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2011年 12月 25日

The Reality Distortion Field

Chinesepodを聴いてましたら「スティーブ・ジョブス伝」の評論に関する話題がありました。
なんでも中国ではジョブズの熱狂的なファンが多く、彼の氏がアメリカでよりショックを与えているといいます。

この文章のなかに「现实扭曲力场」という言葉が出てきます。
Reality distortion fieldを訳したものです。
なんとも魅力的な言葉です。

ジョブズはこれをもっているといいます。
つまり現実を捻じ曲げてしまうフィールドを持っている。

ネットでは日本語で現実歪曲空間と訳されているケースが多い。
ちなみに日本語版「スティーブ・ジョブス」では翻訳家、井口耕二氏が「現実歪曲フィールド」と訳しています。
先日、井口氏の話を聴きにいきました。
日本語版は読んでいないのですが英語版は購入し数章読みました。
The Reality Distortion Field と題する章まであります。

Steve Jobs

Walter Isaacson / Simon & Schuster


Chinesepodではジョブスを形容するときだけに使う専用言葉だといっています。
そもそもはジョブスの部下が初めてつかったそうで
スタートレックの宇宙人がつくりだすフィールドだったと。
ともかく人間界ではジョブスだけが使うんでしょう。

ジョブスの偉大さを表す凄い言葉です。
じゃあどんな力なのか?
Chinesepodで取り上げた評論らしきものがネットありましたのでそこで見てみましょう。
现实扭曲力场

强大到逆天的能力可以说是乔布斯改变世界的一个重要武器,力场一开,黑的就变成白的,假的变成真的,不可能变成可能。

強大で天にも逆らう能力でジョブズが世界を変革する重要な武器だと言える。
この磁界が現れると、黒いものも白くなり、偽物も本物に、不可能なことも可能になってしまう。


かっこよすぎる。

周りにいる常識人たちはびっくり仰天でしょうけど
ジョブズ フィールドに巻き込まれてグルグル回っている間になんか世界が変わっちゃってるって感じかな。

日本語の訳より中国語のほうがいいような気がする。
扭曲と歪曲、捻じ曲がっていること と 捻じ曲げること
空間と力场、 力场を中日辞典で見ると「(電気・磁気などの)場」とあります。
フィールドそのものが力を発しているイメージがある。
そこだけ時空に乱れが生じて、現実が揺らいでしまう。
ジョブズ自身がゆがめるのでなくもっと神秘的な超越した力(フォース)。

一度フォースを感じてみたかった。
youtube経由では感じられるかな?

以上
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by zhuangyuan | 2011-12-25 22:29 | 言葉 | Comments(0)
2011年 12月 18日

中国の金持ちは三蔵法師?

先進国の経済はどこもがけっぷちですのでこころでそろそろ中国にがんばってもらって
世界経済を救ってくれないかなあ。

金融引き締めやめて資金供給増やせば一発でOKなんじゃないの?
といった話をお客さんにきいてみました。

そんな簡単じゃないですよ、中国の不動産バブル崩壊はかなり深刻ですよ。って

中小企業の社長の夜逃げは頻発してるし
銀行がかね貸してくれないから闇金も氾濫してる。

今まで不動産で大もうけしてた人たちが暴落によって金返せない。
悪循環のスパイラル。

自動車販売店でこんなこともあったと。
自動車は前金で売ることもあるそうですが
その前金を集めた資金で不動産投資にまわしちゃったところがあったと。
儲かってればぜんぜん問題ないけれど、下がりだしたらさあ大変。
お客のお金をつかいこみ。
気づいた客がディーラーに殺到し暴動になったとさ。

不動産を買う人たちも基本転売目的。
借金していくつも買っちゃう。
不動産業者だってあくどい奴がいて
同じ物件を二重、三重に売っちゃってドロン。

買っちゃったほうだって値下がりした挙句にダブルブッキングされてたとなったら
借金だけ残って物件はなしで、さあ大変。

そんなときは建築途上の物件に居座って先行占有者として居ついちゃうんですって。
なんか漫画の世界。

最近は出張もなく現地動静がわからないのでどんなもんだか一冊読んでみた。

【中国版】サブプライム・ローンの恐怖 (幻冬舎新書)

石 平 / 幻冬舎



なんかちょっとやばそうね、中国経済。
資金供給も簡単じゃないみたい。
やっぱりインフレが怖い。
全国で暴動が起きる。

中国の暴動って歴史的にみてほんとに国家が転覆する。
それをみんながリアリティを持って感じてる。

天安門事件で暴れてた学生たちだって本当に天下取れると思ってた奴が何人もいたらしいし。

この本でも面白いねたが載っていた。

今の中国一般民衆たちは「水滸伝」ばりに暴政に対していたるところで暴動起こしてるって。

それだけでなく各階層が中国四大奇書を地で言っていると。

四大奇書とは

西遊記
三国演技
紅楼夢
水滸伝

「西遊記」はお金持ちたち。
三蔵が孫悟空たちを連れて天竺に経典を探しに行くみたいに、
お金もって海外に移住してしまってるって。

「三国演技」をやってるのは
地方政府と幹部たち。
来年は政権移譲の年ですから権謀術数がうごめいていることでしょう。

「紅楼夢」は高級幹部たち。
美女をはべらして酒池肉林の世界を満喫している。

そして最後に一般民衆。
そんな為政者たちの暴政に耐えかねて
いつの日かも天下を夢見て、梁山泊へ。

中国ってなんでもありそうだから迫力ありますね。

毛沢東だって長征の間、三国演義と水滸伝ばっかり読んでて天下とったんです。
長征っていうと聞こえがいいけど、実際は敗走して逃げ回ってたわけで
そんな劣勢から天下をとってしまうのです。

なんかのきっかけで流れが変わると一気にすべてが変わっちゃう。
これが中国。

こないだ読んだ「孫文」だってはじめはただの外国かぶれで
蜂起だって何回も何回も失敗してた。
でも歴史の流れにうまく乗ると一気に大総統。

経済成長を謳歌している今だって
ありえるかも。


以上
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by zhuangyuan | 2011-12-18 21:59 | 時事 | Comments(0)
2011年 12月 11日

伝説のハヤブサ 海東青

先日、中東からお客さんがあり会社へのお土産として
銀のハヤブサをくれました。

中東の王族は鷹狩りを楽しみ、ハヤブサを使うとのこと。

私鷹狩りってのは鷹を狩ることだと思ってましたが
鷹で獲物を狩るんですね。おはずかしい。

この鷹狩りってのは世界中の狩猟民族が行っていたらしく
先日読んだ小説にも出てきました。

孫文〈上〉武装蜂起 (中公文庫)

陳 舜臣 / 中央公論新社



この小説は単行本では「青山一髪」と題されており
蘇軾の詩で締められています。

余生 老いんと欲す 海南の村
  帝は巫陽(ふよう)をして我が魂(こん)を招かしむ
  杳杳(ようよう)として天は低く 鶻(こつ)の没する処(ところ)
  青山一髪 是れ中原(ちゅうげん)


孫文が大総統に就任すべく中国に戻るときに読んだとしています。

余生を南の村で過ごそうと思っていたら
呼び戻されることになった。
遠くに見える ハヤブサが姿を消すところ
山が線のように見えている その中原へ

鶻(こつ)っていうのはハヤブサのことらしいのですが
ハヤブサは清朝の支配民族満州族の象徴ともいえるのだそうです。

この小説の冒頭にも「海東青」というハヤブサの逸話が載っています。

満洲族の前身、女真族が契丹に服従していたころ
契丹へこの断崖絶壁に住む海東青を捕るため命を落とした若者が多かったと。

ネットにはこんな話も
残暴贪婪的大辽王,年年逼迫女真部落的"达敏包"(就是"鹰家"或"鹰户"的意思)替辽王捕捉鹰雕。还拿鹰户的妻子儿女做人质,如不按时交鹰就砍杀活埋。

残虐な遼王は女真族の鷹匠に鷹や鷲を捕るよう迫った。
妻子を人質にとり、時間通りに取れなければ首を切って生き埋めにした。


海东青不是雕的一种,而是一种隼,其体型精悍短小,但性情凶猛,爆发力强,被我国东北一带历代训练为猎鹰,尤为辽代被皇帝训练为猎鹰从事捕猎天鹅,大雁等。海冬青最重要的特点是,浑身羽毛雪白,赤目,毛拓,双翼漆黑。

海東青は鷲でなく隼の一種で小型で精悍、獰猛にして爆発力があり
東北一帯で狩りのために訓練され、とくに遼代には皇帝によって鷹狩りに用いられ白鳥や雁を捕った。
最も重要なt口調は前身雪のような白い羽毛に覆われ、赤目で毛拓?、翼は黒色


かっこいいね。
ちなみに子供部屋にある「くらべる図鑑」によると、
はやぶさは時速100キロで飛び
獲物を追って急降下するときは200キロ出すとのこと。

この海東青は満州族の象徴なんだそうです。

"海东青"就是女真称号的真正含义,女真称号就是女真族的民族精神的体现。遥想当年,女真人势如破竹,腾飞于白山黑水之间,犹如"海东青"搏击长空追捕天鹅之势,一举翦灭了辽、宋两个强大于女真数倍的封建帝国,问鼎中原,开辟了一个幅员万里的辽阔疆域。在女真人的整个民族精神世界中充满了"鹰气",在女真人的心目中海东青是最崇高、最神圣的英雄。

海東青は女真称号の本当の意味である。女真称号は女真族の民族精神の体現である。
はるかに思う、女真は破竹の勢いで、山川の間を飛び回り、海東青が空中を貫き白鳥を追うようであり
遼と宋という女真より数倍大きな封建帝国を滅亡させ、中原に鼎を問い、万里に続く広大な領域を開拓した。
女真族の全民族精神には鷹魂が充満しており、海東青は最も崇高で神聖な英雄である。


そのハヤブサも空を飛び回っていた当時の獰猛さが消え
長い平和の末に堕落し、ついには孫文に倒されるのでした。


以上
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by zhuangyuan | 2011-12-11 21:38 | 文化、歴史 | Comments(0)
2011年 12月 03日

最近国際化が進んでます。

小2の息子はお絵描き教室に通っているのですが
そこには息子と同い年の韓国人の女の子がいます。

迎えに行くときにはその子に韓国語で話しかけるようにしています。
男の子のように活発な子なのですが韓国語をしゃべることは
恥ずかしいらしく答えはいつも日本語です。

韓国語しゃべれるんでしょ?と聞くと
当たり前でしょ、韓国人だもん!との答え。
6歳までは韓国にいたとのことですから立派にしゃべれるんでしょうね。

日本語イントネーションは完璧です。
さすがに子供は語学習得が早い。
お母さんの日本語もうまいですが韓国訛りがあります。

私の韓国語はしゃべりたての子供がしゃべるくらいしか語彙がありませんので
しゃべりかけてみて通じるか試しているって感じ。

「急いで」ってなんていうんだっけ?
「빨리」 (パルリ)

やっとこたえてくれました。
きれいな発音です。
このルの音がいいよねネイティブは。

息子がいいます。
「パパはオレと同じくらい、チェオンと仲良くなってるね。」

「チェオンは韓国語の先生だよ。」
「じゃあオレの先生はアリエだな。」

実はお絵描き教室には同い年の外国の子がもう一人います。
こちらはレバノン人のハーフ。

先日、プールであった際に息子は泳ぎを習っていました。
ビート板なしでは泳げない息子が5mしか泳げない女の子に
特訓されている図はとてもおかしいものでした。
「頑張るって気持ちが大事だよ!」なんていわれながら。

そしてここには更に上海の女の子もいるのです。
当然わたくしは中国語で話しかけるのです。

最近日本は国際色豊かになりました。

子供たちの小学校には
中国、韓国、ネパール、スイスなどの同級生がいます。

ピアノ教室の同じ時間の子も中国人だし
今日娘の塾の新年度説明会に出席していたら
前にいたお母さんはチャドルをかぶってた。イスラムのお国から来たのでしょう。

家の近くにはサウジアラビア人の寮があります。
完全にアメリカナイズされたファッションで闊歩してるかと思えば
ごくたまに民族衣装ででかけてたりしてます。

先日びっくりしたのはお酉様での屋台の多様さ。

たこ焼き、焼きそば、お好み焼きに混じって
トッポギ(韓国)、餡餅シャーピン(中国)、シシカバブ(トルコ)、タイ料理

いつのまにやら国際色がゆたかになっています。
的屋の縄張りとかそういうのは問題ないのかな?

まあともかく異文化があつまって交じり合うってのは楽しいことです。

いっしょに行った息子が食べたのは
フランクフルト、チョコバナナにトルコアイス。

ビヨーンと長く伸びる白いアイスです。
日本語のうまいトルコの兄ちゃんが冗談いいながら作ってくれます。

「なんでこんなに伸びるの?何がはいってるの?」
「日本語でなんてゆうかわかいんないよ、ごめんね!」
とへんなイントネーションで答えてくれました。

以上
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by zhuangyuan | 2011-12-03 21:57 | 生活 | Comments(0)