中華 状元への道

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2007年 04月 28日

落葉帰根

先日PCに中国の今年の贺岁片(お正月映画)をダウンロードして観てみました。
落叶归根(落葉帰根)といいます。
落ち葉が土に帰ることから、人間も最後には生まれ故郷に帰ってくるという意味の成語です。

どんな映画かと申しますと
田舎から都会に出稼ぎに来ていた主人公の打工仲間が死んでしまい
その死んだ仲間を故郷に届けようと死体を運んでいくというとんでもないストーリーです。

この映画をなんで知ったかというと
chinese podのなかの上級教材のなかで取り上げられていたからです。
映画の中で、主人公は死体と共に長距離バスに乗るのですが途中で強盗団に遭遇します。
その強盗団のしゃべることばが河南なまりがあったとのことで
河南人を侮辱しているとしてネット上で問題になったとのこと。

聞くとことによると河南人というのはかなり評判が悪い
出稼ぎで大都会に出ている人が多いせいでしょうが
都会人から見れば悪人の代名詞みたいな存在だそうです。
河南省では強盗事件も多いとか。

私には映画のなかで強盗がしゃべっていたのが河南なまりだなんてことは
全くわかりませんが河南の人にとってみれば真実味があるだけに頭にくるんでしょう。

この映画で主人公が友人の故郷にいたるまで
さまざまな人々と出会い、助けられたり、騙されたりするのですが
その人たちのしゃべる言葉が結構へたくそというか訛りがあります。
もちろん私にはどこの方言かわからないんですが
感じ取れたのはこんなデッカイ中国だけどやっぱり一つなんだなということ。

人づてを頼って故郷を遠く離れ出稼ぎにゆく。
日本みたいに東京一極集中ではありませんから
いろんなところにいろんな出身の人たちが交じり合いながら
遠い故郷を思いながら日々の暮らしを立てている。
こんな人たちの頑張りが今の中国の発展を支えているんでしょう。
いろんな矛盾が沢山あるんですけど
個人個人は日々懸命に生きている。

なんども騙されたり、あっと驚く結末だったりするんですが
なんかあったかい気持ちになるいい映画でした。
もっと方言や地方の特色を知っていたら100倍面白かったんでしょう。
中国は奥が深い。

でもっともびっくりしたのはこの死体を背負って故郷に行く荒唐無稽なストーリーが
実は本当にあった話をもとに作られたということです。
农民李绍为千里背尸还乡(農民李紹為、死体を背負い千里の道を故郷まで)

中国人にとって故郷とはかくも大事なものなのか。

以上
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by zhuangyuan | 2007-04-28 21:43 | 中国関連DVD、本 | Comments(6)
Commented by じょめいめい at 2007-05-02 22:10 x
中国語には「人离故乡贱」という言い方があります。故郷から離れて、不安や寂しさに追い詰め、嫌な経験だと思います、だから、私は死んでも北京に帰りたいです、いくら日本が好きだと言っても!
Commented by かめ at 2007-05-04 21:36 x
日本語とっても上手ですね。余計なお世話で申し訳ありませんが、ちょっとだけ直させてちょうだい♪
「死んでも~」の後には否定形がきますので、この場合は「絶対に」が良いお思います。お邪魔虫でした~♪
Commented by zhuangyuan at 2007-05-07 22:13
じょめいめい様
故郷を離れて頑張っていらっしゃる方を私は尊敬しております。外国で暮らすと人はスケールアップできると思います。ただ私の場合、海外で日本に帰りたいと思ったことはありません。長くても3ヶ月程度しかいませんでしたから。
Commented by zhuangyuan at 2007-05-07 22:18
かめ様の日本語も一個助詞が落ちていますよ。「お」も多いし。--「絶対に」が良い+(と)-(お)思います。--いずれせよ語学は難しく楽しいものです。いくら勉強してもさらに奥がある。
Commented by かめ at 2007-05-09 09:22 x
あらら、・・・、偉そうな事書くとろくな落ちになりませんね~♪
あな、はづかし!
Commented by ケイチー at 2007-05-09 22:42 x
zhuangyuan様、海外生活は三ヶ月でも長いですよ。
私なら多分「あ~日本のラーメン食べたい!」と望郷の思いに駆られるでしょう。(インスタントラーメンではなく!)


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