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中華 状元への道

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2006年 02月 23日

アラブの石油王と飲んじゃった。

おととい生まれて初めてカタール人と飲みました。
これまでドーハの悲劇の舞台としてしか知らなかった国に急接近しました。

その日は大阪からきたお客さんと焼き鳥屋に行きました。
そのお客さん曰く、今日はカタールから来たアブドラくんを世話せなあかんとのこと。
なんでもカタールのお客さんから突然電話があり
自分の会社の副会長が日本に出張してるので面倒みて欲しいと依頼があったそうな。

そこで夜9時過ぎに銀座のクラブで合流しました。
来る前から話題はアブドラくん一色。
アラブの石油王(実際は鉄鋼加工業)だからうまく気に入られれば
第二のデビに成れるかも。東洋の黒真珠やぁなどと期待は膨らむ。

でも実は誰も会ったこともないし、顔も知らないのです。
そこで想像は逞しくなり、ターバンは巻いているのか?
酒の席に連れ出していいのか?
女性がいても大丈夫か?などなど。

そこで待望のアブドラくん登場。
想像とは全く違う、背が高い若き色男でした。
しかも名前もアブドラじゃない。アラブ人の名前は覚えられないので
仮に呼んどっただけやと。

容姿は長髪で口ひげあり。
レオナルド・ディ・カプリオにアントニオ・バンデラスを足して
ディエゴ・マラドーナをちょっと加えたようなベビーフェイス。

ファッションはジーンズにブランド物のバックルの大きなベルトに前を開けたシャツに
レザージャケット。
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彼一杯目はオレンジジュースを頼みました。
さすが敬虔なイスラム教徒。
と思いきや、
「昨日飲み過ぎたから。」
なんだそりゃ。

英語は結構うまい。
それもそのはず、彼はカタール人ですがロンドン生まれで
昨年まではNYで暮らしてたそうです。

今はある会社を買収して副会長のポストになりカタール在住。
34歳。若い。私は35歳。係長しかも代理。うー悲しい。

彼曰くカタールは世界で一番豊かな国なのだと。
税金ただ、水ただ、住宅もただ。
彼の家はただの家にはあきたらず、なんと驚きの3000平米。
私の家は105平米3階建て。この差はなんなんだ。

また奥さんは二人いるそうです。私は1人。まっいっか。
子供は1人。これは勝った。こっちは二人だ。

アラブ諸国は法的には4人まで奥さんもらえるそうです。
離婚も自由なので結婚したければいくらでもok。
同時に5人はダメよってこと。
でも男と女の数のバランスはどうなっちゃうんでしょうか?
あぶれる男もいるんでしょうねきっと。

二人を養うのはきついこともまた大変なのだと。
NYに行っていたときは当然ながら連れてゆくのは一人だけ。
彼女には愛を上げたのだが金がかかったのはカタールの奥さん。
留守の間にクレジットカード使い放題で大変だったとのこと。

調べて見ると医療も教育もタダだそうです。
1人あたりのGDPも$39,607(2005)で日本以上です。
何でもタダなんですからこの数字以上に裕福なのは間違いないです。
イスラムですから酒場もそうたくさんはないでしょうから飲み代もいらない。

こんな国住んでたら誰も働く気がなくなっちゃうでしょう。
案の定カタールの労働階級はほとんどが外国人。
自国民労働者の比率はわずかに5%ですと。
ちなみに彼の会社のワーカーはインド人、韓国人が多いとのこと。

石油が天然ガスが出ると人口75万人がみんなリッチになっちゃうんです。
これもアッラーのおかげか。
今日からメッカに向かって拝礼しようかな。
私は風刺画書きませんから穏便に。

また中国と関係ないこと書いちゃいました。
でも無理やりつなげます。

アズドラくんの隣についた女の子は英語のしゃべれる青島からの留学生でした。
彼女は中国語を少し話せる私の第二夫人ではなく
中国をまったく話せないアブドラくんの第三婦人候補に立候補していました。
世の中不公平だ。

以上

by zhuangyuan | 2006-02-23 22:55 | 生活


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