中華 状元への道

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2014年 09月 23日

トルコ商人に学ぶ 大げさな売り口上

イスタンブールの街でカレー屋を探していると声をかけられた。

「どこいくの?』
「カレー屋」
「まだ店やってないからうちの店寄ってかない?」

と流暢な日本語のデカい兄ちゃん。
トルコ絨毯屋だという。

時間あったのでついていく。
トルコ絨毯屋の商売上手は有名なので一度体験してみたかった。

「お兄さん、イタリア人みたいね?」
「は?」
「声かけられても怖がらないし、面白いこというし、スタイルいいしね。」

とあげあげ攻撃。

店につくと、さらに日本語のうまいお兄さんが説明に。
日本留学経験ありという。
「買わなくていいから見ていってください。」

一枚の小さなラグが広げられる。

「うちの商品はすべて手作り。女性が一人で編み上げます。」
「トルコ絨毯はペルシャと違ってダブルノットだから手間がかかります。」
「一枚一枚模様が違います。」
「すべての紋様に意味があるんです。これはカソリックとイスラムの融合を表します。」
「中央アジアの遊牧民が各地で独自の織り方を伝えました。」
「染料もすべて自然の植物で、この赤はザクロ、黄色はサフラン・・・、虫が嫌うにおいがあるので、100年たっても虫食いなし。」
「光の加減や向きで色が変わります。」

聞いてる分にはめちゃ楽しい。
ちょっと欲しくなっちゃってる。
こわいこわい。

「もっとみてください。」
と次々、べつの兄ちゃんが持ってくる。
いつのまにか3、4人が待機。

広いスペースに私一人のために
どんどん絨毯が敷き詰められていく。

「説明ありがとう。でも買う気はないからもういいよ。」
「買わなくていいんです。でももっと知ってください。いつか欲しくなったらそのときでいいです。」

「これは100年前のもの、こっちは200年前、これは日本だと100万円、こっちは200万円。」

私の周りの床は絨毯だらけに。

「買わなくていいから好きなの教えてください」

いよいよ佳境に入ってきました。

「これかな?」と一枚をさす。

「去年、高島屋で催事をやったんですけど、そこでは42万円で出しました。今日は特別16万円でいいですよ。」

「そんなの買えないよ」
「カードでもいいですよ。」
「買わない」
「こっちは8万円。どう?」
「高い。」
「高くないですよ。一人が8ヶ月かけて作るんですよ。一日1000円でもいくらになりますか?」
「買いません」
「いくらなら買いますか?売らないけど一応言ってみて」

きりがないので引き上げました。
「楽しかったよ、ありがとう。」

聞きしに勝るトルコ絨毯商人。
100年200年の時を超え、草原を走り回り、科学まで語る。
もちろん商売っけはたっぷりです。
物語が価値を増幅させちゃいます。
お金持ちはぜひ経験したらよいとおもいます。
気の弱い方はお勧めしませんよ。

絨毯屋をあとにして、カレーをたべて、
エジプシャンマーケットでお土産を物色。

ここでもいましたよ大げさなトルコ商人が。
スパイスを砕くグラインダーを買いたかったのですが
お土産用と実用っぽいのの値段がぜんぜん違う。
いい値で3倍違います。

なにがそんなに違うのよ?

「これはトルコのブランドです。クオリティが全く違うよ。50年使えるよ。」
「50年、あり得ない!なんでわかる!」
「ママが今でも使ってるからね。」

なるほど。納得。
100年だったり、50年だったり、大げさだね。

結局7個購入。
もちろん価格はハードネゴ。
一種のゲームですね。

以上
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by zhuangyuan | 2014-09-23 19:57 | 文化、歴史 | Comments(4)
Commented by カンカン at 2014-09-24 14:53 x
スパイスを砕くグラインダーって、なんですか?
お料理に使うのでしょうけれど。
何だか本格的。zhuagyuan様がお使いになるのですか?

しかも7個お買い上げとか、お土産かしら・・・・
いろいろ気になります。
お手数ですが、現物の写真をアップしていただけると嬉しいです。

それにしても、海外でジュータンを買ったら。
日本に送る送料だけでも大変でしょうに。買う人がいるんでしょうかね?
Commented by zhuangyuan at 2014-09-24 19:43
カンカンさま 写真アップしたつもりができてませんでした。最近カレーに凝ってまして、スパイスはパウダーで買うのではなくホールを砕けといわれまして買ってみました。カレー仲間に配りました。絨毯は買うひと多いとおもいますよ。外務省にもたくさん苦情が寄せられてるらしいです。だまされたって。でもこういうものは芸術品ですから価格はそれぞれ。気に入ったらそれでなっとくするしかないですね。
Commented by カンカン at 2014-09-24 21:36 x
さっそくの写真をありがとうございます!

挽いたばかりのスパイス、さぞ香りが強いでしょうね!
珈琲みたいに?
ご自分でカレーを作って召し上がるんですね~
カレー仲間とか!

ジュータンの良し悪しなんて素人には解らないでしょう。
実際に見て気に入ったのなら、それで良しと。
Commented by zhuangyuan at 2014-09-25 23:32
カンカンさま コーヒー挽いてもいいみたいです。生豆を自分で煎るとおいしいそうで、今度やってみようとおもってます。


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