2008年 06月 07日

朝鮮戦争 中国洗脳テクニック

影響力の武器[第二版]
ロバート・B・チャルディーニ / / 誠信書房

すごい本です。

心理的に強力な影響力を及ぼす方法がたくさん載っていて実証されてます。

その一つに「コミットメントと一貫性」というのがあります。

ほとんどの人は自分の行為を一貫したものにしたいという欲求がある。
さらに自分の意見を言ったり書いたりするとするとそれに合致した行動をとる。

この事例として朝鮮戦争時に中国共産党が米軍捕虜にもちいたテクニックがあげられています。

ちょー簡単に要約します。

まず捕虜に反アメリカ的、親共産主義的意見を書くよう求めます。

捕虜は立場がよわいので
なにか書かなきゃまずいと思って些細なことを書きます。
「まいっか簡単なことなら。」

これがちいさな第一歩。(でも共産党にとっては大きな第一歩)

じゃあなんで君はアメリカが駄目だと思うわけ?
と徐々に本質に迫ります。

「いやそれは、これこれこういうわけで.....。」

で結構長く書いたところで署名を求めます。

次にたくさんの捕虜をあつめて、その文章を読み上げさせます。

こんどはそれをラジオで発表します。

その捕虜は別に強制されて書いたわけではないことを知っているので
自分が協力者であることを肯定しさらに自己イメージを作り上げていく。

はい一丁あがり。

こんな感じでほとんどの捕虜が共産党の協力者になったとさ。

おお怖い。

共産党はどこでそんなテクニックを覚えたんでしょうかね?

中国古来から伝統のものなんでしょうか?
それとソ連に鍛えられたか?

でも第二次大戦時にこうしたテクを用いていたのは間違いありません。
以前見た映画
蟻の兵隊では山西に置き去りにされた旧日本陸軍が解放以後に捕虜となり
大量に自己懺悔文を書かされています。

そういえば私の学生時代も
学生運動やってるお兄さんたちを軽薄な学生が馬鹿にすると
地下室に連れていかれて自己反省文100枚書かされるという話を聞いたことがあります。

現代心理学の成果も知ってる人は昔から実践してたんですね。

以上
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by zhuangyuan | 2008-06-07 09:51 | 中国関連DVD、本 | Comments(0)


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