中華 状元への道

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カテゴリ:時事( 150 )


2010年 03月 15日

盗盤事情

今日は中国のお客さんが突然見えて食事にいきました。

もう引退なさっている大先輩でありますが
長年中国公司の日本社長をなさっていた方です。

年末にゴルフコンペでホールインワンをしてJALのチケットを贈られたそうで
遊びにこられたとのこと。

元国営企業幹部の彼は年金で過ごされているのですが
日常生活ではほとんどお金がかからないのでいい暮らしをしているとのこと。

一番の出費はゴルフ。
週二回楽しんでいると。

彼は日本での経験を生かして
日本経済の歴史について中国で出版をしています。

その本は友人たちに評判がよいのですが
なかなか書店で手に入らないそうです。

そこで再版をしてみようと出版社にかけあったそうです。
初版は4000部刷ってすぐに売れたそうです。

ところが出版社いわく
まだ在庫が1500部あるから再版の必要がないとのこと。

なんかおかしい。
初版はすぐに売れたはず。

そこで調べてみると
なんと出版社が表向きは4000部といいながら
実は15000部刷っており、大部分は闇市場に流していたというのです。

こういう品物が盗盤として二束三文で市場で売られているのです。

正確にいうなら盗盤ではないですね。
正規品の横流し。

こういうのを立派な出版社がやってしまうのが中国らしい。
でも「日本の経済をどう見る」なんて
お硬い本が
盗盤として需要があるってのも面白い。


外国経済に興味がある人は本物買ってよ。
書籍くらいは。

以上
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by zhuangyuan | 2010-03-15 21:22 | 時事 | Comments(4)
2009年 12月 27日

意外と早いか?中国の衰退

日本は不況でぼろぼろ。
内需はまったく期待できませんので
中国頼みが続いています。

将来をみても日本は少子化に拍車がかかり
労働人口が減り、養わなきゃいけない人が多すぎて閉塞感があります。
移民でも受け入れるしかないのかな?

でも実は中国の発展も人口の観点からいくと意外に早くペースダウンするかも。

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

神永 正博 / ディスカヴァー・トゥエンティワン



こちらによれば
国の発展には人口動態が大きく影響しており
人口ボーナス期と人口オーナス期にわけられるといいます。

オーナスってのは負担という意味です。

つまり労働人口よりそれが養う人口(老人や子ども)が多くなってしまえば人口オーナス期。

日本は1990年にオーナス期に入ったんですって。
バブル崩壊も必然であったわけです。

で中国ですが
本書によると人口ボーナス期は2015年に終わってしまうとのこと。

一人っ子政策により高齢化がすすみ早くもピークを過ぎるのです。
ただし現在の日本の高齢化レベルに中国が到達するのは2030年頃なので
まだ成長はつづくのでしょう。

わからないのは黑孩子の問題。何人いるかわからない。
いずれにしても労働人口になるはず。

黑孩子といえばこんな話を聞きました。

先日、日中対抗忘年会で
中国通のお客さんが語った中国で一番インパクトのあった出来事。

90年代初頭に瀋陽で見た人身売買の光景。

5,6歳の子どもを数人、縄でくくって歩く男がいたそうな。
同行の現地スタッフに聞くと子どもたちを売っているとの答え。
農村から集めてきて売っている。

今でも農村では人売りがあるといいますが
白昼堂々、大都会の街中でそんなことがあるとは!
90年ってそんな昔じゃないですよね。

その頃の5歳っていったら今は二十歳過ぎてます。
立派な労働人口。

でもカウントにはいってないんでしょう。

以上
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by zhuangyuan | 2009-12-27 18:13 | 時事 | Comments(2)
2009年 12月 13日

人口の3割が中国人!?

昨日は中国語教室の忘年会。

火鍋を囲みつつ紹興酒。
36歳の福建人若社長が経営するこの店は大繁盛。
火鍋食べ放題で1680円!

社長いわく
「この川口は激戦区ですから
他の地域にある別の店舗より200円くらい安くしました。」

川口には中国人が多いとのことで
中国人は中華料理にきびしい。

日本人ならあまり文句を言わずにたべるけど
中国人は文句を言いまくるそうです。
でも安くてうまければみんなが集まってくるとのこと。

中国語の先生もなかなかの交渉人で
店を決める際に火鍋食べ放題セットに飲み放題をつけさせて3500円。

飯が安ければ飲み物で稼ぐのが常道なのに押し切ったそうです。
店を決める際に下見で訪問し日本人店長にネゴるも
店長では判断できないとのことで後日社長に相談するとのこと。

するとその晩社長じきじきに電話があり
見事交渉成立。

交換条件に後三回宴会の予約をいれてあげたそうです。
すごい!

ところでそこですごい情報をききました。
生徒(60歳くらい?)とひとりが言います。

「川口の人口の30%は中国人なんだよ!」

ええ~!!
マジ?
それは多すぎる。

先生も同意します。
「ありえますよ。隣の蕨市も団地全部が中国人のところもあるし
私設の中国人小学校もありますよ。」

生徒がさらにいいます。
「これは日経新聞に載ってから本当ですよ!」

でももって調べてみましたら
あたらずとも遠からず。
川口市ではなくその一部の芝園町がそういう状態になっているそうです。
wikiによる以下のとおり。

芝園町の総人口の 22.6 %は外国人であり,そのほとんどは,川口芝園団地 に居住する華人(中国人)である.


すごい。
これぞ新チャイナタウン。

池袋のベッドタウンとして浸透したのかな?
日本語もできるのかなあ?

以上
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by zhuangyuan | 2009-12-13 23:15 | 時事 | Comments(4)
2009年 11月 29日

中国のマイケル

マイケルついでに思い出したのですが
こちらはご存知ですか?

ずいぶん前にchinesepodで紹介されてました。

中国版マイケルです。

Beat It をパロってます。
被逼的(Bei bi de)。

Beat it!被逼的

ホントうまくて面白い。
ビートが利いてて切れがある。

昔あったアルヤンコピックよりぜんぜんいい。
Eat It

歌詞はこんな感じ。

我们本来都是一个个良民
从小就是天天向上好好学习
天生不是坏蛋
我们全部都是
被逼的!
被逼的!

俺らはみんないい子だった
ちっちゃなころから毎日勉強してた
生まれながらのワルじゃないんだ
俺らはみんな
追いつめられたんだ
追いつめられたんだ。



以上

P.S.

マイケルの本を読みました。
マイケル・ジャクソンが変えた世界
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by zhuangyuan | 2009-11-29 21:54 | 時事 | Comments(0)
2009年 10月 25日

スモール・ハンドレッド

自動車革命 第2回
スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち


久しぶりにテレビを真剣にみました。

今朝の朝日新聞でテレビ欄に紹介がありました。

けっこう過激な紹介です。

日本の自動車メーカーの役員はセレブ並に偉そうに視察してるけど
中国にどんどん出来てる電気自動車会社はあなどれないよ。
それにシリコンバレーでは自動車は家電化してる。
日本も技術力あるっていってるけどホント大丈夫?
鳩山さん秘策はないのか?

とかなり要約するとこういう感じ。
この番組紹介のおかげでかなり興味を持ちました。
でも鳩山さんがでてくるあたり他力本願でだめですね。

スモール・ハンドレッドとはなんなのか?
Small Hundreds

ビッグ・スリーに対する言葉だそうです。
ビッグスリーが崩壊しかかっているいま
電気自動車では小規模な新進企業がどんどんでてきています。

電気自動車は電池入れて車輪回すだけなので
ラジコンカーとさして変わらないわけです。
簡単なので参入障壁が低い。

なかにはウォーレン・バフェットが出資する企業まで登場。
BYD:バフェット出資で話題、電気自動車で世界に挑む

日本はそんな状況でも大企業が大資本で押さえにかかるし
何かと規制がうるさいので
なかなか新興企業は手を出せない。

そこ行くと中国は凄いです。
儲かるとなったら誰でもすぐ始めちゃう。
コネさえつくれば融資だってばんばんついちゃいます。

やっぱり経済成長の源は企業家精神ですね。
山東省にはちいさな電気自動車会社がたくさんあるんですって。
そこはさながら戦後日本の浜松でバイクメーカーがしのぎを削っていたときのようだと。

日本もそんな時代があったんです。
いまじゃ規制だとか前例だとか業界の常識だとか
コンプライアンスにリスクマネジメント...。
これじゃあ何にもはじめられません。
一億総官僚化社会。

ちょっとは中国の町工場を見習わなくてはなりません。
リスクを恐れず、前例にとらわれず、
少人数で夜中まで働いて技術を磨いて開発した電気自動車でEUの審査まで通っちゃう。
まるでプロジェクトXの世界です。

ある工場が試作車第一号をヨーロッパに出荷するところを映像が追います。

工場のお兄さんがその試作車を運転して船まで運ぼうとしたとき
ドカーン!
工場内でぶつけちゃいます。
フロントがぺちゃんこ。

まあこういうのはお愛想ですね。
これにめげずに作り直し。
なんとか納期に間に合い出荷。

こんな努力を日夜繰り返している新興企業がたくさんあるんです。

なんか明日からの仕事にエネルギーをもらいました。

チッチャイことは気にスンナ
それワカチコワカチコ!

以上
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by zhuangyuan | 2009-10-25 22:33 | 時事 | Comments(0)
2009年 10月 10日

中国人の商魂

先日ヨーロッパのトレーダーのお偉いさんと食事しました。

話題の中心はいつも中国。
中国経済は前半とばしすぎて実体経済より投機分野にカネがまわり
バブってしまい、最近は金融引き締め気味です。

それにつられて鉄鋼市場も大暴落してしまい
そのまま国慶節の大型連休入り。

休み明けはどうなることやら。
というのがみんなの関心ごとです。

中国の商売人はみんなしてスペキュレーターですから
儲かるとおもったらすぐに資金をぶち込みます。
銀行だってコネさえあればどんどん貸してくれますから。
もし損したら逃げちゃえばいいし。

そんなお国柄では
鉄も非鉄も相場が乱高下します。

食事のときに彼が教えてくれました。

最近の非鉄金属相場に大きな影響を与えているのが
養豚業者なんですって。

豚を飼うのをやめて豚舎にニッケルを積み上げている業者がいるそうです。
China’s Pig Farmers Amass Copper, Nickel(中国の養豚業者が銅やニッケルを積み上げている。)
鉄もいいときは八百屋やら教師やら部外者がどんどん参入してきましたが
ニッケルなんてなじみのない非鉄金属まで手をだしますか。

ニッケルは相場が乱高下しますからプロでも大損します。
そんなものを素人が簡単にやるところが楽観的で面白い。

こんな連中がどんどん買って価格をつり上げる。
するとなんだか本当に需要があるように感じてくる。
そしてまた価格があがる。
中国はでかいのでみんな幻想を抱いてしまう。
こんなに需要があるはずない。
でも中国ならありえるかも。
なんて。

The metals holdings by pig-farmer investors and other private speculators give “the impression that there is strong demand in China,”

養豚投資家やその他の個人投機屋たちの行為が
中国には大きな需要があるという印象を与えている。


ではなんでそんな養豚業者が高価な非鉄金属を積み上げるほどの金を用意できるのか?

この疑問を彼にぶつけてみました。

「Mr.状元、それは豚インフルエンザですよ。」

「???」

豚インフルエンザが流行ったとき
養豚業者は政府の指示で買っている豚を大量に処分しなければならなかった。
あるいは全ての豚を。
そして政府はその補償にと交付金を出した。

その金で新しい豚を買わずに
ニッケルを買ったのです。

中国の商売人、恐るべし。

以上
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by zhuangyuan | 2009-10-10 21:56 | 時事 | Comments(2)
2009年 09月 30日

中華圏の巨星 クレヨンしんちゃん

クレヨンしんちゃんの作者臼井儀人氏がなくなってしまいました。
のりピーに続き中華圏での巨星堕つといった感があります。

私がクレヨンしんちゃんに興味をもったのは
中国からの逆輸入といえるでしょう。

クレヨンしんちゃんなんかむしろキライでしたし
ガキんちょがしんちゃんの声真似するのかんか聞いてると
けつを蹴りたくなったくらいです。

中国に出張が増えた頃
しんちゃんが中国でも大人気だと知りました。

外国語大学で日本語を学ぶ学生に
日本語を始めた理由をたずねると
日本のアニメが好きだからといいます。

どのアニメ?

「クレヨンしんちゃん」

仰天しました。
クレヨンしんちゃん見て言語をはじめるなんて!

日本で私が習った中国留学生にも
クレヨンしんちゃん大好きがけっこういました。

そうしてなんだか気になる存在になりました。
で映画なんかを見てみますとこれがけっこう面白い。
アホなことばかりいってるわけでない。
なにか真実をついている気がいたします。
「クレヨンしんちゃん 」で反革命?

なんで面白いかわからないけど惹かれるのです。
中国のサイトに解説がありました。

“《蜡笔小新》是一部成年人的童话,小新则是三四十岁压力沉重的成年男子的缩影,在童言无忌中,表达出的是社会百态和人世辛酸,却也做尽了成年人想做却不能做的事,因为他只有五岁,所以一切都可以得到原谅和包容”

「クレヨンしんちゃん」は大人の童話である。
しんちゃんはストレスの多い3-40代の男性を投影している。
子どもが無邪気に社会の光景や人の世の辛酸を口に出し、
大人たちが思ってもできないことを成し遂げる。
それでもまだ5歳であるから
すべて許されて受け入れられるのです。


そうだったのか。
人間社会のしがらみに絡めとられて
本音がどこにあるかさえ見失いがちな
わたしたちにはタブーなしのしんちゃんが輝いてみえていたわけですね。

現代社会って辛いですね。

でもしんちゃんって世界中で受け入れられているわけですから
世界の大人も大変ってことですね。
世界の『クレヨンしんちゃん』


以上
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by zhuangyuan | 2009-09-30 21:49 | 時事 | Comments(2)
2009年 08月 02日

以牙还牙 目には目を 

先日、中国語教室に行きますと
ちょうど上海から帰ったばかりの先生から雑誌のコピーを頂きました。

铁矿石谈判如何以牙还牙(鉄鉱石商談でどうやり返すか)

「状元さんが鉄鋼に興味があると思って用意しました。
今日はこれで授業しましょう。」

中铝参股力拓失败,不仅对中铝是沉重打击,更是对中国打开资源瓶颈的战略布局的沉重打击。

中国アルミのリオティントへの出資失敗は、中国アルミへの打撃にとどまらず
中国経済発展のボトルネックである資源戦略への大きな打撃となっている。



中国は世界中から資源を買いつつ、同時に資源会社買収も進めてます。
しかし英国と豪州の資源大手への参画は失敗しました。
リオ・ティント、中国アルミとの提携中止「価値失った」

  
通常的想法是以牙还牙,给力拓点厉害看看,一来可以争取铁矿石谈判权,二来可以为未来的顺利收购埋下伏笔。

普通なら 目には目を歯には歯を で対抗すべきだ
リオティントに凄いとこを見せてやれ
一に鉄鉱石商談の主導権を握るもよし
二に将来順調な買収を行うために伏線をはるもよし


この記事はこうして始まりました。
なんだかいきなり物騒なこと書いてます。

記事はこのあと当時進行中であった鉄鉱石商談の現状について解説します。
よくまとまっていると思いました。

でもってこの記事が出たあとに
何が起こったか?

これが怖い!

なんとそのリオティントの社員が逮捕されたのです。
スパイ容疑で!

リオ・ティント社員「スパイ容疑」で拘束認める―中国政府

賄賂をおくったといわれていますが
こんなことは先生の言葉を借りれば「公开的秘密」=公然のヒミツ。

こうなりゃもうこれはビジネスではありません。
政治です。

ああおそろしい。

言うこと聞かなきゃ逮捕かよ。
こんなことしてたら外国企業は安心して仕事できません。

Rio Tinto: Will China's detention of employees scare off foreign firms?

Some observers say they see the detentions as retaliation for Rio Tinto's refusal to be bought by China's state mining giant, Chinalco, in June.

消息筋いわく、この拘束は、リオティントが6月に中国アルミの買収を拒否したことへの
意趣返しだと。


中国の公安はやろうと思えばなんでもできるんです。

でもそんなことは当たり前にやってきたので
大騒ぎされて当惑してるなんて書いてあります。

Because China's state security is used to doing whatever it wants, says Jerome Cohen, a Chinese law expert at New York University, "The Shanghai division of the secret police must be surprised by all the public fuss around this case.


さらに気になる文章があります。
"Why do foreigners always interpret the case from the angle of foreign affairs? Foreign affairs are small things compared with serious domestic issues."

どうして外国人はいつも外交問題としてこの事件を見るのだろうか?
外交問題なんてものは重大な国内問題とくらべればちっちゃなことですよ。


前に読んだ本で
小室直樹氏が中国では外交問題が起こると
それは必ず国内問題が原因となっているといっていました。

またこれなんです。
宮崎正弘さんのメルマガにもはっきり書いてありました。
習近平と李克強の権力闘争、つぎはリオ・テントをめぐるスパイ合戦

いくら経済発展していて
儲けの種がいっぱいあるといっても
いつもこんなものに巻き込まれていたら夜も眠れないでしょうね。

以上
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by zhuangyuan | 2009-08-02 21:21 | 時事 | Comments(0)
2009年 08月 01日

リストラの果てに 

中国で恐ろしい事件が起きました。

リストラを発表した会社社長が3000人の労働者に囲まれ
殴り殺されてしまいました。
吉林省でリストラ抗議デモ暴徒化、社長を撲殺

何がそんなにショックかといいますと
私が身をおく鉄鋼業界の出来事だからです。
通化钢铁公司劳资冲突 一人死亡 百人受伤(通化鋼鉄にて労使衝突で一人死亡 百人負傷)

更に私はつい先日、この会社の北京本部に訪問しているのです。
地方に出資した工場がたくさんあり利益を上げ始めたと誇らしげに語っていました。

民営企業が地方の国有企業に出資し
経営者を送り込み、リストラを行って体質改善を行う。
これは世界では普通のことですが中国では簡単にはいきません。
抗議のデモならわかりますが殴り殺しちゃうんですから恐ろしい。

これでいろんなことがわかります。
まず労働問題=失業問題は社会不安のキーファクターであるということ。

中央政府はとにかく雇用不安を恐れ景気刺激を行っていますが
この重要性がよくわかります。
職を失った群衆は暴徒と化すのです。

もうひとつは
国有企業は効率がめっちゃ悪い。
3万人の従業員を5000人にするというリストラ策が取れるほど
なんもしてない人がたくさんいるのです。
別に景気が悪くて生産量が落ちている状況ではありません。
たくさん造っている状況下でも人を減らせる状況なんです。

実際多くの国有企業は地方経済のみならず
地方の社会福祉まで担っています。
家族まで丸抱えで世話してます。

それを合理的な効率経営を志せば、
人はいりませんってことになる。

今週お会いしたある欧州貿易会社のアジア代表も言っていました。
中国の国有企業はオフィスになんにもしていない人がたくさんいると。
そこでその会社の幹部に聞いてみたところ
失業して外で騒がれるより、大した給料ではないのだから雇っておいたほうがよいとの答えだと。
正に社会福祉です。

中国政府は今年初め盲目的に増産を続ける地方都市の鉄鋼会社に対し
生産量を抑制するよう通達を出しました。

理由は供給過多になり企業収益が悪化するのを抑えることと
輸入する資源(鉄鉱石)の暴騰を抑え、鉱山会社との交渉を有利にすすめるため。
もうひとつはおまけで環境保護も挙げられています。

違反したら罰則もあるんです。
融資をしない。
電力をとめる。
水も供給しない。
かつてないほど厳しい通達でした。

ただそれを発表したときにいろいろヒアリングしてみてわかったことは
これは効果を挙げないということ。

地方鉄鋼会社は地方の経済の柱であり
多くの労働者を雇用している。

よって地方政府は中央のいうことを聞かない。
もし強制執行したら暴動がおきるだろうといっておりました。

今回の事件で
それが本当であることがよくわかりました。

労働者は怖い。
さすが共産主義国家。

以上
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by zhuangyuan | 2009-08-01 17:51 | 時事 | Comments(2)
2009年 07月 11日

今中国で北海道が人気

先日北京でドイツ料理を食しながら歓談していますと
彼は昨年日本に旅行に行ったといいます。

大阪、京都、東京をめぐるツアーだったそうです。

今度は北海道に行ってみたいといいます。
冬に旅行したいと思っていたんだけど
今は秋に行こうとおもってるんだと。

今年のお正月映画で秋の北海道でロケをしたものがあって
最高によかったといいます。

その映画にちなんだロケ地をめぐるツアーが企画されているそうです。

同じ地方をまわり
同じ旅館にとまり
同じ居酒屋で飯を食う。

劇中での名前は違うものを使っているそうですが
実際にロケをしたところとまったく同じものを回るそうです。

私は北海道で生まれましたがわずか生後一年で出てしまいました。
いまも実は仕事で北海道地区を担当しているのですが
ほとんど日帰りで過密スケジュールで観光する余裕はまったくなし。
一度ゆっくり出生の地をまわってみたいと思っています。

その映画がどうしても見たくなりました。
「非诚勿扰」冯小刚監督作品 

それがなんと
帰りの飛行機のなかで見ることができました!

冯小刚作品はお正月映画の定番で私もこれまでもいくつもDVDみてますが
こちらも世間の価値観を皮肉った彼特有の世界。喜劇であり悲劇。

成功した独身の発明家がネットで見合い相手を探すお話。
題名の「非诚勿扰」とは「冷やかしお断り」って意味です。

ネットで知り合った美人フライトアテンダントと北海道に行きます。

彼女にとって北海道は忘れられない不倫相手とはじめて旅行した場所。
楽しい旅行の底流に悲しい思い出が流れている。

そんな二人を北海道の大自然が包み込む。
荘厳な風景。
人間なんてちいさいちいさい。

映画とともに旅をしようなんてページがりました。

随《非诚勿扰》去旅游

美丽、旷野、自然的北海道本身,就是一个十分理想的适合于演绎抒情浪漫、刻骨铭心爱情的地方,以至于当很多人看完电影走出影院的时候,或多或少想到的竟然都是——真想什么时候去一趟北海道……

美しく、広がる大自然の北海道そのものが
ロマンを語り、愛を刻み込むのに理想的である。

人々は映画を見終わると多かれ少なかれ思い当たるのだった。
いつか北海道に行きたいと...。

d0018375_21344384.jpg

以上
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by zhuangyuan | 2009-07-11 18:01 | 時事 | Comments(0)