。プルトニウムのことは書きませんから。
ヨウ素だけにしときますよ。」なんて。


中国ってやっぱひどいなあ、なんて思ってたら、ふと気づいた。
日本も同じだと。

個人記者は善良だろうけど
大会社はみんなつるんでる。

組織としてグル。
政官財に報道も。
エスタブリッシュメントが強固に結びついてる。

今回の東電事故であきらかになりつつありますね。
3.11に東電会長はマスコミ大手トップと費用持ちで中国旅行してたらしいし。

そいうや官房機密費をマスコミに配ってたなんて話もあったなあ。

中国の封口費なんて可愛いものですね。
悪い奴が見えやすい。

もしかして福島香織さん中国のマスコミを批判するふりして
日本のマスコミを批判してるのかな?
指桑骂槐?



そんな中国、
今はtwitterもどきの「微博」がそんな現状を打破できるかと期待されているそうです。

善良な個人がメディアをもって既得権益に穴をあける。

とりあえず私も登録してみた。
「新浪微博 我的首页」

请关注一下。


以上
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by zhuangyuan | 2011-04-03 11:29 | 中国関連DVD、本 | Comments(0)
2011年 03月 20日

中国人特派員の見た震災時の日本人

このたびの大変な地震に関して政府はともかく民衆は立派に行動しているともっぱらの評判です。
中国のサイトに日本在住記者の記事がありました。
彼らはどんなとこがすごいと思ったのでしょうか。

相信日本 (日本を信じよう)

“日本制造”的民众 (日本製の民衆)なんて表現をつかって評価しています。

まず評価しているのは日本の建築。
日本勤務の中国人女性がおどろいています。
大きな揺れが二度あって二度外に避難して二度もどってきた。
日本人は建築品質への信頼が驚くほど強いと。

学校や幼稚園もとても堅牢にできていて
しかもまさかの時の避難場所まで決められていると。

四川の地震では学校がメチャメチャになったことを思い出します。

その彼女が少し前の事件を思い出して言います。

“少用了两根钢筋,被追究得特别严,伴侣还因为压力太大跳楼自杀。当时还觉得有点小题大做……”

「鉄筋を二本抜いただけで、徹底的に追究されて、心理的負担が大きくなりすぎた夫人が飛び降りた。
当時思ったけど、なんてちっちゃな事で大それたことを...」



中国だったら日本どころか鉄筋なしもあるかもね。


日本の高層ビルは揺れるけど倒れる心配をする人はほとんどいないでしょう。
ちなみに私は外にいたときに揺れましたので戸惑いました。
とりあえず比較的新しいビルの下に入りました。


停電になったあと帰宅の途につく人々も彼らを驚かせたようです。

“就像参加追悼会葬礼似的:缓慢,沉静,严肃。”

追悼会に参列しているようだった。ゆっくりと、静かに、厳粛に。


だれも車道にはみ出すことなく歩き続けたと。


翌週の計画停電にともなう電車の混乱にも冷静に対処する姿が驚きをあたえました。

人群排成了蜿蜒的长龙,全部靠左,右边留出通行空间,没人指引,没人监督。

人々は長蛇の列をなし、皆が左に寄り、右側を通行人のためにあけている。
誰が指導するわけでなく、誰も見張りがいないのに。


中国の駅は凄い。おしくらまんじゅう。

NHKの冷静な報道ぶりも評価されています。

NHK在国家重大危机时刻成为超越一切的公共平台,维系了国民的精神和秩序。

NHKは国家の重大危機においてすべてを超えた公共放送となり、国民の精神と秩序を保った。



そして最後に記者は言います。

也深深体会到这个国家的强大

この国家は強いと深く理解できた。


以上
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by zhuangyuan | 2011-03-20 14:51 | 時事 | Comments(0)