中華 状元への道

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2011年 05月 11日

苗字の読み方の謎 韓国篇

先日、韓国企業に訪問しましたら社長さんと部長さんが同じ「柳」という姓でした。

ところが名刺の裏の英語表記を見ますと

社長さんが「Yu」
部長さんが「Ryu」

となってます。

そこで韓国語で読むとどうなるのですか?と尋ねると
やっぱり別でYuとRyuと読むとのこと。

漢字語の韓国読みは一字に一つだと思っていましたのびっくりしました。

韓国の姓で二つの読み方があるのはこの「柳」だけだといいます。
そこには複雑な事情があるんです。
なんて謎かけがあったところで話題はそのままとなりました。


そして今日、その謎がとけたのです。

ハングルレッスンでのはなし。

「이」(イ) の意味はわかるかと尋ねられ

「この」だとか「2」だとか答えますと
苗字の「李」もありますねとおそわった。

本来この「李」の字は「리」(り)と読みますが文頭にくることによって「이」(イ)の発音に変わります。

昔は文頭であっても리と書いて読み方だけが「イ」と読んだのですが
その後政府の書き方統一のなかで読み方に合わせて表記も리から이に変わったとの事。

そこで面白いのは北朝鮮の場合は表記を優先して発音を「リ」としたんだそうです。
同じ李さんでも韓国ではイさん、北朝鮮ではリさんとなるそうです。


そこで質問してみました。

そうであるなら柳さんはなぜ「ユ」さんと「リュウ」さんがいるのですか?

辿った道は同じだったといいます。

韓国では柳を류(リュウ)と書く。
ただ文頭になると유(ユ)と発音する。
そこで政府は柳の姓をすべて「ユ」と発音するように決めたそうです。

ところが柳一族のなかに「リュウ」という読み方にこだわる一族がいたそうです。
文化柳氏。

この一族はリュウと読ませろという運動を起し
結局政府に認めさせちゃったんですって。

その結果、文化柳氏はリュウさん、ユでもいいやという柳氏はユさんというややこしいことになったそうです。

なんか気になりますねこの文化柳氏。

以上
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by zhuangyuan | 2011-05-11 21:56 | 言葉 | Comments(2)
Commented by pegopa26 at 2011-11-19 22:05
アンニョンニーハオ(笑)

zhuangyuanさんのブログ、楽しく拝見させて頂いてます。

ご存知かもしれませんが…

頭音法則-朝鮮語小辞典
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/cgi-bin/enc/korenc.cgi?IndexPage

↑を開いて、左の上から38番目に頭音法則の項目があります。

※韓国では、頭音法則が適用される

※北朝鮮では、頭音法則が適用されない(北朝鮮で頭音法則が適用されないのは、1960年代の言語政策による人工的な発音矯正よるものである)

人工的に発音を矯正するなんて…

韓国や北朝鮮は、原理主義がはびこりやすいのでしょうか。

中庸

今井久美雄さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/kaznet227/e/59aed7daefb3b3bdb46bfa6bad20b5b2

↑こちらのブログは、私のお気に入りです♡♡♡

10 청주 한씨(淸州韓氏) 64万人
Commented by zhuangyuan at 2011-11-20 09:29
pegopa様 朝鮮語小事典もご紹介ブログもしりませんでした。いずれも知りたいことがつまってそうで楽しみです。朝鮮語のキリル文字表記法なんてのが魅力的。


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