2010年 12月 18日

日本の水源を狙う中国投資家

先日中国からお客さんがあり経済動向について教えてもらいました。

開発投資は相変わらず多く、鉄鋼需要はまだまだ旺盛だとのこと。

ただ彼が懸念していたのは来年から始まる第12次五カ年計画で
国家が進める大プロジェクトはあらかた終了してしまうこと。
すると現在の消費量に合わせた鉄鋼供給能力が大幅に余ってしまうといいます。

「そうはいっても中国は大きいですから発展余地のある地域は多いですよね?
西部開発なんかも残ってますよね?」

と尋ねてみました。

「西部は開発余地がありますが問題が多いです。」

おしえてくれたのは次の問題。

まず水がないと。
水が絶対的に不足している。

もうひとつは環境問題。
乱開発で汚染がひどい。
大河の上流地域で水質汚濁などの問題が起こると
下流域の大都市まで影響をあたえてしまうと。

そして資源もない。
現在ですら経済発展を国内資源だけでまかなえないゆえ
海外から資源を輸入している。
その資源は沿岸大都市で吸収されている。
それを内陸まで運ぶコストが問題となるとのこと。
そもそも運ぶだけの資源が調達できるのか?


その中でも最も問題なのは水でしょう。

水は昔から足りなかった。
発展したらさらに足りない。

水がなければ人は住めませんし。
農業もできないし工業もできない。
工業にも大量の水が必要です。

水をめぐる話にこんな映画を思い出しました。
「古井戸(老井/OLD WELL)」映画はこちら主演、张艺谋。

井戸が枯れても土地に執着し
新しい井戸を探しにゆく男のストイックな物語。
中国の枯れた大地の圧倒的なスケールに人間の無力さを感じます。
でも強いのです人間は。

映像のインパクトは凄い。
水枯渇の話が出るとすぐ映画のシーンが蘇る。
果てしない赤い大地。
水は出ない。



そんな水不足の中国これからどうなる?

投資家たちが動き始めているそうです。

今日、報道特集でやってました。
日本の土地を次々に・・・中国人買収の狙いは?

最近中国投資家が日本の土地を買っているといいますが
都市部やリゾートだけでなく森林なんかも買ってるそうです。

ある北京のオバチャンは投資目的で温泉の出る別荘地を買い付けた。
他の投資家は森林をおさえた。

それは水資源を狙ってのことなんですって。
将来の水資源戦争に備えて水源を押さえる。

水不足に対応するためというか
水不足になる将来まで寝かせておいて
土地の価値があがったら高値で転売してやろうって感じです。

なんかそれが中国からっていうと
13億という想像しがたい人口を背景とした需要がイメージされるので
それ知れぬ恐ろしさを感じてしまいます。

北海道は来年森林買収規制に乗り出すそうです。

ところで肝心の日本は水が豊かなのでしょうか?
感覚的にいうと海に囲まれて、森林も多く、雨も多いので豊かかなと思います。

でもそうでもないみたい。
グローバルウォータ・ジャパン 吉村和就氏(前編)日本は水で滅びる!手遅れになる前にできることは?

降水量は世界平均の二倍だが、一人当たりの降水量となると世界平均の三分の一しかないんですって。

そんなところに魔の手が伸びる。
ああおそろしい。

以上
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by zhuangyuan | 2010-12-18 22:32 | 時事 | Comments(0)


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