<   2006年 03月 ( 15 )   > この月の画像一覧


2006年 03月 28日

「朱夏」 

宮尾登美子「朱夏」(新潮文庫)

昨年、貧困と人身売買という記事を書いた際に、dashi様よりご紹介いただいたものです。

作者が18歳で教師の妻として子連れで満州に渡り、
敗戦後20歳で引き揚げて来るまでを描いた凄まじい小説です。

私の祖母も20代前半で軍人の妻として満州にわたり、ソ満国境で暮らし
敗戦間近の時に私の母を身ごもったまま単身帰国してきました。
そんな背景がありますのでかなり感情移入して読みました。

作者は実家が芸妓娼妓紹介業という裕福ながら
人目はばかる家庭に育ち、何不自由なく、わがままに育つ。
父への反発もあり教師と結婚し満州へ。

夢の大地を求めた開拓民としての生活は楽ではなく、共同生活にも苦労しつつ貧乏が続く。
敗戦の少し前から人気の少ない大地の雰囲気が変化してくる。
御用聞きなどをしていた満人の様子がおかしくなり、
周りの日本人を見る目も変わってくる。

戦況の悪化の断片的な情報は入りつつも
皇国2600年不敗の歴史を純粋に信じる。

そこでまさかの敗戦。全てがひっくり返る。
ファンゴール、ファンゴール(おそらく翻过儿fanguor)と満人の群集が叫びつつ、
周りを取り囲み略奪を進める。

軍隊の後ろ盾を失った移民たちは一瞬で命の危険にさらされる難民生活へ。
ソ連軍の侵攻が伝えられると移民たち全員に青酸カリが配られる。

そこからは飢えとの戦い。犬がくわえている肉切れを奪い合ったり
食べ物ほしさに子供を売ることを考えたり、とにかく飽食の時代に生まれた自分には
想像もつかない状況です。

夫たち教師もついこの間まで満人を使役していた
炭鉱で明け方まで煤まみれで足まで水に浸かりながら使役に従事する。
支配関係が一瞬で逆転する。
栄養不足で病気も蔓延する。

でもそんな中、女は強いのです。
常に子供をおぶい主人公は苦しい中でも生きる糧を見つけて懸命にあがいてゆく。
とにかく生きるんだと。
飢えと道徳心との内心の葛藤があまりにも赤裸々で凄まじい。

この小説の全編で今は忘れられている
日本伝統社会の男女差別、社会階層格差、移民と満州人の関係
難民共同体の軋轢、人間の弱さ、強さ,いやらしさ、社会の矛盾、
どうしようもない運命の流れ、中国語なら无可奈何、こんなものが次々炙り出されてきます。
とにかくすごい小説でした。

dashiさまご紹介ありがとうございました。

中国の方にも是非読んでもらいたい小説です。
当時満州には軍人だけでなく
一般人の普通の暮らしもあったんだというあたりまえのことがわかり、
また当時の日本の社会状況などがわかって面白いと思います。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-28 21:51 | 中国関連DVD、本 | Comments(4)
2006年 03月 26日

夜の銀座がキライ!(中文添削版) 詳細篇

先日の文章を北京の語学学校の先生が添削してくれました。
いろんなところに訂正が入りました。
また説明も入れていただけました。

皆様の学習にもとてもためになると思いますので
すこし長いですが全て引用します。

それではどうぞ。

我今年三十六岁,还是不敢在银座喝酒。
我今年已经36岁了
【用“已经”做状语,强调年龄】

因为我忘不了那时在银座的可怕经历。
因为我忘不了在银座的那段可怕的经历
【此处不必用时间定语“那时”,“经历”的量词那段不可少】

那年我还年轻,刚刚开始工作的时候,上司带我和我的同事去小酒馆做东。
那年我还年轻,刚刚开始工作。上司做东,带我和我的同事去小酒馆。
【“做东”应直接做“上司”的谓语】

吃完后上司告诉我们:“让我们去银座喝酒,好不好?”
那天吃完晚饭后上司告诉我们….
【理清动作的顺序】

我们马上高兴地回答:“好!”
其实心里有点儿担心,因为银座俱乐部花费特别高。
虽然这么说,其实心里还是有点儿担心
【用关联词、副词修饰一下,句子就完整了】

当时在日本还留着泡沫经济的陶醉气氛,
当时的日本,还陶醉在泡沫经济的氛围里
【此处是用词和词序的修改】

银座作为泡沫经济的象征带着日本企业战士的圣地的风格。
银座作为泡沫经济的象征,自然带着日本企业战士的圣地风格

听说在高档俱乐部我们坐下就要花3万日元,更贵的地方要花5万日元。
听说在高档俱乐部,一坐下就要花3万日元
【听说的范畴是广义的,不必用“我们”限定】

银座就是老板的地方,属工薪阶层的我们要是没有应酬费的配额不能去的地方。
银座是属于老板和大款们的,工薪阶层的人要是没有应酬费的配额,是去不起的。
【“属于”用在前面更恰当,“去不起”补充说明工薪阶层的经济状态】

那天的饮食不是工作上的应酬而是完全私人的。我觉得上司可不可以再请客?却不敢问。
那天不是工作上的应酬,而完全是私人的
【“饮食”在汉语中很少作中心语,此处语义已明,可以省略。另,注意:“完全” 应用在“是…的”前面作状语 】
我怀疑上司这次是真的会请客吗?
【这样才能引出下面的回忆】

那时我回忆到别的同事的倒霉。
因为我想起了同事的那段倒霉经历
【“因为”与上句呼应,指出原因。“到”做补语时,后面应该接时间、地点或目的。“倒霉”不单独作中心语,它是形容词,起修饰作用】

我同事被那上司邀请新手欢迎会,在俱乐部那上司出乎意料地告诉他:“谢谢你请客”
那次,我的同事应上司邀请参加新人欢迎会。
【“应…邀请”是固定结构。“新手”在汉语中不是新职员的意思。】
在俱乐部,结帐时,那上司出乎意料地对他说:“谢谢你请客”。
【结帐时→明确动作发生的顺序。“告诉”用词不当】

可怜的同事自己支付了所有的费用。还没接受最初工资的他用信用卡买了单,一下子负了债。
可怜的同事就这样支付了所有的费用。【用就这样表示后面的动作是无奈的。】
还没拿到第一笔薪水的他,只好用信用卡买了单,负了债。
【此处错误是你受母语影响的表现,不是自然的汉语表达】

我和同事假装着没有犹豫,跟着上司向银座高级俱乐部去了。
脑子里缠绕着这件事,我还是假装毫不犹豫地跟着上司和同事去了银座的高级俱乐部。
【此处是修改语序,加上“脑子里缠绕着这件事”是承接前面的回忆。】

俱乐部的布置得光辉灿烂,小姐们的衣服挺漂亮,打扮得华丽。
俱乐部布置得五彩缤纷,小姐们的打扮也很华丽。
【“光辉灿烂”只用于光芒或抽象事物。后面的合成一句就可以了。另注意:形容词作程度补语时,前面要有程度副词(成语和AABB的形式例外)】

上司很熟的样子,小姐们欢迎他。
看上去,上司对这儿很熟;小姐们都赶上前欢迎他。
【此处补充一些修饰成分,让句子通顺自然】

她们看着我们告诉他:“我很高兴你带着年轻帅哥”
其中一个看着我们对上司说:“很高兴你带来了年轻帅哥!”

她这样说,其实没有关心着我们年轻人因为她们关心的是上司的钱包。
其实,她才不在乎帅哥不帅哥呢,她们只关心老板的钱包。
【此处改得简洁自然一些,“帅哥不帅哥”→ A不A的格式表示不重视】

我也一直关心他的钱包,这次谁做东呢?我靠着沙发抽了烟,却不放松忐忑不安地喝酒。
我也关心上司的钱包啊,这次究竟谁做东呢?我靠着沙发抽着烟,忐忑不安地喝着酒。
【用“究竟”强调深度疑问。V1着V2着 →表示动作方式】

终于到买单的时间,我们紧张着等一会儿。我觉得这瞬间特别长。
终于到了买单的时候,我们紧张地等着结果,我觉得这个瞬间格外漫长。

上司说:“这儿我请客”我们放了一口气,才放松了。
直到我那亲爱的上司说“这次我请客!”,我们才松了一口气,一下子放松了。
【用“亲爱的”定义此时的上司,表示一种心情上的庆幸和自我调侃。】

上司拿着收据还说:“这次学习社会的好机会,你们最好看看收据”
这次是你们了解社会的好机会。【学习&社会不搭配】
我看了一眼,就下了一跳,收据上面写着17万日元!!
我只看了一眼,就吓了一跳,收据上面赫然写着17万日元!!

只过了一个半小时,点一瓶威士忌,吃几颗花生,花了毫不想象的17万日元!!
只呆了一个半小时,点了一瓶威士忌,吃了几粒花生,居然花了17万日元,真难以置信!
【注意“了”的用法。居然和难以置信互为呼应】

自己的小气使我我感到尴尬、同时感谢上司的大方。
同时,我为刚才自己的小心眼感到惭愧,上司的大方让我很是感动!
【你因为同事遭遇的引致的是“小心眼”,不是“小气”,而上司的举动可以说“大方”。】

从俱乐部出来后上司对我说:“我饿了。状元,你请客吧”
我马上回答:“好,没问题!”
上司还说:“真的吗?”我说:“真的”
于是他拿出手机打电话给哪个地方。有不吉的预感。
于是他拿出手机给某个地方打电话,我有了一种有不祥的预感。

果然他说“是我。你饿不饿?正好我部下请客,你跟小姐们一起来吃饭!”
他打电话的是那俱乐部的妈妈了!我心里喊叫:“别这样!!!
原来,上司通电话的是俱乐部的妈妈;我心里暗叫:不要这样啊!

过了几分钟,那俱乐部的三个女孩子来了。
我们一起去了小巷的小小的日本菜馆,看样子特别贵。
她们点了汤豆腐。我放心一点儿了。那料理不可能特别贵。
我才放心一点儿了,这东西不会太贵的。
【“料理”在汉语里尽量少用,不自然。】

过了三十分钟我上司说:“时间太晚了。我送女孩子们后回家,你们慢慢吃吧”
大概过了半个小时,上司说:“时间太晚了。我先送女孩子们,然后回家,你们慢慢吃吧。”
【用半个小时比“三十分钟”更自然。注意用“先…然后”表示顺序。

我们两个人留在小贩饭馆儿。主人告诉我们:“小伙子饿了吧,吃什么?”
我和同事两个人留在小饭馆儿,主人问我们:“小伙子饿了吧,吃什么?”
我毫不犹豫地回答道:“不不不,我们不饿。买单!!”

大家猜一猜吧,多少钱?
你猜,多少钱?
啤酒和汤豆腐一共6万9千日元!!

这就是银座。所以我不喜欢
这就是银座,它怎么能属于我?我又怎么能走近它?喜欢它?
【文章的结尾应该收得有力度,用一些强调的方式。这里我用了反问式,可以吗?】
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-26 19:51 | 中文練習 | Comments(2)
2006年 03月 25日

日本とは? WBC優勝に思う

本日プロ野球開幕。WBC優勝の余韻をかってどこの球場も超満員。
これでプロ野球も復活でしょう。

WBC準決勝と決勝は久しぶりにちゃんと野球を観ました。
日本チームに清清しく戦う姿に感動してしまいました。
日本人の見本のようにひたむきに、清らかに、フェアに、
そして厳しく自分を律して,チーム一丸となっていくメンバーの姿に感動いたしました。

特に王貞治監督の戦う姿は日本人として誇りに思います。
日本人の鏡だといえるでしょう。

王さんは皆さんもご存知のように父親が中国人(中華民国)で母親が日本人。
じつはご自身の国籍も中華民国です。

ただこの王さんを外人だと意識している日本人はほとんどいないのではないでしょうか。
国民栄誉賞の第一号ですし、日本プロ野球の至宝として
また類い稀な人格者として尊敬されています。

わたしはこういうすべてを許容する精神こそ日本の美徳ではないかと思います。
昨日もホテルのラウンジでスコッチを飲みながらそんな話で盛り上がりました。
八百万の神を信仰し、外来文化を全て受け入れ、その上でこの島のなかでそれらを
熟成させ独自の文化を築いてゆく。

以前も「渡来人」という記事で触れましたが呉善花さんの「攘夷の韓国、開国の日本」(文春文庫)
という本があります。そこでは古代日本が渡来人をどんどん受け入れ、その渡来人が
土着化し日本を形成していく姿が描かれいます。
要するに日本人とはこの美しい自然に囲まれた日本列島に長く住んでいる日本に同化してしまう。そうしたものを受け入れる土壌があるとのこと。
私のお客さんで韓国生まれ、韓国育ちの韓国人で日本で仕事10年の方がいますが
彼もこれを認めていて自分がどんどん日本人の考え方になってゆくといっていました。

日本人の考え方=精神が芽生えてくると自然に日本に受け入れられていく。
こうなるとどこの出身だとか国籍だとかはどうでもよくなる。

戦後の日本のスーパースターをみたって多くは広義の意味での外人です。
でもそんなことはどうでもよく日本人として日本人が熱狂してきました。

王貞治、力道山、大鵬、美空ひばり、山口百恵、数えだしたらきりがない。
でもみんな日本人として尊敬できる日本人です。

今もそうですよね。
明日も千秋楽で朝青龍と白鵬のモンゴル対決です。私は朝青龍大好きです。
白鵬なんか今後の相撲界を背負って立つ逸材ですよね。
サッカーのラモスも日本代表で尊敬されてました。

みんな日本精神を身に付けて日本人より日本人らしくなってくる。
今はアメリカナイズされてこうした精神が忘れられそうなので
「国家の品格」(藤沢正彦 新潮新書)なんて本が爆発的に売れてます。
美しい田園に囲まれ美しい情緒が形成されるのだそうです。

最近自信を失い始めた日本人はこうした全てを許容する懐の深い精神を
わすれ、偏屈な排他主義がすこし出てきたように思えます。
自信をもってしっかりと主張することは大切ですが
受け入れて包み込む度量も必要だと思います。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-25 21:59 | 文化、歴史 | Comments(4)
2006年 03月 21日

夜の銀座がキライ! (中文)

我今年三十六岁,还是不敢在银座喝酒。
因为我忘不了那时在银座的可怕经历。

那年我还年轻,刚刚开始工作的时候,上司带我和我的同事去小酒馆做东。
吃完后上司告诉我们:“让我们去银座喝酒,好不好?”
我们马上高兴地回答:“好!”
其实心里有点儿担心,因为银座俱乐部花费特别高。

当时在日本还留着泡沫经济的陶醉气氛,
银座作为泡沫经济的象征带着日本企业战士的圣地的风格。
听说在高档俱乐部我们坐下就要花3万日元,更贵的地方要花5万日元。
银座就是老板的地方,属工薪阶层的我们要是没有应酬费的配额不能去的地方。
那天的饮食不是工作上的应酬而是完全私人的。我觉得上司可不可以再请客?却不敢问。

那时我回忆到别的同事的倒霉。
我同事被那上司邀请新手欢迎会,在俱乐部那上司出乎意料地告诉他:“谢谢你请客”
可怜的同事自己支付了所有的费用。还没接受最初工资的他用信用卡买了单,一下子负了债。

我和同事假装着没有犹豫,跟着上司向银座高级俱乐部去了。
俱乐部的布置得光辉灿烂,小姐们的衣服挺漂亮,打扮得华丽。
上司很熟的样子,小姐们欢迎他。
她们看着我们告诉他:“我很高兴你带着年轻帅哥”
她这样说,其实没有关心着我们年轻人因为她们关心的是上司的钱包。
我也一直关心他的钱包,这次谁做东呢?我靠着沙发抽了烟,却不放松忐忑不安地喝酒。

终于到买单的时间,我们紧张着等一会儿。我觉得这瞬间特别长。
上司说:“这儿我请客”我们放了一口气,才放松了。
上司拿着收据还说:“这次学习社会的好机会,你们最好看看收据”
我看了一眼,就吓了一跳,收据上面写着17万日元!!
只过了一个半小时,点一瓶威士忌,吃几颗花生,花了毫不想象的17万日元!!
自己的小气使我我感到尴尬、同时感谢上司的大方。

从俱乐部出来后上司对我说:“我饿了。状元,你请客吧”
我马上回答:“好,没问题!”
上司还说:“真的吗?”我说:“真的”
于是他拿出手机打电话给哪个地方。有不吉的预感。
果然他说“是我。你饿不饿?正好我部下请客,你跟小姐们一起来吃饭!”
他打电话的是那俱乐部的妈妈了!我心里喊叫:“别这样!!!
过了几分钟那俱乐部的三个女孩子来了。
我们一起去小巷的小小的日本菜馆。看样子特别贵。
她们点了汤豆腐。我放心一点儿了。那料理不可能特别贵。
过了三十分钟我上司说:“时间太晚了。我送女孩子们后回家,你们慢慢吃吧”
我们两个人留在小贩饭馆儿。主人告诉我们:“小伙子饿了吧,吃什么?”
我毫不犹豫地回答道:“不不不,我们不饿。买单!!”
大家猜一猜吧,多少钱?
啤酒和汤豆腐一共6万9千日元!!
这就是银座。所以我不喜欢。



*添削大歓迎。
**お詫び:成語を5個以上使うと宣言してからはじめての中文ですが思いつきませんでした。
        すみません。

(日訳)


私は今年36歳ですが未だに銀座で飲む度胸がありません。
なぜならあの時の恐ろしい体験が忘れられないから。

あの年は私はまだ若く、仕事をはじめたばかりの頃、
上司が私と同僚を連れ居酒屋でご馳走してくれました。
食事のあと上司が言いました.「銀座で飲みに行こう」
私たちは喜んで言いました。「行きましょう!」
実は少し心配していました。銀座のクラブはメチャメチャ高いから。

当時は日本はまだバブル期の浮かれ気分が残っていて
銀座はバブルの象徴として日本企業戦士の聖地としての風格があった。
銀座の高級クラブは座っただけで三万円、
もっと高いところは5万円と言われていました。
銀座は社長の行くところで、
サラリーマンの我々は接待でもなければいけないところです。
その日は完全にプライベートでした。
私は上司が払ってくれるのかどうかと思いましたが聞けませんでした。

その時私は別の同僚の悲劇を思い出しました。
同僚はその上司に新人歓迎会に招待されましたが
クラブで上司にあっと驚くことを言われました。
「ごちそうさま」
かわいそうな同僚は自分で全ての費用を負担しました。
まだ最初の給料をもらっていなかった彼は一気に借金生活となりました。

私と同僚は躊躇しているのを見せることなく上司についてクラブ
に行きました。
クラブは内装が豪華でホステスの衣装はとても綺麗で着飾っていた。
上司は馴染みの様子で、ホステスたちは彼を歓迎していました。
ホステスは僕らを見て上司に言いました。
「今日は若いかっこいい子連れてきてくれて嬉しいわ」
彼女はこういいますが実際のことろ僕らに関心はなく
気になるのは上司の財布だけした。
実際私も上司の財布が気になっていました。
ここは誰が払うのだろうか?
私はソファーにもたれ煙草を吸ったが、
リラックスできずにお酒を飲みました。

とうとうお勘定の時間となりました。
僕らは緊張して待ちました。この瞬間がとても長く感じました。
上司は言いました。「ここは私は出すよ。」
僕らはホッと一息つきやっとリラックスできました。
上司は領収書を持って言いました。
「社会勉強のために領収書を見ておきなさい」
私はちらっと見てぶったまげました。
なんと17万円です。
一時間半、ボトル一本、ピーナッツそれだけで驚きの17万円。
自分のセコさがイヤになると同時に上司の気前のよさに感謝しました。

クラブを出て上司が言いました。
「腹減ったなあ、状元君ご馳走してよ」
私はすぐに言いました。「いいですよ。」
上司は更に言いました「本当にいいの?」
「いいですよ」私は答えた。
すると上司は携帯でどこかに電話をかけた。不吉な予感。
「僕だよ。お腹すいてない?ちょうど僕の部下がご馳走してくれ
るからみんなと一緒に食べに来たら?」
電話したのはさっきの店のママでした。
私は心で叫びました。「やめてくれー!」

数分過ぎると3人の女の子がやって来ました。
僕らは一緒に路地裏の小さな小料理屋に入りました。
とても高そうに見えます。
彼女たちは湯豆腐を注文しました。私はちょっと安心。
湯豆腐がそんなに高いわけありませんから。
30分経つと上司がいいました。
「もう時間も遅いから、僕は女の子送って帰るね。
君らはゆっくりしてってよ。」
僕ら3人は小料理屋に取り残されました。
すると主人がいいました。
「若い兄ちゃんお腹すいてるだろ、何食べる?」
私は躊躇なく言いました。
「いりません、いりません。お会計お願いします。」
皆さん、いくらだと思います。
ビールと湯豆腐で6万9千円ですよ。
これが銀座なのです。だからキライです。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-21 23:10 | 中文練習 | Comments(10)
2006年 03月 19日

ホントは怖い パンダちゃん

最近ANAのCMで速水もこみちがパンダとじゃれています。
多分もこみちファンのおばちゃんたちには大受けなんだろうなあ。
私、「速水もこみち」のことを最近まで知らなくてかなりバカにされました。
最初聞いたときは聞き取りさえできませんでした。

それはさておき,このパンダ昔からよく政治的に利用されます。
古くは1972に日中国交回復を記念して友好の象徴としてランラン(兰兰),カンカン(康康)が
贈られました.同時期にアメリカにも贈られてたそうです。

最近では大陸から台湾に二匹のパンダが贈られます。
昨年国民党の連戦が中国を訪問したときに決められました。
これで台湾は大騒ぎ。陳水扁は統一への陰謀だと言ってます.

パンダくらいで大げさな!と思われる方も多いと思いますが
こんなからくりがあるそうです。
パンダはワシントン条約で保護対象にされてますから自由に輸入できない。
それなりに手続きが必要です。ここまでは普通。
でも大陸からしてみれば台湾は中国の一部ですから輸出には当たらない。
ただの国内での輸送なんです。
つまり手続きを経ずにパンダを受け入れた場合,中国の一部ということを認めることになる。

政治っていやらしい。
団団(团团)と円円(圆圆)とかいう睦まじい名前の奥でこんな駆け引きがある。

このパンダ,動物園では大人気でパンダのいる動物園は業界の羨望の的です。
でも実際はその動物園は大変なんだそうです。

日本のランラン,カンカンは贈られたのですが
世界にいるパンダはなんと中国からリースされている中国籍パンダなのだそうです。
しかもリース賃がメチャメチャ高い。
アメリカの動物園の苦境を伝える記事がありました。
"大熊猫吃空美国动物园金库" 美要求调低租借费
「パンダがアメリカ動物園の金庫を食いつぶす。」米国はリース賃値下げを要求


每只每天84磅竹子;4人团队24小时伺候。乔治亚州有400人自愿在家后院种竹子供熊猫享用,动物园派6名专人,每周6天穿梭于乔治亚州各地收割竹子。合约总价值8000万美元每对熊猫每年租借费近100万美元,如果熊猫在美期间生下熊猫崽,平均每年租金增加60万美元。此外,每个动物园还要每年另外支付100万美元用于美国和中国熊猫研究和保护计划。

一頭が毎日84ポンド(40キロ)の竹を食べ、4人組が24時間体制で監視して
ジョージア州には400人のボランティアが庭にパンダ用に竹を植え、
動物園は6人を派遣して、毎週六日間竹を刈り取りにジョージア各地に分け入っている。
契約合計価値は8000万ドルで、一頭ごとに毎年100万ドルのリース料が支払われる。
もしアメリカで出産したらリース料は更に60万ドル増加する。
その他動物園は米中パンダ研究保護計画に対して更に100万ドル支払わなければならない。


パンダに振り回される周りのみんなの姿が目に浮かびます。
パンダの絶滅保護のためにリースとなったらしいのですが
子供が生まれるとその分リース料が高くなるってのは費用が確定できないので怖いですね。

今度台湾に贈られる予定のものは無償でしょうけれど
保護研究のために莫大な金額がかかる可能性もあるし
子供が生まれたらリース料が発生するかも。
子沢山で五つ子ちゃんなんて産んだら国家財政もピンチか?

新型兵器かもしれませんねこれは。
ヤッターマンみたいに「今週のビックリドッキリメカ!!」
なんて言って団団から小さいパンダがいっぱい出てきて
「パンダ パンダ パンダ・・・・。」
それが一匹100万ドルのリース料を中国に取られる。
オソロシー。
d0018375_23132291.jpg

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-19 16:34 | 時事 | Comments(36)
2006年 03月 18日

中国 ウェブの向こう側の民主主義

すごい本だった。
興奮しっぱなしでした。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫 / 筑摩書房

ITバブルのころオールドエコノミー、ニューエコノミーという言葉が流行りました。
私はオールド中の超オールドの鉄鋼業にいますのでなんかさびしい気がしてました。
すると今度は世界は二つに分かれる。と著者は説きます。
それはウェブの「こちら側」と「あちら側」。

私なんかは完全にこちら側に身をおいていますが
この本の凄いところはあちら側の話をあちら側だけで話すのでなく
こちら側の本という媒体でこちら人を啓蒙してくれたことです。

特に感動したのはGoogleの話。
Googleの会社の目標はMaking the world a better place
(世界をより良い場所にする)

つまりネットを通じて経済格差をなくし、世界を民主化する。
パソコンあれば誰でも情報発信できて、誰でも情報入手できる。
なんとたいそうな!と思うでしょうが説得力があります。

たとえばメディアの世界の「こちら側」ではまずマスメディアがあり
新聞やテレビなのが権威を誇り、すごいコストの印刷機おいて販売網を張り巡らせています。
一般民衆が新聞に意見を発表する機会なんかはほとんどない。
地道にいい文章書く小説家でも編集者の目に触れて雑誌にのって賞をとって
本を出して、なんて出来るのは一握り。
自分で本を出版してもおいてくれる本屋はない。

でもあちら側にはブログがあって好きなことを書いてると
一人二人と読者が増えてリンクが増えて
その内容に興味を持つ人がGoogleで探してくれるんです。
そしてまた評価されどんどんGoogleでヒットしやすくなる。
もちろんそれなりに評価されないとネット世界の星屑としてされる。
キラリと輝く星はGoogleがあちら側の10万台のコンピュータで探し出してくれるんです。

また情報発信側じゃなくて情報を探している人だって
チョー簡単に欲しい情報が見つかります。
世界中の情報が入手できます。

情報検索という観点から行く中国はちょっと問題ありますね。
中央がかなり規制かけてますから。
Googleもさすがに中国市場を制覇するにあたっては中国政府と妥協する
しかなかったみたいで検索の検閲に同意したそうです。
これで世界中のファンの失望を買ったとのこと。
でもここは一億人の中国ネットパワーですから政府の規制をかいくぐるソフトなんて
すぐ開発しちゃいますよ。現に今も規制バスターみないなのがあると聞きます。

中国で既存メディアで発言する身分になるなんて
気が遠くなるような努力とコネクションが必要でしょう。
親が党幹部でなければ、上にあがるまでいっぱいワイロも必要でしょうし。
全人代の委員になったって何千人もいれば発言どころでない。
でもウェブは違う。自由にどこでも発言できます。
規制かけられたって既存世界の不自由さに比べれば天と地の差でしょう。
外国からアクセスしてもらえればいいし、発信もできる。
ただ民主ウェブ社会の急発展してますから未成熟で煽られると反日暴動みたいになる。
でもこの発言権をもった市民の心の開放感は以前の閉塞感とまったくの別世界でしょう。



またGoogleは本の中まで検索かけようとしているそうです。
いまは著作権とかの問題で進みが遅いそうですが。

そこいくと中国は進んでます。
違法かどうかは別にして本なんかは出版している本はほとんどネットで
タダで読めますよ。ためしに私がここでよく紹介した「丰乳肥臀」を中国のGoogleで
検索してみてください。すぐ見つかりますよ。
日本にいらっしゃる中国の方も中国の本はほとんどネットで読んでるのではないですかね。

日本の場合は著作権だとかなんだとかうるさいので
古本屋にブックオフのせいで本が売れないとかいってるくらいですから
今後もただはないでしょうね。

昨年はじめに中国に3ヶ月弱いましたが皆さんがネット使ってるのでびっくりでした。
一年前の話なので今はもっとスゴイかもしれませんがご紹介します。

私が補導教師をしてもらった大学四年生は苦学生で
学費は全部奨学金と借金。生活日は補導教師のアルバイトで稼いでいました。

でも彼女も携帯とパソコンを持ってます。
普通に買うと日本と同じくらい高いですから
彼女は中古部品を集めて自分で組み立てたそうです。
ソフトはいくらでもコピー商品が安く手に入ります。

パソコンがあれば音楽も映画もタダでダウンロードし放題。
彼女の大学ではネット上に学生が集まるコミュニテイがありそこに
アクセスすれば流行りの音楽や映画やドラマはほとんど誰かがすでに
ダウンロードして保存してあるそうです。

多分違法ですけどこれってすごい世界だなと思いました。
お金がなくて苦労していてもあちら側では最先端のものを共有できるんです。
民主化されてるんです。ただですから貧富の差はありません。

著作権の問題もありますが
これって著作者保護っていうよりも
産業保護ですよね。流通業保護とか広告業保護とか。
著作者に群がって稼ぐ産業が大きすぎてコストもかかる。
この人たちはタダになったら食えない。だからウェブの発展を妨害する。
著作者はいいもの作って評価されればお金もうけはいくらでも出来る。
ただでも多くの人にアクセスしてもらった方がいいと思いますよ。



一方、中国はあちら側とこちら側の交流も進んでいます。
私は中国人の友達に連れられドライブに行きました。
みんな無線で交信しながら一台、一台と集まってくる。
車4,5台を連ねて北京の周辺の保護されていない遺跡をみるドライブでした。
そこに集まったのはネット上の友人でみんなペンネームで呼びあいます。
りんご君とはキウィさんとかとても親しそうです。
ネットで今週どこどこに行こうと言って興味のある人があつまる。
初対面の人とも気兼ねなくあつまりドライブ行って食事して帰っていく。

帰った後で友達に「あのりんご君は何してる人?本名なんていうの?」と問うと
「知らない。」びっくりです。
なんかリアルの世界でした生きていない私は素性のしらない人と
仲良くドライブってちょっと考えられなかった。
でもネットの世界で交流をしてると考え方や意見を交換しているうちに意気投合して
人の素性なんてどうでもよくなっちゃうんでしょうね。

日本もこんな感じの世界があるんでしょうけど
私日本ではリアルなこちら側に生息してますので驚きの体験でした。
私は昨年からMIXIに参加してみてますがこちら側での交流はしたことありません。

こんなあちら側でのネットワークが世界規模で出来たらほんと楽しいでしょうね。
明日北京行くけどだれか飲まない?なんて言うと
アメリカ人と韓国人が乗ってきちゃったりするこういうのいいねえ。
Googleも言葉の壁を越えるのは容易じゃないでしょうから
言葉の勉強は続けないといけませんね。

話があちこち跳んでまとまりつきませんが
この本すごいですからこちら側の人は読んでみてください。
Googleだけじゃなくていろんなあっちの凄さを教えてくれます。
凄さだけでなくそこに含まれてるビジョンや哲学なんかもわかりやすく解説してくれますよ。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-18 22:11 | 中国関連DVD、本 | Comments(2)
2006年 03月 15日

徳川家康 中国人説

前回、足利義満が日本国王と名乗り、明と貿易したことに触れましたが
天皇が存在しながらなぜ日本国王と名乗ったか?
それは明と貿易するには皇帝と国王の間でしか取引できなかったからです。
要は柵封体制。中国皇帝が日本国王を貢物のお返しに認定してあげる。

皇帝は世界にひとりだけというのが中国の常識ですから
日本の天皇なんて存在は無論許されない。
そこで足利義満は国王を名乗ったのです。当時の権勢からだれも文句は言えなかった。
でもこの男は晩年今度は天皇の地位を簒奪しようと狙っていたそうです。

足利義満の後、天皇の地位を脅かすくらい大きな権勢をもったのが徳川家康。
日本国王 源家康とか言われます。

その徳川家康は死後神格化され権現さまとして日光に祀られます。

先月東北新幹線に乗っていました「トランヴェール」という車内雑誌のなかで
「知られざる日光東照宮」という特集が載ってました。

高校生の時、遠足で行って以来ご無沙汰ですが
当時の印象はなんか派手な神社で日本的わびさびとは違った感性で建てられた場所
というイメージです。日本の寺は地味で荘厳な感じ。
でも東照宮は派手で軽い。
家康は趣味がわるい。金持ち振りをアピールしたか?と思ってました。

この記事を読んでびっくりしました。
東照宮の建造物を彩る彫刻類が中国関連のものばっかりなんです。

龍や獅子、鳳凰に始まり仙人も中華風。
孔子や周公まで登場。孟母三遷、司馬温公の瓶割り、なども彫刻に。
司馬温公とは北宋の司馬光のことで『資治通鑑』を編纂しました。(後知恵です。)
これでもかこれでもかと中国オンパレード。
他にもいろんな故事にちなんだ彫刻があり
これを知るだけでも俄か中国通になれます。

あげくは「舜帝朝見の儀」と呼ばれる彫刻まであります。
家康が目指した理想の社会は舜帝が治めた平和な世なのだそうです。
この彫刻は豊臣から徳川へと政権が禅譲されたことの主張にほかならない。
そして舜帝が治めた平和な世こそ、徳川幕府の政治理念である。

d0018375_23412247.jpg

どうみても日本じゃないですよね。

東照宮を作ったのは秀忠と天海だそうですが
この二人、中国に対する造詣は相当深そうですが
日本の万世一系の天皇のことを完全にわすれている。
なんで舜帝が出てくるのでしょう?

しかもこの東照宮という名前は東の天照大神のことらしいのです。
とんでもなく不遜なやつです。
もしかして自分が皇帝になったつもりだったんでしょうか。

もしかしてもしかして徳川家康は中国人だったりして。
隆慶一郎の「影武者徳川家康」(新潮文庫)では家康は関ケ原の戦いで
影武者と入れ替わり、天下統一後の家康は一向宗の放浪の渡世人ということに
なってますが中国人説もおもしろいかも。

義経=チンギスハーン説もあるくらいですから、ないともいえません。
怪僧天海は素性が明らかでないが風水や陰陽五行思想の知識が
深いとのことなのでこちらが中国からきたのかも。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-15 23:22 | 文化、歴史 | Comments(0)
2006年 03月 12日

中世 中国港町 謎の群島

このブログの方言いろいろという記事を見てくれたakizhangさんから
こんなコメントを頂きました。
看到你一篇关于方言的文章.的确如此,舟山知道吗?一个群岛,据说是离日本最近的中国国土.舟山的方言就像日语一样,听不懂的人真的会以为是日语呢

あなたの方言に関する文章を見まして、その通りだと思いました。
船山って知ってますか?諸島ですが日本に一番近い中国の領土だと言われてます。
船山の方言は日本語そっくりなんです。知らない人が聞いたら本当に日本語だと思うでしょう。


船山とは初めて聞いた地名でした。
ただ日本語に似た方言えを話すとはなんともミステリアス。
ちょっと調べてみました。

場所はこちら。寧波のすぐそばです。

舟山旅游网の船山の歴史にはこうあります。

秦朝,徐福奉命在东南沿海的蓬莱、方丈、瀛洲三岛寻找长生不老药,历尽艰深辛来到烟雾飘涉的舟山群岛,认定境内的岱山岛为“蓬莱仙岛”。

秦朝のころ命を受けた徐福は東南沿海の蓬莱、方丈、瀛洲三島で不老長寿の薬を探し、
この世の辛酸を嘗め尽くし霧に煙る船山諸島にたどり着いた。
そこを岱山島を蓬莱仙人島と認定しました。


謎めいて参りました。
徐福は始皇帝の命を受け不老長寿の薬を求めて旅立ちますが
中国の言い伝えですと最終的に日本に行ったという説があるそうです。

上の引用の中に (ying2)という難しい字がありますが
この は大海を表し、日本の別称を東瀛といいます。
語学学校の先生の息子は日本生まれですが
愛称を瀛瀛というそうです。
おばあちゃんが日本にちなんで名づけてくれたそうです。

さらに日本との関わりでは次の文があります。

16世纪中叶,葡萄牙等欧洲殖民主义势力东侵、我国对美洲的海外贸易,以及日本对中国的朝贡贸易,都使舟山当时的经济呈现出繁荣景象,现今普陀区六横镇的双屿港成为亚、非、欧诸国商人云集的繁华商港,长住外商3000余人,成为事实上的“自由港”。

16世紀中ごろ、ポルトガルなど欧州の植民地主義勢力が東方に進出し
また我が国も米国との海外貿易基地として、はたまた日本の中国への朝貢貿易も
船山のを経済繁栄に導いた。
今の普陀地区の六横鎮的双屿港はアジア、アフリカ、欧州諸国の商人が集う港町として
栄え、3000人もの外国商人が長期滞在し事実上自由貿易港であった。


すごい。
各国の人が集いいろんな言葉が飛び交い物凄いエネルギーが放出されてそうです。
憧れちゃいます。なんかシンドバッドの世界。

まあ日本が朝貢貿易をしたというのはさておき
日本の存在もこの群島では大きかったのでしょう。
貿易には利がつきものですからお互いが惹かれあったのでしょう。
(足利義満は天皇を差し置いて日本国王を名乗り明朝の柵封国として勘合貿易を行いました。)

上に出てきた普陀山は仏教の聖地で4大聖地の一つだとのこと。
普陀山  四大聖地のひとつ、海天佛国、観世音菩薩霊場を巡るという文章には、
なんとこの山が日本人僧侶により開山されたとあります。
ここでも日本人登場です。

さらには遠く遡り、遣唐使の時代にはそのメンバーたちが船山群島で言葉を学んだそうです。
船山の言葉が日本語に似ているのは日本に入ってきた当時の中国語が
このあたりを通じて入ってきたからなのでしょう。


ちなみに金庸の小説「射雕英雄传」に出てくる桃花島もこの群島にあるそうです。
5冊中2冊目までで一時休憩してるので先が読みたくなりました。

この謎の島、奥が深い。探求の旅に出たくなりました。

akizhangさま面白いネタをありがとうございます。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-12 21:14 | 文化、歴史 | Comments(1)
2006年 03月 11日

絶品!プロの中国語文章

中国語で文を書くことの難しさを先日書きましたが
中国語を勉強し始めた頃、出席した講座で先生の言ったことばを思い出しました。

中国語には上級中国語も基礎中国語もありません。
文法は単純ですぐ覚えられます。
上級者と初級者を分けるのは語彙だけです。
ですから皆さんよく読んでよく聞いて語彙を増やして下さい。


紹文周という北京出身の先生ですが中国語学習の本を沢山出されているので
ご存知のかたもいらっしゃると思います。(ライフログ参照)
私は勉強をはじめた当時先生の本ばかり買っていました。
そして講座もよく参加しました。

そう語彙なんです。ですから私は通勤時間には必ず中国語の小説を読んでします。
ネットでも興味のある文章をがあると印刷して暇を見つけて読んでいます。
反対にそれまで通勤時間に聴いていた中国語学習CDをやめたので
2回連続でHSK8級に聴力で失敗しました。

おかげで知っている語彙はちょっと増えましたが使えないんですよねこれが。
だけど毎日読んでいたら必ず地層のように語彙が蓄積されてゆくはずと信じてます。

体内にスギ花粉が溜まっていきある年、突然花粉症が発症し涙や鼻水があふれるが如く、
芳醇な中国語が私の口からあふれ出て来る。
こんなのをイメージしています。
そうすれば聞き取りも自然とできるはず。

そこで私が今読んでる「丰乳肥臀」からプロの表現をご紹介します。
こんなのが書ければなあ。

洪水が去った村の場面です。

在高密东北乡最美丽的深秋季节里,泛滥成灾的秋水终于消退。满坡的高粱红得发了黑,遍地的芦苇白得发了黄。清晨的太阳照亮了被第一层淡薄的白霜覆益着的广漠原野,十七团的大队人马静悄悄地开拔了。他们牵着成群的骡马、蹦蹦跳跳地越过了残破不全的蛟龙河桥,消逝在河北的大堤外边,再也见不到踪影。

高密東北郷の最も美しい晩秋の季節に、氾濫し大災害をもたらした秋の洪水がついにひいていった。坂を覆う紅いコーリャンは黒く色づきはじめ、一面の芦原は黄金色に変わる。
明け方の太陽は輝き薄っすらと白い霜に覆われた広漠の大地を照らす。
17団大隊はひっそりと移動していった。彼らは一群の驢馬を牽いて跳んだりはねたりしながら
崩壊した蛟龍河橋を越えてゆき、河の北側の大堤防の外へ消えていった。
もう二度と姿が見えることはなかった。


どうですか凄い文章でしょう。
私の邦訳はさておき中国語部分をよおく読んでみてください。

まるで映画のワンシーンを見ているようです。
この前の部分の大洪水の場面を読んでからここに続いてくるとコントラストが
鮮明でもっと感動します。

この文章には語感を全て刺激されます。
視覚的には紅、黒、白、黄色、高い空と輝く太陽。
秋の草花の香りも嗅ぎ取れる。(臭覚)
秋の早朝の涼やかさが触覚を通じて感じられます。(触覚)
驢馬のヒヅメの音も聞こえるようです。(聴覚)
味覚は感じられないかな。

大自然の広大な空間を部隊が段々移動してゆく姿がみえるようです。
作者の才能に圧倒されました。

こんなのもありますよ。
主人公が悪がきにいじめられる場面です。

他们用膝盖顶着我的屁股,用桑条抽着我的腿肚子,像四条狼,驱赶着一只羊,往田野的深处走去。路两边沟渠里的水无声地流淌着,沟渠里发散着因为黄昏逼近而愈加浓重的腐臭气味,一串串细小的气泡从水底升腾起来。

彼らは膝で僕の尻を突き上げ、桑の棒切れでふくらはぎを鞭打ち、
4匹の狼が一匹の羊を追いやるように野原の奥へ歩いていった。道の両側の用水路の水は
音もなく流れ、夕暮れ時が近づくにつれ濃厚になる腐臭の匂いが用水路から発散され、
細かに連なる水泡が水底から浮き上がってきた。


どうです?これもいいでしょう。
忍耐、恐怖、不気味、緊張などが詰まっていて
どんよりとした黄昏時のどぶ川の水の流れや腐臭の匂いがそれを引き立たせている。
聴覚、触覚、視覚、嗅覚、動き、これまた総動員です。

こんな文章がすらすら書けるのがプロなんでしょうねえ。
どんどん読むぞー。

でも私読むのめちゃめちゃ遅いのです。
朝の通勤時間に読めてせいぜい5ページ。
でも楽しいのです。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-11 14:14 | 学習 | Comments(2)
2006年 03月 09日

お助けを~!!

本日中国語教室に行きました。
このブログを読んでくれた先生からこう指摘されました。

「zhuangyuanの中文は書いている内容はまあ面白いけれど
使っている言葉が簡単すぎてだめだ。
小学生と一緒の言葉しか出てこない。
あなたは中国の小説だとかを読んでいろんな表現を知っているのだから
もっと使わないと身にならないよ。
成語だとかをもっと駆使して書けばもっといい文章になるよ。
持っている知識をもっと调动(動員)して書きなさい。」

実際私も相当なエネルギーを費やして中文を書いているのですが
自分でも淡白で平坦な躍動感のない中国語の文体だと思っています。

中国の方の文章は形容詞が豊かだと思います。
小説を読んでいても圧倒されます。
成語や諺などがバンバン飛び出し抑揚のある生きた文章が多いです。

以前先生はtubomimさんの在日中国人女性の随筆を紹介してくれました。
この方の中国語はホントにうまいから参考にするといいと。
たとえばこんな文章があります。一度ご覧あれ。
初恋
初々しい恋物語をいろんな形容詞を使って表現しています。

わたしもそんな文章が書きたいのですが
いざ書くとなると表現が思い浮かばない。
電子辞書などを駆使してもいいのが見つからない。
ほんときつい。

こうなりゃ皆のお力を借りるしかないなと思いました。
どうか皆様私の下記の文章をせめて中学生くらいになるように
レベルアップさせてください。


写真なんて大きらい グアテマラ篇(中文)


ビデオも大きらい 保育園お遊戯篇(中文)

こんな成語を使ったら とか こんな形容詞があるよ とか
なんでも結構ですのでアドバイスお願いします。

これからもくじけずにどんどん中文書きますよ。
ただし勉強のために条件をつけます。
成語,諺5個しばり。
つまりこれから中文を書く時は必ず成語か諺を5個以上入れます。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2006-03-09 23:04 | 学習 | Comments(10)