中華 状元への道

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2009年 04月 01日

中国の裏工場

中国貧困絶望工場 「世界の工場」のカラクリ

アレクサンドラ・ハーニー / 日経BP社


著者の講演を聞きにいってきました。

題名自体はもはや使い古された感があり
内容が想像できるようですが

著者のハーニーさんの略歴を見て俄然興味がわきました。
元フィナンシャル・タイムズ香港駐在なのですが
その前は日本に駐在していとのこと。

日本に駐在当時に広州本田に招かれて中国に行き
中国製造業のあまりの安さにびっくりして、香港駐在を願い出たとのこと。

そこでの調査の結果、中国の安さの秘訣は次の三点に集約されるといいます。

①労働者の権利や環境保護に関する法令を無視する。

②労働者自身が金欲しさに体を犠牲にして長時間働く。

③中国を製造基地としている外国企業からの厳しいコストダウン要求。

なんと中国の労働法そのものは労働者保護が厳しく定められているとのこと。
具体的には
週44時間労働、残業はマックス36時間
労働時間とは?中国

ただこれが守られていない。
この法律を実際に執行するのは地方政府なのですが
これが地元企業と結託して例外措置をとるらしいのです。

また昨今は欧米企業がCSRを厳しく言われ
中国での下請け工場に対しても法令順守を求めるようになった。

ただ法令をまもって労働者保護して環境に配慮して物をつくっていたら儲からない。
そこで脱法行為をするとのこと。

外国企業の査察の時には表の数字で報告し
実際は裏帳簿で経営する。
はなはだしきは表工場、裏工場の二工場体制で査察に臨むとのこと。
いろいろ考えますね、たくましい。

こんなことを中国にどんどん潜入して取材してくる著者はどんなひとなのか?
白人の若いお姉さんです。

ただ中国語ぺらぺら
ついでに日本語も。

実際講演は日本語で行われました。
うまい。

ちなみにこちらで
彼女の肉声が聞けます。
日本語、中国語、英語。
「中国の問題は、中国だけの問題ではない」

中国語もきれいな発音でした。

以上
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by zhuangyuan | 2009-04-01 21:30 | 時事 | Comments(0)


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