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2005年 07月 18日

西康省 ロロ族 (記事数100個記念特別版)

先日また漫画を買ってしまいました。今度はbookoffで横山光輝「長征」なるものを見つけました。
1973年に最初に発刊されたもののリバイバルです。

またもや毛沢東率いる紅軍の話です。
蒋介石から逃れるため10万人の紅軍が1万2千キロを行軍し、最後に8千人が生き残るまでの
凄まじい戦いの話です。

そのクライマックスと言えるシーンに「大渡河」という大河を渡るところがあります。
この大河は西康省に位置しているとありました。

西康省?聞いたことない。どこだろう?
なんでも雲南省と四川省に接し、チベットにも接しているとのこと。

調べてみると1935年に始まり1955年に取り消された省でした。

この漫画によると当時ここを治めていた刘文辉は兵隊に給料を払わないため
兵隊は略奪を繰り返していたそうです。

そこで現地の少数民族との関係がかなり悪化しており、
特にロロ族地区は入ると活きて帰れないほどロロ族は漢民族を恨んでいたらしい。

历代统治阶级一贯实行民族压迫政策。因为相互歧视,纠纷、冲突时有发生,汉彝矛盾尖锐,所以彝族老百姓对官兵甚至对汉族怀有很大的戒备心理和敌对情绪。彝谚有:“石头不能做枕头,汉族不能做朋友”的说法。


訳:歴代の統治者は一貫して民族圧迫政策をとっており、相互に蔑視し、紛糾し衝突も起こった。漢族と彝族は矛盾が深刻で、彝族民衆は官兵や漢族に警戒心をもっており心理的に敵対感情をもっていた。彝族のことわざに次のようなものがある。「石ころは枕にできない、漢族は友達になれない」

ただ最短距離で大渡河を渡るためにはロロ族地区を通らなければならない。
そこで紅軍は通過を決断する。

結果としては共産党の民族平等方針(?)に意気投合したロロ族リーダーと同盟を結び
大渡河まで最短で到着できた。

ロロ族は中国では彝族(Yizu)といい少数民族の一つで現在776万人。
彝族人网というサイトを見てみると今年がその同盟の70周年にあたるそうです。

当時リーダーだった小叶丹は当時弱小だった共産党の政策に共感し今は弱小だが必ず戻ってくると信じ続け死ぬまで同盟旗を持ちつづけたとのこと。
朱德总司令署名的《中国工农红军布告》。布告称:“中国工农红军,解放弱小民族;一切夷汉平等,都是弟兄骨肉……

“只有共产党和红军讲民族平等,把我们彝人当人看。这样有信有义的军队一定会回来,万一我死了,你们一定要保护好这面旗帜,将来交给刘司令员。”


訳:朱徳総司令署名の中国工農紅軍布告によると中国工農紅軍は弱小民族を解放し、夷族と漢民族の一切を平等にし、皆骨肉を分けた兄弟であり・・・
共産党と紅軍だけが民族平等を主張し、我々彝族を人として扱った。このような義心のある軍隊は必ず帰ってくる。お前たちはこの旗を必ず保持し将来劉指令員にお渡しするんだ。



そして運命の大渡河に到着するのだがここは
その昔、太平天国軍も渡りきれずに滅亡した橋であった。
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蒋介石は言った。
‘我们体现了马克思的名言,世界历史上重要事件,可以说都出现两次,第一次是作为悲剧出现,第二次是作为喜剧出现’


訳:我々はマルクスの名言を体現した。すなわち世界歴史上の重要事件は全て二度出現する。
一度目は悲劇として出現し、二度目は喜劇として。
(二度目に失敗する毛沢東は喜劇だ)

可是历史并未重演。しかし歴史は繰り返さなかった。

お後がよろしいようで。

以上
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by zhuangyuan | 2005-07-18 21:32 | 文化、歴史 | Comments(0)


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