中華 状元への道

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2006年 03月 04日

方言いろいろ

今日は昨日の酒が抜けきれずにグロッキーです。
昨夜家についたのは夜中の3時過ぎ。

酔っ払ってタクシーを降り、鍵を取り出す。
酔っていて手元が定まらずなかなかうまく差し込めない。
なんどやっても出来ない。車の鍵と間違えたかと思い目の前でよく見ても
間違っていない。うーダメだー、困った困った。あせるともっと出来なくなる。
すると中で明かりがつき、中から開けてもらいました。
あーよかった。
と思いきや、なんとそこは隣の家でした。出てきたのは隣の奥さん。
すいません、まちがえましたぁーとあわてて退散しました。
自分の家の鍵はすぐに開きました。

そんなことはさておき
昨日は大学の友人と飲んだのですが一人は先日鹿児島の指宿(いぶすき)に旅行に
言ったとのこと。そこで方言の話になりました。
鹿児島弁はホントにわかんないと。

私も学生時代に一度指宿にいったことがあります。
指宿は砂風呂で有名ですが私もトライしました。
砂に入っている最中、砂をかけてくれるおばちゃんたちがずっと
おしゃべりをしていました。
これが全く聞き取れないし意味がわからない。
30分間リスニングテストと同じくらいの集中力で聴いていたのですが
わかったのは二言だけ。
「100グラム100円」
これだけは訛りようがない。

もう1人の友人曰く
薩摩弁はホントに難解であるので戦争中は暗号の代わりに使われたとのこと。
日本の暗号は戦争中ほとんどがアメリカ再度に解読されていたが
この早口薩摩弁はアメリカ軍もお手上げだったそうな。
ただ最後には運悪く米軍に雇われた日系人の中に薩摩出身者がいて
簡単に訳されてしまったそうです。

江戸時代に幕府の隠密も薩摩弁だけには苦労して
薩摩藩の機密を盗めなかったとか。
しかも薩摩藩士に紛れ込むこともできなかったそうな。

方言っていうのはいろいろあって興味深いです。
先日あるお客さんの工場に訪問した際、
先方の担当者は鳥取出身でした。
彼の故郷は全く方言がないとのこと。
故郷から東京に出てきても言葉の苦労はまったくなかったとのこと。
鳥取は鳥取でも石見銀山は江戸時代から銀の生産のため
幕府の直轄領として統治された。いわば天領です。
そのため江戸のお役人が多数派遣されており自然と江戸の言葉が話されたらしい。

東北の方言では青森が凄い。
私が入社当時、よく青森からの電話を取った。
こわいオジサンが大声で早口でまくし立てる。
でもはっきり言って何を言っているかさっぱりわからない。
でも怒っていることだけはわかる。
ゆっくり標準語でしゃべれともいえないのでただぺこぺこ謝りつづけました。

東北弁というと井上ひさしの「吉里吉里人」を思い出します。
とある東北の村が日本から独立しちゃうんです。
公用語はずーずー弁。通貨はイェン。
最後はバスクだとかケベックだとかと連合して日本と戦うんです。
ホント面白いので言葉に興味があり、まだ読んでいない方はご一読あれ。

個人的に好きな方言は広島弁。かっこいいから。
大学時代「仁義なき戦い」シリーズのビデオにはまったことがあり
その中で菅原文太のしゃべる広島弁が最高でした。
「こんなのゆうちょることはまちがっちょるけんのぉ」 コワっ。
(あなたの言ってることは間違ってますよ)

ちなみに私の弟は昨年から広島に住んでいますが
5歳の甥っ子が自分のことを「わし」というようになりました。

中国にも方言がたくさんありますが勉強したら楽しいかもしれませんね。
中国のお客さんで日本語の発音が完璧な人がいます。
彼は日本留学経験はなく大学で勉強しただけなのです。
なんでそんなにうまいのかと問うと
彼の故郷の南通の方言で使われている音が日本語の音とほとんど同じなのだそうです。
さすが呉の国。日本の漢字は呉音が多いですから似ているわけです。

中国語を勉強して2年たったとき
広州のお客さんを訪問しました。
部屋で社長さんが広東語で大声で電話していました。

と思いきや
いっしょにいた方が
彼の普通語聞き取れるか?と聞きました。

ちょっとは中国語が上達したと自信をつけていた私は
彼のド迫力の広東訛り普通語に打ちのめされました。

北京にはこんな言葉があるそうです。

天不怕,地也不怕,就怕广东人的普通话

天国も地獄も怖くはない、だけど怖いよ広東人の普通語


こんなのもあるそうです。
天不怕,地也不怕,就怕日本人的英国话

これは訳さなくてもいいですね。
英語の発音は中国人の方がうまいかも。


以上
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by zhuangyuan | 2006-03-04 22:39 | 文化、歴史 | Comments(5)
Commented by Shira at 2006-03-05 07:42 x
こんにちは。奇妙な一致というものはあるもので、昨日参加した英語の勉強会で
「津軽と薩摩との言葉はなかなか難物」
という話をしていたばかりです。

肉親や親しい友人が私の知らない謎の日本語で電話の相手と盛り上がっていると、その人の性格の知らなかった一面が見えるような気もしますね。

韓国から来て数年という技術者の日本語がみごとでした。語彙が豊富で適切。かすかにアクセントがあるので、
「ご出身はどちらですか」(広島あたりかなー)
と尋ねて
「ソウルです」
で驚いたことがあります。
Commented by ケイチー at 2006-03-05 11:56 x
夜中に人の家の玄関をガチャガチャして、警察に通報されなかったのは幸いでしたね。私だったら即110番したかも。

私も方言には興味あります。北海道から北陸に越してきた時、そんなにひどい方言でもないはずなのに聞き取れず、しばらく苦労しました。意味は分かるのですが、語尾の「~け」「~なが」に戸惑ってしまって。
今は中国語の普通話でさえ聞き取り難解なので、方言までは手が回りませんが、いつか調べてみたいですね。
Commented by ケイチー at 2006-03-05 14:20 x
今朝ローカル新聞を開いたら、一面のコラム欄で「吉里吉里人」を取り上げていました。こちらのブログを開いてすぐだったので、こんな偶然にちょっと驚きです。
Commented by zhuangyuan at 2006-03-05 15:34
shira様
英語の勉強会で津軽弁というのはおもしろい。
確かに標準語をしゃべるひとが突然故郷の方言でしゃべり始めると別人かと思いますよね。私なんかは故郷と呼ばれるようなところがないのでうらやましくおもえます。
Commented by zhuangyuan at 2006-03-05 15:38
ケイチー様
確かに言われてみれば警察に通報されてもおかしくは無い状況でした。
アメリカだったら射殺されてたかもフリーズなんていわれて。
語尾の違いに戸惑うといえば北京のer化もちょっと入ると動揺します。
吉里吉里人も是非読んでみてください。
偶然って面白いですよね。
語学勉強してると前日勉強した単語にすぐ出会うときがよくあります。


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