中華 状元への道

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2008年 03月 07日

南京の真実 映画鑑賞

先日映画「南京の真実 第一部 七人の死刑囚」の上映会に行ってきました。

平日の仕事帰りに三時間の映画を観るのはちょっとしんどいので逡巡しましたが
中国語を学ぶ身としては避けて通れない話題ですので後学のため申し込んで観て来ました。

南京攻略戦70周年がすぎ世界中で南京大虐殺に関する映画が製作されているなか
それに対抗する形で作られた映画です。
大虐殺は政治プロパガンダとしてでっち上げられたとの立場から描いています。

簡単にまとめるとこんな感じ。

南京攻略戦では戦争ですから兵隊は沢山死にましたが虐殺といわれることはなかった。
一部兵士の乱暴はあったが厳しく処罰された。
全体として紀律はたもたれていて攻略後すぐに人々が戻りだした。

虐殺のなかった根拠として
南京の人口は増えている。戦闘前20万人→戦闘後25万人
蒋介石は攻略戦の後何百回も記者会見を開いているが一度も虐殺に触れられていない。

いつ話しがでてきたか?
事件の8年後の東京裁判において。

なぜか?
原爆や東京大空襲での一般市民の大虐殺から眼をそらす
もしくはそれを正当化するため。

ただこの第一部は南京攻略戦についてがメインではなく
東京裁判によって死刑となった7人の死刑囚の死刑執行までの一日を克明に描いたものです。
とくに南京の責任をとって死刑となった松井石根を中心にしています。
松井石根大将と興亜観音
彼は中国を愛する立派な人物だったそうです。

7人がそれぞれ高潔な人物でいかに日本を愛して、且つ国民に対して慙愧の念をもちつつ
凛として死をむかえたかを静かにつづっていきます。

7人それぞれの人間としてのレベルの高さに圧倒されました。
また宗教や文学的素養も大変深く感銘を受けました。

南京でホントに何があったのかは今となっては知ることは難しいのかもしれませんが
当時の日本人の高潔さと崇高さは十分に知ることができます。
ただこの精神が東京裁判で壊されてしまったとのこと。
日本が消えたと。

この映画は日本で順次上映会をひらくと同時に欧米などでも
公開する予定とのことですが外国人にこの内容が通じるのかというと疑問です。

あまりに日本的過ぎて、静かにひたすらに訴える映画が
プロパガンダ的な派手な映画にインパクトで勝てるとは思えません。
一部の知識階層には通ずるかもしれませんが。

宣伝上手な国が本気になってきたらなかなか
謙虚な国は勝てません。

先日中国駐在の方にこんな話を聞きました。
彼の子どもは中学生で日本人学校に通っていましたが
学校の行事で南京に行くそうです。
日本人のボランティアが引率し
南京大虐殺記念館に行ってお詫びの意味でみんなで破壊された城壁の修復をするとのこと。
それを聞いた彼は絶対に行くなと言ったらしいですが
全員参加義務があるとのことで
子どもが困ってしまい泣き出したゆえに母親が仲裁し結局行ったとのこと。

草の根から刷り込みが行われます。
善悪の判断が固まっていない中学生にただそれを強制的にやらせるのは問題があります。
しかも日本人ボランティアが音頭をとる。
なんか自己反省文100枚書けというのと同じ世界観です。
そのうちになんだか悪いことをした気になってくる。

真実がどこにあるかは別にしてこれは洗脳です。

以上
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by zhuangyuan | 2008-03-07 23:13 | 文化、歴史 | Comments(2)
Commented by ケイチー at 2008-03-08 10:37 x
南京虐殺の件は、諸説あって、見方は分かれますね。
状元さまも、中国では、南京事件を引き合いに非難の矛先を向けられることがあるのでは?

私はただの旅行者として何泊か滞在しただけですが、友人の親戚という人がいきなり「日本人は中国人をたくさん殺して・・・」と言い出したのでビックリしました。「あ、これか」とは思いましたが。
幸い、言葉が聞き取れないのと、友人が聞き流すよう促してくれまして切り抜けましたが。
中国に在住していらっしゃる日本人は、常にこの攻撃(あえてそう表現したい)に晒されていることでしょう。
どのように対応していらっしゃるのか、知りたいですよ。

この映画、日本の地方でも上映されるのでしょうかね?
商業的には、あまり集客を望めないでしょうけれど。
Commented by zhuangyuan at 2008-03-12 22:58
ケイチーさま
各地方で鑑賞会を企画するようです。商業的には難しいでしょうから全てカンパから資金集めしているとのこと。


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