中華 状元への道

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2011年 08月 08日

大人の社会科見学

景気が悪いせいなのか世の中物騒で排外的になってます。
私もブログで中国韓国のことばっかり書いてますと怒られそうだから
たまには日本のお話。

先日、国会議事堂を見てきました。

これはほんとタマタマ。
近くに用事があり、息子(小2)といっしょだったので聞いてみた。
「国会議事堂見に行ってみようか?」
「行きたい! あの ハが付く建物と似てるやつでしょ。」

「ハ?ってなんだっけ? ホワイトハウスか?」
「ちがう。前に写真みせてくれた奴だよ。」

タージ・マハールのことでした。

タージマハルと似てるかというとシンメトリになってることくらいで
規模が全然ちがう。

あとで知ってびっくり。
議事堂は建設に17年も費やしたとのこと。
これはタージ並み。タージは21年かかったそうです。

はじめは写真をとって帰ろうと考えていたのですが国会前を通ると
参観者入り口の文字。
中に入って尋ねてみるとすぐに参観ツアーが始まるとのこと。ラッキー。

国会と通りをはさんで向かいの議員宿舎と議事堂は地下でつながっており
会議前には通路は議員でごった返すとこと。
もちろんその日は休日で誰もいません。

窓から中庭をのぞく。入り口は大きなアーチ型。
昔は議員は馬車で登院したとのこと。
そこには馬が水を取るための噴水があります。
汚染されてないかしら。なんて不謹慎なことを思う世相であります。

本会議場には参観者用に各席に「議長席」「副議長席」などと垂れ幕で案内がなされており
いたれりつくせり。一般傍聴席でテープの説明をききます。
けっこうちっちゃくみえます。

ガイドをしてくれた警備員さんがサービス精神旺盛でいろんな
トリビアをおしえてくれます。

まずは旬な地震ネタ。
議事堂は耐震性に優れており主要部分には壊れにくいとされる
沖縄珊瑚石灰石なるものが使われているそうです。
そこにはところどころに化石もついているって。

私がとくに関心してしまったのが天皇陛下に関する話。

天皇陛下が国会開会式に国会にいらっしゃいます。
ちなみに私天皇陛下に関する語彙がわかりませんので
普通の言葉をつかいます。あしからず。

その際、天皇陛下だけが通る門があり、階段があります。
御休所と呼ばれる休憩室がありその中は金箔で塗りこまれています。

その部屋の前には開かずの扉があります。
そこは誰も入ったことがないそうですがおそらく御トイレではないかと。
多分そうじする人はいるんでしょうけど開いたところは見たことがないとのこと。

面白いのはこれら天皇陛下がお通りになるところの
電球はすべて上向き傘がついていること。
普通電球は天井から垂れ下がり下を照らしますが
ここのはすべて上向きです。

なぜなら天皇の影を踏まないようにするためだそうです。
つまり影をつくらない工夫をしているのです。
妙に感動してしまいました。
日本は神の国だ。

すると息子がきいてきます。
「なんで天皇の影ふんじゃいけないの?」

答えに窮した私は
「ガイドのお兄さんに聞いてみなさい。」

お兄さんの答え、
「君が大きくなったらきっとわかるよ。」

天皇が天上人だった時代は影を踏んだら不敬罪なってことはないよね。

中央広間には銅像がたっています。
憲政に貢献した偉人たちの銅像。

四つ角にそれぞれ台座がありますが
乗っている銅像は三人分。
伊藤博文、板垣退助、大隈重信。

一つの台座は台座だけで何も乗っていません。
べつにルパンが盗んでいったわけではなく、
憲政の道はまだ半ばであり、いつか理想の政治家が現れると信じ
その人のために空けてあるそうです。

でももうひとつ言い伝えがあるそうで、
実は空の台座の後ろは皇居があるそうで
なんびとも皇居に背を向けて(尻を向けて)立つことはまかりならんということ。

この二つ目の理由はいつかガメツイ名誉欲の塊のような
強権政治家が自分の銅像を立てようとしたときのための
抑えの役割をしてるんじゃないかなと想像しちゃいます。

大人になってからの社会科見学っていいものです。
ガイドさんが良かったのかとても充実した一時間でありました。

息子にきいてみました。
「おもしろかった?」

「うん。学校で自慢できるかなあ?」

できるできる。

以上
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by zhuangyuan | 2011-08-08 12:50 | 文化、歴史 | Comments(0)


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