中華 状元への道

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2006年 03月 25日

日本とは? WBC優勝に思う

本日プロ野球開幕。WBC優勝の余韻をかってどこの球場も超満員。
これでプロ野球も復活でしょう。

WBC準決勝と決勝は久しぶりにちゃんと野球を観ました。
日本チームに清清しく戦う姿に感動してしまいました。
日本人の見本のようにひたむきに、清らかに、フェアに、
そして厳しく自分を律して,チーム一丸となっていくメンバーの姿に感動いたしました。

特に王貞治監督の戦う姿は日本人として誇りに思います。
日本人の鏡だといえるでしょう。

王さんは皆さんもご存知のように父親が中国人(中華民国)で母親が日本人。
じつはご自身の国籍も中華民国です。

ただこの王さんを外人だと意識している日本人はほとんどいないのではないでしょうか。
国民栄誉賞の第一号ですし、日本プロ野球の至宝として
また類い稀な人格者として尊敬されています。

わたしはこういうすべてを許容する精神こそ日本の美徳ではないかと思います。
昨日もホテルのラウンジでスコッチを飲みながらそんな話で盛り上がりました。
八百万の神を信仰し、外来文化を全て受け入れ、その上でこの島のなかでそれらを
熟成させ独自の文化を築いてゆく。

以前も「渡来人」という記事で触れましたが呉善花さんの「攘夷の韓国、開国の日本」(文春文庫)
という本があります。そこでは古代日本が渡来人をどんどん受け入れ、その渡来人が
土着化し日本を形成していく姿が描かれいます。
要するに日本人とはこの美しい自然に囲まれた日本列島に長く住んでいる日本に同化してしまう。そうしたものを受け入れる土壌があるとのこと。
私のお客さんで韓国生まれ、韓国育ちの韓国人で日本で仕事10年の方がいますが
彼もこれを認めていて自分がどんどん日本人の考え方になってゆくといっていました。

日本人の考え方=精神が芽生えてくると自然に日本に受け入れられていく。
こうなるとどこの出身だとか国籍だとかはどうでもよくなる。

戦後の日本のスーパースターをみたって多くは広義の意味での外人です。
でもそんなことはどうでもよく日本人として日本人が熱狂してきました。

王貞治、力道山、大鵬、美空ひばり、山口百恵、数えだしたらきりがない。
でもみんな日本人として尊敬できる日本人です。

今もそうですよね。
明日も千秋楽で朝青龍と白鵬のモンゴル対決です。私は朝青龍大好きです。
白鵬なんか今後の相撲界を背負って立つ逸材ですよね。
サッカーのラモスも日本代表で尊敬されてました。

みんな日本精神を身に付けて日本人より日本人らしくなってくる。
今はアメリカナイズされてこうした精神が忘れられそうなので
「国家の品格」(藤沢正彦 新潮新書)なんて本が爆発的に売れてます。
美しい田園に囲まれ美しい情緒が形成されるのだそうです。

最近自信を失い始めた日本人はこうした全てを許容する懐の深い精神を
わすれ、偏屈な排他主義がすこし出てきたように思えます。
自信をもってしっかりと主張することは大切ですが
受け入れて包み込む度量も必要だと思います。

以上
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by zhuangyuan | 2006-03-25 21:59 | 文化、歴史 | Comments(4)
Commented by 马虎 at 2006-03-26 16:04 x
王貞治は、早稲田実業高校のエースとして春の甲子園で優勝。早稲田実業はその年の国体出場校に選ばれたが、エースの王は日本籍で無いことを理由に出場を認められませんでした。
私は欧州・中国に赴任した経験がありますが、比較して日本社会ほど外国及び外国人に対し閉鎖的な国は無いと感じました。
Commented by zhuangyuan at 2006-03-26 17:37
马虎さま
コメントありがとうございます。早実での出来事は知りませんでした。
日本社会は外国人として外国の個性を持ちつづけると馴染めないでしょうね。欧州については暮らしたことがないので説得力に欠けるのですが、厳然たるエスタブリッシュメントの排他主義は強烈だと感じています。马虎さまは欧州のどちらにお住まいでしたか?
Commented by tubomim at 2006-03-27 14:31
随着时代的发展,大家逐渐走到一起,形成国际化的社会。在这里逐渐学会相互适应,相互理解,相互包容,看问题的角度也会不断提高吧。
Commented by zhuangyuan at 2006-03-27 21:22
tubomimさま
まさにおっしゃる通りでお互い寛容であらねばなりませんね。
国際化の時代、自らのアイデンティを保ちつつも国際人でありたいものです。以前こんな記事を書きました。また観てみてください。
「国際人 アジア人」http://zhuangyuan.exblog.jp/2477712/


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