2012年 02月 19日

激動を生き抜くソウル

先日韓国出張に行きました。

あるお客さんが言います。
「うちの会社は日本とはゆかりが深いんですよ。」

なんでもその会社のオーナーは三代目だそうですが
初代オーナーは日本人だったといいます。

オーナー日本敗戦とともに引き揚げていったそうですが
その際、番頭だった部下の韓国人に会社を譲ったといいます。

その後、うまく経営を引き継いで今では立派な会社になっています。
ゆえにこの会社は日本に愛着を持っており現在のオーナーも非常に親日的だといいます。

よかった逆じゃなくて。

韓国の大企業はこうしたルーツを持つ会社は多いそうです。
敗戦までは韓国は日本統治下にあったわけで当然日本の会社もたくさんあった。
敗戦後米軍がやってきて日本人財産を没収したわけですが
その後韓国人に払い下げられたといいます。
韓国財閥のなかにも日本企業をルーツにもつ会社も多いそうです。


夜の食事はプデチゲ(부대찌개)。
お店はチョー満員。
予約していなかったのであやうく席がなくなりそうでした。

チゲは鍋だというのはわかるにしても
プデはなんだ?

ブタじゃないよね。
ブタはテジだし。

正解は「部隊」
部隊とは米軍のこと。

米軍がもたらしたソーセージだとかスパムとかを鍋にぶちこみ
キムチや野菜、ラーメンなんかをごった煮したもの。

ソウルは基地がど真ん中になります。
歴史を感じる食べ物です。


市内をタクシーで通っていると坂が多い。
坂の途中でお客さんが教えてくれた。

この辺は朝鮮戦争のころ北朝鮮から逃げてきた人たちが作った村です。
建物なんかは昔のまんまです。
ヘバンチョンといいます。

ヘバンチョン=解放村
激動の現代史が間近にある。

朝鮮戦争は中国人民解放軍に後押しされた共産党が北を解放したはずなのに
南に逃げた場所でも解放村になっちゃった。
もしかしてこの解放の由来は日本植民地からの解放のほうかな?

いずれにしても朝鮮半島は周囲の強国にもまれて
常に翻弄されてきたわけで今もその影響が感じられるのです。

飲酒の激しさだって戒厳令に由来があるとか?
戒厳令下では夜間外出禁止でゆっくり酒が飲めないと。
そこで手っ取り早く酔ってしまえるようにビールにウイスキーを入れる爆弾酒なるものが
考案されたんですって。

これにどんだけ苦しめられたことか。

最近ではアジア危機に続くIMFショックで企業は接待費がなくなり
一次会のみとなった。
そこで今度は飲み屋に行く前の食事の席で酒合戦が...。

ビールに焼酎を入れて飲むのです。
まずいからやめてくれといっても聞いてくれない。
とほほ。

世界の荒波を庶民の知恵で楽しく生き抜いてるって感じ。

以上
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by zhuangyuan | 2012-02-19 22:46 | 韓国 | Comments(0)


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