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2014年 08月 17日

アルバニア独裁者が予見した中国の今

国会図書館でアルバニア検索してみたら、こんなの出ました。
「アルバニアが見た中国の野望」佐藤優 中央公論 2010年7月号

佐藤優はさすが変人。1986年にロンドンでロシア語研修してる時にエンベル・ホッジャの回想録買ったとあります。エンベル・ホッジャはアルバニアの当時の独裁者です。マニアック。

アルバニアは鎖国してたんですが流石は独裁者、国際情勢への洞察力は深く鋭い。

エンベル・ホッジャはスターリン主義一筋で、修正主義フルシチョフも米国に日和った毛沢東も許さないのです。

1978年に既に今日の中国を見抜いてる。

毛沢東思想は、マルクス主義でなく帝国主義の系譜だ。
世界資本主義と反動の所産である人種主義的な世界観を根底としている。

その人種とは肌の色ではなく、
「大支配人種」と「被差別と平民からなる人種」
そして支配人種は存続されなければならない。

中国が帝国主義になるためには
資本主義基盤を整備し、経済を強化するとともに
核戦力を充実させることが鍵だといいます。

そのためには
アメリカとも組みますよって。
だって一番強いやつだから。

まさに今の中国を言い当ててる。
ソ連とも中国とも、どっぷり組んで、見極めて、日和るやつとはすっぱり離れる気骨の独裁者ならではの見立てだったわけです。

アルバニアは歴史的にビザンチン帝国だとかオスマントルコ、ソ連だとか世界の巨大帝国に振り回されてきましたので
帝国主義の発芽はすぐわかっちゃうんでしょう。

当時アメリカはここまでの中国の野望を見通せなかったんでしょうね。
鄧小平は宣言した上で成し遂げたのですが、ホッジャは裏まで分かってた。

で、その未来を予見した独裁者を擁したアルバニア自体がその後どうなったかは
月末行って見てきます。

以上








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by zhuangyuan | 2014-08-17 11:22 | 文化、歴史 | Comments(0)


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