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2014年 12月 21日

家政婦は世界で国をおもう OFWって何?

OFWって知ってる?

出張先のマニラのホテルで朝刊を読むとこんな見出しがありました。

OFWの入金が過去最高。

何それ?

出稼ぎフィリピン労働者です。
Oversea Filipino Worker

お国への送金、なんとその額20億ドルを超える。

2014年は過去最高の去年を上回り、10月までで24億ドル強。
http://www.philstar.com/business/2014/12/16/1403018/ofw-inflows-6.9-2.46-b-oct

その人数は約1000万人というから1人平均2万4000ドル。
すごい!

香港から来たお客さんに聞いてみた。
香港にも多いんじゃない?

めっちゃ多いって。
マニラに来る時のフライトは予約が大変だったといいます。
出稼ぎの人たちがクリスマスを故郷で過ごすため帰ってくる。

フィリピンはアジアでは珍しいカソリック国。
街はクリスマス一色。
お客さんのオフィスもデコレーションとプレゼントで溢れてた。
ローマ法王も1月に来るみたい。

香港のフィリピン人はメイドをしてる女性が特に多いそうです。
メイド喫茶じゃないよ、ハウスメイド、いわゆるお手伝いさん。
優秀なメイドは取り合いだといいます。

共稼ぎだという彼も最近、パートでフィリピン人雇ってるって。
普通の人が普通に雇ってるみたい。
今はいい人見つかったそうですが、前の子は金持ちに雇われてたらしく
贅沢に慣れてて家のもの勝手に使っちゃって困ったと。

いい人の場合は、あまりに家庭に溶け込んで
その家のご子息が幼いころ一緒に住んでいたメイドさんを親戚のおばさんだと大人になるまで信じていたといいます。

まあともかくたくさんいるんです。
彼女たちは週末になると広場に集まりすごい人数が交流してるそうです。

かといって香港がナンバーワンじゃない。
アメリカ、サウジ、マレーシアと続く。
http://www.pinoymoneytalk.com/ofw-population-country-age-sex-work-type/

日本でも働いてますがこちらは芸能ビザが多いんでしょうね。
マニラでカラオケに行って初めて歌の下手なフィリピン人に会ったなんてジョークも聞きました。
上手い子は海外にいっちゃう。

香港でもメイドというのですから女性が多くを占めるのかな?
現地のお客さんに聞いてみました。
「9割女の子じゃない?」なんてお答え。

でも実際は違うみたい。
フィリピンの統計によると約半数だそうです。
でもこれは政府機関を通して働きに出た人の統計のようなので
実際はもっと多いかも。
http://www.pcw.gov.ph/statistics/201405/statistics-filipino-women-and-mens-overseas-employment

このOFW、GDPでも主要な位置を占め、昨年は8.4%だって。
送金がたくさんあるし、もらった方も貯蓄する傾向が高く
おかげでフィリピンの銀行はキャッシュリッチなんですって。
で貿易をやるにも支払いの心配がないといいます。

おかげで金利も低いらしく、投資も活発。
順調に発展してます。GDP成長率も2013は7.2%と絶好調。

国を支えるOFW。
入国時も優先ゲートがありますよ。
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ありがとう、OFWって感じかな。

以上


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by zhuangyuan | 2014-12-21 22:35 | 時事 | Comments(0)
2014年 12月 14日

韓国の飲み会はいつも軍隊ばなし

韓国のお客さんと忘年会。

韓国映画には軍隊の話多いよね?恋愛映画にすら軍隊が絡んでくる。
日本映画は軍隊出てこないですか?
一応日本に軍隊いないことになってるから自衛隊の話題って大ぴらに語られてこなかったんですよね。

自衛隊って撃たれないと撃っちゃいけないんですよ。
それじゃ負けるでしょ絶対。

「韓国もそうですよ。北朝鮮と戦ったって相手が撃ってこなきゃ撃てません。」

これは知りませんでした。
韓国軍は米軍の指導下にあり、先制は禁じれれているといいます。
しかも国連軍の下の米軍ですから三重構造ですって。ややこしい。

さらに話はつづき、板門店はソウルから近いよねって話から
マジで攻撃されたら、すぐにやられちゃうかもなんて。

子供のころの避難訓練なんて
化学兵器で襲われた場合を想定してたというシャレんならない話も飛び出す。

韓国、北朝鮮は現在も戦争継続中、今も月に一度は避難訓練が行われるという。
その日は町中にサイレンが鳴り響き、
サイレンの間は運転する車をとめ、
安全なところに避難しなくてはならないと。
近頃は避難場所までいかない人が増えたらしいですが車は停止するという。

ただ一方で緊張関係はあるもののスポーツの世界では統一チームなんかが作れらたり友好ムードも。

小学校の教科書には南北統一の歌が載せられれ
誰でも歌詞を暗記するくらい歌ったといいます。

北朝鮮でも同じように歌われているとのことで
スポーツ大会で歌われたりするそうです。

こんな動画がありました。
世界卓球にて。



우리의 소원은 통일!
我らの願いは統一!と歌っています。

曲名は「我らの願い 우리의 소원」

いつの日か統一は来るでしょうが現実は戦争中であり、
男子はみんな徴兵されるわけで仮想敵国はもちろん北朝鮮です。

忘年会でいっしょだった皆さんも全員軍隊に行ってます。

韓国では飲み会ネタで一番多いのが軍隊ネタだそうです。
その次がサッカーの話題。

女の子が嫌う男たちの話題ナンバーワンも軍隊ネタだって。
軍隊でしたサッカーの話が最悪だと。
男たちはいつでものその話ばっかりだって。
女の知らない軍隊では男は全員ヒーロー。
サッカーも皆んながゴールゲッター。

男性陣の間でも軍隊の話が始まると、
そろそろお開きがちかい感じるそうです。
ネタが尽きたなって。

現代日本ではありえないお話です。
そんな国がお隣に。
以上

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by zhuangyuan | 2014-12-14 22:14 | 文化、歴史 | Comments(2)
2014年 12月 07日

カレー屋の片隅から世界が見える

近所で評判の南インドレストランで息子(小5)とランチしていますと
インド人母娘と相席になりました。

2人の会話は英語。
ドーサセットがいいんじゃないの?とお母さん。
娘は頷くだけ。
ドリンクは?
首をふる。

「あなた、お母さんが聞いてるんだから、こっち向いてちゃんと返事しなさい!
頷くだけじゃダメ!」

「ふふ、どこの親子も一緒ですね。」と日本語で声をかけてみました。
かわいい娘さんは小学四年生。
習い事のついでにレストランに寄ったと言います。
母娘ともに日本語上手。

「ここに来ると南インドに帰った気がするんです。」
とチェンナイ(マドラス)出身のお母さん。
「インド料理お好きですか?」

「特に南インド料理が好きですよ。今南インド流行ってますよね?」
「通の間ではネ」
お母さん日本語レベル高し。
娘さんの日本語はネイティブ。
帰りに漢字ノート買ってくなんて話してました。

日本に20年いるというので家族間の言葉について聞いてみた。
日本人の旦那さんとは日本語主体。娘さんとはあえて英語だといいます。
母語はタミル語。でも子供は喋れず。三つはムリですと。

英語は必須。故郷の祖父母とのコミュニケーションのため。
自分の孫と話が通じないなんて悲しいですからね。

よく帰るんですか?
年に一度は行くんですけど、自分の育った街には誰もいないんです。
親も引っ越しちゃったし、
友達はみんな海外に出ちゃった。

「同級生の8ー9割が移住しちゃうって想像できますか?
人材の国外流出です。」

同窓会もアメリカ、シンガポール、香港でやるんだって。

という彼女もIT技術者で日本に来てる。
日本に憧れて日本語勉強して日本に派遣されたって。

でも当時憧れてたニッポンと違う国になっちゃいました。
経済もダメだし、若い人は優しくない。日本人も変わっちゃった。

「でもインドも世代間ギャップ大きくなってるでしょ?
インド映画を観ると都市化や海外文化の影響で変わってくインドがえがかれてますよね。
『その名にちなんで』とかね。」

この映画は旦那さんのお気に入りなんですって。

まだまだたくさん話したかったけど、息子がぽつり。
「ねえパパ、もう帰ろうよ。」

以上





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by zhuangyuan | 2014-12-07 09:06 | 文化、歴史 | Comments(0)
2014年 12月 05日

国家の言語戦略

昨日はシンガポールのお客さんと一緒でした。
彼はアメリカに留学していたらしく英語がぺらぺら。
私のiPhoneの着信に漢字表記がでたことで
マンダリンがはなせるのか?と聞いてきた。
いやいやこれは日本語だよ。
マンダリンもいけるけど。

彼もマンダリン(北京語)が話せる。でも広東系華人。
学校で習ったんだって。

シンガポールの学校では第一言語を英語として、
華人なら第二言語をマンダリン、
マレー人ならマレー語、
インド人ならタミル語とするんですって。
さすが国際国家シンガポール。国家として世界で生きる戦略ができてる。

以前はマレー語が第一言語だったそうですが英語にかえたそうです。
国民国家としての言語統一を目指すのでなく多様性をあえて残す。

先日会ったマレーシア人曰く、シンガポールとマレーシアいずれも多民族国家だが
うまく連携して助け合ってるのはシンガポール、
マレーシアはマレー人優遇のもと民族同士が年中喧嘩ばっかりしてるのがマレーシア。
その差が経済格差になったのだといいます。

シンガポールはリークアンユウ以来、明るい独裁国家で確固たるものがあるけど
マレーシアはマハティールが変わると喧嘩ばかり。ホモ疑惑で政敵を追い落としちゃう。

かのマレーシア人は華人ででシンガポール在住、会社も経営。奥さんもシンガポール人だというので、
そんなにお金あったらいつでもシンガポール国籍とれるでしょ?と聞くと、
マレーシアで仕事するにはマレーシア人であったほうが有利だと現実的なお話をしてくれました。

国籍もビジネスライクで選択。さすが華僑。
マレー人優遇でも経済はやっぱり華僑。
みんな英語もぺらぺら。
金儲けには言葉が必要です。

以上




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by zhuangyuan | 2014-12-05 22:03 | 言葉 | Comments(0)