中華 状元への道

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2010年 06月 20日

日本とオランダそして南アフリカ

中文作文の宿題がでました。
テーマはワールドカップの日本戦をみて感想を書くこと。

これはしんどい。
戦術もよくしらないし日本語で書くのもつらい。

てなわけでサッカーとは別に日本とオランダそして南アフリカの関係に
思いをめぐらせて見ました。

南アフリカを言えばアパルトヘイト。
この言葉、元はといえばオランダ語。

アパルトヘイトは90年代になくなりますが
それに起因する社会矛盾は残っています。

例えば失業率。
オランダ全体では20%くらいですが黒人はというと40%以上。
これが貧富の差を生み出し、治安を悪化させています。

オランダ人は17世紀に南アにきました。
東インド会社消滅後には帰る所をうしない現地人化しました。

その後支配階層になるとアパルトヘイトが始まります。
同じ白人でも蔑視されていたアフリカーンズつまりオランダ由来の人々を
懐柔するためでもあったようです。

そんなオランダ代表を現地の黒人はどうみるか?
また現地のプアホワイト、つまり貧乏白人はどうみるか?

日本はというと
アパルトヘイトの南アフリカのナンバーワンの貿易相手でした。
そして黄色人種なのに名誉白人として優遇されました。

世界が貿易をとめても日本は続けました。
日本が輸入する金やダイヤの鉱山は白人が経営し、
労働者はみんな黒人でした。
つまり日本はアパルトヘイトの構造の固定化を助けたのです。

アパルトヘイトが終わって10数年たっていますが
矛盾はまだ残っています。
そんないろんな背景をもつ人々がこの試合をどうみるのでしょうか?

最近公開された映画インビクタス
スポーツが民族を融合させることを描きました。
ワールドカップは過去の矛盾を清算できるんでしょうか?

みんなで盛り上がって日本代表を応援しているときに
水をかけてすみません。

なにはともあれ
ガンバレ 日本!


【中文】

昨天在南非举行了一场世界杯足球比赛,就是日本对荷兰。
南非的观众们怎么看这场比赛呢?
荷兰和日本这两个国家跟有着南非特别关系。

说到南非人们就想起种族隔离制度来。
虽然这项制度已经消灭了,但是社会里还留着很多影响。
南非的失业率大概百分之二十左右,但是黑人的失业率是百分之四十以上。
这个事情情况造成贫穷差距和治安恶化。

南非的白人之中来自英国和荷兰的最多。
荷兰人在十七世纪荷兰历史上最繁荣的时候来到南非。
后来荷兰东印度公司消灭的时候,他们失去了祖国就成为南非人了。
所以南非语也大部分从荷兰语过来的。

个事情意味着种族隔离制度的支配阶级是荷兰过来的人构成的。
南非的黑人们在看这场足球比赛的时候,怎么想以前的支配者

还要说的是在南非留着的荷兰人的立场也是复杂的。
他们是白人但是被祖国和在南非的英国人歧视
现在在南非也有贫穷白人。他们也许是来自荷兰的子孙。
这样的贫穷白人支持荷兰队吗?

南非和荷兰的关系很复杂
即使学历史,文化,民族,经济,也是了解不了的。

那么日本和南非的关系呢?
贸易关系太了。
南非最近很好。他们的出口伙伴之中的第一名是日本。
出口的东西是金,钻石什么的。

问题是种族隔离制度还留着的时候也是第一名。
日本人是有色的但是那时候在南非作为名誉白人优待。
因为日本是支配阶级的伙伴。
其他的国家批评隔离制度停止跟南非贸易的时候
日本还继续下去那样的贸易关系。
金和钻石的矿山都是白人经营的。那里的工人都是黑人。
这意味着日本帮助他们政府,让南非的支配关系继续保存下去。

隔离制度消灭以后已经过去了十几年
但是南非的矛盾还没有解决。
这样的环境中在南非各种各样的背景的观众怎么看这场比赛呢?

最近公开的电影叫Invictus表现一种运动能把各个融合起民族融合来。
那么足球也能不能清算过去的矛盾

全日本的球迷热烈地助威日本队助威的时候为难你们,实在对不起。

管怎么样,加油!日本!


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by zhuangyuan | 2010-06-20 16:34 | 中文練習 | Comments(0)
2010年 06月 19日

中国自動車産業は 利益矛盾体?

今朝の朝日にハッとする記事がありました。

見出しにこうあります。

スト工場は利益「矛盾体」

簡単にいうと
自動車メーカーは自分の利益ばかり考えて
下請けをいじめ
さらには下請けが労働者をいじめてるってこと。

最近中国では自動車部品工場などでストが相次いでいますが
その核心をずばりついています。

週刊アジアというページに載っていますが
日本の新聞は自動車会社にいっぱい広告出してもらってますから
あんまりストレートに書けません。
だから他国の人にいってもらって伝聞記事みたいに紹介してるんです。

発言してるのは自動車研究技術センターの主任さん。
中国語の原文はこちらです。
本田零部件工厂罢工事件提醒中国汽车产业转型

ホンダ部品工場のスト事件で中国自動車産業は変わらなきゃ!


抜粋します。
广东这起罢工事件影响了一些厂家的正常生产,
这是汽车企业的价值传递或者说它的利益分配不均衡造成的。

今回の広東スト事件は工場の正常生産に影響をきたしたが
これは自動車会社の価値または利益の分配が不均衡であることが引き起こした。

现在整车厂一降价,先压供应商,然后一没有钱,先压供应商。

自動車メーカーは値下げすると、まず部品供給メーカーを圧迫する。
お金がなくなるとまたすぐ圧迫する。

这样实际供应商跟整车厂就不是利益共同体,就成矛盾体。

このように部品メーカーと自動車メーカーは利益共同体ではないのだ。
利益が相反しているのだ。

供应商再压谁?就压工人。

部品供給メーカーが誰から絞るって?
労働者しかないでしょ。


こんな状況を脱するには労働集約的企業形態から転換しないといけないと続きます。

でもこれって堂々巡りですよね。

正に日本でその「利益矛盾体」状況がにっちもさっちもいかなくなって
日本ではリストラリストラで労働者をカットして
海外に進出していったわけですから。

その矛盾体のツケがまわるのが日本の工人から
中国の工人にかわっただけ。

まだ雇用があるからいいのかも。

いずれにせよ
永遠のコスト削減競争は未来の展望が描けない。

今年はもうかった。
じゃあ来年はさらにコストカットお願いしますね。
なんて。

以上
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by zhuangyuan | 2010-06-19 18:02 | 時事 | Comments(0)
2010年 06月 18日

韓国代表 まさかの敗因は?

今日は朝から頭がいたい。

昨日の韓国焼酎がのこってる。

韓国家庭料理屋で韓国代表の試合を観戦したのです。
周りは真っ赤なTシャツばかりでした。

先輩に誘われたのです。
韓国のお客さんといっしょにアルゼンチン戦見るけど来ない?

私は講演を聴く予定があったので答えを保留しましたが
後半からなら間に合うので参加を決意。

決意なんていうと大げさですが
やっぱり決意なのです。

ちょっとビビッてました。

韓国人サポータの情熱的な応援の輪にイルボンサラム(日本人)が
はいってていいのか?

それに相手はアルゼンチン。
負けるにきまってる。
ということは荒れるに違いない。
酒も相当のまされる。

でもやっぱりこんな経験はめったにできない。
ハングルのお勉強にもなるはず。

そして夜の9時半。
韓国料理屋に到着。

iphoneで前半結果はチェック済み。
まさかの自殺点で先制をゆるし1対2。

店に入ると凄い喧騒。

「デーハミングック! 大韓民国!」 チャチャッチャチャッチャ!
赤シャツたちが大声で叫んでいます。

ブブセラもどきも二三人吹いており、まるで競技場の雰囲気。
ウェイトレスも赤シャツで顔にはペイント。

応援の歌も始まります。
何言ってるかわからないけどど迫力。

私も大声出してすっかり入れ込んじゃいました。

試合も凄かった。

アルゼンチン強すぎ、早い早い、全然休まず攻め続ける。
韓国も果敢にカウンターで攻め込む。

メッシ サイコー!
なんてとてもいえないので心の中で。

息もつかせぬ展開とは正にこのことあっという間に時間がたちます。

追加点を取られた瞬間は
一瞬すべての音がなくなりました。

し-----ん

これで終わった。
アルゼンチンは守りにはいるでだろう。

と思いきや

さらにガンガン攻める攻める。

そしてもうイッパーツ!

もううなるしかない。
強すぎる。

でも韓国もよくやったよ。

いっしょにいたお客さんもすっきりした表情。
悔しい負けじゃない。

スカッとやられたって感じ。
アルゼンチンあっぱれ。

お客さんはいいました。

「ボクは誇らしいんですよ。
中国は13億人、インドは10億人いるのにワールドカップにでれない。
でも韓国は二つのチームを送り込んでいるんです。
韓国、北朝鮮です。
ボクは感動しているんです。
韓国民族はすごいって。」


でもって翌日。
なんか頭がいたい。

朝は別の韓国のお客さんが来社。
自然とワールドカップの話に。

「状元さん、昨日の試合なんで負けたか知ってますか?」
「どうしてですか?」

答えは意外なことでした。

敗因はサイドバックのオ・ボムソクを使ったことだといいます。

前の試合で活躍したチャ・ドゥリに代えて彼をつかった。
グループB アルゼンチン×韓国]チャ・ドゥリを使え
お客さんいわく
オ・ボムソクはKリーグでもへたくそですよ。
なんで代表に選ばれるんだとファンは怒ってます。
しかもアルゼンチン戦に先発で使うなんて。

その理由は?
オ・ボムソクのお父さんはサッカー協会の副会長で相当力のある男だと。
その副会長が監督に息子を使えと電話するんだそうです。

しかもその日使わなかったチャ・ドゥリのお父さんチャ・ブングンと監督は
選手時代から仲が悪かったんじゃないかなんて話もあるそうです。

韓国ファンのなかで
今回の敗因ナンバーワンはオ・ボムソクをつかった監督だといわれてるそうです。

彼はヒディング元監督が廃した韓国の悪しき儒教的習慣を復活させたそうです。
先輩後輩、同郷、学閥などなど。

先週までは名監督だったのに
負けるとつらいね。

意外なところに韓国の文化をみました。

岡ちゃん頑張れ!

以上
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by zhuangyuan | 2010-06-18 22:26 | 文化、歴史 | Comments(0)
2010年 06月 12日

ハングル文字の実力

mandarin noteさん推薦の語学本を読みました。

韓国語から見えてくる日本語―韓流日本語鍛錬法 (にほんごCaf´e)

松本 隆 / スリーエーネットワーク



私さいきん語学熱が再発しておりまして
中国語の合間に韓国語に浮気しています。

1997年に韓国語習得を志したことがあります。
まもなくIMFショックが起こり対韓貿易がまったくなくなり
モチベーションがうすれ断念。

それ以来のチャレンジです。
あくまで浮気ですので軽いお付き合いにしたいなと思っています。
つまり最小の努力で最大の効果を生むようにしたい。

習うより慣れろ作戦。
とにかくいっぱい聴いて慣れちゃおう。
今は通勤の電車で語学本付録CDをきいてます。

閑話休題。

本の話題にもどります。

表音文字としてのハングルの実力にびっくり。

韓国語にも漢語由来の言葉がかなり多いのですが
漢語表現をハングルで書き表すとき、漢字とハングル文字が一対一で対応するんですって。

本に載ってる例をあげます。

「目的」という言葉。

日本語ならモクテキとなり4文字。

でも韓国語なら낙석= 낙(モk)+석(チョk) という音の二文字で表せます。

(私のキーボードはハングルが打てない。でもいい方法がありました。
iphoneの韓国語キーボードで打つ。それをevernoteでメモ→複写。凄い世の中です。)

母音と子音がパーツになっており
組み合わせに融通が利くんです。

日本語のモクテキという音をそのまま韓国語で4文字で表すこともできます。
この場合、意味はなくなりますが、音は表現できます。


こうしたハングルの特徴は外来語を導入するとき便利です。

日本との関係でいえば
明治期に近代化した日本は西洋語彙を漢字に置き換えてゆく。
それらの言葉は後から近代化した中国韓国に輸出される。

また日本の韓国併合時代は
和製漢語がどんどん韓国にはいっていた。

でも初めのころは和製漢語は導入するものの
読み方は韓国語読みをしてとのこと。

借字語というんですって。

それがだんだん日本語の強制が強くなってきて
音まで日本語読みをしなくてはならなくなったそうです。

ハガキ=葉書→엽서 (葉書=ヨpソ)→하각끼(ハガッキ)

借音語を強制したと。

そしてまた
戦後日本がいなくなって借音語をパージして
絶滅危機種だった韓国語が復活したのです。

そして今や空前の韓国語ブーム。

オバチャンたちの心はすでに征服されてしまってます。

この本あとがきにありますが
韓国語をしゃべれるとカッコいいという意識の大改革がおこなわれたといいます。

このほかに読みどころのたくさんある
贅沢な本でした。



以上
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by zhuangyuan | 2010-06-12 11:59 | 韓国 | Comments(8)
2010年 06月 10日

この歌どんな歌?

本日は早朝中文朗読会。

本日のテキストは
「我还是喜欢中国的民歌」(わたしはやっぱり中国の民謡が好き。)

朗読なんかをやってますと
何度もテキストを読みますので
ひとつひとつの文が気になってきます。

今日気になっちゃったのはテキストに登場する曲名。

玛丽は男が歌うエネルギッシュな歌は嫌いだとこと。
じゃあどんな歌がすきなの?

“我喜欢慢一点儿的,温柔一点儿的,像《月亮代表我的心》,《明天你是否依然爱我》什么的”

「私はゆったりした優しい曲が好き、例えば《月亮代表我的心》,《明天你是否依然爱我》とか。」

《月亮代表我的心》はテレサ・テンが歌ってる名曲、日本人が歌うカラオケナンバーワン。
私もこれを最初に覚えました。

じゃあ《明天你是否依然爱我》は?

ぜんぜん知りませんでした。
本日出席の中国語通の皆様もしらず。

帰っからネットで聞いて見ますとこれがいい曲なんです。
まさに温柔といった感じ。うっとりしちゃいます。

昭和歌謡の匂いがします。
Youtubeでどうぞ 童安格 《明天你是否依然爱我》

歌手の説明にこんな文章がありました。
 童安格,一个活在很多女人青春记忆中的清雅俊朗的男子,
一个充满学生味、书卷气的优雅歌者。

童安格は青春の記憶にきざまれた爽やかイケメン男子であるとか
学生っぽい読書家のイメージのある優雅な歌手です。


午夜的收音机  
轻轻传来一首歌 
那是你我    
都已熟悉的旋律
在你遗忘的时候
我依然还记得
明天你是否依然爱我

真夜中のラジオから
軽やかに流れてくる
君もボクも知ってるメロディー
君が忘れても
ボクは忘れない
明日も愛してくれますか?

我早已经了解
追逐爱情的规则
虽然不能爱你
却又不知该如何
相信总会有一天
你一定会离去
但明天你是否依然爱我

もうわかってるんだ
愛を追い求めるとどうなるか
君を愛せなくなって
どうすればいいかわからない
どうせいつか君は行ってしまう
でも明日はまだ愛してくれますか?

所有的故事
只能有一首主题歌
我知道你最后的选择

どんな物語にも
テーマ曲がある
君の最後の選択はわかってる

所有的爱情
只能有一个结果
我深深知道
那绝对不是我

どんな愛にも結果がある
ボクはよく知ってるんだ
ボクじゃないって事を

既然曾经爱过
又何必真正拥有你
即使离别
也不会有太多难过
午夜里的旋律
一直重复着那首歌
will you still love me tomorrow

愛したことがあるなら
君をボクのものにしなくたっていいだろ
たとえ別れても
そんなに辛くはないんだよね
真夜中のメロディーが
ずっと流れ続けてる
will you still love me tomorrow


訳してみるとけっこうむずかしい。
解釈が間違っていましたらおしえてください。

いじけ男の気持ちがいまいちわからないので訳しずらい。

歌はいいけど
いじけた男はいかんぜよ。

草食系だなこいつは。

でも唄いやすそう。
カラオケでうたってても馬鹿にしないでね。

ところでこの歌、
似たようなのが英語の歌であるみたい。
全く同じとはいえませんが
最後の英語の歌詞はそれからきてるんでしょう。

テキストの玛丽がこれを好きな理由はそこにあるのかも。
WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW



以上
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by zhuangyuan | 2010-06-10 22:58 | 学習 | Comments(2)
2010年 06月 02日

「音高く流れぬ」 読了

本日は鳩山さんと小沢さんが辞任。
このお二人実は同じ高校を卒業しています。
都立小石川高校。

私、明日会社帰りに小石川高校に参ります。
「現代教育観を読む会」に参加する予定です。

曽祖父がこの高校の前身である府立五中の初代校長でした。
当時、斬新だった自由主義を教育に持ち込み注目されました。

彼が書いた本に「現代教育観」というものがあり
高校OB会などを中心にこの本を読み解いていこうという会が出来たのです。

私は歴史や教育に関するアカデミックな知識などございませんから
オブザーバー的に皆さんの意見を拝聴しています。

はじめの会は数ヶ月前に開催されましたが
そこには小石川高校現校長先生も列席されていました。

自己紹介でこんな話をされていました。

彼女が先生になろうとしたきっかけになったのは
高校時代に当時の先生から渡された小説を読んだことだったと。
荒れる学校での先生と生徒を描いた小説であったそうな。

それを読んで40年、去年またその本に出会ったそうです。

読んでみてびっくり仰天。

街の風景などの描写になにか親近感を
抱きながら読み進めたところ
なんとそのモデルとなっている学校が
自分が校長として運営している小石川の前身、府立5中だったのです。

なんという運命。
当時まったく意識していなかっただろうその学校に
自らが校長として降り立つとは。

でもってその小説で校長先生として描かれているのが
私の曽祖父なのです。


そんな話をきいたからには是非読まなくてはなりません。
ネットで古本検索して見つけました。

「音高く流れぬ」(村上信彦著 全四巻 1958年刊)
私が購入したのは1969年改装版(内容変わらず)です。

題名がいいですね。
なんか誇り高いイメージがします。

内容はといいますと
絶望的な貧乏家庭に生まれ、両親を亡くし
叔父の家に預けられた高校生、清水俊三郎の青春譚。
対する江藤長八校長。(曽祖父の名前は伊藤長七。)

貧困、学問、思想、友人、ケンカ、異性への関心、都会、自然
いろんなものに揉まれながら思想的に目覚めてゆく。

アナーキズム。

大正的自由な雰囲気から徐々に昭和の軍国主義の足音がきこえてきた昭和初期
自由主義をモットーとする高校で当時危険とみなされた思想を主張してゆく。

今の高校生とも私たちの時代ともまったく違った
ピュアで危うい一途な青春。

校長もつらいです。
自由を謳うが下からは突き上げ、
上からも指導が来ていることが伺われます。

時代のうねりに巻き込まれてゆく無力感。
青春を生きる主人公ももがくが
理想に燃える校長ももがく。

これまで曽祖父のなした業績や
唱えていた理想についてはよく見聞してきましたが
その背景を想像することはありませんでした。

明治までの封建体質を大正デモクラシーにのって打破しようと
活動してある程度成果はでたのでしょう。

普通選挙、女性の解放のいっぽうでは
対外進出、軍備拡張、思想統制と時代雰囲気が大きく変化してゆくなかで

上からの規制や締め付け、時代に迎合する周囲や部下たち
理想と現実への妥協のギャップ
自由と放任のバランスになやんでいる姿が映し出されています。

当然ながら私は曽祖父にあったことがありませんが
まるでそこにいるかのように
熱く感じられました。

小説家ってのはすごいな。

以上
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by zhuangyuan | 2010-06-02 21:51 | 文化、歴史 | Comments(0)