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2009年 05月 31日

伝説の珍獣 パンダ

息子を連れて東映アニメーションギャラリーを観てきました。

「東映アニメーション半世紀の軌跡 アニメ古典8作アートの世界」というイベントを開催してました。
雨のせいか館内にお客は二人だけ。

日本発の長編アニメは中国の民話「白蛇伝」なんですって。

以前に中国語の課本で読み、はじめて知りましたが、
昔は日本でもメジャーなお話だったんですね。

解説員の方にこんな話をききました。

この白蛇伝にはパンダが登場するのですが
当時パンダは中国の伝説の珍獣としてしられてはいたが
誰も実物を見たことがなかったそうです。
この映画の公開は1958年です。

アニメですからキャラクターをつくらなければいけない。
どうしても写真がみつからない。
そこで最後に国立図書館でやっとこさ一枚見つけたそうです。

こうして作り上げたのがこのパンダ。
なんとも愛らしい。
白蛇伝を見る

パンダが上野動物園に来たのは1972年ですが
中国ではどの程度知られていたのか?

パンダの歴史

こちらによると
はじめて北京で飼育されたのが1955年とあります。
けっこう最近なんですね。

それを1957年にはソ連にあげちゃう。
パンダ外交の始まりです。

当時アニメをつくるにも相当時間がかかったでしょうから
1958年公開のアニメの構想するのに三年くらいかかってもおかしくはないですね。

ところでホントに日本に初めて来たのは
なんと則天武后の時代に天武天皇への贈り物としてきたという説があるそうです。

日本に最初にパンダを贈ったのは唐の則天武后

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-31 22:16 | 文化、歴史 | Comments(4)
2009年 05月 29日

デジタル時代の語学学習

先日、中国語教室に中国のテレビ局がきました。

湖南テレビ。
CCTVにつぐ大きなテレビ局だそうです。

撮影日に先立ち、当日の議題がメールされてきました。
「互聨網(インターネット)」

あまりに広いテーマなのでディスカッションがまとまりそうにないと思い
私は「中国語学習とインターネット」ということであたまを整理してみました。

でもこれちょっと番組の趣旨と違ったみたい。
日本人の中国語学習者が中国語でネットを語るってのを撮りたかったようです。

いいたいことたくさんあったのに残念。
でもせっかく準備したのがもったいないのでちょっとここで書いてみます。

授業に望む前にマインドマップを書きなぐってみたのでご参考まで。
d0018375_2114410.jpg


ネットの時代に学習方法はどう変わったか?

習うより慣れろ!といいますが
慣れるための題材はいくらでもゲットすることができるようになったのです。

読む
聞く
書く
話す
調べる

語学の基本です。

①読む
昔なら中国語の書籍を購入するとなったら大変な苦労があった。
しかもどんな本があるかもわからない。
テキストだって買うもの大変。
費用もかかりました。
知音夢裡尋
ここには学習に役立つテキストの評価がたくさん載ってます。

それが今はネットにつなぐだけで
古典だって、現代小説だって、唐詩だって、時事ネタ、笑い話だって
いくらでも手に入る。
ただで。中国は版権なんて気にしません。
平板なテキストだけでは興味も沸きませんが
ネットで文章読んでるだけでもっともっと知りたい探究心がわいてきます。
語学学習もどんどん進むというものです。

②聞く
リスニングはなれないと難しいですが
いまならネットからいくらでも音源がダウンロードできます。
それをipodなんかに入れとけばいつでもOKです。

chinesepodなんかはかなりいけてますよ。初心者向けから上級者まで質の高いのがそろってます。

③書く
こちらも画期的に変わった。
ワープロソフトがなかったらと思うとぞっとします。
漢字で全部手書きじゃ文章を書く気がおきません。
その点、ピンインですいすい変換できちゃうと気軽にできます。

そしてそれをブログにでも書いておいて添削なんかをしてもらう。
便利な時代です。
Lang-8
なんかはどこの言葉でもでも添削してくれます。

私が過去に書いた中文はこちら。
中文練習
06年から書いてなかった。時のたつのは早い。
さぽっているとあっというまです。

④話す
これはちょっと上級だけどもSKYPEなんかを使えば中国人の友達と会話なんてのも簡単。
私の弟は北京にいますが、実家とskypeでつながっています。

⑤調べる
電子辞書の誕生で中国語学習効率は飛躍的にアップしました。
辞書で漢字ごとに並んでいるもので探していたら
耳で聞いた音がどの漢字なのか知っていないと引けない。
でもピンインなら音でいける。

ネットなら辞書に載っていないコトバだって大体見つかっちゃいます。
中国語変換ツール PinConv+
なってのをダウンロードすればピンイン⇔漢字、日本漢字⇔中国漢字の変換だって簡単です。


そんなわけで
今は語学学習者にとっては天国みたいな時代なんですよね。
もっとうまくならないと。

中国語と英語ができたら世界中とつながれますよ。


以上
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by zhuangyuan | 2009-05-29 21:31 | 学習 | Comments(0)
2009年 05月 24日

テキトーな医者

駅前に新しくできたヒフ科に行きました。

両手の中指の甲が荒れています。かゆいし、痛い。なかなか直らない。

「二年くらい前から荒れてて、ハンドクリームつけても直らないんですよ。」

「これ塗れば直るわよ。」
と女医さん。

「原因は何ですか?」

「カサカサだからじゃない。」

「そうじゃなくて、そのカサカサの原因が知りたいんですけど。」
とあらためて聞く。

「わからないわよ。年なんじゃないの?まだましよこのくらい。
年取ると水分なくなるのよ。そのうちもっと広がるわよ。」
とひょうひょうと言い放つ。
悪びれることいっさいなし。
オバちゃんパワー炸裂!

何それ。こんなんでいいわけ?医者って?

ついでにもうひとつ気になることを聞いてみた。
「おしりの割れ目の上がカユイことがあるんです。」

「どれどれ」と観察し「大丈夫なんにもなってない。」

「でも自分で触るとざらざらしてるんですけど。」

「今は大丈夫。同じ塗り薬ぬっておきなさい。だけど別のトコにニキビがあるわよ。」

「じゃあそのニキビはどうケアすればいいんですか?」

「それはどうしようもないわ。若いうちは汗かくのよ。」

年だっていったり、若いっていったり、なんか適当にあしらわれたって感じです。

家に帰って看護婦である妻に愚痴ってみた。

「まあ大したことないから気にするなってことを言いたいんでしょ。」と妻。

そういわれてみると気が楽になりました。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-24 22:25 | 生活 | Comments(0)
2009年 05月 23日

流浪の民

先日、黒龍江省牡丹江市の投資説明会に参加しました。

頼まれて参加したのですが
一人でゆくのも退屈なので中国人のお客さんを誘いました。
というのも彼は牡丹江出身の朝鮮族なのです。

彼の祖父が今で言う脱北みたいな感じで
朝鮮戦争のころスパイ扱いされて黒龍江省まで逃げてきたそうです。

朝鮮戦争っていったらちょっと昔ですよね。
そんな時に壮絶な歴史があった。

逃げるっていったって何もそんな寒いとこ行かなくてもいいじゃないかと聞いてみますと
あの地帯は肥沃な土地で農業にはもってこいなので
開拓できれば食うには困らないとのこと。

ということで私も少し知識をと思い、以前古本屋で買った本を読んでみました。

環―歴史・環境・文明 満洲とは何だったのか (Vol.10(2002Summer))

藤原書店



黒龍江省といえば満洲。
満洲といえば朝鮮族もたくさんいました。
五族共和。

清の時代は満洲族の「禁封の地」として侵入禁止。
李氏朝鮮も鎖国。
でもたくさんの朝鮮族が農耕地をもとめて移住したそうです。

その後、日露戦争、満洲建国、第二次大戦終結、共産党政権奪取、文革、改革開放。
清、ロシア、日本、人民中国、韓国、北朝鮮。
その都度、支配者が変わり翻弄されつつも自治を確立させていきます。

そして牡丹江の現在の状況が載っていました。
現在といっても1996年の調査。

当時牡丹江には朝鮮族が18万人。
現地の深刻な経済状況を表す数字がありました。

朝鮮人小学生に親の出稼ぎ調査おこなった。
調査対象1353人のうち806人(60%)の家庭が外国に出稼ぎに行っていたとのこと。
両親ともに出稼ぎもなんと314人もいたと。
現地では食えないのです。
改革開放以降農業では食えないと。

おどろきの数字であったので
いっしょに説明会に参加したお客さんに聞いてみました。

「子どもたちの親はみんな外国に出稼ぎに行っているんだって?」

「いや、いまは子ども自体もいないんです。
みんな外に出て行ったんです。
自分が向こうにいたときは街に5-6校、小学校がありました。
でも今は1校、まったくない街もあるんです。」

出稼ぎに行っていた親が現地で基盤をきづき
家族を呼び寄せて移住したんだそうです。
ちなみに今の朝鮮族人口は12万人だそうです。牡丹江市概況

どこに入っちゃったかといいますと
韓国、北京など。

食べれるところで暮らす。
いまでも激動が続いているのです。

そんな牡丹江市の投資説明会を聞きました。

戻ってくるかな?

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-23 09:19 | 文化、歴史 | Comments(2)
2009年 05月 19日

中国人団体旅行事情

中国語教室に行きました。
中国人の先生は団体旅行で来日した友人とあってきたそうです。

団体旅行のオプショナルツアーで銀座コースに申し込んだ友達は
3500円も取られたと怒っていたそうです。

3500円も取るのだから銀座というのは大きなショッピングモールか何かで
きっと入場料が必要で、その費用も含まれているに違いないと思っていたそうです。

ところがただバスで銀座に連れてこられてて買い物しておしまい。
3500円。

騙されたあ!とご立腹だったそうです。

そのほかディズニーランドコース、お台場コースなんかもあったそうです。

どのコースもあまり行動は束縛されずに
最終日なんかは自由行動がゆるされているそうです。

観光ビザが基本的には団体にしかゆるされないのは
逃げちゃうひとがいるからです。
逃げちゃって日本で働いてたんまりかせぐ。

それが自由行動ってのはずいぶんとおおらかになったんだなあと思い
たずねてみました。

「最近は逃げる人いないんですか?」

「押金があるから大丈夫ですよ。」

保証金です。
中国出発まえに旅行団参加者は保証金を納める。
帰ったら返してもらう。
その額、なんと10万元。
140万円ですよ。

すごいそんな金額預けてたらそりゃ帰りますよね。
そもそもそんなカネのあるひとしかこれなくなっているんですね。
どうりで金回りがいいはずです。
カードでがんがん使いまくる。

ちなみに先生の友人は公安にコネがあり5万元で済ませてもらったとのこと。
さすが中国。

ちなみに以前に記事にしましたが
中国の団体旅行からはよく逃げるひとがいて
中国の旅行代理店は責任を追及されるとのこと。

そのため各国大使館を接待して
責任追及しない逃亡人数枠なんてものを設定してもらっていることもあるそうです。
こちらを参照のこと

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-19 21:46 | 時事 | Comments(0)
2009年 05月 17日

スープにハエ、中国人ならどうする?

中国の悪口を言わせたら日本一の黄文雄さん。

ジョークでわかる中国の笑えない現実

黄 文雄 / 徳間書店


以前に買ってあったのですが、ちょっと目に入り、ちらっと見てみると
面白くてやめられなくなって最後まで読みました。

現役政治家がばんばん出てくる刺激的なジョークがいっぱいつまっています。

私は各国の国民性比較ジョークが好きなのですが
おもしろいのがありました。

レストランでスープにハエが入っていました。
さあ、どうする?

イギリス人は、スプーンを置き、皮肉を言って店をでてゆく。

ドイツ人は、このスープは熱いので十分殺菌されていると冷静に判断してからスープを飲んだ。

フランス人はハエを押しつぶして出しをとってスープを飲んだ。

ロシア人は酔っ払ってハエにきづかない。

アメリカ人は支配人を呼んで、挙句の果てに裁判沙汰となった。

アイルランド人は、取り出したハエを片手でつまみ、ハエに向かって叫んだ。
   「吐き出せ、吐き出せよ、ちくしょう」

日本人は、周りを見ながら、自分だけにハエが入っているのを確認してから、
   そっとボーイを呼んだ。

中国人は、ハエをとりだし、スープを飲んでから、またハエを皿ににいれ、
   マネージャーを呼んで、いくら弁償してくれるかと大声で叫びもめる。


うまい!

と感心し、中国語の原文をしりたくおもい、ネットで検索したものの
まったく同じものは見つかりませんでした。

そのかわりこんなのがありました。
世界的日本人笑话集

これはちょっと前に日本ではやったジョーク本からの引用でした。

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

早坂 隆 / 中央公論新社


実はこっちも読んでましたがすっかりわすれてました。外国語でジョーク 中国文革篇
でもこっちでは中国人のところはさらっと流されています。
「中国人は問題なく食べる。」 なんて

でも最後に韓国人が入ってました。
「韓国人は、ハエが入っているのは日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす。」

これも面白い。
私は個人的にはアイルランド人で笑いました。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-17 21:16 | 文化、歴史 | Comments(0)
2009年 05月 11日

また地震? 四川から一年

四川汶川地震(写真がたくさん)から明日で一年ですが
先日、ラジオを聴いていましたら不吉な話題をしておりました。

GW前のことですが湖北省のあるところで
突然カエルが大量に移動しだしたとのこと。

朝起きると、路上に一万匹にもなるカエルが一方向に向かって行進していたとのこと。
動物には地震予知能力があることも知られていますので
ネット上ではかなり話題になったそうです。

出现上万只拇指大小的青蛙,且“整齐划一地向同一个方向迈进
当地居民恐该现象与地震活动有关,为此十分担心。

親指大のカエルが出現し、そろって一方向に向かって進んでいた。
現地の住民は地震活動と関連していることを恐れ、とても心配している。


動画もあります。

その後政府筋は火消しに回り、地震とはまったく関係がないと火消しに回っています。

このあたりはもともとカエルが多く、ここのところの雨で水かさがまし
溝の中にいたカエルが空気を吸いに外へでてきただけだという理由をつけています。

でも40年そこに住む住民がこんなものは初めてみたとかいっています。
我在这里住了四十多年了,这么多青蛙没看到过,今天是第一次看到。


実は去年の大地震のときも
後でわかったことですがたくさんの予兆があったのです。
いろいろな予兆写真
でもそれがみんな無視された。
北京五輪の前で対外的に悪い印象をだしたくなかったから。

そんな兆候のなかにカエルの大移動もあったんですから気になります。

なんて書きながらネットを見ていたら
5/5にも今度は四川で大移動があったようです。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-11 22:09 | 時事 | Comments(0)
2009年 05月 10日

中国式 整人術

高円寺に新しい劇場ができまして、そこで絵本カーニバルとやらを開催していましたので
子どもたちを連れていってきました。
座・高円寺

各国の絵本をテーマ別に集めて展示してあります。

子ども用に自分で本を作ってみるコーナーなんかもあり楽しめました。

アトラクションのジャグリングを見てから帰路につこうと
自転車置き場にいきました。

すると娘がいいます。
「あれ? カギがないかも。」

自転車のカギをなくしました。

「ポケットにいれているんだから落とすわけないだろ。
もう一度よく探しなさい。」

やっぱりない。

絵本作りのコーナーにもどって探すがない。
ジュースを飲んだベンチにもなし。
ジャグリングをみた場所にもなし。

すると息子が言います。
「あれ? ポケットになんかあるかも?」

ポケットをまさぐりぬきだします。

「じゃーん!ビービー弾でした!」

てめえこのやろう!

でもここ以外にあるわけがないので振り出しにもどって
絵本つくりのコーナーで係員にたずねました。

「ありますよー!」

やったあ。
ちゃんとお礼を言いなさい。

お兄さんの目を見ずに下をむいて小さな声で
「ありがとうございました。」

ちゃんと大きな声で言いなさいよ。
なんて歩きながら叱っていると半べそ状態になりました。

自分が悪いんだから泣いたってしょうがないでしょ?

「だって私なくしてないもん。」

? なくしたじゃないか?

「パパでしょ? なくしたのは。私、カギをかけた後、パパに渡したもん。」

うー!そう来たか! こいついつのまにそんなずるい術を見につけたんだ!
なんていいながらちょっと不安になってくる。もらったっけ?

これぞ中国古来秘伝の整人術 「贼喊捉贼」の術。
整人術とは中国で江湖を生き抜くうえで欠かせない人を操る術。

「贼喊捉贼」とは
泥棒が自分を守るために、他人を泥棒呼ばわりすること。

自分がカギをなくしておいて、人のせいにする。
単純だけどなかなか効果がありますね。

この術をさらに知りたい方、別の術もたくさん知りたい方はこちらをどうぞ。

「混」の中国人

金 文学 / 祥伝社



以前くらったもうひとつの例を思い出しました。

19歳のころ、友人とアメリカの牧場で働いていたときのこと。
となりに住むフランス人が戦車のポスターをくれました。

ある日、ハエがうるさく困っていたときに
同部屋の友人がそのポスターを丸めて蝿タタキにしてしまいました。

翌日、部屋を訪れたフランス人は怒りのあまり叫びました。
「オー!ノー!」

すると友人は私を指差していいました。
「あいつがやったんだ。」

怒りの矛先は私だけに向かってきました。
動揺しているなかで冷静に現実を伝えるだけの英語力をもたなかった私は
ただただ アワアワするだけでした。

これが私のであった初めての「贼喊捉贼」の術でした。
ちなみに友人は日本人です。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-10 20:35 | 文化、歴史 | Comments(0)
2009年 05月 07日

しごきの末に 

今日は韓国人のお客さんとランチ。

韓国企業は軍隊式で上司の命令にはYesしか許されないという話から
軍隊の話になりました。

お客さん自身は目が悪かったために入隊試験に落っこちたらしいのですが
自ら志願して特殊な部隊(身体が弱いひとのための)に入れてもらったとのこと。
彼にとってはいい思い出だと。

なんでわざわざ辛い思いをしにいくのか?
誰もが経験する共通体験としてもっていないと社会にでて疎外感を味わうからだと。

そんな部隊だから楽なんだろうとおもったら大間違い。
初日の夜に寝入った後、竹刀をもった先輩兵が大勢部屋に乱入してきて
めった打ちにされたそうです。
これが訓練の始まり。

ある日、髪が伸びていることを注意され
たるんでいるということで一週間ずっと山のなかで山小屋作りの労働させられたと。
全部手作業。

朝はトイレに行く暇もないし、歯も磨く時間もない。
点呼に間に合わないと全員ぶっ飛ばされる。

訓練中水も飲めないそうです。
蛇口が少ないのでのめるひとは限られている。
でも飲める時間はわずかしかない。

別のお客さんで軍事教官をやっていた方もいました。
彼に聞きました。

皆さんしごかれたかれた経験ばっかりいいますけど
やっぱり先輩になったらしごくんですよね?

それは仕方ありません。
軍紀を保つためには厳しくしないとだれてしまいます。
そうしないと北には勝てません。
まあそういわれてみればちょっと納得しちゃいます。

教官いわく
自分の一言で新米兵200人が大声で返事をして
即座に行動するのを見ていると自分も陶酔して我をうしなうと。

真夏の訓練が終わり
放水による水浴びの時間があるそうです。
その時、一言、「脱げ!」
200人の筋肉隆々の若者たちが一瞬で裸になる。
壮観でしょうね。

ランチの話に戻ります。

お客さんが言います。

「軍隊では訓練期間に死ぬ人も多いんですよ。」

しごきでですか? それとも事故死?

それももちろんありますが
先輩に逆らって殺されたり
逆に先輩を殺しちゃったりすることだってありますよ。
あまり表には出ませんけど。

以前にはこんなことあったそうです。
こちらは報道されたそうですが。

部隊では夜の敵の襲来に備えて歩哨が立つ。
その日の歩哨は新米兵二人。

恨み骨髄に達した一人が、まずもう一人の歩哨を射殺。
その後、皆が寝ている部屋に手榴弾を投げ込んで爆破。
さらに先輩兵の部屋にいき、銃を乱射。
この事件かな?

おそろしすぎます。

まあともかく日本には徴兵がなくてよかった。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-07 22:31 | 時事 | Comments(2)
2009年 05月 05日

アメリカン・スピリッツ Gran Torino

映画「グラン・トリノ」を観て来ました。
子どもと妻は妻の実家にお泊りでその隙に一人で堪能してきました。
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久しぶりにどうしても観たいと思った映画でした。
まずはじめに町山智浩さんがラジオで紹介していた。
イーストウッドの『グラン・トリノ』はデトロイトへの挽歌
今年見たNO.1だと興奮して紹介していました。今年といっても二月現在ですけど。

その次は
ラオスで戦争取材を長年つとめた竹内正右氏が講演の最後に紹介していた。
モン族の歴史に触れた映画でぜひ観るべきだと。
『モンの悲劇』暴かれた「ケネディの戦争」の罪

最後に映画宣伝をしている妹から「男の映画」だから是非観ろとメールがありました。

確かに男の映画だった。
アメリカの男の映画。

クリント・イーストウッド扮するポーランド系のコワルスキーは
朝鮮戦争従軍経験のある元フォードの工員。
自分で作った1972型グラン・トリノを毎日ピカピカに磨き上げる。

当時アメ車は輝いていたんでしょう。
NO.1であるアメリカの象徴みたいな感じで。

そのアメリカは今、どんどんだめになってる。
彼の息子はデトロイトの街をでてゆき、なんとトヨタのセールスマン。

古きよき、強きアメリカは過ぎ去り、白人は街を出てゆき
街の隣人は新移民たる黒人、ヒスパニック、アジア人ばかり。
そんな世界に背を向け、理想のアメリカ像を内にもとめ、外には気持ちを閉じている。

そんな彼の愛車、グラン・トリノを隣に住む、モン族の息子が盗みにくる。
モン族の悪友にそそのかされたすえの行為でした。

そこからこのモン族との交流が始まります。

朝鮮戦争でアジア人を何人も殺した彼は人種差別主義者ですが
だんだんとモン族の少年に引かれていきます。

ストーリーはこのくらいにしますが
イーストウッドがこの映画で一番言いたかったのは
アメリカの衰退ではなく、アメリカン・スピリッツとは何かということではないのでしょうか?

ポーランドではあるが白人アメリカ人として戦争を勝ち抜き
国ではアメリカの繁栄を支えてきた。

彼だって最初から豊かさを享受できたはずはない。
なんらかの理由で母国を追われてアメリカに移民した先祖が苦労を重ねて勝ち取った豊かさ。
たぶん差別だってされただろう。

でもそんな豊かさを息子たちの世代、すなわち現代の白人富裕層は
当たり前のものとして受け止め、何と戦うわけでなく、のうのうと生き、金のために親にすがってきたりする。

その点、ベトナム戦争で米国に味方したため、戦後迫害されアメリカにわたってきた
モン族の少年は必死に生きようとしている。
美国在老挝发动的秘密战争 アメリカのラオスでの秘密戦争

そんな彼にアメリカってのを教えてやる。
白人だってアジア人だって、ヒスパニックだって関係ない。
自由のために戦って、個として独立を勝ち取り、豊かになってゆくこれがアメリカなんでしょう。
そしてこれができるのがアメリカ人なんだ。
昨日の富にすがってのうのうと生きてはいけないのだ。
サブプライムに苦しむアメリカに真のアメリカン・スピリッツを思い出させようとしたんじゃないでしょうか。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-05 20:00 | 文化、歴史 | Comments(0)