中華 状元への道

zhuangyuan.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2009年 06月 23日

熊の思い出

週末に両親と福島に出かけました。

私は小学校一年生まで福島の牧場に住んでいました。
その村に家族と両親と訪ねてきました。

当時の牧場の方々にバーベキューをしていただき
田舎の空気を満喫いたしました。

今は別の牧場のオーナーであるおじ様に声をかけられました。

「おい! 状元、おまえ覚えてんのか? 
保育所から一人で帰ってみんなに探されたの?」

30年以上前のことですが良く覚えています。

牧場のみんなで大捜索のすえ、
山道で顔面蒼白で震えている私を見つけてくれた恩人なのです。

私は山の中の保育所に預けられていまして
毎日車で山道を送ってもらっていました。

ある日、父親の迎えが遅かったので一人で山道を帰ってしまったのです。
当時年子の弟も通っており、一緒に帰ろうと誘ったのですが
断られ一人で帰ったのでした。

帰るといっても山道を4キロくらい。
時は11月。

保育所にとってみれば
園児が一人消えたのです。

そこから大捜索。
副園長のおばさん(おばあさん?)は汲み取り式の便所の中まで探して
結局みつからず、そのまま腰を抜かしてしまったそうな。

最終的には父が牧場の仲間に捜索を頼み山道で発見されたのでした。

私にとっては幼き日の最大の思い出です。
その帰りの山道の心ぼそいことといったら尋常じゃない。
でもなぜか一人で進んでいった。
カサっと藪が音を立てるたびに、ビクッとしながらあるいていました。
それもそのはずそこは熊がよく出ることで有名でした。

きっと熊がいるに違いないとビクビクしながら歩いていたのでした。
後付で聞いたのですが近くには熊を百頭捕まえた碑がたっているとのことでした。

それを今回この目で確かめてきました。
d0018375_21235837.jpg


100頭でなく104頭でした。
しかも一人で撃ち殺したそうです。
あまりに殺しすぎて知事が供養したのです。

それでみんな猟師仲間に分けて食ってしまったそうです。
なんとその牧場のオーナーはその猟師本人にあったことがあるそうで
普段は木こりをしている猟師さんは山登りでも山くだりでも同じスピードで歩く凄い男だったと。

ところで今も熊は出るんでしょうか?

出るそうです。

トウモロコシが実るころになると里におりてきて
畑をあらし、一頭でとんでもなく広いスペースを食い散らかして居座るんだそうです。

おおこわ!

食われなくてよかった。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2009-06-23 21:30 | 生活 | Comments(4)
2009年 06月 14日

既得権益

農協の大罪 (宝島社新書)

山下一仁 / 宝島社



最近、農協の関連組織と触れる機会があり興味を持ちました。

戦後農政の歴史をなぞるだけでもかなりエキサイティングな読み物でした。
というかどうしようもないね。
この体制。

爆食中国のお隣で食料自給率が問題視されているなか
減反減反って。

こんな世界です。

戦後農地解放で地主は安値で土地を強制買収され
小作人に土地が分け与えられた。

こうして出来た多数の零細農家を守るために農政はあった。
それがいつも間にか巨大利権集団へ。

アメリカも農地改革を行う狙いとして
共産主義に対抗するための基盤として旧小作人を利用した。
それが自民党の票田へ。

といっても農産物に市場価格の変化はつきもの。
豊作もあれば不作もあるし価格は上下します。
そんな経済の法則を無視して、米価を安定させようとした。

減反プラス補助金。
米を作らなくてもお金もらえて
しかも作った米は高値で買い取ってもらえる。

補助金は農協系の金融機関へ振り込まれて
農協は巨大化。

利権集団化。
農業なんてやりたくない人だっておいしいからやめない。
サラリーマンやりながら農地はもっておく。
効率があがりません。
でもいいんです。
収入は他にありますから。

ついでに農地を転用したり、売ったりしたら大もうけ。
地主からただ同然でもらったのに。
本来は農業を守るために配分されたのに。

おいしい身分です。
農家、政治家、農林省。
いつのまにやら巨大利権。

農家といいながら兼業です。
65歳未満の方が営む専業農家はたった一割だそうです。

要するに農業をささえるために農政があるのではなく
一票を入れてくれる農業利権者のための農政になっている。
つまり食料自給率なんてお題目だけで
米価を上げるためなら水田だってほったらかし。

さらに問題はそれで農家がさらに潤えば目的が達せられるわけですが
米が高いからどんどん消費量が減ってゆく。
経済の原則です。

でも更に減反する。
完全に嵌ってます。

世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)

東谷 暁 / 幻冬舎



こちらには減反政策によって水田ほったらかしで水資源が失われると書かれています。
日本は水が豊かだと思われていますが
輸入した食料(穀物、野菜など)を水に換算したら
日本の灌漑用水の総量を超えているとのこと。

食料をつくるためには水が必要であり
今輸入している食料を自給するといっても水が足りない。

水田を大切に。

いずれにしても政治ってのは無関心でいるとおそろしいことになりそうです。
かつて弱者のために必要であった政策が長期間続くことで
逆に利権となる。そして聞きざわりの良いお題目のもと絶対化される。
アンタッチャブルな世界へとかわる。
既得権益。
絶対性の呪縛。

日本ってそういうのが多いです。
ながいこと平和で権益が固定化してる。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2009-06-14 20:51 | 時事 | Comments(2)
2009年 06月 13日

最近のネタ

大阪に住む岳父が孫の顔を見に来ました。

嬉しくてテンションの高い息子(5歳)は上半身裸になり、
部屋の外に出て行きました。

もどってきたときにはパンツ一丁です。

「じいじぃ! 見て! お笑いだよ!」

スキ? キライ? スキ? キライ? キライじゃないけどぉ

パンツ一丁かと思いきやパンツを二枚重ねで
上のパンツを上げ下ろしします。

ヒッキー北風のマネです。
ご存じない方はまずこちらをどうぞ。
ヒッキー北風 オススメ動画

あまりのアホさ加減に唖然とされたことでしょう。
ついでに5歳の子どもが真似するところを想像してください。
ちなみにパンツには何も書いてません。

当のジイジも唖然...。
無言でいっさいのリアクションなし。しばし間があり。
寒い空気がサァーッと。
ちょっとヤバイかな。

「最近出てきたお笑い芸人のギャグなんですよ。」と私がたまらずフォロー。

「なんだ小島よしおかぁ?」

「ちがうよ!もう一回やるよ。」と息子。

もういいよ!

「これだけ見るとなんだかわからないと思いますけど
実際はパンツを30枚くらい履いて
パンツ一枚一枚に絵や字が書いてあって
一枚づつめくって紙芝居のようにするんですよ。」

ときまずい説明。

すると息子が駆け出していいます。
「じゃあ オレ パンツ 30枚はいてくる!」

ヤメロー!もういい!

行ってしまった息子はすぐにもどってきます。

「パンツあんまり見つかんないよぉ! お姉ちゃんもいっしょにさがしてぇ」

とさっきまでケンカしていた姉(9歳)に頼み込みます。

「いいよ!」

「レッツゴー!」

息子が姉にいいます。
「オマエのパンツはダメだぞ」


以上
[PR]

by zhuangyuan | 2009-06-13 22:26 | 生活 | Comments(4)
2009年 06月 07日

子ども向け自虐史観

小学三年生の娘が図書室で本を借りてきました。

かぎばあさんのファミリーレストラン (フォア文庫)

手島 悠介 / 岩崎書店



本好きになるのは喜ばしいことです。

どんな内容の本かちらっとみてみると
びっくりしました。

「かぎばあさん」のお話のあとにもう1話、べつの話が載っていたのです。

「三つの花の物語  一つの負い目と二つの悔恨」

挿絵には沈鬱な表情をした老人の横顔が三つ。
嫌な予感。

小学生の本で負い目と悔恨かよ。
戦争ものか?
いわゆる東京裁判史観でしょうか?

野口優太さんは、台湾の「高雄」というところに生まれました。


やっぱりそうです。
内容はこんなふう。

①負い目

優太君は5歳のとき台湾でマラリアにかかります。
軍港だった高雄には南方に兵隊を送る基地だった。
そこで南方の病気にかかりました。

病院には当時二人のマラリア患者がいましたが
一つしか薬がなく、台湾人の男性が犠牲となり
優太君が助かった。

植民地の子を犠牲にしてしまった。
これが負い目。

②悔恨-1

小学校三年生のころ
陸軍二等兵であった父親と公園に入った。

そこで小さな台湾人の男の子が珍しいセミを手にしていた。
剣をさげた父親の威を借りて、セミを奪い取った。

その時の優太君は日本鬼子(リーベングイズ)だった。

③悔恨-2

また小学校三年生のころ
高雄が空襲で危険になり
母親の経営する店の店員勇さん(台湾人16歳)といっしょに疎開した。

ある日、駆逐艦「高雄」の詩をきっかけに
勇さんに「高雄」の由来を尋ねた。
台湾人である勇さんは京都の高雄をしらず
執拗に問いただす優太君に対して答えられず泣き出してしまいました。

その後、優太君は家族とともに疎開をつづける一方、
うぶで良家出身の台湾人である勇さんは志願兵として
日本軍にはいり、南方にでてゆく。

純粋な台湾人を犠牲にした日本と
彼にした仕打ちに対する悔恨。


解説によるとこの主人公は著者のことらしいのですが
ちょっとフィクションがかかり過ぎているように思えます。

①負い目に関して、マラリア薬が一人分しかなく犠牲者がでたことは
母親から聞かされたそうですが、そんな負い目を強いるようなことが事実としたら
子どもに伝えるでしょうか?

②悔恨-1では兵隊である親の前で小さな子からセミを奪ったとのことですが
そんな行為を日本人の親が許すはずがありません。
当時ならガツンを一発入魂されていたでしょう。

③私は勇さんに清清しさを感じます。

こうした負い目や悔恨を小学生に学ばせることで何が得られるのでしょうか?
自分自身の自己満足に過ぎないのでは?

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2009-06-07 21:25 | 中国関連DVD、本 | Comments(6)