中華 状元への道

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2009年 05月 02日

般若心経はお面と関係ない?

先日、中国語教室に行きましたらプリントが配られました。
般若心経がピンイン付きで書いてありました。
ちなみに般若はbōrěと読みます。

「状元さん、般若心経について自由に意見を言ってください。」

なんて中国語で聞かれましても語れるほどの知識はございません。
日本語でも言えません。
クレヨンしんちゃんの家の掛け軸に「色即是空」と書いてありますよなんて
与太話でかわしてしまいました。

実は最近、般若心経に興味をもち、本を二冊ばかり買ってあったのです。
でも半年積読状態でありました。

きっかけはと申しますと
半年くらい前にゆとり世代の新人君と会社の飲み会で席が一緒になったことです。

普段の彼は、というか彼の世代とは、ジェネレーションギャップをかなりディープに感じ
対応に苦労していました。
のれんに腕押し、打てども響かず。

そんな彼が突然、「色即是空」がどうのこうのとはじめます。
はじめて聞くまじめな話。
言ってる意味はチンプンカンプンでしたが興味がわきました。
なんでもお爺様が般若心経に信奉しており常に唱えているとのこと。

彼の話がわからないことでショックを受けた私は
さっそくお勉強をしようと買ってきました。
それをやっと読んだのです。

現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615))

玄侑 宗久 / 筑摩書房


面白いほどよくわかる般若心経―大乗仏教の精髄を説く262文字の大宇宙 (学校で教えない教科書)

武田 鏡村 / 日本文芸社



般若心経と般若のお面はまったく関係がないことを初めてしりました。

前者はパーリ語のパンニャーを音写したもので
的確な意味を表す漢字が見当たらなかったため訳さずそのままあらわしたとのこと。

お面のほうは般若坊さんがつくったお面だそうです。

般若心経とはわずか262文字お経だが
その背景には三蔵法師が天竺から持ち帰った原典翻訳600巻がよこたわっている。
その膨大なもののエッセンスを262文字に凝縮したんです。

深いふかーい濃厚な文字が詰め込まれているのです。

世の中には絶対的なものなんてないのです。
すべてが絶え間なく変化し続けているのです。

毎日唱えることでそのことを悟ることができすべての苦悩から解放されるんですって。

冒頭にでてきた中国語の先生は日本語、中国語で毎日唱えているそうです。

お釈迦さまが生をうけていたのは紀元前463-383年ごろらしいのですが
そんな昔の人々もいまと同じように
頭のなかを数々の煩悩がうごめいており、悩みくるしんでいたことに驚きを感じます。

以上
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by zhuangyuan | 2009-05-02 22:17 | 文化、歴史 | Comments(2)
Commented by ケイチー at 2009-05-06 08:31 x
般若心経は、若い頃に覚えたことがあります。
今はもうかなり忘れましたが、さわりと〆の部分なら暗唱できますよ。

でも、それは宗教的な意味は全然なくて。
演劇の発生練習に般若心経を使っている、と聞いたからです。
般若心経を唱えていると、自然に呼吸が深くなって、声が出るようになるとか。
当時、自分の声に全然自信がなかったので。
他にも、白秋の「あめんぼ紅いな、あいうえお・・・」とか、いろいろやりました。懐かしいな。

この本、面白そうですね。
私も読んでみようかなあ。
Commented by zhuangyuan at 2009-05-06 20:28
ケイチーさま 覚えていたなんてすごいですね。意味なんて考えなくてただ唱えているだけでいいらしいですよ。呼吸も奥が深いようですね。五木寛之と玄侑宗久の共著で「息の発見」というのが最近気になっています。


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