中華 状元への道

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2007年 11月 13日

一人っ子政策のゆがみ

日垣隆の本が面白いとすすめられ初めて読んでみました。
世間のウソ (新潮新書)
日垣 隆 / / 新潮社

その中に「人身売買のウソ」として中国の話が載っていました。

2003年広西チワン自治区で赤ちゃん118人を売り飛ばしたとして52人が逮捕された。
被害者はほとんど女児で、犯人は袋詰めにして運び都市で売りさばこうとした。
犯人には医者や医療関係者が含まれていた。

という記事についてなのですがニュースの表面だけ見ずに背景を見極めよとのこと。
極悪非道なイメージが先行しますが裏を読むとこうなるそうです。

まず一人っ子政策。
ひとりしか生めない。
男子がほしい。女子はいらない。

妊娠したら生みたい。中絶するにも金がない。
産んでも罰金が払えない。

そこで医療関係者たちが解決策として産みたいが育てられない人に
子供がほしい人に斡旋していた可能性があるとのこと。
物事見方によっちゃどうとも取れる。

ただし政府はこれを許せない。
一人っ子政策徹底のための見せしめとして逮捕しつるし上げる。

ここまでは本を読まなくても想像できます。
ただそこにはさらに裏がある。

チワン族自治区での話しだということ。
少数民族は場所によって一人でない場合もあるそうですが
最大の少数民族チワン族地域は産児制限にそもそも反対があるそうです。
それがさらに気に入らない政府は厳しく取り締まったとのこと。

本はそこまでですがこの問題さらに奥が深いようです。
今年5月同じチワン族自治区で一人っ子政策に反対する暴動が起こっています。
「一人っ子政策」違反取り締まりに抗議する住民ら「残忍な取り締まり続けば再度暴動も」

ここでは攻守交替。
一人っ子政策を強引に推し進める政府の非道ぶりが伝えられます。
二人目を生んだ親が罰金を払えないと家財まで没収。
あげくは強制手術。
あまりの取り締まりに民衆の怒り爆発。
大暴動。庁舎に火をつけたり、車も炎上、迷彩色の治安部隊も出動。
下記参照。
2万人“女性狩り”強制手術…中共の非道に怒り頂点

物事には両面ありますが
この問題の根源は一人っ子政策がもたらすゆがみにあります。
人の自然な本能的なものを抑えつけるのは無理があります。

以上
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by zhuangyuan | 2007-11-13 22:04 | 時事 | Comments(2)
Commented by 熟悉的陌生人 at 2007-11-15 12:46 x
痛ましい話ですね。。。。。
Commented by zhuangyuan at 2007-11-16 23:53
熟悉的陌生人さま
人口問題に民族問題まで絡んでくるとややこしくなり、そこに政治バイアスがかかると悲惨さがまして対立出てきます。きついお話です。


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