中華 状元への道

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2007年 02月 26日

破五

先日
中国のデザート 杏仁豆腐
という記事に対するコメントで、
じょめいめい様より中国では大年初五(旧正月5日)を破五といい、
爆竹を鳴らして、餃子を食べる風習があるとのお話を頂きました。

爆竹は正月一日に鳴らして、餃子は大年三十に食べるのだと思ってましたので
興味がわいたので調べて見ました。

こんな記事を見つけました。大年初五为什么叫“破五”?有何习俗?(正月5日は何故破五と呼び、どんな習俗があるのか?)

まず五にちなんで五穷(五つの貧困)を追い払うことための日のようです。
五穷とは智穷、学穷、文穷、命穷、交穷を言うらしい。
(知恵と学力、文才、運命、人間関係の貧困ってとこでしょうか。)

爆竹を鳴らして追い払うんだそうです。
この文章によるとこの破五の日まではゴミを外には出してはならないとのこと。
正月5日までのゴミは家の端っこにためておき、5日に一気に捨てて厄をはらう。

じゃあ餃子はというと、
这是将"五穷"之类赶拢了来,包将起来,煮熟了,吃掉。
これは五穷のたぐいをまとめて、包んで、煮て、食べちゃう。


なるほどそういう意味ね。
地方によっては団子を食べるそうです。
说是"吃穷饭,除穷根",又说"糊穷坑"、"填穷坑"。用搅团这样的食物来糊来填倒也适当。

貧しい食事をして貧困の根っこを取り除く、または貧困の穴を糊付けする、貧困の穴をふさぐ
団子のような食べ物で糊付けしたり詰めてしまうのがちょうどよい。


そうすると日本で正月にお餅を食べるのもこの辺りが発祥かも知れません。

日本の習俗も中国から伝わったものが多いでしょうからありえますね。

そういえば先日中国語教室で中国で大年三十に餃子を食べるとき
一つの餃子の中に硬貨を入れるといってました。
その餃子にあたった人がその一年幸運に恵まれるそうです。

まったく知らない風習で興味を覚えていたところ
翌日にテレビのちび丸子ちゃんで丸子が硬貨入りの餃子を作ろうとしていました。

ちび丸子の作者さくらももこはサッカーの長谷川健太と同期だから40歳くらい。
その彼女が小学生のときだから30年前。
そのころにはそうした風習がまだあったんでしょう。すくなくとも静岡では。

という私は中国のことを調べておいて実は日本の風習の由来なんて全然知らないのです。
しばわんこの本で勉強しなきゃ。しばわんこの和のこころ
川浦 良枝 / / 白泉社

娘のお受験(失敗)のとき
四季折々の行事について教えようと
買ってあげました。
というか子供に読んであげると〇〇ってなあに攻撃にこちらが対応できないので
自分が読んでます。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-26 22:52 | 文化、歴史 | Comments(0)
2007年 02月 25日

旧正月の新年会

昨夜は中国語教室の新年会でした。

午前中は保育園で子供の園児祭で劇やお歌を鑑賞。
終了後に保育士さんに挨拶すると、

「お父さん、今日は忘年会なんですか?娘さんがそう言ってましたよ。」
「ああ、忘年会じゃなくて新年会です。」
「新年会ですか?それも遅すぎません?」
「ああ旧正月のほうですよ。中国語教室の新年会なんです。」
「ああそういえばそうですね。」

普通の人は旧正月といってもピンと来ませんが
この私と同世代の男性保育士さんは実は以前、北京で保育士をされていたこともあるので
すぐわかってくれました。春節も経験されたそうで戦争みたいで凄かったとおっしゃってました。

店は池袋の東北料理の店永利でした。以前昼に一度行ってますがやはり凄かった。今日の中国

何が凄いかというと日本にありながらほとんど中国であること。
店のほとんどが中国人客でまさに热闹雰囲気に圧倒されます。

私は一時間近く遅れて参戦したのですが
予約が出来ないこの店はいつも込んでおり皆さんが席を確保できたばかりの
ころに到着するというグッドタイミングでした。皆様すみません。
ただし席は入り口にもっとも近い端っこ。
なんか中国人世界に入れてもらえないような微妙な位置でした。

でもこちらの面子も結構ディープに中国に関わっています。
北京出身の先生と
山西の大学留学歴三年のお兄ちゃんと
西安留学歴一年の新米お母さんと
瀋陽の大学で日本語教師としていたお姉さん
台湾、東南アジアの華僑と仕事してウン十年の大ベテラン
そして私。

皆さん現地で、しかも中国味の濃い都市で生活していただけあって
料理もよく知っています。私はメニューは苦手。写真がないとわからない。

とりあえず扎啤zhāpí。(生ビール)
この言葉は初めて知りました。なんでなんでしょうか?

皆様が頼んだものの一例を挙げると

东北大骨头 ここの名物 スペアリブの背骨版。しょうゆに漬け込んである。
地三鲜    地中の新鮮なもの三つ。じゃがいも、ピーマン、ナスを炒めたもの。
干扁豆角   干しインゲンの炒め物。先生は中華料理で一番うまいと言っていた。ほんとうまい。
羊肉饺子  餃子はよく食べるけど羊はあんまりないでしょう。

ビールの次は黒酢で乾杯。镇江の名品。

次は女儿红。黄酒です。

そのうちに北京口語表現になりました。
「すごく」とか「とても」とかいう表現にbajiとつけるのだそうです。

瞎了baji(すげえ馬鹿)とか热了baji(チョーあちい)とか。
北方ではよく使うそうです。

また「ぬるい」ということを表現するのに「ウーラバドゥー」というのがあるそうです。
聞いたこともないし、音自体中国語っぽくないので北京のごくごく一部でしか使えないんじゃないの?
と疑うと北方ではよく使うし店の服務員が東北出身なら通じるというので試してみました。

「刚才的绍兴酒ウーラバドゥー的!」
「ウーラバドゥー什么意思?」ハルビンのお姉さんには通じず
もう一人の東北のお兄ちゃんにもまったく通じませんでした。
結局どこの言葉かは謎のままでした。

沢山たべて学んで?楽しいひと時でした。
ただ座った席が悪かった。めちゃめちゃ寒い。冷了baji。
入り口に近く、その入り口がよく開く。
人気店ゆえ入り口の前には行列が出来ており、
中の様子をみようとドアを開ける人がとても多い。
昨夜は特別寒く、熱い紹興酒もすぐ冷たくなってしまうほどでした。
よって皆、上着を着たままで食事しました。
私も最初は脱いでいましたが最後には芯まで冷えてマフラーに上着で寒さを防ぎました。
温度まで東北を演出しているのかな?

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-25 21:37 | | Comments(6)
2007年 02月 21日

李香蘭 

先日テレビ東京で李香蘭のドラマを見ました。李香蘭

二夜連続の二時間という大作でした。
普段ドラマはほとんど見ませんが李香蘭はなんかテレサテンとダブってなんか気になる存在
ゆえつい見てしまいました。

9時から開始でした。
いつもですと妻とこどもたちは9時には寝てしまうので
一人でゆっくり見ようと思っていたのですが
休日ということもあり6歳の娘がなかなか寝ません。

私が中国に興味があることを知っていますし
主演の上戸彩が可愛いせいか10時くらいまでおきていました。
これが見ながら質問攻撃をしてくるのでなかなか集中できませんでした。

「ねえパパ、ここ中国?パパ行ったことある?」
「パパ中国好きなんでしょう?」

このへんまでは良かったのですが
戦時中のドラマということもありシリアスな展開になってくると
答えの難しい質問が出てきます。

李香蘭こと山口淑子は父親が満鉄の中国語教師であった関係で撫順で生まれるのですが
子供のころ撫順炭鉱を抗日ゲリラが襲う事件がありました。
ドラマでは李香蘭の友達の親(中国人)がゲリラと密通していたと疑われ日本人に殺されます。
李香蘭はその場面を目撃していました。

「ねえパパ、お友達のお父さんなんで死んじゃったの?」

「悪いことしたからじゃない?」

「どんな悪いこと?」

「戦争だからいろいろあるんだよ」

「戦争って何?いろいろって何?」

「昔は日本は小さいから中国も日本にしようとしてたんだけど
そしたら中国の人が怒ったの。だから日本人をやっつけたんだけど。
やっつけられたらいやでしょ?
お友達のお父さんはやっつけた人の仲間だと思われたんだよ。
いいからもう遅いんだから寝なさい!!

全然集中できません。
翌日の放映はその反省を生かしてビデオにとりました。
そしてこの日曜日に見ました。
一人で見たかったのですが娘がそのビデオを見たいと言い出し
結局こどもたちと一緒に見る羽目に。

今度は三歳の息子も一緒でもっと環境が悪かった。

戦争は日本の敗戦となり李香蘭は漢奸として裁判にかけられます。
新聞では銃殺刑にされると報じられます。

娘が聞いてきます。

娘「パパ、銃殺ってなに?」
「鉄砲でバーンで撃たれて殺されちゃうこと。」

娘「ねえ女の子しむの(死ぬの)?なんでしむの?」
「日本人なのに中国人だって言ってたから中国の人が怒ったの。」

娘「中国の人、日本のこと嫌いなの?」
「昔は戦いしてたからね。」

今度は息子参入。

息子「戦い?パパ強い?パンチ、チョップ、カンチョー!ってやっちゃえばいいんじゃない?」
「パパでも負けちゃうの。爆弾バーンってなったら勝てないんだよ。」

息子は暇さえあれば戦いごっこをしています。

息子「火出る?火でたら消防車来てジャーってやればいいじゃん!」
「消防車来ても勝てないの。パパも負けちゃうよ」

息子「じゃあ牛乳飲めばいいじゃん。強くなってライオンにも勝てるよ。」
なんかそんなCMあったな。

もう勘弁してくださいって感じです。

ほとんど集中できないで終わってしまいました。
でも李香蘭についてはさらに興味がわいたのでネットで調べてみました。
このサイトがよくまとまってて良かった。
このドラマのエポック的なところはみんな網羅されています。
ご興味のあるかたはどうぞ夜来香ラプソディー

ストーリーはともかく私が興味を引いたのは
やっぱり日本人のしゃべる中国語。

主演の上戸彩なんかは沢山中国語しゃべっていました。
声調がおかしいところが結構ありましたが撮影一ヶ月半とのことなので
短期間でよく覚えたなと関心しました。
ただ誰もが中国人と間違えるような李香蘭としては一発で日本人とわかるものでした。
「怎么样?zěnmeyàng」を肝心なところで「チェンマヤン」と可愛く言われるとずっこけてしまいます。

甘粕正彦を演じたのは中村獅童でしたが
敗戦後、溥儀に新京を脱出するのか問われた場面で
真剣な顔をして「不去bù qù」とすべきところを「ブチュー」とくるとこれまたずっこけます。
短い言葉ですからもっと指導が必要だと感じました。シドウだけにね。

またリューバとかいうロシア娘の日本語もちょっとひどい。

ネイティブでない俳優が外国語をしゃべるドラマは限界がありますね。

でもびっくりしたのは上戸彩は劇中で歌ったのは全部吹き替えなしで
自分で歌ったそうです。歌の中の中国語はかなりいい。
音符がついてると声調を気にせず歌えるのがいいのかも。
ステージで歌った夜来香なんかは絶対に吹き替えだと思いました。

上户彩在剧中唱了《夜来香》及《苏州夜曲》等多首李香兰的名曲,全部由她亲身用国语演绎,她表示为了唱国语歌而下了不少苦功,先到卡拉 OK 背歌词,然后再用 CD 硬背国语发言。

上戸彩はドラマの中で《夜来香》や《蘇州夜曲》などの多くの李香蘭の名曲を歌ったが
すべて自らが中国語で行った。
中国語で歌うことには苦労したと彼女も表明しています。
初めにカラオケにいって歌詞を覚えそれからCDを使って発音を覚えました。


歌でこれだけいけるのだから本気で勉強したら言葉もすぐ上達しそうです。
もしかしたらもうすでにぺらぺらかも。

いかん私もうかうかしてられない。勉強勉強。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-21 23:25 | 中国関連DVD、本 | Comments(2)
2007年 02月 18日

中国のデザート 杏仁豆腐

先日韓国人のお客さんと夜景の見える高級中華料理店で食事しました。
デザートはお決まりのものしかありません。
杏仁豆腐、タピオカ、マンゴープリン。
私が頼んだのはフルーツ入りココナッツミルクタピオカ。1300円。高すぎ。

そこでお客さんが言いました。
「状元ちゃん、中国語勉強してるんやろ?杏仁豆腐ってなんていうの?」

うっわからない。状元目指しているのになんてこった。
そういえば中国で杏仁豆腐って食べたことないな。
言い訳はともかく、とりあえず答えました。

「正式になんていうかわかりませんが、読み方はシアンレンドウフだと思います。」

不正解。

xìngrén dòufuが正解。
お恥ずかしい。

ここで新しい発見。家で日中辞典で杏仁豆腐(アンニンドウフ)で引いてみたが載ってない。
そこで広辞苑を引く。アンニン豆腐はないがアンニンはあった。
ところがそこには解説はなく、キョウニンを見よと書いてある。

杏仁の正式な読み方はキョウニンなのだそうです。
アンニンのアンは唐音だそうです。
それがアンニンという読み方が慣用となったとのこと。
唐音は明の時代に日本に伝わった音です。
行灯(アンドン)とか蒲団(フトン)とか。

ちなみにキョウという音は呉音。これは遣隋使の時代だからもっと古い。
ということは杏子(アンズ)より杏仁(キョウニン)のほうが先に日本に伝わったのかな?
杏仁とはアンズの種のなかの胚です。漢方にも使われるらしいのでありえますね。

ついでにもうひとつの定番のタピオカも調べておこうと思いさらに日中辞典をひくと
「可食用的木薯淀粉」とあります。つまり「食用のキャッサバ(芋の一種)のデンプン」
最低の説明ですね。国語辞引いているんじゃないんですから呼称を教えてくださいよ。

そこで金曜日別のお客さんと中華料理店で食時をしたとき
中国出身の店員さんに聞いてみました。

西米露xī mǐ lùというらしい。

人口デンプンを西米というらしい。
でもこの露というのがいいですね。美しい響きです。
こういう造語はうまいですね中国は。
日本語はそのまま使っちゃうから面白くない。

ちなみにこの店にはタピオカはおいてありませんでした。

このタピオカ今では中華のデザートの代表格ですが
昔は安価な栄養分として奴隷に与えられたなんてこともwikiに書いてありました。
またマレーシアでは日本軍に米やとうもろこしを供出させられ
食糧難に陥った際、地元住民はタピオカを作り飢えから逃れたそうです。「大東亜共栄圏」の実態

いろいろありますね歴史は。

ところで私は中国で食事をするとデザートは決まってフルーツなんですが
杏仁豆腐とかタピオカも出るんですかね?

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-18 20:40 | | Comments(4)
2007年 02月 18日

検索ワード「中国のお菓子」

最近忙しくてなかなか更新をしていないのですが2月に入り
ご訪問いただく方の数がちょっと増えています。

なんでだろ?と思いつつエキサイトが提供するネームカードの
アクセス解析を見てみました。

すると相変わらずyahooの検索でご訪問してくれた方が圧倒的に多いのですが
検索ワードに異変がありました。
昨年チェックしたときには「宦官」とという言葉が多くてびっくりしたのですが
今回は「中国のお菓子」という検索ワードが一番でした。
宦官ブログ

確かに以前こんな記事を書きましたが皆さんが特別興味を持つとも思えませんでした。
中国のお菓子

なのに「中国のお菓子」とそれに類似するワードで訪問していただいた方が
今月の今日まで2週間強で202人もいらっしゃいます。

およそ私に似つかわしくないワードです。
そこでgoogleで「中国のお菓子」で検索してみました。
でもそこにはありませんでした。

じゃあyahooかな?と思い検索してみました。やっぱりない。
じゃあなんで?と思い。もう一回よくみると。

なっなんとyahooの「中国のお菓子」で検索した結果の一番上にランクされてました!!
皆さんも是非検索してみてください。至急です。どうせすぐ順番が変わっちゃいますから!!
早く早く!

別に私の親戚がyahooに転職して工作活動してくれたわけではありません。念のため。

恐るべし検索パワー。一位になるとこんなに人がやってくる。
今のうちにこのブログで中国のお菓子の通販でも始めようかなあ。

でもどうして一番上にランクされるかは全然わかりません。
「中国のお菓子」なんて簡単な検索ワードはいつでも検索している人がいるでしょうから
最近になってこのワードからの訪問者が増えたってことは
最近になってランクが上がったんでしょう。
中国のお菓子について書いたサイトがあまりに少ないうえに
テレビかなんかでチャイニーズスイーツ特集かなんんかがあったんですかねえ。
なぞですね。

でもこの現象、非常に嬉しいのですがちょっと複雑な気分です。
というのも「中国のお菓子」と検索した方はきっと美味しいスイーツを求めて
検索したんでしょう。会社帰りにデパ地下で買おうかななんて考えで。
それが完全に期待を裏切る内容だったことでしょう。

想像するにこんな感じの方々。

性別:女性
年齢:20代後半以上、上限なし。
職業:OL
備考:我々子持ち男性サラリーマンより可処分所得が多く
    最近会社の業績もよくなり、懐が暖かい。
    イタメシもフレンチも飽きたし、たまにはチャイナかな、
    でもスイーツが美味しくないと絶対だめ。

せっかく訪問いただいてがっかりしちゃった小姑娘に
もう一度訪問していただくために
スイーツも研究しないといけませんね。

上記のレンジに含まれないコアな中華迷さんたちは
スイーツ以外にもディープな話題をいっぱい書きますので今後ともよろしくお願いします。

注:こちらは基本的には中国語勉強ブログです。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-18 10:31 | | Comments(2)
2007年 02月 10日

テレサ・テンはスパイ!?

先日食事をしながらタイの奥地に潜む国民党の残党の話になり
そこから話題がテレサ・テンに移りました。

「テレサ・テンが何故タイ北部で亡くなったか知ってます?」と問われました。
「いや全く知りません」

曰く、
テレサ・テンは国民党の非常に優秀なスパイであった。
世界を自由に飛びまわれる立場を利用して台湾に他国の軍事情報を提供していたそうな。
ただ彼女はそんな立場から逃れたかった。

そこで最後の任務と言われ、タイ奥地のゴールデントライアングルに潜む国民党残党の
状況を探るように指示された。
ただこうした情報員の人生に終わりはない。あるとすれば情報秘匿のための死しかない。
で暗殺されたとのこと。

台湾から帰化された方のお話でしたのでなにか真実味がありました。

スパイ説ってのは聞いたことがありましたが
彼女がなくなった当時はさして興味もありませんでしたので気にしませんでしたが
今は状元を目指しておりますのでちょっとしらべないといけません。

こんな記事がありました。
国民党諜報部門の高官、谷正文氏が自ら告白しています。
冷戰悲劇: 鄧麗君為國府安全局三處人員(冷戦の悲劇:テレサ・テンは国民党安全局三処のために働く人員だった。

1968年夏天,鄧麗君收到了來自新加坡的演出邀請書,她被邀請參加于1969年在新加坡國立大劇院舉行的“慈善音樂會”的演出。爲此,年僅15歲的鄧麗君向臺灣國民黨政府的有關部門提出了出境申請。

1968年夏、テレサはシンガポールから1969年の国立大劇場での慈善音楽界公演への招待を受けた。そのため弱冠15歳のテレサは台湾国民政府関係部門に出境申請を提出した。

當時,中國大陸正處于“文革”的動亂之中,而臺灣仍處于蔣介石頒布的軍事管制戒嚴令期間。整個臺灣社會在國民黨憲兵的嚴格軍事管制之下,各種民間社會活動和人身自由均被“明松暗緊”地監視著,不言而喻,當時臺灣的出入境管理制度就更嚴格了 。

当時大陸は文革の動乱期であり台湾も蒋介石が軍事管制の戒厳令をしいていた。
全台湾が国民党の憲兵の厳格な軍政のもと、各種民間社会活動や人々の自由は
表にはわからないように監視され、言うまでもなく出入境管理制度も厳格になった。

(ということで交換条件として情報工作をさせられたらしい)

像鄧麗君這樣被吸收進來的特務工作情報人員,原則上與其他專業間諜有著根本的區別,他(她)們不承擔那些需要特別間諜技能的諜報工作,而只是利用他(她)們現存的條件,在適當的情况下爲臺灣國民黨政府效勞而已。

テレサのようにこうして特務工作情報員にさせられた人員は原則的に専門スパイと
根本的に違いがある。彼らは特別技能を要するような諜報工作を担当するのではなく
ただ彼らの現存の条件下において、適当な状況下で国民党政府に奉仕しただけだ。


ちなみにこの発言はテレサの家族が全否定し
オウムで有名な有田芳生氏も私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実
有田 芳生 / / 文藝春秋
で否定してます。
この本は私の本棚に未読で埋もれてましたが思い出して読んでみました。

才能があるばかりに国際政治の波に翻弄されてゆく姿が淡々と描かれています。
スパイであったかどうかはともかく政治に利用されていたのは間違いありません。
今では想像もつかないほどに大陸も中国も閉された世界で
お互いの緊張が政治の世界を支配していました。

中華世界で大スターとなったテレサはよく軍の慰問に行ったそうです。
大陸に最も近い金門島にも行き、テレサのテープを流し自由と民主を宣伝したそうです。

永远缅怀鄧麗君 追想テレサ・テン
「親愛的大陸同胞們,你們好,我是鄧麗君。我現在來到金門廣播站向大陸沿海的同胞們廣播,我今天要跟大家說的是,我很高興地能夠站在自由祖國的第一前線 ——金門,我感覺到非常地快樂、非常的幸福。我希望大陸的同胞也可以跟我們享受到一樣的民主跟自由,唯有在自由、民主、富庶的生活環境下,才能擁有實現個人理想的機會…」

「親愛なる大陸の同胞よ、こんにちは、私はテレサ・テンです。私は今金門の放送局に来て
大陸の沿海地域の同胞に向かい放送しています。
私が今日ここで言いたいのは、自由な祖国の第一前線金門に立てることができとても嬉しく幸せだということです。
私は大陸の同胞にも私たちのように自由と民主を享受してもらいたいのです。
自由と民主と豊かさのある生活で初めて個人の理想を実現できる機会が得られるのです。」

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今考えるとアホらしいことですが情報を閉された社会に影響を与えるには
こうした方法しかなかったんでしょう。

でもこのテレサ効果は凄かったらしく中国中にテープが回っていったそうです。
白天听老邓,晚上听小邓
昼は鄧小平の言うことを聞き、夜はテレサ・テン(鄧麗君)を聴く


時の中国政府は放送禁止だけでなく聴くことも禁じて徹底的に取り締まったそうです。
その理由は精神汚染。
因为邓丽君的歌曲是黄色歌曲,靡靡之音,是来自台湾那个反动的资本主义花花世界的声音

なぜならテレサの曲はエロチックで退廃的である台湾の反動資本主義の破廉恥な世界の歌声である。邓丽君的歌曾被官方称为“靡靡之音,黄色歌曲”


あふれんばかりの才能に皆が群がり
個人としてのテレサはなすすべなく流されてしまう。
悲しい人生ですね。
スパイであったかどうかなんていうことは
優秀であればあるほどわからないわけですから永遠の謎でしょう。
でも国民党に利用されていた事実以上に
彼女が中国民衆を愛して民衆のために歌い、民衆の自由と幸福を願っていたことが重要だと思います。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-10 21:48 | 中国関連DVD、本 | Comments(11)
2007年 02月 05日

自転車に乗った象 中国大発展

中国が世界をメチャクチャにする
ジェームズ・キング / / 草思社
読了。面白かった。

中国の大発展の影響や矛盾についての文章はいくつも読んだし
テレビや雑誌でもしょっちゅう特集されていますのでちょっと飽きており
特に驚きを感じることもなくなっていたのですがこの本は内容が多岐にわたり掘り下げられ
興味深いものでした。

外人(西洋人)の書くアジアに関する本はえてして偏見や無知が多く読んでいて不快なものも
多いですがこの元フィナンシャルタイムズ北京支店長は山東省に留学経験もあり
中国での記者歴も20年以上で、おそらく中国語にも堪能で、ミクロからもマクロからも
いろんな中国を描写していてしかも的確。世界がいかに中国の大発展に翻弄されているかを教えてくれます。

例えばわが鉄鋼業界の例も載っています。
ドイツ軍に戦車や戦艦に使う鋼板を供給して帝国の歴史を支えてきたティッセンクルップと
いう製鉄会社がありますがドルトムントにある製鉄所は丸ごと解体されて
江蘇省の沙鋼という会社に買われてしまいました。
製鉄所と簡単に言いますがこれは一つの街みたいなものでかつては一万人の労働者が
働いていたそうです。
それが90年台末期の世界的な鉄鋼不況時に衰退し2000年台の初めには
急速に鉄鋼需要が爆発しつつある中国に買われてしまったのです。

解体された設備はなんと合計250,000トン。
それが全部中国に運ばれ再組み立てされました。
その組み立て作業の説明書だけでな、なんと40トンもあったそうです。
小錦200人分の書類ですよ!

残された更地を見た街の人や職を失ったワーカーの人の感慨はどんなものか
想像に難くないですね。アジアの巨像に対する恐怖がありますよね。

こんなような中国の大爆発の影響が
アメリカ、イタリア、アフリカなんかでで次々と起こっているのです。

もう誰も止められない。このまま行くと地球までおかしくなっちゃう。
欧米人ならではの視点でこの発展をアメリカのかつての発展と比べたりしてとても面白かった。

中国巨大マーケットに皆が吸い寄せれていく。
世界の国々にとってこのウルトラビッグな市場は魅力なんです。
そんなことを知っていて薄熙来商務部長なんかはこんなことを言ったそうです。

「中国は一つの大きな家だ。
二億人の子供が中学に通い、毎日二万二千人の女性が結婚し
四万四千人の子供が生まれます。
また人々は160万頭の豚と240万羽の鶏を毎日食べています。」

すごい市場です。何でも売れちゃいそう。

中国国内の企業だってもちろんこの市場の魅力に幻惑される。
だからどの産業も供給過多。
例えばバイクなんて500万台しか売れないのに1500万台の生産能力があるそうです。
中国人のうちの3%しかバイクをもっていないので将来は爆発的に需要が伸びると思ってしまう。
どんな製品でも大体そうですね。だから価格は常に安い。
不思議なのは銀行がそういう企業に金を貸すこと。
著者曰く、中国には破産法がないので会社がつぶれない。
また預金率が高く資金が沢山あるので回収を急がないそうです。

まあともかくこの急速大発展は迫力があります。
みんなを巻き込んで激走してとまりそうにない。

でもと待ったら怖いですね。
中国は自転車にのった象なんですって。
とまったら周りを巻き込んでひっくり返る。

そうなりゃとなりのわが国は大変です。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-05 22:56 | 中国関連DVD、本 | Comments(4)
2007年 02月 03日

金儲けも楽じゃない

昨日は天ぷらを食べながら台湾の話題で盛り上がりました。

現在台湾と中国は何かと複雑ですが経済についてはもう切っても切れない関係です。
台商と呼ばれる台湾人は中国大陸に100万人いるといわれています。
その現地妻はなんと200万人とも。
まあそれはさておき、当社も台湾系のお客さんとの取引が結構多いです。
というのも契約観念については資本主義の先輩である台湾系のほうが信頼できるからです。

以前大陸に住む台湾系の社長さんに聞いた話なんですが
中国ビジネスも結構危険と背中合わせらしく
中国にいる台湾系の会社幹部が数百人単位で行方不明になっているらしい。

大体がかなり羽振りがいいお金持ちですから身代金目的の誘拐なんてのもあるんでしょう。
でもその一部分は政府が絡んでるのもあるんですって。

昨日のお客さんが台湾人社長から聞いた話はこんな具合。
まずどっかに連行されて尋問される。
まあだいたいからして金持ちは真っ当な商売をしてるとも限らないので
後ろめたいことがあるものです。脱税とか密輸とか。
で罪を指摘される。でも法にのっとって処置はされない。
その代わりに金品を要求される。これはもう出すしかないですよね。
金を出す。釈放される。でも自分もやましいところがあるから人に言えない。

中国の役人ってのはとんでもない奴だと感想を述べますと、
友人は言いました。

その台湾人は政府に感謝しなければならないと。
お金で解決するような寛大な措置をとってくれたのだから。
やっぱり外国人として特別扱いしていると。

それがもし中国の大陸系の金持ちが相手の場合はこんな感じらしい。
突然役人がやってきて連行されて、ろくに尋問もされないでそのまま監獄行き。
財産はすべて没収。
裁判もなにもなく監獄で30年なんてのも不思議じゃないって。

しかもその監獄が恐ろしい。
極寒の青海省の無人の荒野にぽつんと建てられた監獄で銃をもった軍に囲まれ
労働、労働。
その監獄にはなぜか塀がないそうです。
じゃあ簡単に逃げられるかと思いきや、周りは500キロなんにもなし。
夜は氷点下で凍え死ぬか、もしくはオオカミの餌になるかしかないので
逃げる奴なんか一人もいないそうです。

地方の小役人とはうまくやらなきゃだめそうですね。
金儲けも楽じゃないなあ。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-03 22:18 | 時事 | Comments(2)