中華 状元への道

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2006年 08月 30日

究極のデザート

九龍城の記事の中に「三不管」という言葉が出てきましたが、
その記事へのかめ様のコメントの中に気になる言葉が残されました。

「三不粘」

なにやら食べ物らしいのですがこの謎の言葉をしらべるべく
中国版Googleで検索してみますと面白い文章が出てきましたので
中文和訳の勉強がてら前文をご紹介いたします。

才女唐琬与名吃“三不粘”(才女唐琬と名物料理“三不粘”)
唐琬是宋朝著名诗人陆游的表妹。她自幼聪慧,人称才女,后被陆游娶为妻,夫妻的感情很好。但陆游的母亲对这个才貌双全、贤惠能干的儿媳妇就是看不上眼,总是想方设法难为她。


唐琬は宋代の著名な詩人陸游のいとこである。彼女は幼いときから賢く、才女と呼ばれ、
後に陸游に妻として迎えられ、夫婦関係はとてもよかった。しかし陸游の母親はこの美貌と才能を兼ね備えた、賢くやり手の嫁に目をかけず、何かにつけて困らせた。


在陆游母亲六十寿辰这天,陆家宾客盈门,摆了九桌席,十分热闹。陆母想叫儿媳在客人面前出丑,吃饭间,忽然当着众人提出:“今天我想吃说蛋也有蛋,说面也有面,吃不出蛋,咬不着面;是火烧,用油炸;看着焦黄,进口松软;瞧着有盐。尝尝怪甜;不粘勺子不粘盘。不用咬就能咽的食物。”

陸游の母親の60歳の誕生日の日、陸家には賓客が集まり、
9卓ものテーブルが並べられとても賑やかだった。
母親は客の面前で嫁に恥をかかせようと思い、食事中、突然皆に言いました。
「今日私が食べたいものはこんなもの。卵といえば卵、麺といえば麺、でも卵とはわからないし
麺とも噛んでわからない。焼いたもので、油でいためてある。焦げた黄色に見えて 
口のなかでふわふわする。塩がついているようで、舐めると逆に甘い。
スプーンにも皿にもくっつかない。噛む必要がなくて、すぐ飲み込めてしまう。そんな食べ物よ。」


唐琬心理明白。婆婆是又在为难她。她二话没说,走进厨房。在面盆里打了几个鸡蛋,再将鸡蛋黄加入淀粉、白糖、清水,用筷子打勺,过细罗。炒锅添入熟猪油,置中火上烧热,倒入调好的蛋黄液,迅速搅动。

唐琬は気づきました。姑さんはまた困らせているのです。彼女は二の句を接がず、台所に入りました。
ボールのなかにいくつかの卵を割り、黄身の中を澱粉と砂糖、水の中に加え、箸でこね、ざるを通します。
鍋にラードをいれ、中火にかけ、混ぜ合わせた黄身の液をいれ、すばやくかき混ぜます。

待蛋黄液成糊状时,一边往锅中徐徐加入熟猪油,一边用勺不停地搅拌,蛋黄糕变的柔软有劲,色泽黄亮,不粘炒锅,一会儿功夫就做好了。唐琬将热腾腾、香喷喷的食物盛在一个盘子里,撒上点细盐恭恭敬敬地送上餐桌。客人们一看,合乎要求,一尝,更是口感酥软,甜咸适宜,都夸唐琬心灵手巧.

黄身の液が糊状になったとき、鍋に徐々にラードを加え、一方でスプーンでとまることなくかき混ぜます。
黄身の液が柔らかくそして、粘りがでて、黄色い輝きがでて、鍋につかなくなり
少し経ったら出来上がり。
唐琬はあっつあつで香りが漂う食べ物をお皿に盛り付け、さっと塩を振り掛けると
恭しくテーブルに運んでいった。
お客さんたちは見るなり、これは要求にかなったものだと認め、
一口食べると、柔らかな感触で、甘さと塩辛さが程よくまじり、唐琬の賢さと手腕をほめました。

这个菜一不沾盘,二不粘勺,三不粘牙,清爽利口,因此大家给它起名叫"三不粘",后来成为传统名食,深受人们喜爱.


この料理は一に皿につかない。二にスプーンにつかない。三に歯につかない。
さわやかで口にやさしい。
こうして皆はこの料理を"三不粘"と名づけました。
そして後に伝統の名物料理となり、人々の好物となりました。


なんか涎がでてきますね。ぜひ食べてみたい。
ヨークシャープディングみたいなものですかね。
想像が膨らんで楽しいです。

Googleでイメージ検索をしてみると写真が出てきました。
d0018375_22563071.jpg

写真をみるとなんか興ざめですね。
あまりうまそうじゃない。

でも今度試してみよう。

ところで宋代の愛国の大詩人も嫁姑の関係に悩んでいたなんて笑っちゃいますね。
その後このせいで二人はすぐに離婚することになってしまったとのこと。

でも陸游さんは彼女が忘れられなくて晩年になっても彼女を詩に詠んでいます。
そんなにうまかったのでしょうか?「三不粘」が。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-30 23:01 | | Comments(12)
2006年 08月 29日

カラオケマシーン

先日大阪の妻の実家に行ったと書きましたが
ある日家の中でカラオケをやったことがありました。

持ち運びタイプでテレビにつなぐカラオケマシーンを最近購入したそうです。
なんでこんなものが家にあるのかと驚いていますと
なんでも中国から来る研修生のレクリエーション用に買ったとのこと。
「連中は北国の春やろ」と。

「状元君はカラオケ得意か?」

「あまり好きではないですね。
接待でカラオケ店などに行っても自分からは唄いませんね。」

「じゃあ語学もだめやな。語学は耳やで。
カラオケの才能がないのは語学もあかんで。」

「はあ。」

岳父は定年後ある業界団体の理事をしており、
中国から研修生を募り、加盟企業に斡旋するといった仕事に携わっており
年に何度か新しい研修生がくるたびに説明会後に観光やらレクリエーションやらをしているとのこと。

「でもなあ状元君、僕は中国は信用しとらんよ。
独裁国家は絶対あかん。今の発展もまがいもんや。
それになあ政府高官が何千人も海外逃げる国はろくなもんやない。
不正送金も何兆円や。」

「はあ。」

「僕は研修生がきた時、必ず皆を前にしてゆうとるんや。
まず座標軸を書く。
縦軸は民主主義国家か独裁国家や。
横軸は市場経済か計画経済や。

この中で経済発展に一番だめなのは独裁の計画経済や
だから中国はあかんかった。毛沢東の時は経済最悪や。
いまは多少発展しとるかもわからんが独裁だからだめや。

台湾見てみい。
当初は国民党独裁だったかもしれんけど
自由経済だったから発展したんや。それが民主化したからなおいい。

台湾も大陸も同じ中国人でしょ。
台湾が頭よくて、大陸が馬鹿なんてことはないんだから
これは体制の差なんですよ。

ここを研修生にもわかっておいてもらわなあかん!」

「はあ。ずいぶんきついころ話されるんですね。
でも研修生って田舎から来た若い人たちですよね。
こういったことを話されて効果あるんですかね?」

「知らん。でも言っておかなならん!」

「ところで皆さん日本語わかるんですか?」

「通訳つけて日本語で話すんですよ。
でも中国から来た通訳はあかん。全部通訳せん。
通訳する前に私見で反論してきよる。そんなの嘘ですよとかゆうて。
だから日本人の通訳を雇うんや。」

あまりの勢いに私はただ相槌をうつのみでした。
しかし大志を抱いて田舎から出てきて遥々日本まで来ていきなり
こんなにぼろかす言われたらきついですよね。
もっとモチベーションのあがること言ってあげたいですよね。

最近このように中国をボロクソ言ってスカッとストレス解消!って方が結構多い。
でも実際はこうした中国の研修生なしでは業界がなりたたないのも事実。
中国は嫌いだけど無視できないって方が増えてます。
しらずしらずのうちに相互依存関係がますます深まって離れられない。
難しい問題ですね。


以上
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by zhuangyuan | 2006-08-29 22:13 | 生活 | Comments(4)
2006年 08月 26日

回想 九龍城砦 恐怖の体験

中華中毒―中国的空間の解剖学
村松 伸 / 筑摩書房
を読みました。

この本は題名がいい。私も中華中毒にかかっているくちなので以前から気にかかっていました。
表紙もいい清国皇帝の肖像です。黄色の衣装が目に映えます。
以前、清朝の皇帝衣装展を見に行ったことがありまして。この黄色のきらびやかな衣装を見ました。きらびやかさより小ささに驚きました。
子供のころのものかも知れませんがこんな小さな服をきた男が世界を睥睨していたのかと、
そのギャップに驚きました。

この本は中国的空間の解剖学というくらいですので
中国の歴史のなかの建築での風水や儒教、道教の絡み合い、
またその思想の周辺国への影響を述べた本です。
こう書くと堅苦しいですが、学者らしからぬ軽いタッチで筆者の中国大好きぶりマニアぶりがいたるところで発揮されてとても楽しく
そして知的好奇心を刺激される面白い本でした。

ご紹介したいネタが凝縮されていました。
導入部はいきなりプレイステーションの話。
わたしゲームはまったくしないので知らないのですが
「クーロンズ・ゲート」とかいうのがあるらしく
今はなき九龍城砦を舞台にして主人公の風水師に成り代わり陰と陽の乱れを修正していく
というとんでもないゲームらしいのです。
風水という中国古来の思想は私いまだにまったく理解できないので非常に興味があります。
それをロールプレイングゲームにしちゃう日本人ってすごい。

ところで本のネタは今後ゆっくりご紹介するとして
私は学生時代この九龍城砦に行ったことがあります。
そこで私は恐怖の体験をするのです。
1993年に取り壊されたのですが私が行ったのは91年です。

九龍城砦は警察の手の届かない無法地帯として犯罪者の巣窟となり
建て増し建て増しの違法建築に密入国者を含めた何万にもの人が住んでました。
複雑に絡み合った建物は一度入ったら出てこれないといわれていました。
wikipediaにある写真はこんな感じです。1989撮影と書いてあります。
d0018375_20351667.jpg


中国語版wikiによると九龍城砦は香港がイギリスの殖民地であったときも
清国の飛び地であった。そしてその後の戦争などの混乱で管轄権がぐちゃぐちゃになる。
wikiを引用します。
日軍佔領香港期間,為了擴建啟德機場的明渠,拆毀了全部城牆。日本投降後,露宿者開始在九龍寨城聚居,並於1948年成功抵抗英國政府進入整頓。由於皇家香港警察、殖民地政府無權進入,中國的政權又拒絕管理,九龍寨城頓成罪惡溫床、貧民區,更有以「三不管」(即中國不管,英國不管,香港不管)來形容當地的管轄權問題。

日本軍が香港を占領していたとき、啓徳空港拡張のため城壁をすべて取り壊した。
日本敗戦後は露天で暮らしていた人々が九龍城に集まり、1948に英国政府に
抵抗して進入することに成功した。
ロイヤル香港警察も植民地政府も進入する権利がなく、中国の政権も管理を拒絶し
九龍城砦は犯罪の温床、貧民地区となり、また「三不管」(中国もイギリスも香港も管理しない)
という表現で形容される管轄権の問題が発生した。


その後も中国の共産党から逃れる人々などが入ってきて
巨大化していきます。

それを香港返還前に取り壊そうということになっており
その前に探検してみようと行って見ました。

当時大学三年だった私は現地で知り合った友人と二人で行ってみました。
はっきりってかなりビビッてました。
着いてその雰囲気に早くも圧倒されました。
犯罪者の巣窟だというし、一度入ったら出れないといわれているのですから怖くて当然です。

もちろん財布などは持たずジーパンにTシャツ、カメラも持ちません。
普段はサンダルでしたが逃げられるようにスニーカーを履いていきました。

上を見上げるとなんか崩れてきそうな違法建築でなぜだか歯医者がやたら多かった。
こわいこわいでも入ってみたい。ということで入ってみました。
暗い。ずんずんと奥に進みましたが50mくらいでバックオーライ。戻っちゃいました。
はっはっは。度胸がありません。

でもここで帰っちゃ男が廃る。
奥へ進むのがだめなら上にの上ってみよう。
なるべく明るいところを見つけて団地の階段みたいなのを上がっていきました。
崩れないかなとビビリつつ。
狭い階段で視界が狭く、しかも急で、曲がりもきつい。

そこで恐怖の体験をするのです。

三階くらいまで上がったときです。
私は思わず大声で叫びました。「あ~!!」
うんこ踏んじゃったんです。
犬のか、人のか知りません。

いっしょにいた友人は叫び声に驚き、
階段を踏み外しそうになるくらい焦って逃げました。
ごめんなさい。

風水により設計された九龍で運(うん)をつけて退散いたしました。
疫病にびびりつつ。
以上

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-26 20:58 | 中国関連DVD、本 | Comments(13)
2006年 08月 20日

愛国英雄ってどんな人?文天祥

今週大阪に滞在した一週間の間に何を読もうかとさんざん迷った挙句、
三冊の本を持って行きましたがが結局読めたのは一冊でした。

「海嘯」(田中芳樹 中公文庫)
この作家の本は初めてでした。
中国系の本やSFっぽい題名の本をよく見かけて気になっていました。
とくに岳飛伝を翻訳しているので読んでみたいと思ってました。

この「海嘯」は宋が元に滅ぼされた最後の三年間を描いたものです。
なぜ購入したかといいますと文天祥が主人公の一人であったからです。

以前に中国出身のお客さんと食事をしていたときに岳飛の話になったことがありました。
その時彼が言いました。
「状元さん、中国の愛国の英雄といえば岳飛より文天祥のほうが人気がありますよ」

私はこの時まで文天祥を知りませんでした。
早速家に帰ってから「影响 中国历史进程的100位名人」(中国歴史に影響をあたえた100人)
という本で文天祥について読んでみました。

はっきり言って消化不良でした。
なんで英雄なんだ?

というのも解説によると
この方、元軍との戦いで英雄的な勝利を収めたわけでもなく
元軍にすぐ捕らえたれてしまいます。

ただ捉えられた後に元に屈することなく愛国心を発揮し
最後まで元軍に降伏することなく処刑されるのです。
フビライ・ハンはこの文天祥の才能を高く評価していたらしく
宰相に取り立てるといって誘いますが頑として首を立てに振らずに死んでゆくのです。

英雄というと最後まで戦い、戦いで命を落とすイメージがありますので
なんか違和感を感じました。

そこでこのフラストレーションを解消すべく今回「海嘯」を読んでみたのですが
更にたまってしまいました。

宋滅亡の前は状元でありながら、
強硬派のイメージがつよく、取り立てられず、
滅亡直前に丞相になりますが和平交渉で軟禁されてしまう。

そのご脱出して兵を挙げるも
宋逃亡政府とは合流することもかなわず、再度つかまってしまう。

そして最後に宋が滅びる戦いでは敵の船に軟禁されて
その戦いを見ている。
最後には元の首都、大都に連れられる。
そこで最後まで愛国心を失わず、元に仕えることなく死す。

なぜ彼がそんなにも愛国英雄として評価が高いのか?
以前読んだ「中国人の愛国心」(PHP新書)という本にも愛国英雄の典型として
紹介されてました。

なぜかというと彼は言葉を残したからです。
特に獄中で詠んだ「正気の歌」は歴史上の愛国者を描き
自らの無念を憂いた名作とされています。
どんなに英雄であっても文字に記され後世に伝わらなければ英雄足りえません。
逆に功績はともかく、文字に残されたもので自分の熱きたぎりを伝えることができ
それが後世の人々の心を揺さぶれば英雄として歴史に刻まれます。
さずが文字の国中国。

陳舜臣の「中国の歴史」第10巻によると
この「正気の歌」は日本にも多大な影響をあたえ
幕末の志士にもつながってゆくとのこと。
吉田松陰もそれに倣って「正気の歌」を詠んだそうです。

さらに戦前には日本の教科書にも
文天祥が載っていたそうです。
びっくりです。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-20 22:29 | 中国関連DVD、本 | Comments(5)
2006年 08月 19日

新幹線で学ぶ 「いわゆる A級戦犯」

一週間ほど大阪の妻の実家に行っておりました。
大阪は暑い。

京都駅で帰りの新幹線を待つ間、いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL
小林 よしのり / 幻冬舎
を購入。自分が本の世界(マンガですけど)に入るため、子供たちにも買いました。
娘には「シナモンのなぞなぞチャレンジ150」
息子には「仮面ライダー 超戦士大百科」

駅弁を食べた後に、本を読み始めると隣の娘がいいます。

「ねえ パパ、くりは くりでも つめたくて あまい くり ってなんだ?」
「パパは本読むから一人でやってなさい」
「ねえ 答えどこに書いてあんの?」
「次のページでしょ」
「ねえ パパ、みんなが よろこぶ すてきな たべものって なあに?」
「ステーキでしょ」
「えっ? ステッキ? ステッキってなあに?」

「ちょっと静かにしなさい。パパは本読むんだから。」
「ねえ、パパ何読んでの? あっマンガだ! 大人なのになんでマンガ読んでんの?」
「これは大人のマンガなんだよ!」

ふと自分のいった言葉にが周囲の人に誤解を与えるのではないかと心配に。
大人のマンガというと何かエロ雑誌を想像してしまいました。

「戦争のマンガなんだよ」 とすかさずフォロー。これは周囲の人に向けた言葉です。
「戦争ってなに?」
ぜんぜん読めません。

そのうち娘も疲れたらしくおとなしくなりました。

で本に戻りますが
昨今、小泉首相の靖国参拝問題からA級戦犯合祀だとか、天皇発言だとかで
世間が騒がしいですが、中国語を学ぶ身としても何かと話題にあがるこの問題について
ちょっとは齧っておこうという気持ちから購入しました。

のっけからハッとすることが書いてあります。

日本のギャルが出てきて
A級戦犯とは誰のことかと問われて答えます。
「えっと トウジョウヒデキ?あとは知らな~い」

参拝賛成、反対とかいいつつもたいていの人は
誰がA級戦犯でそもそもA級の定義すら知らないと。

なにを隠そう私も合祀された14名を挙げろといわれても言えない。
死刑になった7人と聞かれても全員は言えない。
いまは言えますよ。読んだから。
処刑された7名のうち木村兵太郎なんて名前すら知らない。

天皇発言で出てきた白鳥敏夫(メモでは白取)なんて人物もここで初めてしりました。
こうした人物がどんな人であったかを知るだけでも価値があった。

ABC級の定義とは連合国の定義によると

A級 戦争を遂行した国家指導者など
B級 戦争で命令する立場にいた指揮官など
C級 実行した兵隊など

で戦勝国のアメリカを中心とした連合国が
戦敗国の日本だけを見せしめのためにつるし上げた偽装裁判であるというのが本書の主張です。

確かに当時の日本は今のイラクみたいにつるし上げられてたんでしょう。
大量破壊兵器製造なんていってありもしないことをでっち上げられて
めちゃめちゃにされる。

そしてフセインが裁かれる。
でも日本がイラクと違うのは独裁国家ではなかったこと。
東条英機でさえ戦時中の首相の一人でONE OF THEMでしかない。
スケープゴート的でさえある。

東京裁判によると
処刑された7名を含む国家指導者が共同謀議し
世界制覇をたくらんで着実に侵略をすすめてきたということらしい。
これは中国の偽文書田中上奏文に基づく思想から導き出されたシナリオだという。
でもこの時代の日本の分裂と混乱は少し研究すればすぐわかることで
共同謀議で世界侵略なんてカッコのいい状態ではなく
なんとなく空気がそうなったので勢いつけてやってしまって戦線拡大し
結局大破局を迎えるというおよそ戦力なしの行き当たりばったりの行動が多かったのではないでしょうか。

でそのいわゆるA級戦犯が合祀されている靖国神社に首相が参拝するのは
けしからんと中国が抗議し、日本でも大議論になってます。

この大阪での休みの間も15日に小泉首相が参拝し
その日のNHKでも「日本のこれから」とかいう問題で靖国参拝問題について
麻生大臣や各界識者、視聴者などが議論をしておりました。

大阪の家はクーラーのある部屋がひとつしかなく
その部屋で我が家4人はざこ寝をしたのですが
そこにテレビも置いてあり
子供たちが寝たあと部屋を暗くして
一人で小さな音で、前日の日中戦争特集とその日の靖国の番組を見ました。

はっきり言って見る価値のないものでした。
なぜなら皆さん好き放題のことを言って
ぜんぜん議論がかみ合わず、そもそも議論になっていない。
司会者もそれをまとめられない。
途中で寝ました。

ともかく靖国問題には論点が沢山ありすぎてわけわかりません。

*首相が参拝すべきか否か?
*終戦の日に行くべきか否か?
*A級戦犯合祀は問題か?
*そもそも東京裁判が裁いたA級戦犯は犯罪人か?
*戦争指導者は犯罪者か?
*処刑された戦犯は戦死者か?
*アジアとの歴史の清算は済んだのか?
*中国の圧力は内政干渉か?
*政教分離はできているか?
*天皇はなぜ参拝をやめたのか?
*参拝することは戦争礼賛なのか?

私はあまり知識はありませんが自分の感覚的には次のような意見です。

国の防衛に尽くして亡くなった方々の慰霊のため
首相が参拝するのは当然。
終戦の日はもっとも記憶にあたらしい戦争を振り返るためのよき日だと思う。
東京裁判は勝者が勝者の論理で反証なく裁いたものであるから無効。
よってA級だけ分祀するのはナンセンス。
アジアとの清算は国際法上は済んでいる。
中国政府の首相非難は日本への内政干渉というより
中国国内向けのパフォーマンスなので気にしない。
議論してもしょうがない。批判自体が目的ですから。
戦争礼賛でなく、過去の失敗を繰り返さない決意であることを淡々と説明すればよい。
天皇のことや政教分離のことはわかりません。

まあこうした議論が日本全国で行われるわけですから
あの戦争への検証をするいいチャンスを小泉さんが与えてくれたといえるでしょう。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-19 14:23 | 中国関連DVD、本 | Comments(4)
2006年 08月 09日

階級闘争 なんじゃらほい?

今週から通勤電車で上海書城で買ってきた「当年事 南方周末 解密档案(あの年の出来事 南方週末 調書の謎を解く)」という本を読み始めています。

まず読んだのは「刘少奇,毛泽东和四清运动(劉少奇、毛沢東と四清運動)」という記事でした。
劉少奇は国家主席であるにも関わらず文革で毛沢東と対立して失脚しましたが、
国家の最高権力者がいかにして権力の座から引き摺り下ろされるのか以前から興味がありました。

劉少奇と毛沢東の対立は階級闘争の定義にあったとのこと。
劉少奇の闘争対象は官僚主義や官僚主義的特権であり
毛沢東のそれは走资本主义道路的当权派(資本主義の道を進む権力者=劉少奇だった。
権力が劉少奇に移っていくのを防ぎたかった毛沢東の嫉妬もあるのでしょう。

まあこういった政治の話はややこしいのでやめます。
大体からして階級闘争といったって私には実感がありません。
そんな明確に区分できるものでもないでしょう。

でも文革の時の中国ではそれを明確に定義して教育したとのこと。
本日中国語教室でそんな話を聞きました。

老師の母親は文革時に学生だったとのことですが
世界人口の三分の二は「水深火热」の中にいると教えられていたそうです。
つまり塗炭の苦しみの中で生活していると。
では三分の二とはどこの人か?
資本主義国家の住民のことだとのこと。
文革時の中国はもう一方の幸せなほうの三分の一にいると教えられていたそうです。

当時はいまの北朝鮮と一緒で一般人は海外の情報がまったくなかったので
それを信じてたといいます。

でも海外のこと知らなくたって文革時の凄まじい生活が幸せなわけないでしょ?と問うと。
それは比較の問題で30年代、40年代、つまり解放前に比べるとずっと幸せだとのこと。
以前の記事でもその凄まじい30-40年代を紹介しました。
蒋介石の大量破壊兵器

歴史の奔流 「温故 一九四二」

確かに比較対象が凄すぎる。

そしてその母親と老師は数年前一緒にヨーロッパに旅行に行ったそうです。
そこで発展する町並みを見ながら母親に尋ねたそうです。
文革の当時にもしこの町並みを見たら社会主義を信じ続けられることができたかと。

母親曰く
「その時これを見たら阶级敌人的假象(階級の敵がつくった見せかけの姿だと思ったでしょう。」
つまり本当の豊かさを見せられてもそれを偽者だと思ったであろうということです。

洗脳ってのは本当にすごい。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-09 22:59 | 文化、歴史 | Comments(10)
2006年 08月 07日

これぞサービス業  夏休み篇 (中文)

下星期我和家人一起去静冈伊豆玩儿了。
我本人想去海外旅游,但是妻子不同意了。
她说;“我不想去离家远的地方,因为路上照顾孩子们很麻烦,反正我一个人一定会吃苦。”
我在心里说;“我也想照顾孩子们,但孩子们喜欢你,那我怎么办哪?”
所以我们选择离我家比较近的伊豆了。

我网上查到了一家有印尼巴厘岛的风味的度假宾馆。
它的消费方式比其他的宾馆不一样。
网上说它的住宿费包括什么样的费用。
一般的宾馆的话,虽然表面上的住宿费不贵,还是加上服务费,温泉税,饮料什么的的话,
总共的费用不算便宜。有时候也有不合算的。
所以我靠网上的介绍决定了宾馆。

这家宾馆不辜负我的期望,让人非常满足了。
房间比较大,天棚很高,有异国风趣。
桌子上为孩子有冰糖。
冰箱里已经有免费的饮料:啤酒,果汁,茶水什么的。

晚饭时服务员为了带小孩子的我们安排独立的日本式的房间了。
房间非常大。
平时在外面吃饭的时候,孩子们吃完后不能安静,离开座位,走一走。
每次这样我们父母非常尴尬。
但这次,在房间里吃饭的就是我们一家。
孩子们吃完后,随便走一走,跑一跑也没关系。孩子们真高兴的样子。

菜也很好吃。日本式和西洋式的配合得很好。
刚刚烤好的面包也每天摆好。
让我吃惊的是吃饭之间的饮料都是免费的。

还有比其他的地方不一样的是睡觉之前在酒吧可以吃夜餐。
也是免费的。我们夫妻孩子们睡觉后悄悄`地出去,享受这个服务。

晚饭后洗澡的时候,可以预订露天浴池。
服务员说到露天浴池的林间路上,早上可能找到独角仙。

出发前我发了电子信息问宾馆,旁边有没有找得到独角仙的地方。
服务员还记得我的询问,已经准备虫笼,送给我们了。
孩子们高兴极了。

第二天我们早上六点起床去找独角仙了。
但很遗憾,我们找不到了。
回宾馆时服务员告诉我们,应该四点出发才找得到的。
我们放弃了找到独角仙的希望。

这里还有很多免费的服务。
比如说,卡拉ok,dvd出租,洗澡后可以吃冰淇淋,乒乓球,台球,什么的。

服务员待客的态度也非常贴切,很温柔,周到,不过分。
应该是教育很好,服务员都了解服务是设么。

我和家人非常满意。
回家后我问女儿;“这次旅游之间,你最愉快的事情是什么哪?”
她说;“卡拉ok!唱豆沙面包人的歌,挺开心的!”
她第一次唱卡拉ok,一个小时都不放麦克风!大声唱歌,跳舞,很快乐的样子。
我告诉他;“那下次让我们跟托儿所的朋友们一起去卡拉ok吧!”
女儿说;“不过,我还是一个人唱歌!不想听朋友的歌”
孩子是直率的。



泊まったホテルはこちら

添削歓迎!!

(和訳)

先週、家族で伊豆に遊びに行きました。
私は海外旅行に行きたかったんですが、妻の同意が得られません。
彼女は言いました。
「遠いところには行きたくない。だって行く途中、子供の面倒を見るのが大変だから。
どうせ私一人で苦労するんでしょ。」
私は心でいいました。
「俺だって面倒みたいけど、子供たちがお前を好きなんだから、しょうがないじゃん」
ということで比較的家に近い伊豆に決定しました。

私はネットでバリ風のリゾートホテルを見つけました。
その料金体系が他のホテルと変わっていました。
ホームページではすべての費用が宿泊費に含まれていますと書いてありました。
一般の旅館では表面上は安くても、サービス料、入湯税、
飲み物などを加えると決して安くなくなります。
たまに不合理なほど高くなることもあります。
それゆえに私はネット上の紹介を信じてここに決めました。

このホテルは期待にたがわずとても満足できました。
部屋は比較的大きく、天井はとても高く、異国情緒のただようものです。
テーブルには子供のために飴がおいてあり
冷蔵庫には無料の飲み物が入っています。ビール、ジュース、お茶など。

夕食は我々が小さな子供と一緒なので個室の和室を用意してくれました。
部屋はとても広かった。
普段外食するときは、子供たちが食べ終わったあとに席を離れ
歩き回るので、いつも我々父母は気まずい思いをしてました。
ただ今回は部屋に我々だけなので自由に歩きまわったり走ったりしても問題なし。
子供たちはとても楽しそうでした。

料理もおいしく、和洋折衷がうまく調和しています。
また焼きたてのパンもサーブしてくれます。
驚いたことに食事の時の飲み物も全部無料です。

更に他と違うところは寝る前にバーで夜食が楽しめることです。
これも無料。我々夫婦は子供が寝た後、そっと部屋をでて楽しんできました。

夕食後のお風呂の時間、露天風呂が予約できます。
ボーイさん曰く、露天風呂まで行く道では早朝カブトムシがとれますよ。

出発前に私はメールで、近くにカブトムシが取れる場所がないか尋ねていました。
彼はそれを覚えていて、すでに虫かごを用意してくれて、我々にくれました。
子供たちはとても喜びました。

翌日我々は6時に起きてカブトムシを探しに出かけました。
残念なことにつかまりませんでした。
ホテルに帰るとボーイさんは言いました。4時に出発すれば取れますよ。
我々はカブトムシ取りを断念しました。

ここではまだまだ無料のサービスがあります。
たとえば、カラオケ、DVDレンタル、風呂あがりにアイスクリーム、卓球、ビリヤード等等。

従業員の接客態度も適切です。とてもやさしく、行き届いて、慇懃なことはありません。
きっと教育がいいのでしょう。サービスの何たるかを心得ています。

我々はとても満足しました。
帰宅して娘に聞きました。「旅行で何が一番楽しかった?」
娘は答えました。「カラオケ!アンパンマンの歌、唄って気持ちよかったあ!」
他の序は初めてカラオケを唄いましたが、一時間マイクを離しませんでした。
大声で歌って、踊って、とても気持ちよさそうでした。
私は彼女に言いました。
「じゃあ今度保育園のお友達と一緒にカラオケ行こうか?」
娘はいいました。
「でも、私やっぱり一人で唄いたい。お友達の歌聞きたくないもん。」
子供は率直です。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-07 23:05 | 中文練習 | Comments(11)
2006年 08月 06日

歴史の奔流 「温故 一九四二」

上海書城という記事の中で触れた「温故 一九四二」(刘震云)を読み終わりました。
短編集の中の一編なので短いものですのですぐ読めました。
短い中に中国の歴史と矛盾が詰まっている濃密な内容でした。

中国語の本はまだ10冊も読んでいませんがどれもこれも内容が濃くて
心に響くものばかりです。私が思うに外国語の本を読むときは、さらっと流して読むわけにはいかず一字一句逃さずに、
またわからないところは何度も繰り返し読むので
母国語の本を読むより、深い理解ができるのではないかと感じています。

以前の記事の中で内容について
国民党が見捨てた飢餓を日本軍が救ったことを描いた「小説」と書きましたが
小説でなく、ノンフィクションでした。

なぜ不倶戴天の敵、日本軍の善行を現代中国で描くことができたのか?と疑問でしたが
この本を読んで納得できました。

日本軍が飢餓を救ったことは触れられていますが、それは主題ではなく
主題はもっと壮大で荘厳なもの、歴史の大きな流れの中で、民衆がどう翻弄され
統治者がどう行動するかを描いたものです。
これは単に日中戦争時の一時代を描いたものでなく、中国悠久の歴史の中で幾度も
繰り返されてきた悲劇であり現実であり、なお今日の矛盾にも通ずるものがある。

1942年に河南省で大干害があり500万人が被害に会い、300万人が餓死した。
灾民吃草根树皮,饿殍遍野。妇女售价累跌至过去的十分之一,
壮丁售价也跌了三分之一。寥寥中原,赤地千里,河南饿死三百万人之多。

被災者は草や根、樹皮を食べ、餓死した死体が散乱した。
婦女の売値が過去の10分の一に値下がりし、成年男子の価格も3分の一に下落した。
寂寥とした中原は、乾いた赤土が果てしなく続き、河南で300万人強が餓死した。


時は折りしも第二次世界大戦の最中、中国は国民党委員長蒋介石が統治していた。
当时中国国内形势,国民党、共产党、日军、美国人、英国人、
东南亚战场、国内正面战场、陕甘宁边区,政治环境错综复杂,如一盆杂拌粥相互搅和,
摆在国家最高元首蒋介石委员长的桌前。别说是委员长,换任何一个人,
处在那样的位置,三百万人肯定不是他首先考虑的问题。

当時の中国国内情勢は、国民党、共産党、日本軍、米国人、英国人、
東南アジアの戦場、国内の戦争、陕甘宁地区、政治環境は錯綜して複雑で、
御椀の中で粥が掻き混ぜられるように、国家元首蒋介石委員長のテーブルの前に
並んでいた。委員長でなくとも、他の誰であっても、そうした地位にいる人にとって
300万人の問題は確かに優先的に考える問題ではなかった。


中国の大物政治家にとって歴史的観点から見るならば、
たった300万ぽっち餓死したところでたいした問題ではない。
それより世界に伍して中国を生き延びさせることを考えねばならない。

との考えで重慶の官邸にこもり、宋美齢と暖かいコーヒーを飲んで戦略を練っている。

中国历来政治高于人
(中国は歴史上政治が人民より上にくる。)


作者はこの事を別に非難するわけでなく淡々と描写する。

別に蒋介石は知らなかったわけではない。
報告はあがってます。
でも地方役人が税金を払いたくないために嘘を言っていると思ってたそうです。

ただこの時代もジャーナリズムがありますので
米国人ジャーナリストが世界に向けてこの餓死を報道する。
そこでやっと蒋介石も思い腰を上げ救済に乗り出す。

外国人救灾是出于作为人的同情心、基督教义,不是罗斯福、邱吉尔、
墨索里尼发怒后发的命令;中国没有同情心,没有宗教教义、
有的只是蒋的一个命令———这是中西方的又一区别。

外国人が救済活動をするのは人としての同情心であり、キリスト教の教義からであり、
ルーズベルトやチャーチル、ムッソリーニの怒りの命令からではない。
中国は同情心はなく、宗教教義もない、あるのはただ蒋介石の命令だけである。
これが西洋と中国の違いである。


歴史的に戦乱が絶えない人口大国においては人命なんてピーナッツほどのものか?
ヒトラーやルーズベルト、チャーチルからすれば
蒋介石なんてピーナッツだと著者は言っていますが
ということは人民はピーナッツの皮くらいの扱いですかね。

蒋介石の命令のもと救済が始まるのですが
そこがまた広大な中国。
なかなか被災民まで物資や援助金が届かない。
途中の地方役人が中抜きしてしまいます。

地方役人は被災認定される前まで、被災区においても重税を搾り取り
しかもその貴重な食料を転売して私財を蓄える不届きものの小役人もいたそうです。
いまも地方でそんな事件が報道されてますね。

ほんと一般人民なんてなんとも思われてない。
そこで翌年今度はイナゴの大群に襲われ、追い討ちをかけられるです。

でも全人民が餓死せず今日まで生き延びてこられたのはなぜか?
それは日本軍が征服してくれたからなんです。

日本发军粮的动机绝对是坏的,心不是好心,有战略意图,有政治阴谋,
为了收买民心,......,但他们救了我们的命

日本は軍隊の食糧を提供した動機は絶対に悪であり、良心からではない、
戦略的意図があり、政治的陰謀で,民心をたぶらかすために.......
しかし彼らは命を救ってくれた。


是宁肯饿死当中国鬼呢?还是不饿死当亡国奴呢?我们选择了后者。
むしろ餓死して中国の亡霊になるか?
それとも餓死せずに亡国の徒になるのか?
我々が選択したのは後者だった。


政治はなんのためにあるか?
国民の安全と生命を守ることが基本です。
食べさせてくれる統治者を望むのは当然でしょう。

短いけど思い文章でした。
ずいぶん引用しましたが本を読むと更に深い理解が得られると思いますので
一読をお勧めいたします。
飢餓の様子はあまりにむごいのでご紹介するのをためらうほどです。
ネットでよんでもいいですし。

以上
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by zhuangyuan | 2006-08-06 17:14 | 中国関連DVD、本 | Comments(4)
2006年 08月 05日

美人計 (孫子 三十六計)

今朝新聞を開くとまたもや間抜けな記事が載っていました。海自1曹無断渡航、1年2カ月で71日 カラオケ店の謎

海上自衛隊員が内部情報を家に持ち帰っており注意処分を受けた。
その隊員がここ一年強で8回も中国に渡航していることがわかった。
なんでも上海にあるカラオケクラブの女性に入れあげて資金援助もしていたそうです。
でもいまのところ内部情報を中国に持っていったという証拠はないとのこと。
ただそのカラオケ店が以前に上海領事館員が公安に脅されて自殺した事件の舞台になった
同じ場所と同じなんですって。
そしてこの隊員の管轄が対馬警備所で監視業務をしてたってんですからますます怪しい。
対馬なんて歴史的に中国の冊封国朝鮮と日本の間で板ばさみでどっちつかずだったわけ
ですからそこで監視なんかやってると誘惑が多いのかも。

まあこれはまだ真実とわかったわけではありませんが
国の安全にかかわる自衛隊や領事館の方がこういった古典的な策略に容易に
引っかからないでほしいですね。

とくにこうした国家機密に近い人なんて密着マークされているんでしょうから
公安にどっさり資料があり、日々の行動なんて監視されてるんでしょう。

最近買った「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」(副島隆彦 徳間書店)という
本はまだ読んでませんがぱらぱら見てたらこんなことが書いてありました。
ロンドンに本部を置く人権擁護団体「プライバシー・インターナショナルによれば
、中国に入国しようとする外国人はすべて、少なくとも300の異なるデータベースに情報を入力される。そして、すべてのデータベースは相互接続される。
旅行者のあらゆる動きが詳しく示され、電子メール、ラップトップコンピュータの使用、ルームサービス、金融取引、電話などあらゆる行為が監視される。

すべてが真実とは思えませんがあながち嘘ともいえない。
私の知人の中国駐在員がおっしゃるには自分に関するデータは
公安にどっさりあるだろうと言ってました。

改革開放前に中国出張をするときは出張行程を事前に通知しなければならず
実際に出張したかた曰く、地方でホテルに着くたびチェックされ
電話は盗聴されている感じがして、知らない人が尋ねてくることもあったそうです。
要するに行動を監視され、その情報も漏れている。

この本にはいま中国ではマイクロチップを人間の脳に埋め込む研究がされているとも書いてあります。
知人中国駐在員の犬には実際にチップを埋められたそうです。
そこには犬の所属データや予防注射の履歴などをインプットされているそうです。

でもチップを埋め込むまでしなくても現在の人は皆、携帯もってますから
これを監視するシステムを造るほうが安上がりかも。GPSとかも付くからどこにいるかも
すぐわかるし。

最近日本でも子供の携帯にGPSつけて
子供が今どこにいるかトレースしてる親がいます。
そのうち恋人とかにも持たせるんでしょう。

以前GPSといえばこんなことがありました。
これは日本でのことですが、ある地方の町で携帯を使ってタクシーを呼びました。
「お客さんいまどちらですか?」
「〇〇レストランの前です。」
「じゃあすぐ前にいます。」
前を見ると通りを走っているタクシーの運手士とぱっと目が合った。
ドキッとしました。
そこのタクシー会社はすべての車にGPSが付いていて
配車センターがすべての車の現在地をボードで監視しているそうです。
まったくサボれませんと運転士は嘆いていました。

こんな監視社会って恐ろしいですよね。
中国では政治の権力争いで負けると
それまで品行方正で知られてた人が沢山女を囲ってたなんてことが
暴露されたりします。
監視されてますから証拠は沢山積みあがってる。
言うことを聞かないやつはそれを利用して突き落とす。

でふと思いましたが私も中国出張にしょっちゅう行ってますから
私のデータもあるんでしょうかね。あーあコワ!
でも私の場合中国の国益になるような貴重な情報を持ち合わせていないので
誰も美人計をかけてくれないでしょう。うーん残念。

この美人計は超古典的ですが
けっこう簡単に引っかかるんでしょうね。男は弱いから。

先月出張したとき上海の日本風焼き鳥屋に行ったのですが
そこにいた客の90%がクラブ出勤前のお姉ちゃんと同伴している風の
おっちゃん、兄ちゃんたちでした。
ほんとしょうがないねえ。
せめて機密漏えいがないことを祈ります。

これから皆様が美人計に引っかからないように
孫子の三十六計、第三十一、美人計を復習しておきましょう。

兵强者, 攻其将;兵智者,伐其情。将弱 兵颓,其势自萎。利用御寇,顺相保也。

对兵力强大的敌人,就攻击他的将帅,对明智的敌人,就打击他的情绪。
利于抵御敌人,顺利地保卫自已。

兵力の強大な敵を前にした場合、将軍を攻撃せよ。
頭脳明晰な敵に当たる場合は、彼の心を攻撃せよ。
敵を制御し、自己を防衛すべし。


簡単に言うと美人を送り込んで心を征服せよってことです。
中国の歴史でもこれにやられちゃったの男が多いです。

女人的魔力,好像是上帝专门为征服男人创造的。自古以来,烽火相欺,不外博美人一笑,怒发冲冠无非一怒为红颜;哪怕是铁壁铜墙,要塞堡垒,三军用枪炮无法故破的,主将也束手无策。

女性の魔力は、神様が男性を征服するために創造したようだ。
古来、戦火は絶えず、お互いにだまし合っているが
美人が微笑むだけで、怒髪冠を衝くような怒りが美少年になってしまう。
堅固な鉄壁や銅塀、要塞堡塁があり、三軍の火砲を用いても難攻不落な
将軍でさえまったく手に負えない。


美人に溺れると国なんてどうでもよくなってしまいます。
でもここで重要なのは実力があるから美人をあてがわれること。
そして美人にのめり込み、他には何もいらない、君さえいれば、となったところで
滅ぼされ、その君たる美人も、実力を失った彼には見向きもしない。
かわいそうですねえ男って。

以上



 
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by zhuangyuan | 2006-08-05 23:26 | 時事 | Comments(4)