中華 状元への道

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2007年 02月 21日

李香蘭 

先日テレビ東京で李香蘭のドラマを見ました。李香蘭

二夜連続の二時間という大作でした。
普段ドラマはほとんど見ませんが李香蘭はなんかテレサテンとダブってなんか気になる存在
ゆえつい見てしまいました。

9時から開始でした。
いつもですと妻とこどもたちは9時には寝てしまうので
一人でゆっくり見ようと思っていたのですが
休日ということもあり6歳の娘がなかなか寝ません。

私が中国に興味があることを知っていますし
主演の上戸彩が可愛いせいか10時くらいまでおきていました。
これが見ながら質問攻撃をしてくるのでなかなか集中できませんでした。

「ねえパパ、ここ中国?パパ行ったことある?」
「パパ中国好きなんでしょう?」

このへんまでは良かったのですが
戦時中のドラマということもありシリアスな展開になってくると
答えの難しい質問が出てきます。

李香蘭こと山口淑子は父親が満鉄の中国語教師であった関係で撫順で生まれるのですが
子供のころ撫順炭鉱を抗日ゲリラが襲う事件がありました。
ドラマでは李香蘭の友達の親(中国人)がゲリラと密通していたと疑われ日本人に殺されます。
李香蘭はその場面を目撃していました。

「ねえパパ、お友達のお父さんなんで死んじゃったの?」

「悪いことしたからじゃない?」

「どんな悪いこと?」

「戦争だからいろいろあるんだよ」

「戦争って何?いろいろって何?」

「昔は日本は小さいから中国も日本にしようとしてたんだけど
そしたら中国の人が怒ったの。だから日本人をやっつけたんだけど。
やっつけられたらいやでしょ?
お友達のお父さんはやっつけた人の仲間だと思われたんだよ。
いいからもう遅いんだから寝なさい!!

全然集中できません。
翌日の放映はその反省を生かしてビデオにとりました。
そしてこの日曜日に見ました。
一人で見たかったのですが娘がそのビデオを見たいと言い出し
結局こどもたちと一緒に見る羽目に。

今度は三歳の息子も一緒でもっと環境が悪かった。

戦争は日本の敗戦となり李香蘭は漢奸として裁判にかけられます。
新聞では銃殺刑にされると報じられます。

娘が聞いてきます。

娘「パパ、銃殺ってなに?」
「鉄砲でバーンで撃たれて殺されちゃうこと。」

娘「ねえ女の子しむの(死ぬの)?なんでしむの?」
「日本人なのに中国人だって言ってたから中国の人が怒ったの。」

娘「中国の人、日本のこと嫌いなの?」
「昔は戦いしてたからね。」

今度は息子参入。

息子「戦い?パパ強い?パンチ、チョップ、カンチョー!ってやっちゃえばいいんじゃない?」
「パパでも負けちゃうの。爆弾バーンってなったら勝てないんだよ。」

息子は暇さえあれば戦いごっこをしています。

息子「火出る?火でたら消防車来てジャーってやればいいじゃん!」
「消防車来ても勝てないの。パパも負けちゃうよ」

息子「じゃあ牛乳飲めばいいじゃん。強くなってライオンにも勝てるよ。」
なんかそんなCMあったな。

もう勘弁してくださいって感じです。

ほとんど集中できないで終わってしまいました。
でも李香蘭についてはさらに興味がわいたのでネットで調べてみました。
このサイトがよくまとまってて良かった。
このドラマのエポック的なところはみんな網羅されています。
ご興味のあるかたはどうぞ夜来香ラプソディー

ストーリーはともかく私が興味を引いたのは
やっぱり日本人のしゃべる中国語。

主演の上戸彩なんかは沢山中国語しゃべっていました。
声調がおかしいところが結構ありましたが撮影一ヶ月半とのことなので
短期間でよく覚えたなと関心しました。
ただ誰もが中国人と間違えるような李香蘭としては一発で日本人とわかるものでした。
「怎么样?zěnmeyàng」を肝心なところで「チェンマヤン」と可愛く言われるとずっこけてしまいます。

甘粕正彦を演じたのは中村獅童でしたが
敗戦後、溥儀に新京を脱出するのか問われた場面で
真剣な顔をして「不去bù qù」とすべきところを「ブチュー」とくるとこれまたずっこけます。
短い言葉ですからもっと指導が必要だと感じました。シドウだけにね。

またリューバとかいうロシア娘の日本語もちょっとひどい。

ネイティブでない俳優が外国語をしゃべるドラマは限界がありますね。

でもびっくりしたのは上戸彩は劇中で歌ったのは全部吹き替えなしで
自分で歌ったそうです。歌の中の中国語はかなりいい。
音符がついてると声調を気にせず歌えるのがいいのかも。
ステージで歌った夜来香なんかは絶対に吹き替えだと思いました。

上户彩在剧中唱了《夜来香》及《苏州夜曲》等多首李香兰的名曲,全部由她亲身用国语演绎,她表示为了唱国语歌而下了不少苦功,先到卡拉 OK 背歌词,然后再用 CD 硬背国语发言。

上戸彩はドラマの中で《夜来香》や《蘇州夜曲》などの多くの李香蘭の名曲を歌ったが
すべて自らが中国語で行った。
中国語で歌うことには苦労したと彼女も表明しています。
初めにカラオケにいって歌詞を覚えそれからCDを使って発音を覚えました。


歌でこれだけいけるのだから本気で勉強したら言葉もすぐ上達しそうです。
もしかしたらもうすでにぺらぺらかも。

いかん私もうかうかしてられない。勉強勉強。

以上
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by zhuangyuan | 2007-02-21 23:25 | 中国関連DVD、本 | Comments(2)
Commented by ケイチー at 2007-02-22 14:39 x
「全然集中できません」
過去の記事でも、何度もこのフレーズを聞いたような気が。

幼子二人の「なんで?」攻撃に晒されながら、必死に画面に集中しようとしているzhuangyuan様の姿を想像。
本当にお疲れさまです。
でも、子供の素直なコメントに「ぷっ」と吹き出すこと、多いですよね。
疲れも癒されます。
もう少ししたら、お願いしても寄り付かなくなりますから、今のうちに楽しんでおいてくださいね。
Commented by zhuangyuan at 2007-02-24 13:09
ケイチー様
こどもの質問に対してシンプルな語彙で説明するのはホント苦労します。
普通に答えたら、なんでなんでの百倍返しにあっちゃいます。


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