2015年 08月 09日

キューバまで中国の世界戦略に入っちゃってるの?



ハバナの街を歩いているとよく声をかけられる。
「チーノ!」ってね。
Chino=Chinese 中国人ってことです。

客引きだけとは限らない。
彼らはこう続ける。

「チーノ! タバコ? コイーバ? チッカ?」
Chino! Tabaco? Cohiba? Chica?

おい中国人、葉巻あるよ、コヒーバもね、お姉ちゃんはどう?

Cohibaはハバナ葉巻の最高ブランドね。
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どこでも声かけられる。
時には大通りの向こう側からチーノって。

まあこれキューバに限った話じゃなくて
20年以上前に旅したメキシコ、グアテマラでもこれが日常だった。

パナマ運河の労務者として連れて来られて
いついたらいつの間にやら経済握ってちゃった華僑を妬みと蔑みをまじえてちゃかす。

でもねキューバは共産主義だから経済牛耳るってのはないはず。

じゃあなんでだろ?

最近は大国中国の影響が強まってるようです。

キューバ来訪者の数は日本人が約1万人に対し中国も似たようなものでしたが
ここ数年急増して3万人程度になったという。

キューバにはソ連亡きあと苦しかった。
アメリカに経済封鎖された後はソ連が砂糖買ってくれて
援助もしてくれてなんとかしのいでた。
それがパトロンが先にこけちゃった。

そのあとの90年代初頭の困窮時代をカストロは特別時代Periodo especialと呼ぶ。
配給する食べ物もない。各家庭にヒヨコを配ったなんて笑えない話も。
その期間中にも米国はテロ起こしたり、反政府勢力支援したり、カストロ転覆を企てたって。

それでもキューバは生き残った。
スペインが観光資源に眼をつけた。
音楽もいいねって。
ブエナビスタソシアルクラブだってその一環。

2000年代は中国ブームで資源が上がったので、産油国が力をつけた。
ベネズエラもその一つ。反米チャベスはキューバと組んだ。石油と医療技術をバーター。
チャベスはキューバで英雄ですね。
いたるところで写真を見ましたよ。
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さて中国。
2002年くらいからグングン成長した中国、国際戦略もしたたかなもんです。
アフリカや中南米もがっちり。
キューバに反米だから仲良くしておかないと行けません。

ハバナで泊まったNacional de Cubaは要人たちが招かれることで有名ですが
歴代中国の領袖の写真がずらり。
江沢民、李鵬、胡錦濤、習近平。
力の入れようがわかります。
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サンチアゴ デ クーバの港改修工事を請け負ったらしいし、自動車部品工場も作るって。

キューバはクラシックカーで有名ですが、観光バスはどれもピカピカの中国製。
中国の援助だと言います。目立つよね。中国宇通って漢字で書いてある。
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ハバナ郊外へ行く途中、キューバらしくないマスコットを見た。
ディズニーキャラのニセモノみたいな違和感あり。
そこは遊園地でした。
キューバのアートはいい感じだけど、アニメっぽいのはダメなのかな?
と思いきや、遊園地丸ごと中国のプレゼントだって。
恐るべし中国。
彼らにとっては安いもんでしょうが確実に印象に残る。

そんなキューバ、チャイナタウンもあるんです。
私も最終日の午後に予定したんですよね。
中華街探検。中国語通じるかなって。

でもねいけなかったんですよ。
スマホなくしちゃってさ。
捜索活動です。

この話は別に機会に。

ともかく中国の存在感は大きくなってる。
キューバはキューバらしくあってほしいな。
いつまでも。
カネ、カネ、カネになんないでね。

以上


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by zhuangyuan | 2015-08-09 20:38 | 時事 | Comments(0)


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