中華 状元への道

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2008年 05月 18日

春眠 暁を覚えず

昨日は久しぶりに眠りを貪った。

7時ごろ家族が起きたことに気づいたがそのまま二度寝。

10時にまどろみから引きずり出されます。
息子が馬乗りになり、早く起きてぇ!公園行くぞー!
あと10秒で起きてぇ、10、9、8、7...

でも起きられない。
周りを見ると、窓は全開で蒲団が窓に干されています。
心地よい風が吹いてくる。

一度食卓に下りるも何も食べられずに再度眠る。
遊びに行ってお昼に帰ってきた娘の気配でやっと見ざめました。もうお昼過ぎ。

春眠 暁を覚えず

なんていう風流な感覚ではなく、実は二日酔い。
頭がガンガン。

大学時代の友人たちと宮崎料理を肴に焼酎を飲み心地よく酔う。
早く帰ったはずが、こんな有様。
最近やけに酔いやすい。

近頃私、お客さんとの食事の機会も減り、仕事も余裕が出来ており、
毎朝4時半から5時に起床し、中国語、英語の学習に励んでおりました。
さらにシェイプアップも敢行中で年初から8キロ体重を落としております。
そんな疲れがいっきに出たのかもしれません。

春眠 暁を覚えず

といえば
中国に興味のない人も一度は聞いたことのある孟浩然の春暁の一節です。


春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知る多少


春のまどろみのなか、季節のうつろいを五感で感じる風情のある名詩です。
この詩には表現の美しさのほかに、背景に深い物語が隠されているのだそうです。

物語・唐の反骨三詩人 (集英社新書)
荘 魯迅 / / 集英社

この本にこの詩に隠された切ない恋の物語が綴られています。

まどろみの中に春のうつろいを感じている孟浩然の横には
一夜をともにした名妓がいたというのです。
純真な心と教養をもった若い娘との、過ぎゆく刹那の愛をも詠っているというのです。

この美しい物語は私はうまく表現できないので
是非この本を読んでみてください。

この本は私の本棚に5年くらい眠っていましたが先日あるところで絶賛されていたので
手に取りました。文句なくオススメです。

荘魯迅という人は文革で苦難の道をあるいた詩人だとのことですが
彼自身も経歴をまえがきで読んで引き込まれました。

自身の爆発できない思いのたけを反骨の詩人たちに託したのです。
感受性の繊細さに打たれました。

以上
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by zhuangyuan | 2008-05-18 09:12 | 文化、歴史 | Comments(8)
Commented by えびりん at 2008-05-22 21:42 x
やっぱり・・・愛の詩だったのですね~
恋愛は素敵!人間は恋愛をしなくちゃ!
というような内容の歌詞満載?の劇団四季『美女と野獣』を見て,
ワタクシも恋愛をしなくちゃと思っておりますー!
サンフレの槙野選手・・・じゃなくて,もちろん夫や子供に!

ダイエット成功おめでとうございます!すごい!
ワタクシもお腹のお肉を減らしとーございます・・・
Commented by zhuangyuan at 2008-05-25 05:01
えぴりん様
この詩もこういう背景を創造しながら味あうとまた違った感動があります。
恋愛ですか?いいですね。そういう恋愛もありですね。思いつかなかった。(冷汗)
Commented by かめ at 2008-05-26 13:08 x
そうでしたか、「新婚不覚暁」などと替え歌をならべて昔ふざけていましたが、あながち間違ってはいないという事鴨ネギ。
Commented by zhuangyuan at 2008-05-26 23:18
かめ哥も詩を愛でる心をお持ちなんですねえ。まさにその感覚です。ただ新婚の暁は翌日も続きますが孟浩然の場合は刹那の愛なのです。その暁のまどろみは二度と帰らない。
Commented by かめ at 2008-05-27 15:13 x
しょの昔、春暁の(実はh春暁だけではないが)時間の流れがやや理解できなかったのです。なぜ暁のまどろみから一気に夜の嵐になるのか・・・。時間をさかのぼっている、つまり昨晩の嵐、まどろみの中で花を気遣っている、状元教授の言われる刹那の恋という訳なのでしょうね。

楓橋夜泊(字合ってる?)でも時間の流れに戸惑いを感じています。恋なのでしょうか?
Commented by zhuangyuan at 2008-05-27 21:49
かめ様
著者曰く、昨晩の嵐(春の嵐)で花も散ってしまった=季節も変わってしまった=恋も終わってしまった。ということです。恍惚の中に、現実の悲しさ侘しさが忍び出てきます。
楓橋夜泊はどの部分に戸惑いを感じるのでしょうか?
Commented by かめ at 2008-05-28 15:38 x
普通「月落ち烏啼いて」となると「夜明け」と思いません?
それが最後に「夜半の鐘声・・・」となるでしょ?
この詩は最初夜明けから、最後夜中に時間が逆戻り、
と感じてしまうのです、ハイ。
Commented by zhuangyuan at 2008-05-31 21:08
かめ様
わたしは「月落ちて」というとこに意識にとめずカラスが鳴くのは夕方かと思い、そのままなんの疑問をもっていませんでした。よく考えると何かへんですね。でもこの詩も五感を全て使っている素晴らしい詩ですよね。


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