2011年 12月 11日

伝説のハヤブサ 海東青

先日、中東からお客さんがあり会社へのお土産として
銀のハヤブサをくれました。

中東の王族は鷹狩りを楽しみ、ハヤブサを使うとのこと。

私鷹狩りってのは鷹を狩ることだと思ってましたが
鷹で獲物を狩るんですね。おはずかしい。

この鷹狩りってのは世界中の狩猟民族が行っていたらしく
先日読んだ小説にも出てきました。

孫文〈上〉武装蜂起 (中公文庫)

陳 舜臣 / 中央公論新社



この小説は単行本では「青山一髪」と題されており
蘇軾の詩で締められています。

余生 老いんと欲す 海南の村
  帝は巫陽(ふよう)をして我が魂(こん)を招かしむ
  杳杳(ようよう)として天は低く 鶻(こつ)の没する処(ところ)
  青山一髪 是れ中原(ちゅうげん)


孫文が大総統に就任すべく中国に戻るときに読んだとしています。

余生を南の村で過ごそうと思っていたら
呼び戻されることになった。
遠くに見える ハヤブサが姿を消すところ
山が線のように見えている その中原へ

鶻(こつ)っていうのはハヤブサのことらしいのですが
ハヤブサは清朝の支配民族満州族の象徴ともいえるのだそうです。

この小説の冒頭にも「海東青」というハヤブサの逸話が載っています。

満洲族の前身、女真族が契丹に服従していたころ
契丹へこの断崖絶壁に住む海東青を捕るため命を落とした若者が多かったと。

ネットにはこんな話も
残暴贪婪的大辽王,年年逼迫女真部落的"达敏包"(就是"鹰家"或"鹰户"的意思)替辽王捕捉鹰雕。还拿鹰户的妻子儿女做人质,如不按时交鹰就砍杀活埋。

残虐な遼王は女真族の鷹匠に鷹や鷲を捕るよう迫った。
妻子を人質にとり、時間通りに取れなければ首を切って生き埋めにした。


海东青不是雕的一种,而是一种隼,其体型精悍短小,但性情凶猛,爆发力强,被我国东北一带历代训练为猎鹰,尤为辽代被皇帝训练为猎鹰从事捕猎天鹅,大雁等。海冬青最重要的特点是,浑身羽毛雪白,赤目,毛拓,双翼漆黑。

海東青は鷲でなく隼の一種で小型で精悍、獰猛にして爆発力があり
東北一帯で狩りのために訓練され、とくに遼代には皇帝によって鷹狩りに用いられ白鳥や雁を捕った。
最も重要なt口調は前身雪のような白い羽毛に覆われ、赤目で毛拓?、翼は黒色


かっこいいね。
ちなみに子供部屋にある「くらべる図鑑」によると、
はやぶさは時速100キロで飛び
獲物を追って急降下するときは200キロ出すとのこと。

この海東青は満州族の象徴なんだそうです。

"海东青"就是女真称号的真正含义,女真称号就是女真族的民族精神的体现。遥想当年,女真人势如破竹,腾飞于白山黑水之间,犹如"海东青"搏击长空追捕天鹅之势,一举翦灭了辽、宋两个强大于女真数倍的封建帝国,问鼎中原,开辟了一个幅员万里的辽阔疆域。在女真人的整个民族精神世界中充满了"鹰气",在女真人的心目中海东青是最崇高、最神圣的英雄。

海東青は女真称号の本当の意味である。女真称号は女真族の民族精神の体現である。
はるかに思う、女真は破竹の勢いで、山川の間を飛び回り、海東青が空中を貫き白鳥を追うようであり
遼と宋という女真より数倍大きな封建帝国を滅亡させ、中原に鼎を問い、万里に続く広大な領域を開拓した。
女真族の全民族精神には鷹魂が充満しており、海東青は最も崇高で神聖な英雄である。


そのハヤブサも空を飛び回っていた当時の獰猛さが消え
長い平和の末に堕落し、ついには孫文に倒されるのでした。


以上
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by zhuangyuan | 2011-12-11 21:38 | 文化、歴史 | Comments(0)


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