2008年 03月 20日

インドの発展

最近英語教室に行ってますが
単に英語といっても講師の出身は様々。
スコットランドの弁護士、アメリカ海兵隊、フィリピンの伝道師...。

ここ数年は中国関連ばかりに興味を持ってきましたが
英語教室でいろんな国のひとと話をするといろんな文化に興味が沸いてきます。

先日の先生はネパール人女性。
ネパール人に英語を習うというのは妙な感じですが
小さなころから学校で身に着けたもので
大学はインドで通っており自然に話せるそうです。
インドではずっと英語でとおしたそうです。

でもビジネス英語のレッスンテキストをやるよりもどうしても
文化の話などで時間が過ぎてしまいます。

私も去年インドに出張に行きました。
同じインドでもムンバイとコルカタでは人の接し方が全然違うような感じがしました。
単純にいうとベンガル人のコルカタは温かい、ムンバイは冷たい。

彼女はムンバイとバンガロールで大学に通ったとのことで
ムンバイの冷たさは同意していました。ただそれは大都市に共通するものではないかと。

それとは異なりバンガロールの人はとても優しくて洗練しているといってました。
バンガロールといえばインドのシリコンバレーといわれIT産業を中心にして
インド近代化の象徴となっています。

バンガロールではビジネス社会でのコミュニケーションほとんど英語で行われているとのこと。
インド経済の発展が語られるとき必ず言われるのは英語インフラがあること。

もちろんイギリス植民地の影響ですがバンガロールはもちょっと複雑だとか。
曰く南部に位置するバンガロールはカースト制では低い身分が多いとのこと。
よってインド社会では差別されるわけですがそこでキリスト教に改宗する。
身分制度から脱する。→英語をしゃべる。→世界とビジネスができる。

インドというと悠久の歴史と神秘の力を持つ多様性が今ひとつになり
発展を開始するという私の勝手なイメージがありましたが
そうではなく
歴史と文化の抑圧から脱して、西洋社会の単純なビジネス社会サイクルに
組み込まれて、それが発展につながるという皮肉なものでした。

でも神秘を信じたい私はインド人の数学パワーを話題に上げました。
私のインドの計算術の本を買いましたがやっぱり計算力はすごいんでしょ?

先生いわく
ただの訓練ですよ。
小さいころから徹底的に訓練されますから。
でもできない人も沢山います。

できる人のモチベーションは金持ちになること。
医者や弁護士、エンジニアになりたい。

給料が良いだけでなく、結婚時の結納金(ダウリー制度)で莫大な金額がもらえるからだと。
なんとも味気ない話です。

ダウリー制度は女性にとっては大変な負担であります。

高山正之著「スーチー女史は善人か」によると
カーストでは同じ身分同士の結婚が常識がだが
身分が高くて貧乏男性が金持ちで身分の低い女性をもらうケースがあるそうです。
もちどん持参金目当てです。
そしてその嫁入りした女性が台所の火事で死亡するケースが相次いでいるそうです。
金もらったらお役ごめんです。

こんな社会で生活する女性は大変。
ゆえに、できる女性はキリスト教になりバンガロールを目指す?!
そして経済は発展してゆく。めでたし、めでたし?

以上
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by zhuangyuan | 2008-03-20 20:27 | 文化、歴史 | Comments(0)


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