中華 状元への道

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2011年 08月 29日

いとしのマリモちゃん

夏休みは知床に行ってきました。世界自然遺産です。

出発前に図書館で北海道・東北の国立公園に関する図鑑を子供に借りてきました。
すると小2の息子は知床よりも阿寒国立公園のマリモにしびれてしまいました。

学校でも特別天然記念物だということを知りますます熱が高まります。

どうしてもマリモが見たい。
夏休みの自由研究はマリモの研究をする。と言い出しました。

ある日家に帰ると息子が聞きます。
「パパ、北海道何で行くの?」
「飛行機だよ」
「えー!じゃあマリモ持ってかえってこれないじゃん!水持ち込んじゃダメなんだってよ!」
なんて頭の中はマリモだらけ。

勉強いっぱいやったらご褒美としてお土産マリモを二個にして!なんて

でも研究するっていったってそんなネタたくさんないだろとこちらは心配。

でもって阿寒湖を予定に組み入れ着いた翌日にはマリモ見学に。

着くとお土産物屋にはどこにもマリモがいっぱい!
「水道の水でも育ちますよ! 一週間に一回水替えてね!」なんて。
「ちっちゃいのは養殖でおっきいのはロシア産ですよ。」

ついたそばから買いたくなる息子をおさえて
阿寒湖クルージングへ。

船ではマリモの神話やマリモの歌も聞かせてくれ気持ちは高まります。
マリモの歌があると知って、子供が喜ぶ動揺っぽいものかと思い
サカナ、サカナ、サカナ~♪ みたいなのを想像したのですが
本物はど演歌でした。

実は阿寒湖でもマリモはどこにでもいるわけでなく
見学するにはチュウルイ島という島に渡らなければなりません。
島に観察センターがあります。

やっと到着したのもつかの間なんと滞在可能時間わずか15分。
マリモ見に来たのに~!

息子の方は意外にあっさり。
天然だろうが養殖だろうが手に入ればいいみたい。

船を下りるとおみやげ物屋をめぐり
息子が一番かわいいと主張するマリモ二個入り小瓶をゲットいたしました。
ご満悦の様子。

でもこっちは自由研究が心配。お土産だけじゃ研究にならない。
そこで研究の糧になればとエコミュージアムセンターなるものに連れて行きました。

運よくマリモに関するスライドショーをみることができました。
これがかなり面白い。
息子は退屈そうでしたが私が夢中になっちゃいました。

ちょっとご紹介します。

☆マリモは丸くないのもいる。
マリモとは?

そもそもマリモは糸のような藻(糸状体)

それが丸く絡まったのがいわゆるマリモ。
そのほか糸状のまま浮遊しているものや
石などにコケ状に着生しているものがある。

丸いほうが珍しい。
世界に二箇所しか生息しない。
阿寒湖とアイスランドの湖しかいないんですって。
だからそこ天然記念物。

天然記念物は保護しなきゃいけない。
だから取ってはいけない。
観察センターで見たマリモも一定期間たつと本来の生息地に戻されるそうです。

阿寒湖には丸いものばかりでなく糸状体も沢山生息するらしいのですが
それもふくめて全て保護の対象だと。

じゃあお土産もの屋で売ってる大量のマリモはなんなのよ?
阿寒湖のじゃないわけ?

正解は、阿寒湖のじゃないし、丸いのじゃない。

他の湖などで糸状のものを集めてきて、おみやげ物業者がクルクル丸めて作ったものなんだそうです。

ショック!!

「でも育ちますよ。ちゃんと水替えれば。」

なんかまがいもんのような気がしてきた。
じゃあロシア産ってのはなんなんだ?
なんでわざわざロシアから持ってくんのよ?

日本では他の生息地でも糸状体すらも数が減ってきてしまって保護対象になりつつあるそうです。

私と妻は大ショックでこれをはじめから知ってたらこの土産は買っただろうか?と話したのですが
当の息子はまったく気にせず、かわいいかわいいと愛でていました。

一週間で水を換えるのは息子の仕事になっております。

ちなみに自由研究はというと
帰宅した後、最後の宿題自由研究にとりかかろうとすると
「マリモはやめた!」
と簡単に言い放ちました。

紆余曲折を経て北海道で見た動物研究の一部としてすこし登場いたしました。

以上
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by zhuangyuan | 2011-08-29 21:28 | 生活 | Comments(2)
2011年 08月 21日

中国新幹線やっぱりすごい

先日、右派中国通、宮崎正弘氏の講演を聞いてきました。
氏の情報力には恐れ入ります。
すべて現地でとってくる。

題して「日本は大丈夫」 補遺 中国大暴走

ただしお題とは反対に中国大暴走ってのが主題になってました。
日本はそれに比べりゃ大丈夫だそうです。

旬な話としての新幹線ネタが面白かったので備忘録として書いときます。

新幹線事故は起こるべくして起こったと。
ちょっといそいで作りすぎですって。
技術も各国のものをツギハギで統一性がない。

ほかにも危ないとこがいっぱいあるそうです。
まず土木工事がいい加減で拙速。

基礎はおろそかにして100m以上の高架橋をさっさと建ててしまうとか。
トンネルも多くてこわいんですって。
鉄道というと軍にとっても重要なので勝手につくれないそうで
そこには軍が関与するそうです。

台湾海峡に面した福建省部分は軍事上の理由でトンネルばっかりだと。
全体の40%はトンネルなんですって。
基礎のおろそかなトンネルなんておそろしい。

すでに8300kmも伸びてるそうですが
そんなに走るためには当然運転士が必要です。

その教育が間に合っていない。
というか本来は間に合わないはずなのに強引に間に合わせてしまってる。

つまり教育不足。
日本の新幹線の運転をするためには2年間研修を受けるそうですが
中国新幹線はなんと10日間で研修終了。Wow!オレもできる?

でも走る線路はまっすぐなものばかりで案外運転は容易かもなんていってました。
実際はまっすぐなとこでぶつかっちゃったんですが。

線路はできて運転もされてるけど駅舎はぜんぜん未完成だと。
しかもほとんどが新駅で市の中心から遠くはなれてなんも無いところばかり。

そのせいで乗車率は20%程度しかなかったと。
その後本数へらしても30%しかないそうです。

じゃあいったい何のためにそんなにいそいで作ってるのか?
一つは共産党90周年に間に合わせる。
間に合った。
でも事故った。

いくら党のメンツのためといっても乗客が乗らないものをつくってどうすんの?
だれのため?

そうです鉄道省のためです。
つくればつくるほど賄賂がとれる。
こりゃおいしい。

賄賂の相場はきまっているそうです。
予算の20%。
半端な金額ではありません。

でも本当なんでしょうね。
でなかったら幹部が2000億円蓄財できませんよね。
利権王国「鉄道省」にメス 汚職容疑で6人取り調べ

さっさとつくって蓄財して
その金を外国に流して国外逃亡しないと。
スイスに金があったり、アメリカに豪邸があったり。
でもあんまりがめつくていつまでも国内にいるとつかまっちゃいます。
権力の移り変わりは速いですからね。
一発の事故でも変わっちゃう。

いやあ中国はスケールがでかい。
こんなことが新幹線にとどまらずいろんな分野で起こってるんですって。
発電所、銀行不正融資、資源開発などなど。
為替や株だっていろいろあるんでしょうねえ。

いくら急速に発展しても心が休まりませんね。

胡錦濤の唱える和諧社会はまだまだのようです。
まあ現実が違うからスローガンがあるわけですけど。

以上
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by zhuangyuan | 2011-08-21 22:15 | 時事 | Comments(2)
2011年 08月 08日

大人の社会科見学

景気が悪いせいなのか世の中物騒で排外的になってます。
私もブログで中国韓国のことばっかり書いてますと怒られそうだから
たまには日本のお話。

先日、国会議事堂を見てきました。

これはほんとタマタマ。
近くに用事があり、息子(小2)といっしょだったので聞いてみた。
「国会議事堂見に行ってみようか?」
「行きたい! あの ハが付く建物と似てるやつでしょ。」

「ハ?ってなんだっけ? ホワイトハウスか?」
「ちがう。前に写真みせてくれた奴だよ。」

タージ・マハールのことでした。

タージマハルと似てるかというとシンメトリになってることくらいで
規模が全然ちがう。

あとで知ってびっくり。
議事堂は建設に17年も費やしたとのこと。
これはタージ並み。タージは21年かかったそうです。

はじめは写真をとって帰ろうと考えていたのですが国会前を通ると
参観者入り口の文字。
中に入って尋ねてみるとすぐに参観ツアーが始まるとのこと。ラッキー。

国会と通りをはさんで向かいの議員宿舎と議事堂は地下でつながっており
会議前には通路は議員でごった返すとこと。
もちろんその日は休日で誰もいません。

窓から中庭をのぞく。入り口は大きなアーチ型。
昔は議員は馬車で登院したとのこと。
そこには馬が水を取るための噴水があります。
汚染されてないかしら。なんて不謹慎なことを思う世相であります。

本会議場には参観者用に各席に「議長席」「副議長席」などと垂れ幕で案内がなされており
いたれりつくせり。一般傍聴席でテープの説明をききます。
けっこうちっちゃくみえます。

ガイドをしてくれた警備員さんがサービス精神旺盛でいろんな
トリビアをおしえてくれます。

まずは旬な地震ネタ。
議事堂は耐震性に優れており主要部分には壊れにくいとされる
沖縄珊瑚石灰石なるものが使われているそうです。
そこにはところどころに化石もついているって。

私がとくに関心してしまったのが天皇陛下に関する話。

天皇陛下が国会開会式に国会にいらっしゃいます。
ちなみに私天皇陛下に関する語彙がわかりませんので
普通の言葉をつかいます。あしからず。

その際、天皇陛下だけが通る門があり、階段があります。
御休所と呼ばれる休憩室がありその中は金箔で塗りこまれています。

その部屋の前には開かずの扉があります。
そこは誰も入ったことがないそうですがおそらく御トイレではないかと。
多分そうじする人はいるんでしょうけど開いたところは見たことがないとのこと。

面白いのはこれら天皇陛下がお通りになるところの
電球はすべて上向き傘がついていること。
普通電球は天井から垂れ下がり下を照らしますが
ここのはすべて上向きです。

なぜなら天皇の影を踏まないようにするためだそうです。
つまり影をつくらない工夫をしているのです。
妙に感動してしまいました。
日本は神の国だ。

すると息子がきいてきます。
「なんで天皇の影ふんじゃいけないの?」

答えに窮した私は
「ガイドのお兄さんに聞いてみなさい。」

お兄さんの答え、
「君が大きくなったらきっとわかるよ。」

天皇が天上人だった時代は影を踏んだら不敬罪なってことはないよね。

中央広間には銅像がたっています。
憲政に貢献した偉人たちの銅像。

四つ角にそれぞれ台座がありますが
乗っている銅像は三人分。
伊藤博文、板垣退助、大隈重信。

一つの台座は台座だけで何も乗っていません。
べつにルパンが盗んでいったわけではなく、
憲政の道はまだ半ばであり、いつか理想の政治家が現れると信じ
その人のために空けてあるそうです。

でももうひとつ言い伝えがあるそうで、
実は空の台座の後ろは皇居があるそうで
なんびとも皇居に背を向けて(尻を向けて)立つことはまかりならんということ。

この二つ目の理由はいつかガメツイ名誉欲の塊のような
強権政治家が自分の銅像を立てようとしたときのための
抑えの役割をしてるんじゃないかなと想像しちゃいます。

大人になってからの社会科見学っていいものです。
ガイドさんが良かったのかとても充実した一時間でありました。

息子にきいてみました。
「おもしろかった?」

「うん。学校で自慢できるかなあ?」

できるできる。

以上
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by zhuangyuan | 2011-08-08 12:50 | 文化、歴史 | Comments(0)