中華 状元への道

zhuangyuan.exblog.jp
ブログトップ

<   2008年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2008年 12月 29日

古代漢字ワールド

白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい

小山 鉄郎 / 共同通信社



白川静さんは漢字の大家として有名ですが
私は著作を一つも読んだことがありません。

以前から興味があり本屋で何度も手に取りましたが
ぺらぺらめくってみたところ、ちょっとお手上げ、つまり私のレベルじゃ面白さが
理解できないのではないかと。

そこでいい本を見つけました。
白川ワールドをみんなにわかりやすくイラスト入りで紹介してくれます。

古代世界では軍事や呪術、宗教が重きをしめていました。
それらが漢字の成立に大きく関わっており
今の意味からは想像できないけれども、それでいてつながりの痕跡が見られるという
知的好奇心をつつかれます。

これが漢字が新字体になってしまって本来の意味が読み取れなくなってしまうものも
多いそうでこれは白川さんかなり怒っていたといいます。

例えば「臭」という漢字

昔は「自」の下が「大」でなくて「犬」だった。

「自」というのは鼻を正面からみた形をあらわしており
それに嗅覚の敏感な「犬」がくっついて、「におい」の意味になり
「くさい」ってのにもつながったとのこと。

これが「大」になったらただ鼻が大きい間抜けな顔になってしまいます。

でそれを中国語の漢字で見てみるとしっかりしたの部分が「犬」なってます。
さすが本家本元!
簡体字はいろいろ批判もあるけれど
大事な一点はつけています。

ただ私のPCで簡体字を表そうとすると
変換候補が現れた時点では「犬」なんですが
変換キーを押すと何故だか「大」になってしまう。

もしかしてソフト作る人がこの差異に気づいていないのか?

「害」って漢字も三本に針がつきささっているのが重要で
旧体字や中国漢字では突き抜けています。

これもPCでは変換できない。

なんでだろう。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2008-12-29 10:21 | 中国関連DVD、本 | Comments(0)
2008年 12月 27日

現代に蘇る鄭和 ソマリアへ

中国がソマリアに軍艦を派遣します。
海賊を取り締まるためです。

このニュースかなり盛り上がっています。
キャッチフレーズは15世纪以来最大海軍遠征

15世紀以来とは随分大げさですがこのニュースはいろんなことを意味して非常におもしろい。

まずは中国が世界に冠たる大国になったんだよってのを大きくアピールできる。
その象徴として鄭和がでてくる。
15世紀においては圧倒的に強かった。
鄭和の乗った巨大船を作る技術なんてどこにもなかった。
しかもそんなころにソマリアまでも行ってしまっているのです。

鄭和については前に書きましたのでこちらをどうぞ。
宦官英雄 鄭和

もうひとつは世界貿易によって今の中国が支えられているってこと。
貿易立国なのです。ソマリア治安が悪いとスエズ運河に向かえない。
喜望峰をまわって主力市場であるヨーロッパに向かうのはえらいコストアップです。
中国の競争力が運賃でそがれてしまう。


あとはアフリカということ。
石油の輸入に関して非常に重要な場所なのです。
中国の石油輸入はアフリカ依存度が高いのです。
以前こんな記事を書きました。
中国アフリカ外交 新殖民主義?

いま世界恐慌の影響で中国経済もひいひいですが
この10年で蓄えた力をアピールして国威高揚といきたいところでしょう。

アメリカに変わって世界を引っ張るんだという姿勢を見せたいのもあるでしょう。

でも私が思うのはそもそも
海賊対策に軍艦まで派遣する必要があるのでしょうか?

海賊っていったって武器は持っているでしょうが
そんな重装備ではないでしょうしそんな大げさではないのでは?

海賊に襲われた船の写真がありました。海盗登上中国“振华4”号货轮甲板

ロケット弾かついでますが短パンに裸足です。

こいつらに軍艦はちょっと。

でも被害は相当出ているようで
今年1-11月に1265隻の中国商船がこの海域を通ったそうですが
20%が襲撃にあったとのこと。
これはすごい。


実はわたしの仕事相手の船会社さんがオペレートする船も
被害にあいました。

ボートですーっと近づいてきて
ロープをひっかけてするするっと数人が上がってきて
手を上げろ!

闘えばいいじゃない?と問うと
その船はタンカーだったので火気厳禁。
闘った瞬間に両者ともドカン!

でもタンカーなんかにのぼってきて何とるんですか?
誘拐して身代金です。

あとから連絡が入り一億円以上請求されたそうです。
どうやって金を渡すのかは不明。
その後どうなったかも聞いておこう。

ともかく今の世界は海上輸送でなりたっていますから治安安定が基本です。
現代鄭和に頑張っていただかないといけません。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2008-12-27 16:14 | 時事 | Comments(0)
2008年 12月 21日

ゲーム機は与えるべきか?

「ねえパパァ 見て見てぇ!」

小2の娘がトイザらスのチラシを持ってソファーのとなりにくっついてきます。

「クリスマスはサンタさんにDSi おねがいしていい?」

と猫なで声。

「だめ!」

「じゃあWiiは?」

「それもだめ!」

「だってみんな持ってるんだもん。〇〇ちゃんひとりでつまんない。」

「だめ。みんなで集まってゲームしてるなんて最悪だ!」

「ママは良いって言ってたよ。」

「それでもだめ。」

「じゃあソフトだけお願いするのは?」

「そんなの意味ないだろ!もう話はおわり!」

しばらく間があり
ふと横を見ると娘が下を向いてしくしく泣いています。007.gif

女はおそろしい。いろんなバリエーションで攻めてくる。
こっちもぐらつきます。008.gif

「△△ちゃんだって持ってないでしょ」

「△△ちゃんは4年生になって塾の成績よかったら買ってもらえるっていってたもん。
わたしはずっと買ってもらえない。」

「じゃあ お習字の級が上がったら買ってあげるよ。」

「ほんと!!うそつかない?約束!」と目を輝かせます。072.gif

「今6級だから1級になったらいいよ。
ちょっとまてよやっぱり初段だ!」
これなら当分ないだろう。

最近はこのゲーム問答ばっかりです。
正直なやみます。

今日も昼間の公園で男の子たちが5,6人集まって皆でゲーム持ってピコピコ。
みんなでそれぞれやって何が楽しいのか?

みんなが持ってると持ってない子は確かに浮いちゃいますよね。

会社の先輩はゲームを与えていなかったばっかりに
友達の家でゲームに夢中になりすぎて、友達の親にいわれたそうです。
「お子さんにゲーム買ってあげてください」って

でも私自身は子どものころからゲームを与えられていなかったので
ゲームがきらいなんです。

それに与えたら最後、そればっかりになっちゃいそうでおそろしい。

でも現代のこの世の中ゲームでもやってバーチャルな世界になれとかないと
コンピュータ化の世界についていけなくなっちゃうかもなんて心配も。

今年のクリスマスは、ゲームなしで乗り切れそうですが
また来年、誕生日、クリスマスとこの話題はちょっと疲れます。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2008-12-21 21:45 | 生活 | Comments(5)
2008年 12月 14日

改革開放30年 最大の危機

今年は中国改革開放30周年。

対外開放のモデル地域である珠江デルタ地区は今、最大の危機を迎えています。

その現状を伝える興味深い記事がありました。

东莞阵痛:难过的“世界工厂”  東莞の陣痛 苦難の世界工場

何が起きているのか?

原材料涨30%、工人薪资涨40%、订单缩减30%……

原材料が30%上がって、人件費は40%上がって、注文は30%減った...


やっていけるわけがない。

それに環をかけて今度は金融危機。

贷款难收,到处求爹喊奶,像孙子一样收款

お金がなかなか借りられない。じいちゃん や ばあちゃんに頼み込む孫みたいにして借りてくる。


でももって倒産するわけです。

我是一个癌症病人,为三四百人的生存操心实在太苦太累,如今金融风暴之际,生意特别难做,整天面对众多供应商追偿,原材料供应又不及时,生产时断时续,我只能选择放弃。

私は癌を患っています。
300-400人の従業員の生活のために苦労を重ねてきましたが
金融危機にあたって、商売は最悪です。
一日中債権者に追いかけられて、
原材料も必要なときに入れてもらえないので
生産は止まったり動いたりです。
もうあきらめるしかなかった。


社長さんは悲痛の叫びをあげます。

ところが債権者は従業員はこんな社長を信じていない。
,他们认为这不过是一场借金融风暴之名行“金蝉脱壳”之实的走佬计划。

社長は金融危機に乗じて姿をくらまそうとしているだけだと思っているのです。


ものすごい相互不信が渦巻いています。

でもそんなこといったってつぶれるものはつぶれるし
逃げる社長はのこりの金もって逃げちゃいます。

そんなのが相次ぎ出稼ぎ労働者は故郷に帰っていきます。
帰郷する人があまりに多いので
電車の運賃が跳ね上がっているそうです。

这里除了宿舍就是工厂,连家都没有,这是个问题。
ここには宿舎と工場しかない。
一般住宅すらないのです。
これが問題なのです。



そして街ははゴーストタウンに。


この中国の躍進を支えた輸出が大きな打撃を受けた今
内需拡大で復活できるのでしょうか?

アメリカなきあと世界を救えるのは中国経済ぐらいですから
目が離せません。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2008-12-14 22:17 | 時事 | Comments(2)
2008年 12月 08日

妖怪蝋人形で日中友好

土曜日に実家に行きました。
実家は産経新聞。

一面を見ると鄧小平がのってます。
しかも福田赳夫と握手して。
福田赳夫氏、トウ小平氏「握手」のろう人形 中国で除幕式

蝋人形がつくられたというのです。
キャプションには「誰が本物?」とありました。
d0018375_5483114.jpg


そこで5歳の息子に聞いてみました。

「ぜんぶ にせもの!」

たしかにそう見えます。

ぜんぶ本物にも見える。

それにしても鄧小平の頭はでかすぎないか?

でもこんなリアルな蝋人形を作ってどうするのでしょうか?
博物館に飾ってから、友好団体に贈られるってかいてありましたが
もらったほうはちょっと困るでしょ。

鄧小平はヨーダみたいだし。
d0018375_5565054.jpg


福田赳夫だってかなりの妖怪顔です。

ただなんで唐突にこんなもの作ってるのかが気になり
ちょっと中国語サイトを検索してみましたがほとんどみつかりませんでした。
特殊礼物纪念“中日和平友好条约”签订30周年

まあ世界が危機ですから日中で争ってる場合じゃないってとこでしょうか?

たぶん作ってる最中は福田康夫首相のころで
お父さんの蝋人形作って喜ばせようとかいう意図もあったんじゃないでしょうか?

それが麻生になっちゃった。
吉田茂の蝋人形に作り直すには体型が違いすぎました。

その麻生さんももうちょっとかな?
これだけころころ変わっちゃ外交なんて成り立たない。


以上
[PR]

by zhuangyuan | 2008-12-08 06:04 | 文化、歴史 | Comments(0)