中華 状元への道

zhuangyuan.exblog.jp
ブログトップ
2013年 05月 06日

戦う芸術家 艾未未

Ai Weiwei Never Sorry鑑賞。
中国の芸術家 艾未未(アイ・ウェイウェイ)をアメリカ人ジャーナリストが撮ったドキュメンタリー。

中国政府にいくら圧力をかけられても、このおじさんは決して屈しない。

取調べで暴行受けて、脳に異常が出たって、
自分のアトリエをブルドーザで破壊されたって
軟禁されて、巨額脱税の嫌疑をかけられたって
自分の意思は曲げません。

この人を知ったのは北京五輪の鳥の巣のデザイナーであったこと。
中央におもねる体制派芸術家だとばかり思ってました。
五輪開催前には政府の宣伝に嫌気がさして開会式を欠席したのも知らなかった。

六本木で開催された展覧会のチケットも持っていたのですが観ませんでした。
古い壺を割るなど奇抜な行動するけど結局体制派でしょって、そのぐらいのご認識。

ぜんぜんわかってなかった。
このおじさん凄まじい。

政府なんてなんとも思ってない。
twitterには20万を超えるフォロワーを持ち(@aiww)
圧力かけられたらすぐばらしちゃう。
世界を味方につけて、常に行動する。

反民主の政府統制のひどさを世界に向けて実況してる。
政府としては許せない存在。でも普通は手を出さない。
でも中国は違うんです。
周りが見えてないというか、自信過剰というか
そんな艾未未をさえ軟禁しちゃうのです。
絶対隠せませんから世界中の大顰蹙。

芸術家っていうのは戦うものがあればあるほど強くなる感じ。
同じ時代にリアルタイムで彼の行動を知れると思うと興奮します。
ベトナム戦争に反対するジョンレノンがtwitterをやってるイメージ。

彼はなぜそんな思想を持ち、それを発揮できるのか?
改革開放直後、米国留学をしているんですね。
つまり中国の未来を担ってたエリート。
そこで自由な社会を経験できたんでしょう。
しかも英語という世界に発信できる武器を得た。
このドキュメンタリーでの彼の英語はチョーうまくてびっくり。
どうりで。

艾未未の父親も著名な詩人だと知りました。
文革では一家で労働改造所にいれられたって。

父、艾青もつわものらしい。
本当の姓は蒋というのだが、蒋介石が憎くて
草冠の下に×をつけて艾と書き、姓としたといいます。
かっこいい。

艾青 - 笔名由来

こんな詩もありました。

『太阳的话』

打开你们的窗子吧,
打开你们的板门吧,
让我进去,让我进去,
进到你们的小屋里。

我带着金黄的花束,
我带着林间的香气,
我带着亮光和温暖,
我带着满身的露水。

快起来,快起来,
快从枕头里抬起头来。
睁开你的被睫毛盖着的眼,
让你的眼看见我的到来。

让你们的心像小小的木板房,
打开它们的关闭了很久的窗子。
让我把花束,把香气,把亮光,
温暖和露水撒满你们心的空间。



太陽の光が輝いてるのだから
窓をあけて明かりを入れようと唄っています。

心の小部屋の長く閉じられた窓を開けてくれないか
花束や香り、光、ぬくもり、みずみずしさで
君の心を私(太陽)が満たしてあげよう。

1930年代の詩。

中国は未だに窓が開いていない。
艾未未は親の代からこの閉鎖性と戦っているんですね。

以上
[PR]

by zhuangyuan | 2013-05-06 21:51 | 文化、歴史 | Comments(0)


<< 激賞 セデック・バレ      サッカーで世界とつながる >>