中華 状元への道

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2007年 10月 25日

二つの階級

WEDGEという雑誌はたまに面白い記事が載っていますが
9月号の知道中国というコラムに民国時代の知識人、林語堂が紹介されてました。

林語堂はこう指摘したそうです。
中国には二つの階級がる。
官僚階級と非官僚階級である。

面白いので原文を探してみました。
社会阶级

中国只有两个阶级,一个是衙门阶级,他们享有治外法权而不用领事裁判
其他是非衙门阶级,他们须付纳捐税而服从法律。


中国には階級は二つしかない。
一つは官僚階級で彼らは治外法権を持っており、領事裁判を必要としない。
もうひとつは非官僚階級で税金を納めて、法律を守らなければならない。


民国時代の発言です。
官僚天国はなにも共産主義の専売特許ではなく歴史の産物だったようです。
(昨今の日本も人のことは言えませんが。)

でもあんまり心配することはないようです。
由于通婚或由于交
谊往来,在中国任何家族中,不难觅得一个远房表亲,
他认识张三少爷的教师先生,这位张三少爷的舅嫂是某一局员的大阿姨,
这么牵丝攀藤的关系,逢到有事临头,须对簿公庭的时候,极有用处。


結婚や交遊を通じて、中国のどんな家族でも遠くのいとこを探すことができます。
彼は張三坊ちゃんの先生を知っています。
この張三坊ちゃんの奥さんの兄弟の奥さんが某局の官僚のおばさんであります。
こんな絡み合った蔓のような関係が
事が起こったとき、裁判になったりすると、効き目抜群なんです。


つまりどこかで官僚とつながってれば
法律なんて怖くないし、誰もがどこかで官僚とつながっている人脈社会なんです。
ということは誰も法律をまもらないってことかな?

6人の人を介せば世界中の人と間接的に知り合いになれるという
「六次の隔たり」という理論があるそうです。
今日電車で読んでた「レバレッジ・シンキング」という本に出てました。

中国は13億人ですから官僚を探すのに6人も要らないでしょう。

私、いとこ、先生、張三坊ちゃん、奥さん、お兄さん、その奥さん、官僚

この場合もやっぱり間に6人います。
歴史に名を残す人の社会分析は化学的でもあるのですね。

こんな話を聞きました。
ある人が学生時代に無免許運転で捕まりました。
警察に道路上で尋問されます。

その間に同乗者がその場を離れ、携帯で同級生に助けを求めました。
何人もの友達に電話した結果、親戚に警察幹部がいる人が見つかりました。

そこで彼にお願いしたところ尋問している警官の携帯が鳴り
少し話したあと、すぐ無罪放免されたとのこと。簡単ですなあ。

持つべきは人脈。

私も中国で事件に巻き込まれたら
人を頼って助けてもらおう!

以上
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by zhuangyuan | 2007-10-25 23:27 | 文化、歴史 | Comments(2)
Commented by じょめいめい at 2007-10-26 00:30 x
说好听一点,中国是“人情”的社会,大家互相帮忙互相照应嘛,就算不是一损俱损一荣俱荣,也好过单枪匹马单打独斗。
Commented by zhuangyuan at 2007-10-28 09:09
じょめいめい様
互相帮忙は大変結構なんですが一応法律ってものもありますから。
まあ中国の家族の庇い合いとは違いますが日本の官僚同士の庇いあいもすごいものがありますが。


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