中華 状元への道

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2014年 01月 26日

華僑に学ぶ金儲け

一生お金に困らない「華僑」の思考法則

大城 太/日本実業出版社

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私のいる業界は華僑が多い。 東南アジアはどこの国行っても貿易相手はほとんど華僑。
名前も現地風になってるのでわかりにくいですが大体、中国語喋れる。
とは言っても普通語でなく広東語や福建語、潮州語。海を渡って行ったんです。

彼らの行動様式とこの本の法則をみると符合するところがたくさん。
日本の華僑も同じなんですね。

 まず相手を利する。反対に借りを作る。相手の非を責めない。
こうして人間関係をディープにしてゆくのです。
そして仲間は絶対裏切らない。

 対する私がそれに対応できるかというとこれが難しい。
企業組織の1サラリーマンの身ですと、
この人間関係ですべきことはわかりつつも、
行動で示せるのはごくわずか、
結局は企業論理とベクトルがあう時だけなのです。

それでも責められない。それが逆に辛い。
それも術のうちなんでしょうけど。

 この本で一番腑に落ちたのは、ルールより人間優先ということ。
ルールつまり法律は熟知し利用しつつも、
全てしたがうわけでなく、自己都合で守らないこともしばしば。

発展途上国の政府役人なんてだいたい華僑に転がされてます。
「あの国は関税高いけど、まず俺に売ってくれ、あとはなんとかするよ。」
信じる信じないは度胸が必要ですが、それで回っているのが現実。

法律なんて時の為政者が既得権益保護のために勝手に作って
支配構造を固定するためのものだという認識。
そんなの守ってたら一生貧乏人ってな意識。

先日、日本にいる中国の友人が言ってました。
現代中国で金持ちは全員法律を破ることで金持ちになったと。
日本は既得権益を脅かす層が迫力ないんで固定されちゃう。
長い歴史のなかでずっとそんな中華社会で生きてきたんですから、
華僑にとっちゃ平和は性善説島国なんてファミリーが繁栄するぐらいちょろいもんでしょうね。

 この本はそんな華僑の思考法則を惜しみなくだしてくれてます。 オススメ。 以上

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by zhuangyuan | 2014-01-26 09:23 | 中国関連DVD、本 | Comments(2)
2014年 01月 05日

サウジのお転婆娘

少女は自転車に乗って鑑賞。

最近、中国語学習ブログが映画鑑賞ブログになってる。
まあいっか。

というわけでこれはサウジアラビア初の女性監督が描くイスラム女性社会の物語。
なんて書くと重い感じですが、女性を過度に虐げられた存在にはせずリアリティを感じます。
男子禁制の女子小学校に通うワジダちゃんが男の子に勝つために自転車を手に入れるために奮闘するお話。

サウジでは女性は自動車のみならず、自転車まで乗っちゃダメ。
主人公のワジダちゃんが良い。純朴なだけじゃなくけっこうワル。
コンバース履いてピアスつけて、黒いスカーフだってたまにとっちゃうよ。
赤毛のアンかハイカラさんを彷彿させる。お転婆娘って言われてる。
だいたいアラビア語でお転婆って概念が存在するのだろうか?原文はどんな意味なのだろう?
でもお転婆って訳は、屈託のないワジダちゃんに合ってる。
原題はそのままWadjdaっていうのも頷ける。この名前も含意があるのかな?

この映画を女性視点からみたコメントは他にもたくさんwebでアップされてますので割愛します。
ひとつだけ怖い言葉をご紹介。母親がいう一言「言うこと聞かないとお嫁にやっちゃうよ!」

ここでは別の視点から。イスラム国家サウジもグローバル化に抗えない姿がたくさん見えて面白い。
いい家に住んでるけど、フロー収入は多くなさそう。なぜなら第二夫人を養えない程度でブルーのつなぎ着てる。
石油大国も人口急増で楽な仕事以外もやらないといけないみたい。

運転手はインド人の不法滞在。車はGM。インド人は雇われだが基本オンナをバカにしてる。

父ちゃんは家でプレステみたいなゲームやってる。

みんなサッカー大好き。
売ってる製品はメイド イン チャイナ。自転車はそうじゃないといいな。
町のおじさんたちもポップスが好き。

そういえばサウジのお客さんを日本で案内したとき
秋葉原で中古のパックマンゲームを買ったので驚いた。
小さいころ遊んでたって。

アブダビのお客さんはお祈りの時間にiPhoneでメッカの方角しらべてた。

仕事でサウジアラビアに数日間滞在したこともありますが、入国前のイメージと全く違って、
話した相手は皆非常に合理的。上のクラスは米国留学経験を持つ人が多く英語も達者。

砂漠のテントで大会議?


そんなサウジが王政敷いて宗教警察持って統制しようったってなかなか難しいでしょうね。
その証拠にこの映画にも王族も出資したといいます。

宗教的因習もその発生時点においては、その必然性と合理性があったのでしょうが、
このグローバル化では変化せざる得ませんね。

そもそもワジダみたいな子が育つってことが変化のあかし。
ちなみに物語の主人公としてのワジダだけでなく
オーディションに現れた女優の卵もワジダそのもので
コンバースにヘッドホンでジャスティン・ビーバー聴いてたって。
少女は自転車に乗って


オススメですよ。

以上
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by zhuangyuan | 2014-01-05 19:13 | 文化、歴史 | Comments(0)