中華 状元への道

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2005年 10月 02日

華僑 セントラルアメリカ

ケイチーさんにご紹介いただいた「中国語は面白い」(新井一二三 講談社文庫)を読み始めました。

まだわずかしか読んでませんが、彼女がハンガリーを旅行したとき、待ち行く人に中国人と間違えられ「キーナイ、キーナイ」と呼ばれたという話が載っていました。

世界に出ると中国人の存在観は圧倒的で日本は中国の一部くらいにしか思われていない。
これも華僑パワーのせいです。

私が学生時代中米のグアテマラ(危地马拉weidimala)に旅行した際も街を歩いているとよく「Chino Chino チーノ チーノ」(中国人)と声をかけられました。そのたびごとに「Soy Japones」(日本人です。)と言い返していました。

あるときなど長距離バスに乗っていると前の席の5歳くらいの女の子が私の顔をのぞきこみ
ののしるように「Chino!」と言います。親はべつに注意するわけでもない。私もむかつきましたが子供じゃしょうがないので無視しました。

なんでこんなに言われるのだろうかと思い後日たずねてみると下記のような次第。

現在(といっても15年前)グアテマラでは中華街があり他、経済界では華僑が力を持っているらしい。そもそもは19世紀末パナマ運河建設のために多数の中国人労働者が移入されそのまま中米に根をおろし、ついには経済を牛耳ることになったとのこと。
要はグアテマラの労働者階級にとって中国人は妬みの対象なのでした。

貧しい環境を抜け出し海外に生き場を求め
どこへ行ってもその地で力をつける。あっぱれです。

最近は大陸中国も発展してきて、その海外の華僑も戻ってきています。
語言大学の語学コースにいたときはクラスに沢山華僑の子息が中国語を学びに来ていました。
中国の時代になりました。
アメリカ、オーストラリア、スイス、インドネシア、フィリピン。多彩です。
私の知合いの在日華僑の娘さんも中国留学しています。
でも語学コースの友人たちは苦しい環境を抜け出て先祖が渡航したひとより
金持ちが金持って海外に移住したって感じが多かった。
でもともかく戻ってきてるんです。

このネットワークにはかないませんね。

以上
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by zhuangyuan | 2005-10-02 20:23 | 中国関連DVD、本 | Comments(12)
Commented by tianshu at 2005-10-03 16:46
こんにちは!tianshuです。
面白い文章を読ませて頂きました。

華僑たちの姿を見て、日本人の方はみんな複雑の気持ちになるかもしれませんね。
それは全部「友好的」な気持ちとは思いませんが
中国と中国人をいろんな角度から見て、考えて頂ければと思っています。

中国改革開放するまで、海外へ渡航し、発展した中国人の多くは、立派な方だと思います。全部はお金持ちだとは言えませんが、かなりの身分ではないでしょうかと考えています。少なくとも、その勇気には私は頭を下げます。
と言っても、国内でも国外でも、平凡で普通の暮らしをしている中国人が多いでしょう。

外国のことを考えると、誰でも極端の例をあげたりする傾向があるかもしれませんけど、それを乗り越えることが出来る方は、真の世界人になれると思います。
Commented by zhuangyuan at 2005-10-03 21:29
華僑の方はidentityはどこにおいてあるんでしょうか?国なのか民族なのか家族なのか個人なのか。自分も以前は海外で暮らしたいと思っていましたがその場合のidentityはやはり日本人であると思います。
Commented by かめ at 2005-10-04 16:15 x
いろいろPCいじくってたらたどり着きました。 はじめまして、中国奮戦記をやはりブログにしているかめです。 新井一二三を見て驚きました。 彼女とは北京でしばらく同じ教室で勉強してましたので。 よかったら遊びに来てください。
Commented by zhuangyuan at 2005-10-04 20:45
かめ様いらっしゃいませ。新井氏と同級生なんてびっくりです。本は彼女の中国へのはまりぶりがよくわかりとても興味深い内容でした。ところで質問なんですが新井さんは一二三さんとおっしゃいますが中国ではyi er sanと呼ばれるんでしょうか?
Commented by ケイチー at 2005-10-05 17:52 x
残業続きでしばらくご無沙汰していましたら、凄いことになっていて、本当びっくりです。
zhuangyuan様、さっそく「中国語はおもしろい」を読んでいただきありがとうございます。読みたい本が沢山積んであるでしょうに。
でも面白いからスイスイ読めるでしょう?

かめさんが新井一二三さんの同級生なんて、そんな偶然って、あるんですねえ。インターネットの時代だなあ、世界は狭くなったもんだ、としみじみ。
かめさんのブログさっそくお邪魔させていただきました。参考になる話がたくさんありそう。中国にこれから関わって行こうとしている私にはとても助かります。今後もよろしくお願いします。
Commented by tianshu at 2005-10-05 20:49 x
こんにちは!tianshuです。

identityという単語の意味はまったく分かりませんので
zghuangyuanさんのコメントは理解できなくなっていますが
一応この前コメントを書いていた時の状況を申しておきたいのです

「華僑たちの姿を見て・・・」という文句は、その「華僑」の前に言葉を置きたかったのですが、ちょうど送信を押してしまったところ、パソコンの調子が悪くなって、削除も入れることもできませんでした。
おきたかった言葉は「それらの経済を牛耳る華僑」というのです。

私は学問家ではないけれども、いつもサングラスを掛けたまま人を見ないようにするつもりでいます。そう言う風に自分に言い聞かせていますが、時には客観的に物事を判断できなくなり、やっぱりそのほうに走ってしまいます。
  
  歴史を読むことと、違う国を読むこととは、とても素敵なことだと思っています。立場や主観性などは別にして、その読もうとする姿勢には、まず敬意を払いたいのです。

一応ご説明させていただきました。
Commented by zhuangyuan at 2005-10-05 21:59
ご説明ありがとうございます。identityとは直訳すると主体性。つまり自分は誰なんだ、何が他人と違うんだといった意味です。IDカードのIDです。
Commented by zhuangyuan at 2005-10-06 06:56
ケイチーさま
私もネットのすごさを感じていたところです。
Commented by かめ at 2005-10-06 09:06 x
そうそう、新井さんは中国人からyi er sanと言われてましたよ。賢い人だったから色々と勉強させて頂きました。 学生寮も同じフロアで時々飲んで騒いでました。 あの、騒いでたのは小生の方ですが。 彼女(達)の部屋で飲んでいて、他の仲間に眉毛を剃られました。いい思い出ですが。
Commented by ケイチー at 2005-10-09 11:20 x
「中国語はおもしろい」にもアイデンティティの問題がよく出てきましたね。
華僑の二世がどのようなアイデンティティを保つか、二つのケースが紹介されていました。

心理学の本によく出てくる「アイデンティティ」、最近は流行言葉のようによく聞きます。「アイデンティティの危機」とか。
私の場合、もう人生の半分を北陸地方で過ごしていますが、生まれは北海道。死んだら骨は生まれ故郷に埋めて欲しい、と思っています。
というわけで私のアイディンティティは、日本の北海道にある、と思っています。なぜ生きている内に北海道に帰らないのか、と聞かれると私自身答えに困ってしまいますが。

中学生の授業で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が取り上げられた時、不思議に思ったものです。イギリス人の彼が、日本に永住し、名前も変え、日本人の奥さんを娶り・・・。これは、アイディンティティを切り替えた、ということでしょうか。
私にとっては生まれ故郷を捨てるというのは考えられないことだったので混乱してしまいました。彼の前世は日本人だったのかも、ということで自分を納得させましたが。

Commented by ケイチー at 2005-10-09 11:22 x
ところで、かめ様、眉毛がないと「やくざさん」のように見えてしまいませんか?次に生えて来るまで描き足していらしたのですか?
Commented by zhuangyuan at 2005-10-12 06:20
ケイチー様
私は海外では日本人というアイデンティティがありますが、日本国内ではどこか、なにかと問われるとうまく答えられません。私も実は北海道生まれ、でも一歳から福島の牧場育ち、小学一年から東京。両親はともに東京育ち。でもどこも故郷と言う気がしません。だから海外がすきなのかも。


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