中華 状元への道

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2007年 04月 23日

紛争ダイヤ

 先日バングラデシュである駐在員の方宅にお招きいただいた際
何故だかダイヤモンドの話になりました。
なんでもその方は以前ダイヤモンドの取引をされていたそうで
ご自身も鑑定士の免許を持っているのです。

私にとってのダイヤモンドとは結婚前の一瞬ちょっとやむにやまれず関わりを持った程度
であり、基本的には縁遠い商品です。
それでも指輪を買うときは4C(大きさcarat,透明度clarity,カットcut,色colour)なんかを
ひととおり説明されてわかりもしないのに悩んだ記憶があります。

最近ではその4Cにさらに一つCが加わり5Cといわれてるそうです。
最後のCはconflict=紛争だそうです。
ダイヤ産出国においては利権をめぐって血みどろの戦いが繰り広げられています。

そんな凄まじいダイヤの世界を描いた映画がありますよとご紹介していただきました。
ブラッド・ダイヤモンドといいます。
ディカプリオ主演でアカデミー賞もノミネートされています。

ダイヤをめぐる争いについて興味がわきましたので帰国したら是非見てみたいと思いました。
それが運よくシンガポールからの帰国便の個人テレビで放映されていました。
おかげで夜中のフライトで目が覚めて寝れなくなってしまいました。

90年代のシェラレオネ内戦での政府軍、反政府軍、傭兵部隊がごちゃまぜになり
一つ特大ダイヤをめぐって繰り広げられる冒険活劇です。

こうした地域でとれるダイヤを紛争ダイヤというそうですが
ダイヤを奪いあう人々はわれを失い血みどろになって殺しあうのです。
そして裏ルートで売りさばき、それを資金源にして武器を買ってさらに奪い合いがエスカレート。
皆死んじゃいますから兵士が足りない、ですから子どもまで洗脳し兵士に育て上げる。

こんな構図を映画ではジェニファーコネリー演ずる記者が暴いてゆく。
そして主人公の黒人一家を救う。

最後にはダイヤモンドに魅せられて大金を払う人に警告される。
そのダイヤの背景まで考えて買えと。

つまり紛争ダイヤを買うなと。
こうした批判の声が大きく、
世界中のダイヤモンドの総元締めのデビアスはいまでは紛争ダイヤを仕入れないそうです。

映画ストーリーとアクションは迫力があってよいのですが
なんか鼻につくんですよね。

というのはなんかやっぱり人種差別偏見があって
未開の黒人たちを救ってやる白人の優越感がぷんぷんする。
黒人の争いを利用する白人傭兵も相当の悪ですが
白人の自己批判も芝居がかってて嫌な感じ。

それと紛争ダイヤを買うななんていったところで
この映画をつくっているのはハリウッドで
アカデミー賞なんていうのはユダヤ支配層のコントロール下にあるわけですがら
この映画はデビアスを中心とするダイヤモンド産業を批判しているようですが
うがった味方をすると実はユダヤのデビアスがダイヤの仕入れルートの拡散を
防ぐためにこんな映画作らせてんじゃないのなんて思ってしまいます。
供給ルートをおさえるのが支配の決め手ですから。
新興勢力の台頭を許さない。

私のこれも陰謀史観に影響された偏見かもしれませんが。

以上
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by zhuangyuan | 2007-04-23 22:38 | 中国関連DVD、本 | Comments(5)
Commented by ケイチー at 2007-04-27 08:37 x
二年ほど前のデータですが。
世界で一番寿命の短い国が、シエラレオネでした。
記憶は定かでありませんが、34歳くらい。皆殺されてしまうので。
子供や女性の四肢切断も多いです。

この映画は観ていませんが、ストーリーを見るとハリウッドのアクション系ですか。結局娯楽映画でしょう。
今現在も悲惨な状況にある国を舞台に映画作り、そのこと自体に疑問を感じます。もちろん、いろいろ立派な目的があるのでしょうけれど。
私も、この映画を観たらzhuangyuan様と同じ思いを抱くと思います。
Commented by zhuangyuan at 2007-04-28 21:17
ケイチーさま
ディカプリオが主演ですから娯楽大作ですよ。アクションが迫力ありますがストーリー展開はセオリーどおりでひねりがないように感じました。
Commented by ケイチー at 2007-10-14 10:37 x
やっと観ました、ブラッド・ダイヤモンド。
ディカプリオや役者の演技が迫真に迫っていて、予想より引き込まれて観ていました。

監督の説明による別フィルムがついていて、これがすごく長い。今まで見たこと無いくらい。
でも撮影の苦労とか、スタッフの努力、目立たないCGの話があって、とても面白かったです。

ディカプリオの童顔はどうしたってこの役には物足りないと思うのですが、彼が出演することで多くの人がこの映画を観るでしょう。
結果、多くの人が紛争ダイヤの存在や、シエラレオネの内戦を知ることになります。それも意味のあることだと思いました。
(そんなものがあることすら、知らない人が多いでしょうから)

それにディカプリオって、タイタニックしか知らなかったので正直あまり好きじゃなかったのですが。
この映画では役つくりに相当真剣に取り組んでいるようで、彼に対する見方が変わりました。

Commented by ケイチー at 2007-10-14 10:42 x
(続き)
それにしても、最近のCGってすごい技術が進んでいるんですね!
言われるまでぜんぜん気がつきませんでした。
CGというと、地面が割れるとか、人が飛ぶ、ビルが崩落する、といった派手なシーンばかり思い浮かぶのですが。
風景に溶け込む山あいをCGで作り上げるとは。目からうろこ、でしたね。

残虐なシーンは、かなり押さえ気味に演出したと監督が言ってました。
実際には想像を超える虐殺があったと。
日本で当たり前にくらせることを今更ながら幸せに思います。
Commented by zhuangyuan at 2007-10-15 21:40
ケイチー様
紛争地域ではダイヤが求めて虐殺があったのは事実でしょうけど、こういう娯楽大作でやられるとなんか裏の意図を感じてしまうのですが、デビアスだって虐殺はしないまでも完全に貧富を固定した搾取の構図の上で暴利をむさぼっているわけで、シェラレオネだけせめてもしょうがない気がします。といっても人間の欲は限りないですからほしくなっちゃうんでしょうね。ダイヤ。


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