2005年 09月 30日

中国 貿易摩擦

私が北京にいたころよく読んだ新聞があります。
南方周末といいます。2元。
社会問題にするどく切り込む面白い新聞です。
元新聞記者の語学教師に推薦されました。

新聞といっても週刊で毎週木曜に発行されます。
読むのが遅い自分にはちょうど良かった。

6月に中国に行ったとき買ってきて、全く読まずデスクに置きっぱなしになって
いたものを読んでみました。

その中に中国の紡績業を取り巻く問題を扱ったものがありました。
中国紡績業は世界を席巻しています。
日本ではカネボウが凋落しているのと対象的です。

その中国紡績業もその急速な発展が世界の紡績業に打撃を与え
アメリカ、ヨーロッパはセーフガードなどの制限措置を取り始めています。
ちょうど6月に中国にいたときイケメン薄熙来商务部长がEU代表とEUの輸入制限について
妥結しました。
(その記事が読みたくて買ったのにいまごろ読んでいるのは問題ありです。)

中国紡績業の発展の礎は賃金の安さと優秀な労働力。
記事曰く

无论是浙江还是山东,一个共同的优势是中国1900万综合素质较高而价格相对低廉的产业工人。目前他们劳动的工资是0.69美元每小时,而在欧美,这个数字是6-7美元。尽管在印度,劳动力的工资是0.57-0.59美元,孟加拉、柬埔寨等东南亚国家甚至更低,但一位曾经在那些地方设过厂的人士告诉记者,文化背景与传统习惯的不相同给工厂带来了很大麻烦,比如孟加拉工人一到斋日就不工作,非洲国家许多工人则是即使给加班费也不愿意加班。

浙江でも山東でも共通して優勢であるのは中国の1900万人の総合的に比較して素質が高く、コストが安い産業労働者である。目下のところ彼らの平均賃金は時給69セント。しかし欧米では6-7ドルである。インドは57-58セントでありバングラディッシュやカンボジアは更に安いが、そこで工場を営んだことのある人は記者に言った。「文化背景や伝統的習慣の相違が工場に大きなトラブルをもたらした。バングラ労働者は安息日はあたら家内しアフリカでは残業代を払っても残業したがらない。」

 (でもこんな問題がある。)

在杭州近郊新华工业园一家工厂里,莫总经理指着一件全棉的男T恤告诉记者,在宁波港装上船时的价格是 27元,而在英国,这种绣着一只仰躺鸟儿的“死鸟”牌T恤售价大约合160多元。如果标上POLO等名气更响的牌子,成本顶多高个十几二十元,但售价则可能高达五六百元。至今为止,中国纺织行业的利润率为3%-5%,服装行业则为5%-8%。

一个业界的共识是,在纺织品产业链条中,中国只是赚取了10%左右的加工费,90%以上的利润是掌握在国外品牌商、渠道商和零售商手中。


杭州近郊の新華工業園の工場で莫総経理が綿のTシャツを指して記者に言った。
「このTシャツの寧波で船に積んだときの価格は27元。しかしイギリスでこのような死んだ鳥マークをつけるだけで販売価格が160元強になる。もしもっと有名なポロのマークならコストも十数元から20元高くなるが販売価格は5-600元になる可能性がある。いまのところ中国紡績業の利益率は3-5%でアパレルは5-8%だ」

業界の共通認識として、紡績業のサプライチェーンのなかで中国はわずか10%程度の加工費を稼ぎ90%の利潤は外国ブランドやブローカー、小売商の手に落ちる。


外国ブランドが中国で製造して輸出して挙句には相手国から貿易制限される。
なんか理不尽ですね。

日本のいつか来た道です。
一般的にいって、日本はうまく高付加価値化に成功したように思われてますが
その期間には多大な犠牲が出ています。
義理の祖父は大きな染色工場を営んでいたそうですが輸入品流入に勝てず倒産したそうです。

以上
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by zhuangyuan | 2005-09-30 22:33 | 時事 | Comments(0)


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