中華 状元への道

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2014年 10月 08日

西村京太郎が描く アイヌ、沖縄と出雲を結ぶ線

西村京太郎記念館で先生のお話を聴ける機会がありました。
著作540冊以上、累計発行部数2億冊以上。
超人です。
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十津川警部トラベルミステリーで有名ですが昔は社会派ミステリーも書いていたことを知りました。
この機会を前にいくつか社会派も読んでみました。

「殺人者はオーロラを見た」(1973)
「汚染海域」(1971)

前者はマイノリティ問題、後者は公害問題を扱ってます。

「オーロラ」のほうは題名からは想像できませんがアイヌ問題を扱っています。70年代初めにどの程度のリアリティがあったのか?アイヌの青年がアイヌモシリの復活を目論み、和人から北海道を取り返そうとする。事件を追いかけるものアイヌの血をひく大学教授。

舞台は北海道から沖縄、アジアまで、時代は縄文、古代から現代まで、地球規模の気象現象まで盛り込んだスケールの大きな作品です。アイドル歌手や経営者、政治家までを巻き込んで読者サービスもOK。

私はこういうの大好き。

アイヌは日本列島の先住民だった!?
北海道のみならず沖縄まで。
その痕跡がいまでも地名に残ってるって。

東京にだってありますよ。

日暮里=ヌップリ(山の意味)
五反田=コタン(集落)
信濃町=シ ナイ ノ(大きい谷と水のある土地)

出雲は大和朝廷との戦いに破れたといわれてますが
この出雲族もアイヌだったんじゃないかと。

大国主命(オオクニヌシノミコト)はアイヌの神オオキリムイ、
アイヌ語にはオオクンネヌウシなんて言葉もあるんだって。

島根はシユマネ(岩のあるところ)
出雲はエツモイ(岬のかげの静かな海)

もうこれは間違いない。
そこにも住んでたんです。

いま、その出雲に皇族が嫁ぐ。

じゃあなんでアイヌは出雲や沖縄までわたったの?
それは氷河期があったから。
ツンドラ状態で獲物を求めて南下したって。

でもそんな昔じゃないよ。
日本書紀にもオーロラがでたって記載があるらしい。
でもって題名は「殺人者はオーロラを見た」とつながるわけです。

ミステリーですから
たくさん殺人もおこるし
アリバイトリックだって奇想天外。

若き日の西村京太郎。
熱がこもってます。
もうこれは読むしかないよね。

以上
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by zhuangyuan | 2014-10-08 21:17 | 文化、歴史 | Comments(0)


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