2009年 05月 10日

中国式 整人術

高円寺に新しい劇場ができまして、そこで絵本カーニバルとやらを開催していましたので
子どもたちを連れていってきました。
座・高円寺

各国の絵本をテーマ別に集めて展示してあります。

子ども用に自分で本を作ってみるコーナーなんかもあり楽しめました。

アトラクションのジャグリングを見てから帰路につこうと
自転車置き場にいきました。

すると娘がいいます。
「あれ? カギがないかも。」

自転車のカギをなくしました。

「ポケットにいれているんだから落とすわけないだろ。
もう一度よく探しなさい。」

やっぱりない。

絵本作りのコーナーにもどって探すがない。
ジュースを飲んだベンチにもなし。
ジャグリングをみた場所にもなし。

すると息子が言います。
「あれ? ポケットになんかあるかも?」

ポケットをまさぐりぬきだします。

「じゃーん!ビービー弾でした!」

てめえこのやろう!

でもここ以外にあるわけがないので振り出しにもどって
絵本つくりのコーナーで係員にたずねました。

「ありますよー!」

やったあ。
ちゃんとお礼を言いなさい。

お兄さんの目を見ずに下をむいて小さな声で
「ありがとうございました。」

ちゃんと大きな声で言いなさいよ。
なんて歩きながら叱っていると半べそ状態になりました。

自分が悪いんだから泣いたってしょうがないでしょ?

「だって私なくしてないもん。」

? なくしたじゃないか?

「パパでしょ? なくしたのは。私、カギをかけた後、パパに渡したもん。」

うー!そう来たか! こいついつのまにそんなずるい術を見につけたんだ!
なんていいながらちょっと不安になってくる。もらったっけ?

これぞ中国古来秘伝の整人術 「贼喊捉贼」の術。
整人術とは中国で江湖を生き抜くうえで欠かせない人を操る術。

「贼喊捉贼」とは
泥棒が自分を守るために、他人を泥棒呼ばわりすること。

自分がカギをなくしておいて、人のせいにする。
単純だけどなかなか効果がありますね。

この術をさらに知りたい方、別の術もたくさん知りたい方はこちらをどうぞ。

「混」の中国人

金 文学 / 祥伝社



以前くらったもうひとつの例を思い出しました。

19歳のころ、友人とアメリカの牧場で働いていたときのこと。
となりに住むフランス人が戦車のポスターをくれました。

ある日、ハエがうるさく困っていたときに
同部屋の友人がそのポスターを丸めて蝿タタキにしてしまいました。

翌日、部屋を訪れたフランス人は怒りのあまり叫びました。
「オー!ノー!」

すると友人は私を指差していいました。
「あいつがやったんだ。」

怒りの矛先は私だけに向かってきました。
動揺しているなかで冷静に現実を伝えるだけの英語力をもたなかった私は
ただただ アワアワするだけでした。

これが私のであった初めての「贼喊捉贼」の術でした。
ちなみに友人は日本人です。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-10 20:35 | 文化、歴史 | Comments(0)


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