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中華 状元への道

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2005年 09月 03日

主席のヒミツ

今日の中国語教室での話。

中国西北地域の話から転じ、胡锦涛が以前、西藏,甘肃で仕事をしていたという話になった。
西北地域は少数民族が多く大変貧しいところであり、そこで仕事をしたことは中国すべてを
統治する国家主席として必要なことだったと。

「胡锦涛を国家主席に指名したのは誰か知っていますか?」
「鄧小平」
「ではなぜ指名したか知っているか?」

そこからが面白かった。
鄧小平は文革当時、走資派として大いに批判され失脚した。
当時鄧小平の家族も同様に批判の対象になり、
彼の長男邓朴方も批判に晒されたとき、ビルから飛び降りて自殺未遂をした。
その時大怪我を負ったがそれを助けて看病したのが若き日の胡锦涛(当時26歳)だった。

それ以来鄧小平は息子の恩人胡锦涛に眼をかけ、
西北地方などの政治的要所で経験を積ませ
最後には江沢民の後の国家主席に指名したそうです。

私も彼はなんで若いうちから重要視され共産党青年団のリーダーなどをやっていたのか
と不思議に思っていましたがこんなすごいコネがあったんですね。

このネタをネットで探すと一つ見つかりました。
胡锦涛文革中救过邓朴方(胡锦涛は文革中に邓朴方を救った)
この文章によると鄧小平の長男は放射能実験室にいたときの鄧小平の政敵がはなった紅衛兵
に追われ、放射能の部屋に閉じ込められるのを恐れ、窓から飛び降りた。

そこで大怪我をした邓朴方を助けたのが胡锦涛だった。
かれも文革中に批判されている身で邓朴方を助けたら更に批判されるので
自ら名乗ることをせずに看病した。
しかし胸のバッチについた名前を邓朴方を忘れなかった。チャンチャン。

ちょっとドラマ仕立てでフィクションも入っていそうです。

ちなみに邓朴方氏は今も車椅子で身体障害者協会の会長である大物です。

以上

by zhuangyuan | 2005-09-03 21:43 | 時事


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